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第三章 冒険者
囮にされた奴隷
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魔物討伐試験の準備していた翌日、朝食を摂ってから冒険者ギルドへ訪れた。
そこでエディスさんに今から行けるか確認を取り、了解の旨を受けた。その時に、先に街の北門の所に行ってくれと言われ、そちらに一人向かったのだった。
「今度は北か。初めての場所は、なんかワクワクするな」
準備運動しながら、エディスさんを待つ事数分。エディスさんが、ギルドにいる時と違う装備で現れた。
「お待たせしましたヤナ君。さぁ、行きましょうか」
「……シスター? 似合わなぐふぅ!」
「なんか言いました……か?」
「いえ……何も……いだだぁ! アイアンクローやめて! ぐぬぉ!」
出発前にいきなりダメージを食らい、幸先が不安になる旅立ちだった。
「それで、馬でも用意したのですか? 周りには見えませんが」
「ん? 走って行くって言ったよな?」
「……あれ本気で言ってたのか?」
「本気」
口をあんぐり開けてこっちを見ているエディスさんを放っておいて、クラウチングスタートの構えを取る。
「エディスさんは無視していいんだったよな? まぁ元Aランクって聞いたし、大丈夫だよな? じゃ行くぞ! レッツゴブフゥうう!」
俺がスタート切った瞬間に首の後ろのを後ろから捕まれ、思いっきり息が止まった。
「げほっごはっ! 殺す気か!?」
「アホか! 本当に走って行くと思うわけあるか! それに評価者を置いて行くな! 置いて……行かないで?」
「もうちょい猫かぶるなら頑張れよ……だって元Aランクなんだろ? Aランクって言うくらいなら、魔法とかでバビューンと飛んだりしないのか?」
「ヤナ君のランクに対する評価を聞くのが怖いわね……とにかく、私はあくまで評価者であって、貴方と同じように、目立ちたくないのよ。空飛んだら目立つでしょ?」
「あぁ、そらそうか。なら、どうしょうかな」
「諦めて馬車か馬でも用意して来なさい。野営の準備もしてあるんでしょ?」
「それはそうなんだけどなぁ、ちんたら行くのは性に合わない……なら……よいしょっと」
「ばっ! バカ! 何やってんだよ! 下ろせ!」
「ん? 初めからこうしたら、良かったんだよな」
俺はエディスさんをお姫様抱っこした。
「行くぞ? 揺れるからな? しっかり掴まってろよ」
「余計目立つわぁあああ! きゃあああ!」
エディスさんの叫びを合図に、俺は走り出した。
この様子を見て居た冒険者からの報告で、「姉御お姫様抱っこで顔真っ赤事件」として、ギルドに帰った時に物凄く目立ってしまうとは、この時の俺は分かるはずもなかった。
「はぁはぁ……本気で、馬より早かった…….」
「ほらな? 走ったら早かっただろ。そんなに抱っこが怖かったのか? 顔が赤いぞぉおおお!? ぐぎゃあ! いだいいだい! 柔らかい! いだい! やわいいだい!」
何故かエディスさんに、ヘッドロックを食らわせられ、柔らかい至福の感触と痛みが同時に味わう。
「帰りは馬か馬車を、つかいますよ? いいですね?」
「……はい……」
「さて、兎に角ケシン渓谷には着いたわけですが、これからどうされるのですか? 指定魔物の特徴は、ご存知ですよね?」
「あぁ、隠れんぼの得意なやつだろ? まぁ、なんとか出来るだろ」
俺はそう言いながら、死神の慟哭を今の全力で発動する。そのまま、渓谷を奥へと進んでいく。
「ヤナ君? キョロキョロ見ながら歩いているだけで、見つけられる様な魔物じゃないですよ?」
「みっけた。結構高いところにいるな、やっぱ」
「は?」
