40 / 46
第9章:愚かなる奪還と最強の盾
9-5:最強の盾と、婚約者
しおりを挟む
「ひ、退くぞ! 総員、撤退だ!」
騎士隊長は、我に返ると、這う這うの体で立ち上がった。その声は、もはや王都の騎士としての威厳など微塵もなく、ただ魔獣の巣から逃げ出す敗残兵のそれだった。
剣を砕かれ、足元を凍らされた騎士たちは、互いに肩を貸し合い、雪崩を打って森の奥へと逃げていく。
彼らにとって、この小屋は、もはや「慈悲」を与える対象ではなく、王国最強の魔術師とその伴侶が住まう、不可侵の「聖域」となっていた。
カイラスは、その無様な背中を、追撃することなく、ただ冷たく見送っていた。
森に、再び静寂が戻る。
残されたのは、砕けた剣の柄と、彼らが放った恐怖の匂いだけだった。
ルシルは、まだ心臓が激しく鼓動しているのを自覚しながら、隣に立つカイラスの横顔を見上げた。
(守って、くれた)
王宮では、誰も彼女を守ってくれなかった。婚約者だったはずのジェラルドでさえ、アデリーナの偽りの涙を信じ、彼女を断罪した。
だが、カイラスは、王命に背き、王都の騎士団を敵に回してまで、彼女の前に立ち、彼女を「大薬師」だと宣言してくれた。
「カイラス様、あの、ありがとうございます」
ルシルが、絞り出すように感謝の言葉を口にすると、その声は微かに震えた。
カイラスは、ルシルの言葉には応じず、逃げ去っていく騎士団の背中に向かって、静かに、しかし、森全体に響き渡るような、冷徹な声で、最後の「宣言」を放った。
「王都に帰ったら、ジェラルド殿下に、そう伝えろ」
森の奥で、足を止めた騎士たちが、恐怖に振り返る。
「彼女は、わたくしの領地が認めた『大薬師』であり、わたくしの命の恩人である、と」
カイラスは、そこで一度、言葉を切った。
そして、ルシルの肩を、優しく、しかし力強く抱き寄せた。
「!」
ルシルは、突然の行動に、驚きと、それ以上の熱で、顔が真っ赤になった。彼女の頬が、カイラスの黒い軍服の柔らかな生地に触れる。彼の体から伝わる穏やかで、しかし圧倒的な熱が、ルシルの全身の血を一気に温めた。
カイラスは、ルシルを自分の腕の中に抱き寄せたまま、その蒼い瞳で、遠くの騎士たちを射抜いた。
「そして何より」
彼の声には、先ほどの冷たさとは違う、絶対的な所有の意志と、ルシルに対する、不器用ながらも真剣な「熱」が込められていた。それは、王都の騎士たちが、この辺境伯の命の源(ルシル)を、二度と手放さないという、冷徹な決意を感じるほどだった。
「――彼女は、わたくしの婚約者だ」
「こ、婚約者!?」
ルシルが、カイラスの腕の中で、驚きの声を上げた。
(い、いつの間に!? 対価の服をくれた時ですら、ただの『論理』だったのに!)
彼女の脳裏で、これまでのカイラスの行動が、走馬灯のように駆け巡る。彼が彼女に最高級の物資を与え、彼女の安全を完璧に保障し、彼女の仕事に心からの尊敬を払ったこと。それらは全て、「最高に価値ある婚約者」を得るための、彼なりの「論理的な根回し」だったのではないか。
その宣言は、ルシル自身にとっても、そして、森の奥でそれを聞いた騎士たちにとっても、カイラスが放った【コキュートス】以上の、決定的な一撃だった。
王国最強の魔術師が、『偽聖女』と断罪された女を、「婚約者」として庇護すると、王国全土に宣言したのだ。
それは、王太子ジェラルドの「婚約破棄」に対する、完全なる「上書き」であり、ルシルという存在の所有権が、王太子から辺境伯へ、完全に移ったことを意味していた。
「そ、そんな、馬鹿な」
騎士たちは、絶望のあまり、その場に再び膝をついた。
彼らが連れ戻そうとしたのは、ただの薬師ではない。宿敵とも言える、辺境伯カイラスの「婚約者」だったのだ。
任務は、失敗。
それどころか、王国は、最強の魔術師を、完全に敵に回した。
騎士たちは、もはや戦う意志も、王都に戻る気力さえも失い、嘆きの森の闇の中へと、敗走していった。
小屋の前には、カイラスと、彼の腕の中で真っ赤になって固まっているルシルだけが残された。
「あ、あの、カイラス様」
ルシルが、顔を上げて彼を見つめると、カイラスは、初めて見せる、悪戯が成功した子供のような、ごく微かな笑みを浮かべた。
