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第四章:交流
4-3:貴重な労働力(なかま)
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「……というわけで」
私は、集会所の、冷え切った囲炉裏(いろり)の前で、改めて、カイ・アシュトンと、エドガー村長を、向かい合わせに座らせていた。
あの後、ゴミ捨て場で立ち話もなんだと、私が半ば強引に二人を連れ帰ってきたのだ。
カイの衝撃的な「忠誠宣言」と「頬の泥を拭う」という、あまりにも貴族の常識からかけ離れた行動に、遠巻きに見ていた村人たちは、もはや恐怖も困惑も通り越し、「何かすごいものを見てしまった」という、一種の呆然自失(ぼうぜんじしつ)の表情で、私たち三人が通り過ぎるのを、ただ見送っていた。
(……とりあえず、落ち着こう、私)
私は、エドガーの奥方が、無言で差し出してくれた(ただし、その目は「アンタはいったい、次は何を連れてきたんだい」と、雄弁に語っていた)白湯(さゆ)の入った、欠けた木の器を、カイとエドガーの前に置いた。
「……カイ。あなたの覚悟は、わかったわ。……でも」
私は、自分にも白湯を注ぎながら、頭の中を整理する。
「……本気なのね? 王都を、捨ててきた。……つまり、もう、戻れないのよ?」
「ああ、本気だ」
カイは、熱い白湯を、顔色一つ変えずにすすった。その所作には、騎士としての品格が、まだ残っている。
「俺はもう、王国騎士カイ・アシュトンじゃない。ただの、カイだ。……ファティマ様が、俺を『不審者』として追い出さない限りは、ここにいる」
「……不審者、は、訂正するわ」
私は、先ほどの自分の取り乱しようを思い出し、顔が熱くなるのを感じた。
「……しかし」
それまで黙って腕を組み、二人のやり取りを観察していたエドガーが、重い口を開いた。
その氷の瞳は、カイの、背に置かれた巨大な剣(クレイモア)と、その鍛え上げられた肉体を、値踏みするように、じろじろと見ている。
「……カイ、殿、と、お呼びすればよいかな」
「カイでいい。村長」
「……では、カイ殿。貴殿の『覚悟』は、わかった。……だが、我々にとっても、貴殿は『異物』だ。……王都の騎士様が、我々のような『土に這いつくばる者』と、同じ暮らしができると、本気でお思いか?」
エドガーの問いは、現実的で、冷徹だった。
この村に、騎士様が泊まれるような宿も、食べられるような、まともな食事も、ない。
「……同じ暮らし、か」
カイは、ふ、と息を漏らした。
「……エドガー村長。失礼だが、俺は、あの『腐った』王都で、貴族たちの『お遊び』のような警護をするよりも、よほど、有意義なことができると思っているが」
「……ほう?」
「ファティマ様は、先ほど、『土を作る』と、おっしゃった」
カイの視線が、私に移る。
「……俺は、王都の農園で、貴女が、誰にも見られず、一人で、黙々と、石灰を運び、腐葉土を混ぜている姿を、何度も、見てきた」
「……え!? 見てたの!?」
「ああ。……貴族令嬢が、爪に土を入れ、汗まみれになって、ひたすら土を改良する姿をな」
(……うそ、……恥ずかしすぎる……!)
私(ファティマ)の、唯一の「趣味」であり「ストレス解消」だった、あの秘密の土いじりを、よりによって、彼に、全部、見られていたなんて!
「……あの時、俺は、貴女が何をしたいのか、さっぱりわからなかった。……だが、今、この村に来て、あの『死んだ畑』と、『死んだ目』をした村人たちを見て、そして、あの『ゴミ捨て場』で、狂人のように鍬(くわ)を振るう貴女を見て、ようやく、わかった」
カイは、エドガーに向き直った。
「……このお方は、本気だ。……この、死んだ土地を、本当に、生き返らせるつもりだ。……違うか?」
「…………」
エドガーは、カイの真っ直ぐな視線に、何も答えない。
「……俺は、騎士だ。剣の腕には、自信がある。……だが、土のことは、何も知らん」
カイは、そう言うと、持っていた木の器を、囲炉裏の縁に、静かに置いた。
そして、
「……ファティマ様」
彼は、私に向かって、片膝をつき、深く、頭(こうべ)を垂れた。
「……な、カイ!? 何を……!」
「俺を、『労働力』として、使っていただきたい」
「……え?」
「貴女の『知識』は、俺にはない。だが、俺には『力』がある。……あの、鍬(もどき)を振り回す貴女の姿は、あまりにも、非効率で、危なっかしすぎた」
(……うっ)
(……事実だから、何も言い返せない……!)