渓谷の壁の高さ五十メートル位の高さにロックンドルのデカイ気配と小さな動かない気配を感じた。恐らく親と卵だろう。
「確かロックンドルの羽は高級布団の素材になったよな……そこそこ、金使ったし……稼ごかなっと! 『五指』『炎円環』『形状変化』『烈火の拘束具』『収束』『対象:あそこのロックンドル』!」
ロックンドル相手に火魔法では強度が足りず、焔魔法だと火力が強すぎて羽が焦げそうだったので、その中間の強さの炎魔法を使い『炎円環』を『烈火の拘束具』にして、なるべく羽を傷つけずに捕獲を狙ったのだ。
「な!? それは……まさか『五蓮の蛇』の時に使っていた黒炎の大剣も、そうやって創っていたのか?」
「それは想像に任せるよ。さて、ほら捕まえたみたいだから落ちてくるぞ」
岩壁から『烈火の拘束具』でがっちり首、両翼、両足を拘束されたロックンドルがそのまま落ちてきて地面に激突した。
「グ……グゲェエ」
「流石に落ちただけでは死なんか、おら!」
羽に血飛沫がかからない様に、大太刀『烈風』に『魔法付与』で『獄炎』を纏わせて、斬ると同時に切り口を獄炎で焼いて血が吹き出さない様に処理した。処理済みのロックンドルを収納魔法偽装エイダお手製詐欺鞄に収納した。
「はぁ!? お前、ロックンドルが入る様なでかい容量のマジックバック既に待ってるのかよ!……っと、持っているのですか?」
「ん? あぁ、えっと……そうそう、師匠に貰ってな」
エディスさんが疑う目をしてきたが、スルーして、今度は卵を取りに行く。もう場所は分かっているので、あとは歩いても採りに行ける。
「『双子』『火球』『形状変化』『火の大釘付き靴』っと」
足の裏に火魔法で創った大釘を生やした『火の大釘付き靴』を創り、壁を歩いて登っていき卵を巣にあるだけ取って鞄に収納して地面に戻った。
「っと、これで半分試験は終わりっと。あとはロックベアだっだだだだ! いだいだい! 何で痛覚耐性スキルあるのに! いでででで! 柔いだい! やめて!」
再びエディスさんの脇に頭を抱えられて、ヘッドロックされている。アレが当たって柔らかいが痛い。
「なんでもアリかお前は! 少しは苦労しろ! つまらんぞ!」
「理不尽過ぎる!?」
エディスさんの天国と地獄のヘッドロックから抜け出し、今度はロックベアを探し始めた。
ロックベアは岩肌や大岩に擬態しており、こちらから攻撃しない限り近寄っても擬態を解かない。しかし、攻撃して擬態を解くと一気に凶暴に暴れ出す魔物だ。しかも体毛が岩の様に硬いため、並の攻撃では倒せない。
「という事で、『狂喜乱舞』『岩割斬』!」
「グルォオ!?……グルォオォォオ……」
道に転がっていた五メートル程の大岩に擬態をしていたロックベアを叩き割る剣戟を放ち、反撃させることなく一撃で済ませた。
「うむ、一撃で倒せば、やっぱり怖くないなこいつは。てか、Cランク試験これじゃあ、評価できるんか? 楽すぎないか、これ」
「ほんとに、日帰りで終わらせるってかよ……ハハ、何だこいつは……」
あとはギルドに戻るだけになったのだが、走るの禁止だと言われたことを思い出した。
「どうしょうかな……馬か馬車なんて流石にその辺走ってなんか……走ってなんか……走ってるな、アレ」
「走ってますね、アレ」
「その後ろに、えらい沢山のロックベアを引き連れてるけど」
「どうしますか、ヤナ君?」
「恩を売って馬車に乗っけて城下町まで、行ってもらうのもありだな」
そんな事を話しているうちに渓谷の奥から俺らがいる渓谷の出入り口に馬車とロックベアの群れが近づいて来た。
「おいおいおい!? なんて事しやがる!」
逃げていた馬車から、男が子供を担ぎ出したと思ったら外に放り出した。そして馬車はそのまま止まらず、走り去ろうとしていた。
「チッ、ありゃ奴隷を囮に使いやがったな。胸糞悪い……っておい、ヤナ!」
