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〈別視点〉 ティモンの迷走
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エカード家の本邸から追い出されたその日。俺はそのまま王都にある母上の生家、ドブレフ家へ向かったのだが……。
「カサンドラ様は大旦那様の命により、謹慎されております。お引き取りください」
固く閉ざされた門の前に立つ衛兵が淡々と言った。
大旦那様……、つまり母上の父、俺のお祖父様が母上に謹慎を命じたらしい。
俺はお祖父様とは昔から不仲だ。お祖父様は顔を合わせれば小言ばかり言ってくるので、俺はドブレフ家にほとんど近寄らなかった。
今回も母上がここにいなければ、絶対に来ることは無かったのだが、背に腹は代えられない。
俺はせめて一刻も早く用件を済ませようと、声を張り上げる。
「いいから、ここを通せ!謹慎だかなんだか知らないが、息子が母親に会って何が悪い!」
「カサンドラ様へはどなたも取り次がないようにと、大旦那様からのご指示ですので、ご理解ください」
「俺はその大旦那様の孫だぞ?!その俺が通せと言っているんだ!俺であれば、お祖父様も良いと言うに決まっている!!」
いくら不仲といっても、息子が母親に会うのを邪魔するほど冷血漢ではないだろう。
「大旦那様は、特にティモン様はこの邸に入れることも許すなと仰せです」
衛兵はあっさりと俺の考えを否定した。
「は……?!そんなわけないだろう!お祖父様の威を借りて俺に不遜な態度をとる不届者どもめ…!いい加減、そこを退け!!」
少し脅かしてやれば、こんな奴らすぐ頭を下げて引き下がるに決まっている。所詮は俺とは身分が違うのだから。
しかしまたしても、返ってきた反応は想像と全く違った。
「あまりにも目に余る場合は、多少手荒な方法をとってでも追い返すよう言われております。それ以上お進みになるのでしたら、お覚悟を」
衛兵達は静かに腰の剣に手を添えたが、俺は鼻で笑ってやった。
「はっ!…そんなことをすれば、お前達の首が飛ぶぞ!」
この俺相手に、本当に剣を抜くはずがない。そんなことをすれば、父上が黙っていない。……はずだ。
その時、
「――ティモンちゃん?ティモンちゃんなの?」
「!ママ?!」
俺が思わず叫ぶと、衛兵がぎょっとして俺を見た。
しまった……っ!人前では“母上”と呼ぶようにしていたのに、突然だったから、つい……!
邸のほうから小走りでこちらへ来る母上を、衛兵が慌てて制止する。
「いけません、カサンドラ様!」
「お部屋へお戻りください!」
しかしその制止も無視し、母上は鉄製の門扉越しに俺へ手を伸ばす。
「ああ、ティモンちゃん!ママを迎えに来てくれたのね!」
「え?ええ、いやその……」
母上の手を握り返しながら、俺は返事に困った。迎えに来たというか、迎えてもらおうと思ってきたのだ。エカードの邸からは追い出されてしまったから。
「ダリウスったら、酷いのよ!お前は妻としても母親としても失格だなんて言って、お父様と結託して勝手に離縁の手続きをしてしまったの!こんな仕打ちを受けるなんて、私が何をしたって言うのかしら!」
母上が一気にまくし立てたため、俺も自信の不満を聞いてほしくて身を乗り出した。
「父上は俺のことも邪険にしたんです!メルビアであんなに冒険者業に勤しんだというのに、周囲の俺に対する不当な評価ばかり信じて、俺を認めてくださらない!そのうえ、せっかく帰ってきたというのに、俺を邸から追い出したんです!」
「そんな……!」
母上はショックを受けたように、よろりと後ずさった。最愛の息子が酷い仕打ちを受けたのだから、無理もない。
母上はきっと、父上の俺に対する理不尽な態度に怒ってくれる。そう確信していた。
だが。
「ティモンちゃんも追い出されたのなら、誰が私をエカード家に連れ帰ってくれるの?!」
「え?」
「私はエカード伯爵夫人に戻るの!ここにいても、宝石もドレスも自由に買えないし、華やかなパーティーにも出席させてもらえない!それどころか、私が持っていた宝飾品は全て、お父様がダリウスに渡してしまったわ!今までの散財の補填などと言って……。ああ、腹立たしいこと!」
母上は金切り声で喚き散らした。
よく見れば、いつも綺羅びやかなドレスと宝飾品で着飾っていた母上が、今は質素で流行りの過ぎた服を着ており、アクセサリーは一つも身につけていない。
「ティモンちゃん!なんとしてでもダリウスに伝えてちょうだい。私への仕打ちは全て許すわ、と。ダリウスは一時の感情で動いてしまっただけ。私が怒っていないと知れば、きっとすぐに迎えに来るはずよ!」
母上は自信に満ちた表情で言うが、ついさっき父上に会ったばかりの俺には、とてもそうは思えなかった。それに父上に呼び戻されない限り、俺はエカードの邸へは戻れない。門前払いが確実であるのに、どうやって伝言などしろというのか。
そもそも母上に取り成してもらおうと思っていたのに、その当ては外れてしまった。
「カサンドラ様!大旦那様からお叱りを受けますよ。早く部屋にお戻りを」
