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綺麗で、格好良くて、強そう
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朝。
目覚めると、ヨアンが枕に顔をつけたままシュメルヒを見ていた。
大きな緑の目と目が合って、小さく息を呑む。我知らず、枕の下に手を伸ばしそうになった。
(大丈夫、ちゃんと元の場所に戻してある)
「おはよう」
「おはようございます……起きて、ずっと見ていらしたのですか」
「うん。夫の特権を行使してるだけだから、妃は気にせず二度寝でもしていいよ」
「……起きます」
シュメルヒの寝顔を眺めるのがどうして特権になるのか皆目分からない。
(特権というなら私の方だ。起きたらヨアン様のお顔を見られるなんて)
とはいえ、まだ起きるには早い時間であるらしかった。しばらく寝台の上で横になったり枕に背を預けてだらだらと時を弄ぶ。ヨアンとの他愛ない話はいくらでも湧いてきたし、ふいに沈黙が降りてきても嫌な気分になることもない。
ややして、空が白み窓からの陽光が部屋を暖めはじめると、アンヌが寝室に入ってきて、天蓋のとばりを開けた。
「おはようございます、お二人とも。よくお休みになられましたか?」
てきぱきと朝の支度をしていくアンヌが隣室を示した。
「朝食の用意をしていますので、あちらへどうぞ」
向かうと、ハビエルが給仕をしている。四脚ある楕円のテーブルの上にはほかほかと湯気を立てる朝食が用意されていた。それを見たヨアンが何かに思い当たった顔をした。
「そう言えば、昨日の晩、妃は僕とほぼ同時に食べ終えてたな」
夕食のことか。それがどうしたのだろう。
シュメルヒが首を傾げると、ヨアンはまるで子供の成長を褒めるような目をしていた。
「だって前は会話するのと食べるのが同時に出来なくて、いつも残してたから。……誰かと食事することに慣れたんだなあ、と思って」
言われて初めて気づいた。ヨアンと食事する習慣になれていたおかげで、宮廷人やエセル王妃の采配で出席した会食もなんとか不自然でない程度にこなすことができた。
それにしても、ヨアンの観察眼には驚かされる。
「よくそんなことまでお気が付かれますね」
「だって妃が頑張ったんだろ? 変化があるってことは、そういうことだから」
シュメルヒは黙って顔を俯けた。
給仕の手を止めたハビエルが、そんなシュメルヒの様子を見て目元を柔らかくさせている。
「ヨアン殿下の仰る通りです。良かったですね、シュメルヒ様」
こくんと頷く。照れくさい。人並みのことができるようになっただけで褒められると、申し訳ない気分になってくる半面、やはり嬉しいものは嬉しい。
(そうか……私は頑張ったのか)
些細なことでも、人より十数年遅れていても。
シュメルヒは朝日の中で何かきらめくものを発見したような心地でヨアンとともに食卓に付いた。
久しぶりのヨアンとの食事は、今までの味気無さが嘘のようにおいしかった。
◆
審理の結果がどのようにもたらされるのか、シュメルヒは既に知っていた。
前世で同様の審理があり、ヨアンは儀式を完遂できず貴族議会で結果を下げ渡されていた……その場には当然、シュメルヒも同席していたが。
(ヨアン様に付き添うこともなく、ただ傍観していた……まるで他人事のように)
当時は儀式がどんなものかも知らずにいた。きっとあの時のヨアンも、今世と同じく水から這い上がってくる怪物を迎え打ったのではないか。
「こういう時、妃は来なくても良いって言えたら、男らしいのかもしれないけど……」
「ヨアン様。私も男ですよ。ヨアン様と一緒に参ります」
「それもそうか……なら妃は僕の傍で、どんな結果でも、何を言われても、見届けてほしい」
