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第13話 眠る腕の中で
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朝の光が、カーテンの隙間からこぼれていた。
まぶしさよりも先に感じたのは、誰かの温もりだった。
目を開けると、視界のすぐ近くに聡さんの肩。
背中に腕が回っていて、俺はその腕の中にすっぽり収まっていた。
――だ、抱きしめられてる!?
寝ぼけているのかと思ったけれど、腕の重みも、手のひらの熱も確かにそこにある。
昨夜、ブランケットを分けて座ったあと、いつの間にか横になったのは覚えてる。
でも、この体勢は覚えていない。
聡さんの呼吸が、ゆっくりと俺の頭上をかすめた。
低く穏やかな寝息が、胸の奥をくすぐる。
起こさないようにそっと動こうとして、逆に腕がきゅっと強くなった。
「……ん」
かすかな声が、耳元で落ちる。
寝言みたいに、俺の名前を呼んだ気がして、心臓が一気に跳ねる。
“蒼”
たったそれだけで、体中が熱くなる。
――どうしよう。
逃げる理由なんて、どこにもなかった。
少しだけ顔を上げると、聡さんの横顔が見えた。
眠っているのに、表情が柔らかい。
普段よりも少し若く見えて、ほんの少し無防備で。
――こんな顔するんだ。
息をするのも忘れて見とれてしまう。
目を逸らそうとしたのに、どうしても離せなかった。
腕の中は、静かであたたかい。
時計の秒針の音だけが、遠くで小さく聞こえる。
世界が、聡さんの呼吸だけで満たされているみたいだった。
こんなふうに包まれていると、
昨日までの寂しさが全部、優しく溶けていく。
「……聡さん」
小さく名前を呼んだ。
返事はない。
けれど、ほんの一瞬、腕の力がゆるんで、また抱き寄せられる。
それだけで、息が詰まりそうになった。
眠ってるのか、起きてるのか。
どっちでもいいと思った。
もし夢なら、もう少しだけこのままでいい。
指先で、そっとシャツの袖をつまむ。
布の下から伝わる体温が、心の奥にじんわり染みていく。
自分の鼓動が早くなるのが、きっと聡さんにも伝わってしまう気がして、
慌てて目を閉じた。
“好き”って言葉をまだ出したくなかった。
言ったら、壊れてしまいそうで。
でも、心の中では何度も繰り返していた。
――好き。
それしか浮かばない。
それしか言葉がなかった。
窓の外で鳥の声が聞こえた。
光が少し強くなって、部屋の中に朝が満ちていく。
聡さんの指が、無意識に俺の肩を撫でた。
もう一度、“蒼”と小さく呼ばれた気がして、涙が出そうになる。
「……おはようございます、聡さん」
かすれた声で言うと、
聡さんがゆっくり目を開けた。
「……あぁ……おはよう」
まだ夢の中みたいな低い声。
寝ぼけたままの顔が、少しだけ笑う。
腕の中の俺を見下ろして、ようやく気づいたように目を瞬かせた。
「……悪い。寝ぼけてた」
「大丈夫です」
「苦しくなかったか」
「平気です」
声が震えるのを隠すように、笑って答えた。
そのまま数秒、目が合って――どちらも視線を逸らせなくなった。
少し間があって、
聡さんが小さく息をついた。
「……悪い。無意識ってやつだ」
「いえ、嬉しかったです」
そう言ったら、
聡さんがほんの少しだけ照れた顔をした。
「……そろそろ、朝飯作るか」
「はい」
腕がゆっくり離れて、空気がひんやり肌に触れた。
でも、あの温度はまだ体の奥に残っている。
心臓の鼓動が少し速いまま、
俺はその背中を見送った。
同じ部屋の空気が、昨日までと違う。
ただの朝なのに、“恋の始まり”って、きっとこういうことなんだと思った。
***
朝の台所に立つ聡さんの背中が、いつもより近く感じた。
同じ距離なのに、昨夜からのことを思い出すだけで、胸の奥が小さく鳴る。
「蒼、トースト焼くか?」
「はい。……あ、卵も焼きたいです」
「了解。フライパン貸せ」
二人で並んで朝食の準備をする。
狭いキッチンで、肩が軽く触れるたび、その一瞬に全部の意識が集中する。
油が弾く音と、バターの香りが混じって、朝の匂いになる。
「……昨日の夜、すみませんでした」
俺が言うと、聡さんはパンをひっくり返しながら首を傾げた。
「謝るようなこと、あったか?」
「その……抱きしめられたまま、動けなくて」
