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〈別視点〉 ローガンの表と裏
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ユリウスの姉、マリーディアに会う手立てを探し回っていた時のこと。
その日はお嬢ちゃんとソニア、ベルハイトとユリウスが一緒に行動し、俺は一人で街を回っていた。
ニ時間ほど経った頃。カフェや書店などが立ち並ぶ通りの一角に見知った後ろ姿があり、目を細めて見やる。
「んん……?」
ベルハイトとユリウスが、建物の影から何かを窺い見ている。サボりか?いや、それはないか。
俺は気取られないよう背後から二人に近づき、
「な~にしてんの?」
「!?」「ぅわっ?!」
二人の間から顔を出すと、ベルハイトは剣の柄に手をかけて振り返り、ユリウスは声を上げて飛び退いた。
「ロ、ローガン!何してるんだ!」
「驚かさないでくださいよ…」
「やだなぁ。声かけただけじゃないの」
殺気も敵意も無いとはいえ、この程度で驚くとは、ベルハイトもまだまだ青い。
「で、若人達はここで何を見てたの?」
「…………」
「…………」
そこで黙り込まれると、なおさら聞き出したくなるのが、人間の性だ。
俺は二人が見ていた方向を見た。そこには何の変哲もない一件の本屋がある。
「本屋?」
俺が首を傾げると、ベルハイトは頬をかきながら、
「俺の妹が、よく利用してる店なんです。自分で足を運んで選ぶのが好きで、授業が終わってから立ち寄ることもあるって言っていたので、運が良ければ顔を見られるかな……と」
今は状況が状況なだけに、すぐそこに暮らしている家族に会いに行くのも控えている。
「そっかー。ベルハイトくん、妹ちゃん想いだねぇ」
「え?いや俺は……。そりゃ長く会ってないので見られたら嬉しいですけど今日来たのは…………、あ」
ベルハイトは何故か、しまった、という顔になった。つまりここへ来た目的は、ベルハイトが妹の様子を見たくて、ということではないようだ。しかし、ここにはあと一人しかいない。
俺がユリウスを見ると、彼は顔を真っ赤にしていた。
「ん?え?どういうこと?」
ユリウスの反応の理由が分からずベルハイトを振り返ると、小声で衝撃的な話を聞かされた。
「ユリウスくん、ベルくんの妹ちゃんが好き、ぅぐっ!」
つい大きめの声をだしたら、ベルハイトに脇腹を殴られた。ユリウスは慌てて、
「!!ち、違う!そういうのじゃ……っ」
「ないの?ほんとに?」
「う、……っ」
問い詰めると、ユリウスはそっぽを向いてしまった。少しからかい過ぎたか。
俺とユリウスのやりとりを見ていたベルハイトが、苦い顔をしていたる。たぶん、身に覚えのある会話だったのだろう。本当に分かりやすい。
ということは、ユリウスがその子の顔を見たくて、情報収集ついでにその子が来そうな場所も回っていたということか。
今なお真っ赤な顔のまま、ユリウスは小さな声で、
「べ、別に……友人が元気かどうか、確認くらいするだろう……」
「そうだねぇ」
「そうですね」
俺も、たぶんベルハイトも、「友人ねぇ…」と内心では思っているが、口には出さない。
いろいろ片付いたら、この事も酒の肴にしてトラヴァスと呑もうと決めた。
翌日。
研究院の調査であの魔石が人工魔石であることが分かり、それについて探ることになった。
俺はひとり、大通りからだいぶ外れた、少々廃れた雰囲気の路地を訪れた。
王都といえど広い。中心地から離れてしまえば、後ろ暗い奴らがたむろする場所や、その日を暮らすのもままならない人間が暮らす場所も、少なからずある。
人工魔石のような、世の中の表にあってはいけないものを探すなら、当然、裏を調べることになる。こういった時、情報を得るには本職を頼るのが最も効率がいい。
あいつが逃げ込んでるとしたら、この辺か……。
俺は目星をつけた辺りの小屋を、順に調べていく。ほとんどが空き家。たまに人がいたりするが、空き家に住みついてるだけなので、こちらを気にも留めていない。
何件目かの扉をこじ開けた時、
ガタンッ、ガタガタッ
奥で物音がした。さらに、まるで気配を殺すような微かな衣擦れの音も。俺は槍を手に取る。
音が真横の部屋に来た時、そこに面した壁を槍で突き刺した。