もちろんですと、シュメルヒはヨアンの目を見て首肯した。
公の場ということもあり、それなりの身支度をする。シュメルヒは一度部屋へ戻り、ハビエルにエセル王妃から賜った黒衣とよく似た別の一着を用意してもらった。
妃としての交流が増えたため、ハビエルと相談して何着が新しく仕立てることにした。どうやらエセル王妃の茶会での印象が濃かったようで、宮廷人はシュメルヒと言えば黒衣を連想するらしい。
エセル王妃から『貴族の間で流行っているのよ。貴方の真似をして、同じような服を仕立てるのが』と聞かされた時は面食らったが、人々から好意的に見られているなら、その印象は使わせてもらおう。
ヨアンの瞳の色の耳飾りと、銀の刺繍を施した衣服を身に着け、長い髪は高い位置で結い上げ、銀の紐で結わえた。飾り気はさほどないが、今日の場の雰囲気にはちょうどいいだろう。
いつの間にか、ハビエルにその日着る服を選ばせるのではなく、自分で決めるようになった。
あれこれ見繕いながら、手早く場に合わせた組み合わせを決めていく。
『自分をどう見せたいかを思い描きながら、小さな装飾品に至るまで選ぶのが肝要』と、エセル王妃は言った。
贅沢の戒めは忘れていない。ただ、必要な分を見極め、ヨアンの隣にふさわしい装いでなくてはならない。
考えた末に、宝飾の類は控えめに、その代わりにオスロ伝統の刺繍だけはふんだんに取り入れることにした。オスロの刺繍は職人技で、妃であるシュメルヒが率先していつも身に纏うことで、外交の場では目を引き、産業の受注にもつながればいいと思ってのことだ。
少なくとも国内生産の方は、エセル王妃の言った事が本当なら、幾分かは貢献できているのではないだろうか。イレニアの特産品は生糸だから、オスロの職人との相性は良い。下火にさせておくのはもったいなかった。
『流行や伝統の復活というのは、注目を集める人間が他者へ波及させて広まのよ。それだけ貴方の影響力がるというのは、ヨアンにとっても喜ばしいことだわ』
——これもエセル王妃の言葉だった。
彼女のことは、ヨアンとの間にわだかまりがあるとはいえ、以前のように苦手ではなくなっていた。ちょっと変わった御人かもしれないが、本人が望むように、ヨアンととの関係が良い方向に向かえばいいと思う。それがヨアンにとっても喜ばしいことであるなら、猶更。
身支度を終えてヨアンの部屋に戻ると、ヨアンはじっとシュメルヒを見つめた。
「それ……なんていうか、すごく」
「私に似合っていると思いませんか?」
わざと普段は言わないことを口にすると、狙い通りヨアンはおかしそうに笑ってくれた。
(緊張をほぐしてくださればいいが……)
「うん、似合ってる。すごく綺麗で、格好良くて、強そうだ」
「強そう……ですか?」
「うん、強そう。妃は結構気が強いから、よく似合ってる」
ヨアンは眩しいものを見るように目を眇めている。エセル王妃にも同じことを言われたが、どうしてこうも、イレニアでの評価と食い違うのだろうか……解せない。
ヨアンが喜んでいるから、シュメルヒとしてはどちらでも構わないが。こっそりと、背後に控えていたハビエルに尋ねてみた。
「ハビ、この格好おかしいでしょうか」
「ヨアン殿下のあれは誉め言葉ですよ。お嫌なら、別の服をご用意しましょうか?」
「いえ。気に入っているので、このままにします」
ハビエルがヨアンと同じ表情をした。
「なんですか」
「いえ。はっきりとご自身の好みを口にされるようになられたなあ、と」
(もしかして、私はイレニアにいた頃と少し変わってきたのだろうか)
自分では大差がないと思うが、もしそうなら——。
(ヨアン様や……ハビや、他にもオスロで出会った人々が私をそうさせたに違いない)
ぼんやり感慨にふけっていると、ヨアンが手を差し出した。