俺は、既に走り出していた。その囮に使われたであろう、ケモ耳の少女に向かって。
「くそったれぇえええ! 間に合えぇええ!」
そして俺は叫びと共に腕輪と指輪を外し、全力で地面を踏み込んだ。
そこでエディスさんに今から行けるか確認を取り、了解の旨を受けた。その時に、先に街の北門の所に行ってくれと言われ、そちらに一人向かったのだった。
「今度は北か。初めての場所は、なんかワクワクするな」
準備運動しながら、エディスさんを待つ事数分。エディスさんが、ギルドにいる時と違う装備で現れた。
「お待たせしましたヤナ君。さぁ、行きましょうか」
「……シスター? 似合わなぐふぅ!」
「なんか言いました……か?」
「いえ……何も……いだだぁ! アイアンクローやめて! ぐぬぉ!」
出発前にいきなりダメージを食らい、幸先が不安になる旅立ちだった。
「それで、馬でも用意したのですか? 周りには見えませんが」
「ん? 走って行くって言ったよな?」
「……あれ本気で言ってたのか?」
「本気」
口をあんぐり開けてこっちを見ているエディスさんを放っておいて、クラウチングスタートの構えを取る。
「エディスさんは無視していいんだったよな? まぁ元Aランクって聞いたし、大丈夫だよな? じゃ行くぞ! レッツゴブフゥうう!」
俺がスタート切った瞬間に首の後ろのを後ろから捕まれ、思いっきり息が止まった。
「げほっごはっ! 殺す気か!?」
「アホか! 本当に走って行くと思うわけあるか! それに評価者を置いて行くな! 置いて……行かないで?」
「もうちょい猫かぶるなら頑張れよ……だって元Aランクなんだろ? Aランクって言うくらいなら、魔法とかでバビューンと飛んだりしないのか?」
「ヤナ君のランクに対する評価を聞くのが怖いわね……とにかく、私はあくまで評価者であって、貴方と同じように、目立ちたくないのよ。空飛んだら目立つでしょ?」
「あぁ、そらそうか。なら、どうしょうかな」
「諦めて馬車か馬でも用意して来なさい。野営の準備もしてあるんでしょ?」
「それはそうなんだけどなぁ、ちんたら行くのは性に合わない……なら……よいしょっと」
「ばっ! バカ! 何やってんだよ! 下ろせ!」
「ん? 初めからこうしたら、良かったんだよな」
俺はエディスさんをお姫様抱っこした。
「行くぞ? 揺れるからな? しっかり掴まってろよ」
「余計目立つわぁあああ! きゃあああ!」
エディスさんの叫びを合図に、俺は走り出した。
この様子を見て居た冒険者からの報告で、「姉御お姫様抱っこで顔真っ赤事件」として、ギルドに帰った時に物凄く目立ってしまうとは、この時の俺は分かるはずもなかった。
「はぁはぁ……本気で、馬より早かった…….」
「ほらな? 走ったら早かっただろ。そんなに抱っこが怖かったのか? 顔が赤いぞぉおおお!? ぐぎゃあ! いだいいだい! 柔らかい! いだい! やわいいだい!」
何故かエディスさんに、ヘッドロックを食らわせられ、柔らかい至福の感触と痛みが同時に味わう。
「帰りは馬か馬車を、つかいますよ? いいですね?」
「……はい……」
「さて、兎に角ケシン渓谷には着いたわけですが、これからどうされるのですか? 指定魔物の特徴は、ご存知ですよね?」
「あぁ、隠れんぼの得意なやつだろ? まぁ、なんとか出来るだろ」
俺はそう言いながら、死神の慟哭を今の全力で発動する。そのまま、渓谷を奥へと進んでいく。
「ヤナ君? キョロキョロ見ながら歩いているだけで、見つけられる様な魔物じゃないですよ?」
「みっけた。結構高いところにいるな、やっぱ」
「は?」
渓谷の壁の高さ五十メートル位の高さにロックンドルのデカイ気配と小さな動かない気配を感じた。恐らく親と卵だろう。
「確かロックンドルの羽は高級布団の素材になったよな……そこそこ、金使ったし……稼ごかなっと! 『五指』『炎円環』『形状変化』『烈火の拘束具』『収束』『対象:あそこのロックンドル』!」