「……土を掘るのも、木を切るのも、あの『箱(コンポスト)』とやらを作るのも、俺がやる。……貴女は、貴女にしかできないこと――『指導』をしてくれればいい」
彼は、頭を下げたまま、続けた。
「……これは、騎士としての『忠誠』じゃない。……ただの男、カイとしての、貴女への『信頼』だ。……俺は、貴女の『やり方』が、正しいと、信じている」
「…………」
集会所が、しん、と静まり返った。
聞こえるのは、あの乾いた風の音と、私の、高鳴る鼓動だけ。
(……労働力)
(……貴重な、労働力……!)
(……それも、この世界(異世界)の、屈強な、元・騎士!)
私(みのり)の「農協魂」が、この、あまりにも魅力的すぎる「提案」に、激しく反応していた。
(……人手は、いくらあっても足りない!)
(……私が、あの原始的な鍬(もわ)で、フンの山を崩すのに、どれだけ時間がかかるか!)
(……彼がいれば、堆肥(コンポスト)作りが、一気に、進む!)
私は、ファティマ(公爵令嬢)としての、最後の、か弱い羞恥心(しゅうちしん)を、心の奥底に、ぐっと、押し込めた。
「……顔を、上げて、カイ」
「……」
「……わかったわ。あなたの『労働力』、ありがたく、使わせてもらうわね」
「……感謝する」
カイが、顔を上げる。その口元には、満足そうな笑みが浮かんでいた。
「……ただし!」
私は、ビシッと、人差し指を彼に突きつけた。
「……貴族扱いは、なしよ。あなたは『ただのカイ』。私は『ただのファティマ』。……いいえ、今日から私は、この村の『農業指導員』ファティマよ」
「……農業指導員?」
「そう。……そして、カイ。あなたは、私の、大事な『助手』……兼、『力仕事(おもに土木)担当』よ! 文句は、ないわね!?」
「……ははっ」
カイは、私のその「肩書き」に、一瞬目を丸くした後、今日一番、楽しそうに、声を上げて笑った。
「……承知した、『指導員様』」
「……やれやれ」
その時、それまで、ずっと、腕を組んだまま、地蔵のように固まっていたエドガーが、深いため息をついた。
「……どうやら、この村には、二人も、気が触れた『お遊び』が、始まったらしいわい」
その声は、呆れ果てていたが、しかし、今朝、私を「魔女」として詰問(きつもん)した時の、あの冷たい「棘(とげ)」は、不思議と、消え失せていた。
私は、集会所の、冷え切った囲炉裏(いろり)の前で、改めて、カイ・アシュトンと、エドガー村長を、向かい合わせに座らせていた。
あの後、ゴミ捨て場で立ち話もなんだと、私が半ば強引に二人を連れ帰ってきたのだ。
カイの衝撃的な「忠誠宣言」と「頬の泥を拭う」という、あまりにも貴族の常識からかけ離れた行動に、遠巻きに見ていた村人たちは、もはや恐怖も困惑も通り越し、「何かすごいものを見てしまった」という、一種の呆然自失(ぼうぜんじしつ)の表情で、私たち三人が通り過ぎるのを、ただ見送っていた。
(……とりあえず、落ち着こう、私)
私は、エドガーの奥方が、無言で差し出してくれた(ただし、その目は「アンタはいったい、次は何を連れてきたんだい」と、雄弁に語っていた)白湯(さゆ)の入った、欠けた木の器を、カイとエドガーの前に置いた。
「……カイ。あなたの覚悟は、わかったわ。……でも」
私は、自分にも白湯を注ぎながら、頭の中を整理する。
「……本気なのね? 王都を、捨ててきた。……つまり、もう、戻れないのよ?」
「ああ、本気だ」
カイは、熱い白湯を、顔色一つ変えずにすすった。その所作には、騎士としての品格が、まだ残っている。
「俺はもう、王国騎士カイ・アシュトンじゃない。ただの、カイだ。……ファティマ様が、俺を『不審者』として追い出さない限りは、ここにいる」
「……不審者、は、訂正するわ」
私は、先ほどの自分の取り乱しようを思い出し、顔が熱くなるのを感じた。
「……しかし」
それまで黙って腕を組み、二人のやり取りを観察していたエドガーが、重い口を開いた。
その氷の瞳は、カイの、背に置かれた巨大な剣(クレイモア)と、その鍛え上げられた肉体を、値踏みするように、じろじろと見ている。
「……カイ、殿、と、お呼びすればよいかな」
「カイでいい。村長」
「……では、カイ殿。貴殿の『覚悟』は、わかった。……だが、我々にとっても、貴殿は『異物』だ。……王都の騎士様が、我々のような『土に這いつくばる者』と、同じ暮らしができると、本気でお思いか?」
エドガーの問いは、現実的で、冷徹だった。
この村に、騎士様が泊まれるような宿も、食べられるような、まともな食事も、ない。
「……同じ暮らし、か」
カイは、ふ、と息を漏らした。
「……エドガー村長。失礼だが、俺は、あの『腐った』王都で、貴族たちの『お遊び』のような警護をするよりも、よほど、有意義なことができると思っているが」
「……ほう?」
「ファティマ様は、先ほど、『土を作る』と、おっしゃった」
カイの視線が、私に移る。
「……俺は、王都の農園で、貴女が、誰にも見られず、一人で、黙々と、石灰を運び、腐葉土を混ぜている姿を、何度も、見てきた」
「……え!? 見てたの!?」
「ああ。……貴族令嬢が、爪に土を入れ、汗まみれになって、ひたすら土を改良する姿をな」
(……うそ、……恥ずかしすぎる……!)