「それじゃあ、行こうか」
「はい、ヨアン様」
シュメルヒは手袋を嵌めた手を、自然にヨアンの手の上に乗せた。
目覚めると、ヨアンが枕に顔をつけたままシュメルヒを見ていた。
大きな緑の目と目が合って、小さく息を呑む。我知らず、枕の下に手を伸ばしそうになった。
(大丈夫、ちゃんと元の場所に戻してある)
「おはよう」
「おはようございます……起きて、ずっと見ていらしたのですか」
「うん。夫の特権を行使してるだけだから、妃は気にせず二度寝でもしていいよ」
「……起きます」
シュメルヒの寝顔を眺めるのがどうして特権になるのか皆目分からない。
(特権というなら私の方だ。起きたらヨアン様のお顔を見られるなんて)
とはいえ、まだ起きるには早い時間であるらしかった。しばらく寝台の上で横になったり枕に背を預けてだらだらと時を弄ぶ。ヨアンとの他愛ない話はいくらでも湧いてきたし、ふいに沈黙が降りてきても嫌な気分になることもない。
ややして、空が白み窓からの陽光が部屋を暖めはじめると、アンヌが寝室に入ってきて、天蓋のとばりを開けた。
「おはようございます、お二人とも。よくお休みになられましたか?」
てきぱきと朝の支度をしていくアンヌが隣室を示した。
「朝食の用意をしていますので、あちらへどうぞ」
向かうと、ハビエルが給仕をしている。四脚ある楕円のテーブルの上にはほかほかと湯気を立てる朝食が用意されていた。それを見たヨアンが何かに思い当たった顔をした。
「そう言えば、昨日の晩、妃は僕とほぼ同時に食べ終えてたな」
夕食のことか。それがどうしたのだろう。
シュメルヒが首を傾げると、ヨアンはまるで子供の成長を褒めるような目をしていた。
「だって前は会話するのと食べるのが同時に出来なくて、いつも残してたから。……誰かと食事することに慣れたんだなあ、と思って」
言われて初めて気づいた。ヨアンと食事する習慣になれていたおかげで、宮廷人やエセル王妃の采配で出席した会食もなんとか不自然でない程度にこなすことができた。
それにしても、ヨアンの観察眼には驚かされる。
「よくそんなことまでお気が付かれますね」
「だって妃が頑張ったんだろ? 変化があるってことは、そういうことだから」
シュメルヒは黙って顔を俯けた。
給仕の手を止めたハビエルが、そんなシュメルヒの様子を見て目元を柔らかくさせている。
「ヨアン殿下の仰る通りです。良かったですね、シュメルヒ様」
こくんと頷く。照れくさい。人並みのことができるようになっただけで褒められると、申し訳ない気分になってくる半面、やはり嬉しいものは嬉しい。
(そうか……私は頑張ったのか)
些細なことでも、人より十数年遅れていても。
シュメルヒは朝日の中で何かきらめくものを発見したような心地でヨアンとともに食卓に付いた。
久しぶりのヨアンとの食事は、今までの味気無さが嘘のようにおいしかった。
◆
審理の結果がどのようにもたらされるのか、シュメルヒは既に知っていた。
前世で同様の審理があり、ヨアンは儀式を完遂できず貴族議会で結果を下げ渡されていた……その場には当然、シュメルヒも同席していたが。
(ヨアン様に付き添うこともなく、ただ傍観していた……まるで他人事のように)
当時は儀式がどんなものかも知らずにいた。きっとあの時のヨアンも、今世と同じく水から這い上がってくる怪物を迎え打ったのではないか。
「こういう時、妃は来なくても良いって言えたら、男らしいのかもしれないけど……」
「ヨアン様。私も男ですよ。ヨアン様と一緒に参ります」
「それもそうか……なら妃は僕の傍で、どんな結果でも、何を言われても、見届けてほしい」
もちろんですと、シュメルヒはヨアンの目を見て首肯した。
