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02-02 春の嵐
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百合はお嬢様社員とのやりとりのせいで、いままで以上に会社から浮いた存在となる。
しかし当人はそんなことは気にもとめず、というか気づきもせず、夜には特区にいた。
降り立った地域はまだ昼間。今回のユリアは全身ピンクのコーディネート。
その姿がファインダーに映った途端、『桜の妖精みたいだ!』と賞賛の書き込みが相次ぐ。
本人的には今日のテーマにならって鮭をイメージしていたのだが、誰も気づいていない。
「ユリアチャンネルだ。今日は、お魚のおいしい村に来ている」
と言いつつもユリアが立っていたのは山奥といった風情の森のなかで、巨大な口のようにぽっかりと開いた洞窟の前だった。
「漁場となっている山の洞窟に、オークの巣ができて困っているというのを酒場で聞いた。巣の近くまでやって来たので、夕食までの時間潰しにナイフのみでオークを一掃してみようと思う」
ユリアは例のナイフを自撮りレイピアに向かってかざしてみせる。
「このチャンネルでもたまにやっている、『縛りプレイ』というやつだな。たまに苦戦することもあるが、今日の相手はオークなので問題はないだろう」
ユリアはスマホを操作してフラッシュライトを点灯する。
スマホのライトというのはそれほど明るくないものだが、ユリア愛用のスマホは軍用、しかも特区仕様のものなので、車のヘッドライトのように明るい。
それを懐中電灯がわりにして、オークたちがいるという洞窟へと入っていった。
「この地域は湖での漁業が盛んで、特に洞窟の地底湖から穫れるお魚が絶品らしい。地底湖で漁をするなんて珍しいと思ったのだが、この特区では地底湖漁はありふれたものだそうだ」
ユリアはまるでテレビのレポーターのような解説を交えつつ、さらなる深淵に身を投じる。
「ふむ、オークが住み着くだけあって中も広いな。壁や床どころか天井まで凹凸が無く、丸いパイプのような通路が続いている。人工的に掘削された洞窟なのかもしれないな。おや、新しい足跡があるぞ。他の冒険者が入っていったのだろう。よし、この足跡についていってみることにしよう」
ユリアは淡々とした口調とは裏腹に、大胆な歩調で足跡を辿っていく。
モンスターの巣食う洞窟といえば罠が付きものなのだが、彼女はまったく気にしていない。
そもそも罠を発見しても解除する技能がないので、罠を作動させてかわすという体当たりな探索スタイルだった。
たまにカチリと音がして、暗闇を引き裂くように矢が飛んでくるが、全て自撮りレイピアで弾き返している。
その様はスマホのカメラ視点だと、迫力満点の映像であった。
ユリアは華麗なる体捌きで、すべての罠をことごとくかわしてみせる。
罠に対しては見事なまでの対応力を披露していたが、なにもない段差で「あいたっ」と足をぐねっていた。
そのドジなギャップが愛らしく、その危なっかしさが緊張をあおる。
生配信なので視聴している地域によっては深夜なのだが、世界中の誰もがユリアの冒険に釘付けになっていた。
『ユリアチャンネル』が配信されるようになってから、週末はテレビなどの他メディアの視聴率が激減するようになったという。
『ワールドカップを倒した女』、これもまたユリアの二つ名である。
もちろん、リアルタイムでそこまで注目されていることを、彼女は知る由もなかった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
洞窟の最深部、そのどん詰まりともいえる場所に、少年はいた。
かがり火に照らされたその姿は、肩で大きく息をし、脚も激しく震え、立っているのもやっとの状態である。
顔は汗と血にまみれ、目も開けられなくなっていた。
この洞窟に入るまでは、勇猛に満ちあふれていた瞳の輝きも風前の灯。
すべての攻撃を防いでくれると乗せられて買った魔法の鎧は、今や鉄クズ同然にボロボロになっていた。
広々とした場所のはずなのに息苦しい。
目の前に有象無象に蠢くオークたちのせいだ。
オークたちのいたぶるような槍の突きがチクリと腕に刺さる。
少年は「ウッ」と呻き、すがるように持っていた刃こぼれの剣を落としてしまった。
転がっていく剣を、追いかけるだけの気力も残っていない。
その瞳からとうとう、光が失われた。
「こ……殺せ……ひとおもいに……」
壁に身体をあずけ、ずるずると崩れ落ちると、じりじりとオークたちが迫ってくる。
オークたちの豚顔には、この人間をどうやって嬲り殺しにしてやろうかという残忍さがありありと浮かんでいた。
知能のあるモンスターは、捕らえた人間を簡単には殺さない。