「動く必要あったか?」
「え?」
「多分俺がそうしたかったんだと思う。だから、動かないでいてくれてよかった」
「……はい」
いつもの低い声。
でも、その言い方が優しすぎて、顔が熱くなるのを笑って誤魔化すしかなかった。
「卵、いい色だな」
「そうですね、美味しそうです」
そんな他愛もない会話が、
どうしようもなく愛おしい。
食卓に座ると、トーストの縁がカリッと鳴った。
コーヒーの湯気の向こうで、聡さんが何気なく伸びをする。
シャツの袖が少しだけまくれて、手首の筋が見える。
目を逸らそうとしたのに、視線が勝手に吸い寄せられる。
「……蒼?」
「な、なんでもないです」
「寝不足か?」
「元気です」
笑って誤魔化したけど、頬の熱は隠しきれなかった。
聡さんは特に追及もせず、いつものようにマグカップを口に運んだ。
――この人は、本当にずるい。
無意識で、こんなに心を掻き乱すなんて。
***
出勤の支度をする聡さんの背中を、玄関で見送る。
ワイシャツの裾を直して、ネクタイを軽く整える手つき。
動作ひとつひとつが見慣れているのに、今日はなぜか全部が新鮮に見えた。
「蒼、鍵閉めとけよ。あと洗濯機まわす前に、フィルター掃除頼めるか」
「はい。聡さんこそ、忘れ物ないですか?」
「大丈夫だ……じゃあ、行ってくる」
「はい。いってらっしゃい、聡さん」
靴を履いた聡さんが、ドアノブに手をかける。
でも、その手が止まった。
振り向いて、少しだけ目を細める。
「……昨日も思ったけど、“聡さん”って呼ばれるの、いいな」
「ほんとですか」
「ああ」
「何回でも呼びます」
「……じゃあ、また帰ったら聞かせてくれ」
「はい」
そう言って微笑むと、聡さんの指が、軽く俺の頭を撫でた。
ほんの一瞬。
でも、その瞬間に、息が止まった。
「お前、ほんとに……」
「はい?」
「いや……なんでもない。行ってくる」
「行ってらっしゃい」
扉が閉まったあとも、
髪に残った指先の感触が消えなかった。
ドア越しに小さく「行ってきます」と聞こえた気がして、
思わず笑ってしまう。
カップの残りのコーヒーを見つめながら、
小さく呟いた。
「おかえりなさい、って言えるのが、楽しみだな」
窓の外は快晴。
いつもより少し眩しい朝だった。
まぶしさよりも先に感じたのは、誰かの温もりだった。
目を開けると、視界のすぐ近くに聡さんの肩。
背中に腕が回っていて、俺はその腕の中にすっぽり収まっていた。
――だ、抱きしめられてる!?
寝ぼけているのかと思ったけれど、腕の重みも、手のひらの熱も確かにそこにある。
昨夜、ブランケットを分けて座ったあと、いつの間にか横になったのは覚えてる。
でも、この体勢は覚えていない。
聡さんの呼吸が、ゆっくりと俺の頭上をかすめた。
低く穏やかな寝息が、胸の奥をくすぐる。
起こさないようにそっと動こうとして、逆に腕がきゅっと強くなった。
「……ん」
かすかな声が、耳元で落ちる。
寝言みたいに、俺の名前を呼んだ気がして、心臓が一気に跳ねる。
“蒼”
たったそれだけで、体中が熱くなる。
――どうしよう。
逃げる理由なんて、どこにもなかった。
少しだけ顔を上げると、聡さんの横顔が見えた。
眠っているのに、表情が柔らかい。
普段よりも少し若く見えて、ほんの少し無防備で。
――こんな顔するんだ。
息をするのも忘れて見とれてしまう。
目を逸らそうとしたのに、どうしても離せなかった。
腕の中は、静かであたたかい。
時計の秒針の音だけが、遠くで小さく聞こえる。
世界が、聡さんの呼吸だけで満たされているみたいだった。
こんなふうに包まれていると、
昨日までの寂しさが全部、優しく溶けていく。
「……聡さん」
小さく名前を呼んだ。
返事はない。
けれど、ほんの一瞬、腕の力がゆるんで、また抱き寄せられる。
それだけで、息が詰まりそうになった。
眠ってるのか、起きてるのか。
どっちでもいいと思った。
もし夢なら、もう少しだけこのままでいい。
指先で、そっとシャツの袖をつまむ。
布の下から伝わる体温が、心の奥にじんわり染みていく。
自分の鼓動が早くなるのが、きっと聡さんにも伝わってしまう気がして、
慌てて目を閉じた。
“好き”って言葉をまだ出したくなかった。
言ったら、壊れてしまいそうで。
でも、心の中では何度も繰り返していた。
――好き。