彼の瞳は、先ほどの戦闘魔力で輝いていた時とは違い、優しく、そして、どこか満たされた光を宿していた。
「これが、最も『合理的』な解決策だ」
彼は、ルシルの顎にそっと触れ、彼女の視線を固定した。
「貴女をわたくしの隣に置くこと。それが、貴女の安全を永続的に保障し、わたくしの生命線を確保する、唯一の論理的な結論だ」
「ご、合理的、ですか!?」
ルシルは、彼の**「論理」**という言葉に、再び戸惑いを覚えた。しかし、彼の指先から伝わる熱は、単なる論理では説明できない、彼女への執着と熱い想いを帯びていた。
(この人は、論理という名の鎧を纏っているけれど、その奥で、わたくしを……)
「ああ。わたくしの婚約者であれば、王太子も、二度と手出しはできまい。貴女の自由な研究生活も、永遠に続く。それに」
カイラスは、そこで言葉を切った。彼の蒼い瞳が、ルシルの動揺した瞳を、深く見つめる。
「それに、わたくし自身が、貴女を誰にも渡したくない。これが、論理の根幹にある、わたくしの個人的な欲求だ」
彼は、そう付け加えると、ルシルの唇に、静かに、しかし決意を込めた口付けを落とした。
それは、彼の人生から長年の苦痛を、そして彼女の人生から追放の屈辱を、同時に消し去るような、力強く、清冽な口付けだった。
ルシルは、彼の腕の中で、驚きと、抗いようのない情熱に包まれた。
王宮の冷たい愛とは違う、この辺境の地で生まれた、論理と真実に裏打ちされた、温かいプロポーズ。
追放された『偽聖女』は、王国最強の盾に守られ、その「婚約者」という、王宮の誰よりも確かな地位と、愛を手に入れた瞬間だった。
騎士隊長は、我に返ると、這う這うの体で立ち上がった。その声は、もはや王都の騎士としての威厳など微塵もなく、ただ魔獣の巣から逃げ出す敗残兵のそれだった。
剣を砕かれ、足元を凍らされた騎士たちは、互いに肩を貸し合い、雪崩を打って森の奥へと逃げていく。
彼らにとって、この小屋は、もはや「慈悲」を与える対象ではなく、王国最強の魔術師とその伴侶が住まう、不可侵の「聖域」となっていた。
カイラスは、その無様な背中を、追撃することなく、ただ冷たく見送っていた。
森に、再び静寂が戻る。
残されたのは、砕けた剣の柄と、彼らが放った恐怖の匂いだけだった。
ルシルは、まだ心臓が激しく鼓動しているのを自覚しながら、隣に立つカイラスの横顔を見上げた。
(守って、くれた)
王宮では、誰も彼女を守ってくれなかった。婚約者だったはずのジェラルドでさえ、アデリーナの偽りの涙を信じ、彼女を断罪した。
だが、カイラスは、王命に背き、王都の騎士団を敵に回してまで、彼女の前に立ち、彼女を「大薬師」だと宣言してくれた。
「カイラス様、あの、ありがとうございます」
ルシルが、絞り出すように感謝の言葉を口にすると、その声は微かに震えた。
カイラスは、ルシルの言葉には応じず、逃げ去っていく騎士団の背中に向かって、静かに、しかし、森全体に響き渡るような、冷徹な声で、最後の「宣言」を放った。
「王都に帰ったら、ジェラルド殿下に、そう伝えろ」
森の奥で、足を止めた騎士たちが、恐怖に振り返る。
「彼女は、わたくしの領地が認めた『大薬師』であり、わたくしの命の恩人である、と」
カイラスは、そこで一度、言葉を切った。
そして、ルシルの肩を、優しく、しかし力強く抱き寄せた。
「!」
ルシルは、突然の行動に、驚きと、それ以上の熱で、顔が真っ赤になった。彼女の頬が、カイラスの黒い軍服の柔らかな生地に触れる。彼の体から伝わる穏やかで、しかし圧倒的な熱が、ルシルの全身の血を一気に温めた。
カイラスは、ルシルを自分の腕の中に抱き寄せたまま、その蒼い瞳で、遠くの騎士たちを射抜いた。
「そして何より」
彼の声には、先ほどの冷たさとは違う、絶対的な所有の意志と、ルシルに対する、不器用ながらも真剣な「熱」が込められていた。それは、王都の騎士たちが、この辺境伯の命の源(ルシル)を、二度と手放さないという、冷徹な決意を感じるほどだった。
「――彼女は、わたくしの婚約者だ」
「こ、婚約者!?」
ルシルが、カイラスの腕の中で、驚きの声を上げた。
(い、いつの間に!? 対価の服をくれた時ですら、ただの『論理』だったのに!)