私(ファティマ)の、唯一の「趣味」であり「ストレス解消」だった、あの秘密の土いじりを、よりによって、彼に、全部、見られていたなんて!
「……あの時、俺は、貴女が何をしたいのか、さっぱりわからなかった。……だが、今、この村に来て、あの『死んだ畑』と、『死んだ目』をした村人たちを見て、そして、あの『ゴミ捨て場』で、狂人のように鍬(くわ)を振るう貴女を見て、ようやく、わかった」
カイは、エドガーに向き直った。
「……このお方は、本気だ。……この、死んだ土地を、本当に、生き返らせるつもりだ。……違うか?」
「…………」
エドガーは、カイの真っ直ぐな視線に、何も答えない。
「……俺は、騎士だ。剣の腕には、自信がある。……だが、土のことは、何も知らん」
カイは、そう言うと、持っていた木の器を、囲炉裏の縁に、静かに置いた。
そして、
「……ファティマ様」
彼は、私に向かって、片膝をつき、深く、頭(こうべ)を垂れた。
「……な、カイ!? 何を……!」
「俺を、『労働力』として、使っていただきたい」
「……え?」
「貴女の『知識』は、俺にはない。だが、俺には『力』がある。……あの、鍬(もどき)を振り回す貴女の姿は、あまりにも、非効率で、危なっかしすぎた」
(……うっ)
(……事実だから、何も言い返せない……!)
「……土を掘るのも、木を切るのも、あの『箱(コンポスト)』とやらを作るのも、俺がやる。……貴女は、貴女にしかできないこと――『指導』をしてくれればいい」
彼は、頭を下げたまま、続けた。
「……これは、騎士としての『忠誠』じゃない。……ただの男、カイとしての、貴女への『信頼』だ。……俺は、貴女の『やり方』が、正しいと、信じている」
「…………」
集会所が、しん、と静まり返った。
聞こえるのは、あの乾いた風の音と、私の、高鳴る鼓動だけ。
(……労働力)
(……貴重な、労働力……!)
(……それも、この世界(異世界)の、屈強な、元・騎士!)
私(みのり)の「農協魂」が、この、あまりにも魅力的すぎる「提案」に、激しく反応していた。
(……人手は、いくらあっても足りない!)
(……私が、あの原始的な鍬(もわ)で、フンの山を崩すのに、どれだけ時間がかかるか!)
(……彼がいれば、堆肥(コンポスト)作りが、一気に、進む!)
私は、ファティマ(公爵令嬢)としての、最後の、か弱い羞恥心(しゅうちしん)を、心の奥底に、ぐっと、押し込めた。
「……顔を、上げて、カイ」
「……」
「……わかったわ。あなたの『労働力』、ありがたく、使わせてもらうわね」
「……感謝する」
カイが、顔を上げる。その口元には、満足そうな笑みが浮かんでいた。
「……ただし!」
私は、ビシッと、人差し指を彼に突きつけた。
「……貴族扱いは、なしよ。あなたは『ただのカイ』。私は『ただのファティマ』。……いいえ、今日から私は、この村の『農業指導員』ファティマよ」
「……農業指導員?」
「そう。……そして、カイ。あなたは、私の、大事な『助手』……兼、『力仕事(おもに土木)担当』よ! 文句は、ないわね!?」
「……ははっ」
カイは、私のその「肩書き」に、一瞬目を丸くした後、今日一番、楽しそうに、声を上げて笑った。
「……承知した、『指導員様』」
「……やれやれ」
その時、それまで、ずっと、腕を組んだまま、地蔵のように固まっていたエドガーが、深いため息をついた。
「……どうやら、この村には、二人も、気が触れた『お遊び』が、始まったらしいわい」
その声は、呆れ果てていたが、しかし、今朝、私を「魔女」として詰問(きつもん)した時の、あの冷たい「棘(とげ)」は、不思議と、消え失せていた。
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