「ひぎゃあっ?!」
間抜けな悲鳴を確認して、隣室へ続く扉を開けると、壁を貫通した槍の穂先に、顔を突かれる寸前の男がいた。
「バライザからトンズラしたかと思ったら、やっぱりこっちにいたんだ?ま、今回はいいタイミングだけど」
「ロ、ロロロ、ローガン……ッ?!」
尻もちをついたままガタガタと震える男から槍を逸らしてやると、まるで悪魔でも見たかのような表情を、男はさらに引き攣らせた。
「なぁに?その顔。久しぶりだってのに、随分な態度じゃないの」
別に愛想良くしてほしいわけじゃないが。
この男は元々はバライザで活動していた、いわゆる情報屋だ。半年ほど前、急に姿を消したので冒険者ギルドも探していたのだが、やはりバライザから入国しやすい、オルベリアに来ていたようだ。
オルベリアの情報屋を探してもいいのだが、この男とはいろいろあったので、頼み事がしやすい。
男はほんの少し後ろへ下がり、
「な、なんでここに…っ」
「なんでって……。それ、君に言う必要ある?」
そう言って見下ろせば、男は途端に口を噤んだ。黙るなら最初から訊かなければいいのに。
この男と無駄話をするような仲ではないので、本題に入ることにする。
「変わった魔石の情報、入ってない?」
「か、変わった魔石?」
「そ。なんか変な魔石が出回ってるって聞いたんだけど」
男はじっとこちらを見たあと、緊張からか、ごくりと喉を鳴らした。
「いや……そんな話、特には……」
「無いの?ほんとに?」
槍の柄で軽く男の肩を叩く。
「ほ、本当だって!神に誓ってもいい!」
そんなことを言うものだから、俺は思わず吹き出した。
「君がどこの神サマに誓うってのさ。信仰心なんてないくせに」
この男は肝が小さいので、軽く脅せはすぐに吐くのは分かっている。喋らないということは、おそらく本当に手元に情報は無いのだろう。
無いのなら、手に入れてもらえばいいだけだ。
「じゃあ、調べといてね。三日あげるから」
「え」
「嫌なの?」
「いいいいや!あ、嫌じゃないです、はい!」
急に正座して姿勢を正す男。俺はその様子に溜め息をつきながら、
「分かってると思うけど」
槍の石突で男の額を小突く。
「逃げたりしたら、今度はほんとに穴開けるから。しっかり仕事してね?」
まるで壊れた玩具のようにコクコクと頷く男を後目に、俺はその場を後にした。
その日はお嬢ちゃんとソニア、ベルハイトとユリウスが一緒に行動し、俺は一人で街を回っていた。
ニ時間ほど経った頃。カフェや書店などが立ち並ぶ通りの一角に見知った後ろ姿があり、目を細めて見やる。
「んん……?」
ベルハイトとユリウスが、建物の影から何かを窺い見ている。サボりか?いや、それはないか。
俺は気取られないよう背後から二人に近づき、
「な~にしてんの?」
「!?」「ぅわっ?!」
二人の間から顔を出すと、ベルハイトは剣の柄に手をかけて振り返り、ユリウスは声を上げて飛び退いた。
「ロ、ローガン!何してるんだ!」
「驚かさないでくださいよ…」
「やだなぁ。声かけただけじゃないの」
殺気も敵意も無いとはいえ、この程度で驚くとは、ベルハイトもまだまだ青い。
「で、若人達はここで何を見てたの?」
「…………」
「…………」
そこで黙り込まれると、なおさら聞き出したくなるのが、人間の性だ。
俺は二人が見ていた方向を見た。そこには何の変哲もない一件の本屋がある。
「本屋?」
俺が首を傾げると、ベルハイトは頬をかきながら、
「俺の妹が、よく利用してる店なんです。自分で足を運んで選ぶのが好きで、授業が終わってから立ち寄ることもあるって言っていたので、運が良ければ顔を見られるかな……と」
今は状況が状況なだけに、すぐそこに暮らしている家族に会いに行くのも控えている。
「そっかー。ベルハイトくん、妹ちゃん想いだねぇ」
「え?いや俺は……。そりゃ長く会ってないので見られたら嬉しいですけど今日来たのは…………、あ」
ベルハイトは何故か、しまった、という顔になった。つまりここへ来た目的は、ベルハイトが妹の様子を見たくて、ということではないようだ。しかし、ここにはあと一人しかいない。
俺がユリウスを見ると、彼は顔を真っ赤にしていた。
「ん?え?どういうこと?」
ユリウスの反応の理由が分からずベルハイトを振り返ると、小声で衝撃的な話を聞かされた。