公の場ということもあり、それなりの身支度をする。シュメルヒは一度部屋へ戻り、ハビエルにエセル王妃から賜った黒衣とよく似た別の一着を用意してもらった。
妃としての交流が増えたため、ハビエルと相談して何着が新しく仕立てることにした。どうやらエセル王妃の茶会での印象が濃かったようで、宮廷人はシュメルヒと言えば黒衣を連想するらしい。
エセル王妃から『貴族の間で流行っているのよ。貴方の真似をして、同じような服を仕立てるのが』と聞かされた時は面食らったが、人々から好意的に見られているなら、その印象は使わせてもらおう。
ヨアンの瞳の色の耳飾りと、銀の刺繍を施した衣服を身に着け、長い髪は高い位置で結い上げ、銀の紐で結わえた。飾り気はさほどないが、今日の場の雰囲気にはちょうどいいだろう。
いつの間にか、ハビエルにその日着る服を選ばせるのではなく、自分で決めるようになった。
あれこれ見繕いながら、手早く場に合わせた組み合わせを決めていく。
『自分をどう見せたいかを思い描きながら、小さな装飾品に至るまで選ぶのが肝要』と、エセル王妃は言った。
贅沢の戒めは忘れていない。ただ、必要な分を見極め、ヨアンの隣にふさわしい装いでなくてはならない。
考えた末に、宝飾の類は控えめに、その代わりにオスロ伝統の刺繍だけはふんだんに取り入れることにした。オスロの刺繍は職人技で、妃であるシュメルヒが率先していつも身に纏うことで、外交の場では目を引き、産業の受注にもつながればいいと思ってのことだ。
少なくとも国内生産の方は、エセル王妃の言った事が本当なら、幾分かは貢献できているのではないだろうか。イレニアの特産品は生糸だから、オスロの職人との相性は良い。下火にさせておくのはもったいなかった。
『流行や伝統の復活というのは、注目を集める人間が他者へ波及させて広まのよ。それだけ貴方の影響力がるというのは、ヨアンにとっても喜ばしいことだわ』
——これもエセル王妃の言葉だった。
彼女のことは、ヨアンとの間にわだかまりがあるとはいえ、以前のように苦手ではなくなっていた。ちょっと変わった御人かもしれないが、本人が望むように、ヨアンととの関係が良い方向に向かえばいいと思う。それがヨアンにとっても喜ばしいことであるなら、猶更。
身支度を終えてヨアンの部屋に戻ると、ヨアンはじっとシュメルヒを見つめた。
「それ……なんていうか、すごく」
「私に似合っていると思いませんか?」
わざと普段は言わないことを口にすると、狙い通りヨアンはおかしそうに笑ってくれた。
(緊張をほぐしてくださればいいが……)
「うん、似合ってる。すごく綺麗で、格好良くて、強そうだ」
「強そう……ですか?」
「うん、強そう。妃は結構気が強いから、よく似合ってる」
ヨアンは眩しいものを見るように目を眇めている。エセル王妃にも同じことを言われたが、どうしてこうも、イレニアでの評価と食い違うのだろうか……解せない。
ヨアンが喜んでいるから、シュメルヒとしてはどちらでも構わないが。こっそりと、背後に控えていたハビエルに尋ねてみた。
「ハビ、この格好おかしいでしょうか」
「ヨアン殿下のあれは誉め言葉ですよ。お嫌なら、別の服をご用意しましょうか?」
「いえ。気に入っているので、このままにします」
ハビエルがヨアンと同じ表情をした。
「なんですか」
「いえ。はっきりとご自身の好みを口にされるようになられたなあ、と」
(もしかして、私はイレニアにいた頃と少し変わってきたのだろうか)
自分では大差がないと思うが、もしそうなら——。
(ヨアン様や……ハビや、他にもオスロで出会った人々が私をそうさせたに違いない)
ぼんやり感慨にふけっていると、ヨアンが手を差し出した。
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