彼女の脳裏で、これまでのカイラスの行動が、走馬灯のように駆け巡る。彼が彼女に最高級の物資を与え、彼女の安全を完璧に保障し、彼女の仕事に心からの尊敬を払ったこと。それらは全て、「最高に価値ある婚約者」を得るための、彼なりの「論理的な根回し」だったのではないか。
その宣言は、ルシル自身にとっても、そして、森の奥でそれを聞いた騎士たちにとっても、カイラスが放った【コキュートス】以上の、決定的な一撃だった。
王国最強の魔術師が、『偽聖女』と断罪された女を、「婚約者」として庇護すると、王国全土に宣言したのだ。
それは、王太子ジェラルドの「婚約破棄」に対する、完全なる「上書き」であり、ルシルという存在の所有権が、王太子から辺境伯へ、完全に移ったことを意味していた。
「そ、そんな、馬鹿な」
騎士たちは、絶望のあまり、その場に再び膝をついた。
彼らが連れ戻そうとしたのは、ただの薬師ではない。宿敵とも言える、辺境伯カイラスの「婚約者」だったのだ。
任務は、失敗。
それどころか、王国は、最強の魔術師を、完全に敵に回した。
騎士たちは、もはや戦う意志も、王都に戻る気力さえも失い、嘆きの森の闇の中へと、敗走していった。
小屋の前には、カイラスと、彼の腕の中で真っ赤になって固まっているルシルだけが残された。
「あ、あの、カイラス様」
ルシルが、顔を上げて彼を見つめると、カイラスは、初めて見せる、悪戯が成功した子供のような、ごく微かな笑みを浮かべた。
彼の瞳は、先ほどの戦闘魔力で輝いていた時とは違い、優しく、そして、どこか満たされた光を宿していた。
「これが、最も『合理的』な解決策だ」
彼は、ルシルの顎にそっと触れ、彼女の視線を固定した。
「貴女をわたくしの隣に置くこと。それが、貴女の安全を永続的に保障し、わたくしの生命線を確保する、唯一の論理的な結論だ」
「ご、合理的、ですか!?」
ルシルは、彼の**「論理」**という言葉に、再び戸惑いを覚えた。しかし、彼の指先から伝わる熱は、単なる論理では説明できない、彼女への執着と熱い想いを帯びていた。
(この人は、論理という名の鎧を纏っているけれど、その奥で、わたくしを……)
「ああ。わたくしの婚約者であれば、王太子も、二度と手出しはできまい。貴女の自由な研究生活も、永遠に続く。それに」
カイラスは、そこで言葉を切った。彼の蒼い瞳が、ルシルの動揺した瞳を、深く見つめる。
「それに、わたくし自身が、貴女を誰にも渡したくない。これが、論理の根幹にある、わたくしの個人的な欲求だ」
彼は、そう付け加えると、ルシルの唇に、静かに、しかし決意を込めた口付けを落とした。
それは、彼の人生から長年の苦痛を、そして彼女の人生から追放の屈辱を、同時に消し去るような、力強く、清冽な口付けだった。
ルシルは、彼の腕の中で、驚きと、抗いようのない情熱に包まれた。
王宮の冷たい愛とは違う、この辺境の地で生まれた、論理と真実に裏打ちされた、温かいプロポーズ。
追放された『偽聖女』は、王国最強の盾に守られ、その「婚約者」という、王宮の誰よりも確かな地位と、愛を手に入れた瞬間だった。
70
あなたにおすすめの小説
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
【完結】 笑わない、かわいげがない、胸がないの『ないないない令嬢』、国外追放を言い渡される~私を追い出せば国が大変なことになりますよ?~
夏芽空
恋愛
「笑わない! かわいげがない! 胸がない! 三つのないを持つ、『ないないない令嬢』のオフェリア! 君との婚約を破棄する!」
婚約者の第一王子はオフェリアに婚約破棄を言い渡した上に、さらには国外追放するとまで言ってきた。
「私は構いませんが、この国が困ることになりますよ?」
オフェリアは国で唯一の特別な力を持っている。
傷を癒したり、作物を実らせたり、邪悪な心を持つ魔物から国を守ったりと、力には様々な種類がある。
オフェリアがいなくなれば、その力も消えてしまう。
国は困ることになるだろう。
だから親切心で言ってあげたのだが、第一王子は聞く耳を持たなかった。
警告を無視して、オフェリアを国外追放した。
国を出たオフェリアは、隣国で魔術師団の団長と出会う。
ひょんなことから彼の下で働くことになり、絆を深めていく。
一方、オフェリアを追放した国は、第一王子の愚かな選択のせいで崩壊していくのだった……。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さくら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
【完結】そうは聖女が許さない〜魔女だと追放された伝説の聖女、神獣フェンリルとスローライフを送りたい……けど【聖水チート】で世界を浄化する〜
阿納あざみ
ファンタジー
光輝くの玉座に座るのは、嘘で塗り固められた偽りの救世主。
辺境の地に追いやられたのは、『国崩しの魔女』の烙印を押された、本物の奇跡。
滅びゆく王国に召喚されたのは、二人の女子高生。
一人は、そのカリスマ性で人々を魅了するクラスの女王。
もう一人は、その影で虐げられてきた私。
偽りの救世主は、巧みな嘘で王国の実権を掌握すると、私に宿る“本当の力”を恐れるがゆえに大罪を着せ、瘴気の魔獣が跋扈する禁忌の地――辺境へと追放した。
だが、全てを失った絶望の地でこそ、物語は真の幕を開けるのだった。
△▼△▼△▼△▼△
女性HOTランキング5位ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる