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第一章 後半
第98話:ご主人様
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オレはジルの実力をまだぜんぜん理解できていなかったようだ。
眼の前で繰り広げられる光景に開いた口が塞がらない。
「きぃぃーー! この糞竜!! この束縛を解きなさい!!」
≪ショウの小童よ。ひさしぶりに会ったら随分と口が悪くなっているのではないか?≫
「そりゃぁ何万年経ってると思っているのよ!? それにあんたが正気を失ってた時に、いったい天界にどれほどの被害が出たと……って、もうその話はいいわ! だいたい私は堕ちて邪神になったの! いつまでも小童とか言ってるんじゃないわよ!!」
オレたちを圧倒した『原初の魔王ショウハブロ』が小童扱いだった……。
本当はオレの身体がどうなったのかをじっくり説教を交えて問い詰めたいのだが、しかし今は、それよりも魔王のことが先だ。
「ジル……その魔王ショウハブロは、お前の昔の知り合いなのか?」
≪うむ。その魔王ショウハブロというのがそこのショウの小童のことなら、そうだな。我ら神の中では一番のひよっこだったから、よく面倒をみてやったものだ≫
神の中ではひよっこ……。
いやいやいや。神の時点でひよっことかないんじゃないかな……。たぶん。
しかし、あれほどの力を持っている魔王ショウハブロをこうまで圧倒するとは、あらためてジルに畏怖を感じる。
「誰がいつあんたに面倒をみてもらったのよ!? そんな記憶ないわよ!?」
≪寂しいことを言うものだ。我は楽しく遊んだあの日々のことをしっかり覚えておるぞ≫
そう言って遠くを眺めるジルの横顔はすこし寂しく見えた。
今は元の巨体に戻っていて、その表情までは大きすぎて読み取れなかったが、もしかするとショウハブロが邪神に堕ちたことで何気ない天界の日々を忘れてしまったのかもしれないな……。
「あんたねぇ! 騙して灼熱の牢獄に手紙を届けさせたり! 時の牢獄で無駄に一〇〇年も彷徨わせたり! これのどこが遊びなのよ!?」
うん。寂しく見えたとか勘違いだったわ。
前言撤回。神々の遊びに恐怖しか感じない。
め、女神様は違うよな……?
≪だが、どれもお前が神道に反する非道な行いをしたからではないか。我がお仕置きをせねばもっと過酷な天罰がもたらされていたはずだぞ?≫
「ぐっ……まだ蛮族でしかなかった人族を扇動して争わせて遊んでただけじゃない!」
≪まだそのような物言いをするか。人族はこの世界の可能性を広げるために創造神が生み出した特別な存在なのだぞ。やはりあの時に手心を加えるべきではなかったか≫
なんかとんでもない話を聞かされている気がする……。
しかしジルの話が本当だとするならば、先の酷い行いも本当に情からきた行いだったのかもしれない。
≪まぁ昔のことはよい。だが……それはそうとショウの小童よ。貴様、我が主を酷い目に合わせてくれたようだな?≫
それまでの懐かしむような雰囲気が霧散し、ジルの纏うなにかが一変した。
契約のおかげでジルの負の行動を受け付けないはずのオレでも思わずごくりと唾を飲み込んでしまった。
「ひっ!? まさかその槍使いが!? そそ、それはだなっ、あ、いや、ひぃぃ!? ひぐっ」
恐怖の象徴たる原初の魔王が、小さい悲鳴をあげて息を飲む。
適当な言い訳をしようものなら塵も残さず消し炭にされる。そう感じずにはいられない威圧を受けて、魔王は言葉を続けられなかった。
≪主よ。こやつに下す罰はなにがお望みだ? こやつも神の端くれだから完全消滅させるのはすこし手間なのだが……。とりあえず一度滅して数千年ほど復活できないようにしておくか?≫
その言葉を聞いて、魔王が拘束を解こうと死に物狂いでもがきはじめた。
魔王からすさまじい魔力の高なりを感じる。
一瞬身構えるが、だがジルの魔法による拘束はビクともしないようだった。
「そ、そうだな。それで構わないと思うが……完全に封印することは出来ないのか?」
数千年後の世界とか想像もできないが、そこでまた災いをもたらされても困る。
≪うむ。できなくはないのだが……ん? ショウの小童の中に何かいるようだな?≫
完全に封印できないのかと聞いてみると、ジルはなにか思いついたのか、急にぶつぶつと呟き始めた。
「何かいるって?」
≪うむ。壊れかけているが小童の中にもう一つの人格が。いや、魂と呼ぶべきか。ならばこいつを少し……こう弄って……それでこれをこうして……主のギフトを真似た主従の……≫
あれ? なにかすごく嫌な予感がし始めたぞ……。
「ジル! ちょっと待て! 何かするなら先に説明してからにしてくれ!!」
≪あぁ……すまない。主よ。もう終わってしまった≫
ジルがそう言葉を発した直後『原初の魔王ショウハブロ』が断末魔のような悲鳴をあげた。
「なっ!? いったいなにが!?」
オレの目に飛び込んできたのは魔王を包む漆黒の光。
そしてジルから放たれるあきれるほどの膨大な魔力の奔流。
さきほど魔王ショウハブロが放っていたものを遥かに上回るほどの魔力だ。
「ジル!? 魔王に何をしたんだ!?」
話の流れからすると単なる封印とも思えない。
うん。不安しかない。世界が滅亡したりしないよな?