それしか浮かばない。
それしか言葉がなかった。
窓の外で鳥の声が聞こえた。
光が少し強くなって、部屋の中に朝が満ちていく。
聡さんの指が、無意識に俺の肩を撫でた。
もう一度、“蒼”と小さく呼ばれた気がして、涙が出そうになる。
「……おはようございます、聡さん」
かすれた声で言うと、
聡さんがゆっくり目を開けた。
「……あぁ……おはよう」
まだ夢の中みたいな低い声。
寝ぼけたままの顔が、少しだけ笑う。
腕の中の俺を見下ろして、ようやく気づいたように目を瞬かせた。
「……悪い。寝ぼけてた」
「大丈夫です」
「苦しくなかったか」
「平気です」
声が震えるのを隠すように、笑って答えた。
そのまま数秒、目が合って――どちらも視線を逸らせなくなった。
少し間があって、
聡さんが小さく息をついた。
「……悪い。無意識ってやつだ」
「いえ、嬉しかったです」
そう言ったら、
聡さんがほんの少しだけ照れた顔をした。
「……そろそろ、朝飯作るか」
「はい」
腕がゆっくり離れて、空気がひんやり肌に触れた。
でも、あの温度はまだ体の奥に残っている。
心臓の鼓動が少し速いまま、
俺はその背中を見送った。
同じ部屋の空気が、昨日までと違う。
ただの朝なのに、“恋の始まり”って、きっとこういうことなんだと思った。
***
朝の台所に立つ聡さんの背中が、いつもより近く感じた。
同じ距離なのに、昨夜からのことを思い出すだけで、胸の奥が小さく鳴る。
「蒼、トースト焼くか?」
「はい。……あ、卵も焼きたいです」
「了解。フライパン貸せ」
二人で並んで朝食の準備をする。
狭いキッチンで、肩が軽く触れるたび、その一瞬に全部の意識が集中する。
油が弾く音と、バターの香りが混じって、朝の匂いになる。
「……昨日の夜、すみませんでした」
俺が言うと、聡さんはパンをひっくり返しながら首を傾げた。
「謝るようなこと、あったか?」
「その……抱きしめられたまま、動けなくて」
「動く必要あったか?」
「え?」
「多分俺がそうしたかったんだと思う。だから、動かないでいてくれてよかった」
「……はい」
いつもの低い声。
でも、その言い方が優しすぎて、顔が熱くなるのを笑って誤魔化すしかなかった。
「卵、いい色だな」
「そうですね、美味しそうです」
そんな他愛もない会話が、
どうしようもなく愛おしい。
食卓に座ると、トーストの縁がカリッと鳴った。
コーヒーの湯気の向こうで、聡さんが何気なく伸びをする。
シャツの袖が少しだけまくれて、手首の筋が見える。
目を逸らそうとしたのに、視線が勝手に吸い寄せられる。
「……蒼?」
「な、なんでもないです」
「寝不足か?」
「元気です」
笑って誤魔化したけど、頬の熱は隠しきれなかった。
聡さんは特に追及もせず、いつものようにマグカップを口に運んだ。
――この人は、本当にずるい。
無意識で、こんなに心を掻き乱すなんて。
***
出勤の支度をする聡さんの背中を、玄関で見送る。
ワイシャツの裾を直して、ネクタイを軽く整える手つき。
動作ひとつひとつが見慣れているのに、今日はなぜか全部が新鮮に見えた。
「蒼、鍵閉めとけよ。あと洗濯機まわす前に、フィルター掃除頼めるか」
「はい。聡さんこそ、忘れ物ないですか?」
「大丈夫だ……じゃあ、行ってくる」
「はい。いってらっしゃい、聡さん」
靴を履いた聡さんが、ドアノブに手をかける。
でも、その手が止まった。
振り向いて、少しだけ目を細める。
「……昨日も思ったけど、“聡さん”って呼ばれるの、いいな」
「ほんとですか」
「ああ」
「何回でも呼びます」
「……じゃあ、また帰ったら聞かせてくれ」
「はい」
そう言って微笑むと、聡さんの指が、軽く俺の頭を撫でた。
ほんの一瞬。
でも、その瞬間に、息が止まった。
「お前、ほんとに……」
「はい?」
「いや……なんでもない。行ってくる」
「行ってらっしゃい」
扉が閉まったあとも、
髪に残った指先の感触が消えなかった。
ドア越しに小さく「行ってきます」と聞こえた気がして、
思わず笑ってしまう。
カップの残りのコーヒーを見つめながら、
小さく呟いた。
「おかえりなさい、って言えるのが、楽しみだな」
窓の外は快晴。
いつもより少し眩しい朝だった。
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