肺腑から絞り出される絶叫を極上の音楽とし、もがき苦しむ様を至上の舞踊とするように、考えうる無慈悲な手を尽くして苦しめ、宴の余興とするのだ。
トックチューブの黎明期には、スナッフフィルムも霞むほどのおぞましい生中継が放映されてしまうことが度々あった。
人間の殺人鬼に捕まって殺されるほうがまだマシだと思えるそれらの映像が事故的に流れたおかげで、ムチャをするトックチューバーはもはや皆無である。
もちろん、ただひとりを除いて。
「ブヒィッ!?」
豚が屠畜されたかのような、不釣り合いな悲鳴が轟く。
おかしい、この場にふさわしいのは人間の悲鳴であって、オークの断末魔などではない。
その場にいる誰もがそう思っていた。少年ですらも。
しかし部屋の入口から生まれたそれは、まるで波紋のように広がっていく。
ひしめきあうほどにいたオークたちが一斉にあとずさり、道ができていく。
少年は水色の瞳に映していた。春の訪れのような光景を。
桜の花びらをまとったようなドレス、妖精のような軽やかなステップ。
花吹雪のように血飛沫が舞い散るなかを歩く様は、桜並木を吹き抜ける春風を思わせる。
しかしその風を浴びた者たちが発していたのは、幸せの声などではない。
穏やかな日差しの日に突如として現われた通り魔が、日常メチャクチャにしたような阿鼻叫喚であった。
「ブヒッ!? ブヒッ!? ブヒィィィーーーーッ!?」
オークたちは勇猛果敢に、その春風のような存在に挑み掛かっていった。
しかしそれは風などではなく、嵐だと気付かされたときには、もうこの世にはいない。
彼女は片手にナイフ、片手にレイピアを持っていた。
この、圧倒的多数の敵に囲まれている状況ならレイピアを使うべきなのだが、振りかざすのはナイフのみ。
オークたちが持っている槍のほうがずっとリーチが長いはずなのだが、ナイフが一閃すると、槍すらも届かない場所にいるオークたちが次々と倒れていく。
空間ごと切り裂くような剣閃が、春風のまわりから絶えず立ちのぼっている。
少年は風を感じたのは初めてのはずなのに、その名を口にしていた。
「て……嵐……! 『ユリア・ザ・テンペスト』……!」
そう、それはまさに災害そのものであった。
嵐はただ通り過ぎるだけで、その場に居合わせた生き物の命を奪い去っていく。
そこには悪意も憎しみも、慈悲も裁きもない。
ゾウに踏み潰されたアリと同じで、ただそこに居合わせたのが悪かっただけのこと。
そう諦観せざるをえないほどに、逸脱していたのだ。
ユリアの強さは。
しかし当人はそんなことは気にもとめず、というか気づきもせず、夜には特区にいた。
降り立った地域はまだ昼間。今回のユリアは全身ピンクのコーディネート。
その姿がファインダーに映った途端、『桜の妖精みたいだ!』と賞賛の書き込みが相次ぐ。
本人的には今日のテーマにならって鮭をイメージしていたのだが、誰も気づいていない。
「ユリアチャンネルだ。今日は、お魚のおいしい村に来ている」
と言いつつもユリアが立っていたのは山奥といった風情の森のなかで、巨大な口のようにぽっかりと開いた洞窟の前だった。
「漁場となっている山の洞窟に、オークの巣ができて困っているというのを酒場で聞いた。巣の近くまでやって来たので、夕食までの時間潰しにナイフのみでオークを一掃してみようと思う」
ユリアは例のナイフを自撮りレイピアに向かってかざしてみせる。
「このチャンネルでもたまにやっている、『縛りプレイ』というやつだな。たまに苦戦することもあるが、今日の相手はオークなので問題はないだろう」
ユリアはスマホを操作してフラッシュライトを点灯する。
スマホのライトというのはそれほど明るくないものだが、ユリア愛用のスマホは軍用、しかも特区仕様のものなので、車のヘッドライトのように明るい。
それを懐中電灯がわりにして、オークたちがいるという洞窟へと入っていった。
「この地域は湖での漁業が盛んで、特に洞窟の地底湖から穫れるお魚が絶品らしい。地底湖で漁をするなんて珍しいと思ったのだが、この特区では地底湖漁はありふれたものだそうだ」
ユリアはまるでテレビのレポーターのような解説を交えつつ、さらなる深淵に身を投じる。
「ふむ、オークが住み着くだけあって中も広いな。壁や床どころか天井まで凹凸が無く、丸いパイプのような通路が続いている。人工的に掘削された洞窟なのかもしれないな。おや、新しい足跡があるぞ。他の冒険者が入っていったのだろう。よし、この足跡についていってみることにしよう」
ユリアは淡々とした口調とは裏腹に、大胆な歩調で足跡を辿っていく。
モンスターの巣食う洞窟といえば罠が付きものなのだが、彼女はまったく気にしていない。
そもそも罠を発見しても解除する技能がないので、罠を作動させてかわすという体当たりな探索スタイルだった。