≪なに、大した事はしておらぬ。まず、魔王の中にあった『てとらぽっど』なる壊れかけていた魂を修復して、悪さが出来ぬように枷を嵌めた。と同時に、ショウの小童の魂から神威を取り上げて絶対に表に出られぬように多重封印を施し、最後の仕上げで我に、いや、我を通じて主に従属させた≫
「………………は?」
ジルの無茶苦茶な話に絶句していると、さらに爆弾を投下するジル。
≪簡単に言えば「魔王を改心させて主の配下にした」というわけだ≫
「なっ!? というわけだ。じゃなーーーい!! シレッとナチュラルに暴走するなよ!?」
さらっと流れるように暴走するから止められなかった……。
ジルの言った話を頭が理解を拒否して混乱していると、どうやら処置が完了してしまったようだ。魔王を包んでいた漆黒の光が薄れていく。
その光が収まった後に現れたのは、先ほどまでの妖艶な美女でも、幼女でもなく、可憐な少女の姿をした魔王だった。
頭には羊のような曲がった角。
クリっとした癖の強い緑の髪に切れ長の瞳は魔王てとらぽっどの面影があるが、歳が一七歳ほどの少女の姿に成長していた。魔王ショウハブロとちょうど中間ぐらいの年齢だろうか。
そしてオレに気づくと跪き、こう言ったのだ。
「私のことは魔王テトラ……いいえ、ただの『テトラ』とお呼びください。ご主人様」
あ、頭が痛い……。
これ、どうするんだ……?
眼の前で繰り広げられる光景に開いた口が塞がらない。
「きぃぃーー! この糞竜!! この束縛を解きなさい!!」
≪ショウの小童よ。ひさしぶりに会ったら随分と口が悪くなっているのではないか?≫
「そりゃぁ何万年経ってると思っているのよ!? それにあんたが正気を失ってた時に、いったい天界にどれほどの被害が出たと……って、もうその話はいいわ! だいたい私は堕ちて邪神になったの! いつまでも小童とか言ってるんじゃないわよ!!」
オレたちを圧倒した『原初の魔王ショウハブロ』が小童扱いだった……。
本当はオレの身体がどうなったのかをじっくり説教を交えて問い詰めたいのだが、しかし今は、それよりも魔王のことが先だ。
「ジル……その魔王ショウハブロは、お前の昔の知り合いなのか?」
≪うむ。その魔王ショウハブロというのがそこのショウの小童のことなら、そうだな。我ら神の中では一番のひよっこだったから、よく面倒をみてやったものだ≫
神の中ではひよっこ……。
いやいやいや。神の時点でひよっことかないんじゃないかな……。たぶん。
しかし、あれほどの力を持っている魔王ショウハブロをこうまで圧倒するとは、あらためてジルに畏怖を感じる。
「誰がいつあんたに面倒をみてもらったのよ!? そんな記憶ないわよ!?」
≪寂しいことを言うものだ。我は楽しく遊んだあの日々のことをしっかり覚えておるぞ≫
そう言って遠くを眺めるジルの横顔はすこし寂しく見えた。
今は元の巨体に戻っていて、その表情までは大きすぎて読み取れなかったが、もしかするとショウハブロが邪神に堕ちたことで何気ない天界の日々を忘れてしまったのかもしれないな……。
「あんたねぇ! 騙して灼熱の牢獄に手紙を届けさせたり! 時の牢獄で無駄に一〇〇年も彷徨わせたり! これのどこが遊びなのよ!?」
うん。寂しく見えたとか勘違いだったわ。
前言撤回。神々の遊びに恐怖しか感じない。
め、女神様は違うよな……?