「ユリウスくん、ベルくんの妹ちゃんが好き、ぅぐっ!」
つい大きめの声をだしたら、ベルハイトに脇腹を殴られた。ユリウスは慌てて、
「!!ち、違う!そういうのじゃ……っ」
「ないの?ほんとに?」
「う、……っ」
問い詰めると、ユリウスはそっぽを向いてしまった。少しからかい過ぎたか。
俺とユリウスのやりとりを見ていたベルハイトが、苦い顔をしていたる。たぶん、身に覚えのある会話だったのだろう。本当に分かりやすい。
ということは、ユリウスがその子の顔を見たくて、情報収集ついでにその子が来そうな場所も回っていたということか。
今なお真っ赤な顔のまま、ユリウスは小さな声で、
「べ、別に……友人が元気かどうか、確認くらいするだろう……」
「そうだねぇ」
「そうですね」
俺も、たぶんベルハイトも、「友人ねぇ…」と内心では思っているが、口には出さない。
いろいろ片付いたら、この事も酒の肴にしてトラヴァスと呑もうと決めた。
翌日。
研究院の調査であの魔石が人工魔石であることが分かり、それについて探ることになった。
俺はひとり、大通りからだいぶ外れた、少々廃れた雰囲気の路地を訪れた。
王都といえど広い。中心地から離れてしまえば、後ろ暗い奴らがたむろする場所や、その日を暮らすのもままならない人間が暮らす場所も、少なからずある。
人工魔石のような、世の中の表にあってはいけないものを探すなら、当然、裏を調べることになる。こういった時、情報を得るには本職を頼るのが最も効率がいい。
あいつが逃げ込んでるとしたら、この辺か……。
俺は目星をつけた辺りの小屋を、順に調べていく。ほとんどが空き家。たまに人がいたりするが、空き家に住みついてるだけなので、こちらを気にも留めていない。
何件目かの扉をこじ開けた時、
ガタンッ、ガタガタッ
奥で物音がした。さらに、まるで気配を殺すような微かな衣擦れの音も。俺は槍を手に取る。
音が真横の部屋に来た時、そこに面した壁を槍で突き刺した。
「ひぎゃあっ?!」
間抜けな悲鳴を確認して、隣室へ続く扉を開けると、壁を貫通した槍の穂先に、顔を突かれる寸前の男がいた。
「バライザからトンズラしたかと思ったら、やっぱりこっちにいたんだ?ま、今回はいいタイミングだけど」
「ロ、ロロロ、ローガン……ッ?!」
尻もちをついたままガタガタと震える男から槍を逸らしてやると、まるで悪魔でも見たかのような表情を、男はさらに引き攣らせた。
「なぁに?その顔。久しぶりだってのに、随分な態度じゃないの」
別に愛想良くしてほしいわけじゃないが。
この男は元々はバライザで活動していた、いわゆる情報屋だ。半年ほど前、急に姿を消したので冒険者ギルドも探していたのだが、やはりバライザから入国しやすい、オルベリアに来ていたようだ。
オルベリアの情報屋を探してもいいのだが、この男とはいろいろあったので、頼み事がしやすい。
男はほんの少し後ろへ下がり、
「な、なんでここに…っ」
「なんでって……。それ、君に言う必要ある?」
そう言って見下ろせば、男は途端に口を噤んだ。黙るなら最初から訊かなければいいのに。
この男と無駄話をするような仲ではないので、本題に入ることにする。
「変わった魔石の情報、入ってない?」
「か、変わった魔石?」
「そ。なんか変な魔石が出回ってるって聞いたんだけど」
男はじっとこちらを見たあと、緊張からか、ごくりと喉を鳴らした。
「いや……そんな話、特には……」
「無いの?ほんとに?」
槍の柄で軽く男の肩を叩く。
「ほ、本当だって!神に誓ってもいい!」
そんなことを言うものだから、俺は思わず吹き出した。
「君がどこの神サマに誓うってのさ。信仰心なんてないくせに」
この男は肝が小さいので、軽く脅せはすぐに吐くのは分かっている。喋らないということは、おそらく本当に手元に情報は無いのだろう。
無いのなら、手に入れてもらえばいいだけだ。
「じゃあ、調べといてね。三日あげるから」
「え」
「嫌なの?」
「いいいいや!あ、嫌じゃないです、はい!」
急に正座して姿勢を正す男。俺はその様子に溜め息をつきながら、
「分かってると思うけど」
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