たまにカチリと音がして、暗闇を引き裂くように矢が飛んでくるが、全て自撮りレイピアで弾き返している。
その様はスマホのカメラ視点だと、迫力満点の映像であった。
ユリアは華麗なる体捌きで、すべての罠をことごとくかわしてみせる。
罠に対しては見事なまでの対応力を披露していたが、なにもない段差で「あいたっ」と足をぐねっていた。
そのドジなギャップが愛らしく、その危なっかしさが緊張をあおる。
生配信なので視聴している地域によっては深夜なのだが、世界中の誰もがユリアの冒険に釘付けになっていた。
『ユリアチャンネル』が配信されるようになってから、週末はテレビなどの他メディアの視聴率が激減するようになったという。
『ワールドカップを倒した女』、これもまたユリアの二つ名である。
もちろん、リアルタイムでそこまで注目されていることを、彼女は知る由もなかった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
洞窟の最深部、そのどん詰まりともいえる場所に、少年はいた。
かがり火に照らされたその姿は、肩で大きく息をし、脚も激しく震え、立っているのもやっとの状態である。
顔は汗と血にまみれ、目も開けられなくなっていた。
この洞窟に入るまでは、勇猛に満ちあふれていた瞳の輝きも風前の灯。
すべての攻撃を防いでくれると乗せられて買った魔法の鎧は、今や鉄クズ同然にボロボロになっていた。
広々とした場所のはずなのに息苦しい。
目の前に有象無象に蠢くオークたちのせいだ。
オークたちのいたぶるような槍の突きがチクリと腕に刺さる。
少年は「ウッ」と呻き、すがるように持っていた刃こぼれの剣を落としてしまった。
転がっていく剣を、追いかけるだけの気力も残っていない。
その瞳からとうとう、光が失われた。
「こ……殺せ……ひとおもいに……」
壁に身体をあずけ、ずるずると崩れ落ちると、じりじりとオークたちが迫ってくる。
オークたちの豚顔には、この人間をどうやって嬲り殺しにしてやろうかという残忍さがありありと浮かんでいた。
知能のあるモンスターは、捕らえた人間を簡単には殺さない。
肺腑から絞り出される絶叫を極上の音楽とし、もがき苦しむ様を至上の舞踊とするように、考えうる無慈悲な手を尽くして苦しめ、宴の余興とするのだ。
トックチューブの黎明期には、スナッフフィルムも霞むほどのおぞましい生中継が放映されてしまうことが度々あった。
人間の殺人鬼に捕まって殺されるほうがまだマシだと思えるそれらの映像が事故的に流れたおかげで、ムチャをするトックチューバーはもはや皆無である。
もちろん、ただひとりを除いて。
「ブヒィッ!?」
豚が屠畜されたかのような、不釣り合いな悲鳴が轟く。
おかしい、この場にふさわしいのは人間の悲鳴であって、オークの断末魔などではない。
その場にいる誰もがそう思っていた。少年ですらも。
しかし部屋の入口から生まれたそれは、まるで波紋のように広がっていく。
ひしめきあうほどにいたオークたちが一斉にあとずさり、道ができていく。
少年は水色の瞳に映していた。春の訪れのような光景を。
桜の花びらをまとったようなドレス、妖精のような軽やかなステップ。
花吹雪のように血飛沫が舞い散るなかを歩く様は、桜並木を吹き抜ける春風を思わせる。
しかしその風を浴びた者たちが発していたのは、幸せの声などではない。
穏やかな日差しの日に突如として現われた通り魔が、日常メチャクチャにしたような阿鼻叫喚であった。
「ブヒッ!? ブヒッ!? ブヒィィィーーーーッ!?」
オークたちは勇猛果敢に、その春風のような存在に挑み掛かっていった。
しかしそれは風などではなく、嵐だと気付かされたときには、もうこの世にはいない。
彼女は片手にナイフ、片手にレイピアを持っていた。
この、圧倒的多数の敵に囲まれている状況ならレイピアを使うべきなのだが、振りかざすのはナイフのみ。
オークたちが持っている槍のほうがずっとリーチが長いはずなのだが、ナイフが一閃すると、槍すらも届かない場所にいるオークたちが次々と倒れていく。
空間ごと切り裂くような剣閃が、春風のまわりから絶えず立ちのぼっている。
少年は風を感じたのは初めてのはずなのに、その名を口にしていた。
「て……嵐……! 『ユリア・ザ・テンペスト』……!」
そう、それはまさに災害そのものであった。
嵐はただ通り過ぎるだけで、その場に居合わせた生き物の命を奪い去っていく。
そこには悪意も憎しみも、慈悲も裁きもない。
ゾウに踏み潰されたアリと同じで、ただそこに居合わせたのが悪かっただけのこと。
そう諦観せざるをえないほどに、逸脱していたのだ。
ユリアの強さは。
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