≪だが、どれもお前が神道に反する非道な行いをしたからではないか。我がお仕置きをせねばもっと過酷な天罰がもたらされていたはずだぞ?≫
「ぐっ……まだ蛮族でしかなかった人族を扇動して争わせて遊んでただけじゃない!」
≪まだそのような物言いをするか。人族はこの世界の可能性を広げるために創造神が生み出した特別な存在なのだぞ。やはりあの時に手心を加えるべきではなかったか≫
なんかとんでもない話を聞かされている気がする……。
しかしジルの話が本当だとするならば、先の酷い行いも本当に情からきた行いだったのかもしれない。
≪まぁ昔のことはよい。だが……それはそうとショウの小童よ。貴様、我が主を酷い目に合わせてくれたようだな?≫
それまでの懐かしむような雰囲気が霧散し、ジルの纏うなにかが一変した。
契約のおかげでジルの負の行動を受け付けないはずのオレでも思わずごくりと唾を飲み込んでしまった。
「ひっ!? まさかその槍使いが!? そそ、それはだなっ、あ、いや、ひぃぃ!? ひぐっ」
恐怖の象徴たる原初の魔王が、小さい悲鳴をあげて息を飲む。
適当な言い訳をしようものなら塵も残さず消し炭にされる。そう感じずにはいられない威圧を受けて、魔王は言葉を続けられなかった。
≪主よ。こやつに下す罰はなにがお望みだ? こやつも神の端くれだから完全消滅させるのはすこし手間なのだが……。とりあえず一度滅して数千年ほど復活できないようにしておくか?≫
その言葉を聞いて、魔王が拘束を解こうと死に物狂いでもがきはじめた。
魔王からすさまじい魔力の高なりを感じる。
一瞬身構えるが、だがジルの魔法による拘束はビクともしないようだった。
「そ、そうだな。それで構わないと思うが……完全に封印することは出来ないのか?」
数千年後の世界とか想像もできないが、そこでまた災いをもたらされても困る。
≪うむ。できなくはないのだが……ん? ショウの小童の中に何かいるようだな?≫
完全に封印できないのかと聞いてみると、ジルはなにか思いついたのか、急にぶつぶつと呟き始めた。
「何かいるって?」
≪うむ。壊れかけているが小童の中にもう一つの人格が。いや、魂と呼ぶべきか。ならばこいつを少し……こう弄って……それでこれをこうして……主のギフトを真似た主従の……≫
あれ? なにかすごく嫌な予感がし始めたぞ……。
「ジル! ちょっと待て! 何かするなら先に説明してからにしてくれ!!」
≪あぁ……すまない。主よ。もう終わってしまった≫
ジルがそう言葉を発した直後『原初の魔王ショウハブロ』が断末魔のような悲鳴をあげた。
「なっ!? いったいなにが!?」
オレの目に飛び込んできたのは魔王を包む漆黒の光。
そしてジルから放たれるあきれるほどの膨大な魔力の奔流。
さきほど魔王ショウハブロが放っていたものを遥かに上回るほどの魔力だ。
「ジル!? 魔王に何をしたんだ!?」
話の流れからすると単なる封印とも思えない。
うん。不安しかない。世界が滅亡したりしないよな?
≪なに、大した事はしておらぬ。まず、魔王の中にあった『てとらぽっど』なる壊れかけていた魂を修復して、悪さが出来ぬように枷を嵌めた。と同時に、ショウの小童の魂から神威を取り上げて絶対に表に出られぬように多重封印を施し、最後の仕上げで我に、いや、我を通じて主に従属させた≫
「………………は?」
ジルの無茶苦茶な話に絶句していると、さらに爆弾を投下するジル。
≪簡単に言えば「魔王を改心させて主の配下にした」というわけだ≫
「なっ!? というわけだ。じゃなーーーい!! シレッとナチュラルに暴走するなよ!?」
さらっと流れるように暴走するから止められなかった……。
ジルの言った話を頭が理解を拒否して混乱していると、どうやら処置が完了してしまったようだ。魔王を包んでいた漆黒の光が薄れていく。
その光が収まった後に現れたのは、先ほどまでの妖艶な美女でも、幼女でもなく、可憐な少女の姿をした魔王だった。
頭には羊のような曲がった角。
クリっとした癖の強い緑の髪に切れ長の瞳は魔王てとらぽっどの面影があるが、歳が一七歳ほどの少女の姿に成長していた。魔王ショウハブロとちょうど中間ぐらいの年齢だろうか。
そしてオレに気づくと跪き、こう言ったのだ。
「私のことは魔王テトラ……いいえ、ただの『テトラ』とお呼びください。ご主人様」
あ、頭が痛い……。
これ、どうするんだ……?
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