ロックンドル相手に火魔法では強度が足りず、焔魔法だと火力が強すぎて羽が焦げそうだったので、その中間の強さの炎魔法を使い『炎円環』を『烈火の拘束具』にして、なるべく羽を傷つけずに捕獲を狙ったのだ。
「な!? それは……まさか『五蓮の蛇』の時に使っていた黒炎の大剣も、そうやって創っていたのか?」
「それは想像に任せるよ。さて、ほら捕まえたみたいだから落ちてくるぞ」
岩壁から『烈火の拘束具』でがっちり首、両翼、両足を拘束されたロックンドルがそのまま落ちてきて地面に激突した。
「グ……グゲェエ」
「流石に落ちただけでは死なんか、おら!」
羽に血飛沫がかからない様に、大太刀『烈風』に『魔法付与』で『獄炎』を纏わせて、斬ると同時に切り口を獄炎で焼いて血が吹き出さない様に処理した。処理済みのロックンドルを収納魔法偽装エイダお手製詐欺鞄に収納した。
「はぁ!? お前、ロックンドルが入る様なでかい容量のマジックバック既に待ってるのかよ!……っと、持っているのですか?」
「ん? あぁ、えっと……そうそう、師匠に貰ってな」
エディスさんが疑う目をしてきたが、スルーして、今度は卵を取りに行く。もう場所は分かっているので、あとは歩いても採りに行ける。
「『双子』『火球』『形状変化』『火の大釘付き靴』っと」
足の裏に火魔法で創った大釘を生やした『火の大釘付き靴』を創り、壁を歩いて登っていき卵を巣にあるだけ取って鞄に収納して地面に戻った。
「っと、これで半分試験は終わりっと。あとはロックベアだっだだだだ! いだいだい! 何で痛覚耐性スキルあるのに! いでででで! 柔いだい! やめて!」
再びエディスさんの脇に頭を抱えられて、ヘッドロックされている。アレが当たって柔らかいが痛い。
「なんでもアリかお前は! 少しは苦労しろ! つまらんぞ!」
「理不尽過ぎる!?」
エディスさんの天国と地獄のヘッドロックから抜け出し、今度はロックベアを探し始めた。
ロックベアは岩肌や大岩に擬態しており、こちらから攻撃しない限り近寄っても擬態を解かない。しかし、攻撃して擬態を解くと一気に凶暴に暴れ出す魔物だ。しかも体毛が岩の様に硬いため、並の攻撃では倒せない。
「という事で、『狂喜乱舞』『岩割斬』!」
「グルォオ!?……グルォオォォオ……」
道に転がっていた五メートル程の大岩に擬態をしていたロックベアを叩き割る剣戟を放ち、反撃させることなく一撃で済ませた。
「うむ、一撃で倒せば、やっぱり怖くないなこいつは。てか、Cランク試験これじゃあ、評価できるんか? 楽すぎないか、これ」
「ほんとに、日帰りで終わらせるってかよ……ハハ、何だこいつは……」
あとはギルドに戻るだけになったのだが、走るの禁止だと言われたことを思い出した。
「どうしょうかな……馬か馬車なんて流石にその辺走ってなんか……走ってなんか……走ってるな、アレ」
「走ってますね、アレ」
「その後ろに、えらい沢山のロックベアを引き連れてるけど」
「どうしますか、ヤナ君?」
「恩を売って馬車に乗っけて城下町まで、行ってもらうのもありだな」
そんな事を話しているうちに渓谷の奥から俺らがいる渓谷の出入り口に馬車とロックベアの群れが近づいて来た。
「おいおいおい!? なんて事しやがる!」
逃げていた馬車から、男が子供を担ぎ出したと思ったら外に放り出した。そして馬車はそのまま止まらず、走り去ろうとしていた。
「チッ、ありゃ奴隷を囮に使いやがったな。胸糞悪い……っておい、ヤナ!」
俺は、既に走り出していた。その囮に使われたであろう、ケモ耳の少女に向かって。
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