母上は執事や侍女達によって邸へ連れ戻されながら、
「必ずよ!必ず伝えてちょうだい!私は、エカード伯爵夫人であるべきなのだから!」
甲高い声でひたすら訴え続けていた。
それを呆然と見送るしかない俺は、衛兵達がじっとこちらを見ていることに気づき、居た堪れなくなってその場から離れた。
せめて金だけでも調達したかったのに……。
メルビアの別邸で、母上の私室から持ち出した銀色の指輪。あれを換金して得た金も、ここへ来るまでの馬車代や宿代、それに加えてベロニカが王都に着いた途端、あれこれ強請ってきたため、もうかなり減っていた。なんとかメルビアへ戻れる旅費に足りるかどうかだ。
夜はとっくに更けていたが、ベロニカが待つ宿屋へ戻る気にはなれず、俺はふらふらと夜の街を彷徨った。
「な……、なんだこれは…?!」
翌日の昼も過ぎた頃。
別の安宿で一晩過ごし、ベロニカのいる宿へ戻った俺が見たのは、俺達の荷物が撒き散らされて荒れた部屋だった。
物盗りでも入ったかと思い、宿屋の店主に文句を言いに行こうとしたが、ベッドの上に大の字で寝そべるベロニカの姿が目に入って足を止めた。
「ベロニカ、なんでこんな状態になっている?!何があったんだ?!」
俺はただ状況を把握しようとしただけだというのに、ベロニカはギロリと俺を睨んできた。
「マジうるさいんだけど。てか、どこ行ってたわけ?」
「どこって…、どこでもいいだろう!それよりこの状況は……!」
「ちょっとむしゃくしゃして散らかしちゃっただけじゃん!怒鳴んないでよ!」
むしゃくしゃして散らかした、って……。そんな理由で俺の荷物まで?本当に自分勝手な女だ!
「早く片付けろ!せめて俺の荷物だけでも!」
「自分のくらい、自分で片付けてよ!」
「はあ?!ばら撒いたのはお前だろう?!」
「だから!!あんたがあたしを放ったらかしてたせいで、恥かいたんだってば!だからあんたのせいで散らかってんの!!」
子供じゃないんだから、一日二日放っておいたくらいで、何を言ってるんだ。
そもそも、エカード家にこんな品の無い女を連れていけるわけがない。こいつは俺にベタ惚れだし、いい身体をしてるから恋人にしてやっているが、妻にするのは物静かで聡明な女と決めている。騒がしいうえに頭の悪いベロニカは論外だ。まあ、どうしてもと言うなら愛人にしてやってもいいが。
「俺がどこで何をしようと、俺の勝手だ!それに、王都へ来れたのは俺が金を出したからだぞ?!」
「てゆーか、ここに来たのもマジ無駄だったんだけど!あいつ優良物件だったのに、ルカに熱上げてるとか、マジでありえない!!」
…………なんだって?
「ルカに会ったのか?!」
「はあ?だったらなに?」
そうだ。あいつに証明させればいい。
前回はあの男に邪魔をされたが、今度こそルカに謝罪させるんだ。そうすれば父上達も、俺はなにも悪くないと分かってくれる。
それに、メルビアから離れた王都まで仕事に来るくらいだ。きっとルカは生活に困っているに違いない。俺の専属運び屋として雇ってやると言えば、きっと泣いて喜ぶはずだ。
今度こそ、あの澄まし顔を暴いてやる!
ベロニカがルカを見つけた場所を聞き出し、俺は軽やかな足取りでそこへ向かった。付近にある宿屋を周り、それらしい人物が泊まっていた宿が判明したが、
「その人達なら、今朝引き払ったよ。もう王都を出るって言ってたかな」
「な、なんだって……?!」
じゃあベロニカが会ったのは、出立する直前だったってことか?なんで引き止めておかないんだ、あのバカは!!
俺は宿屋に戻って急いで散らばった荷物を荷造りし直す。
「なに?そんなに急いで…」
「俺は戻る。お前は好きにしろ」
「はあ?!ちょっと待ってよ!置いてかれたら困るんだけど!!」
慌てて自分も荷物をまとめるベロニカ。ルカの連れの男にうつつを抜かしていたが、やはり俺がいないと駄目なのだろう。仕方のないやつだ。
ルカは以前の道中で馬車を使わなかったから、今回も徒歩のはず。今から馬車で追えば、途中の野営地か、少なくともロブエで追いつけるはずだ。
俺はベロニカを連れ、意気揚々と王都の南門をくぐった。
「カサンドラ様は大旦那様の命により、謹慎されております。お引き取りください」
固く閉ざされた門の前に立つ衛兵が淡々と言った。
大旦那様……、つまり母上の父、俺のお祖父様が母上に謹慎を命じたらしい。
俺はお祖父様とは昔から不仲だ。お祖父様は顔を合わせれば小言ばかり言ってくるので、俺はドブレフ家にほとんど近寄らなかった。
今回も母上がここにいなければ、絶対に来ることは無かったのだが、背に腹は代えられない。
俺はせめて一刻も早く用件を済ませようと、声を張り上げる。
「いいから、ここを通せ!謹慎だかなんだか知らないが、息子が母親に会って何が悪い!」
「カサンドラ様へはどなたも取り次がないようにと、大旦那様からのご指示ですので、ご理解ください」
「俺はその大旦那様の孫だぞ?!その俺が通せと言っているんだ!俺であれば、お祖父様も良いと言うに決まっている!!」
いくら不仲といっても、息子が母親に会うのを邪魔するほど冷血漢ではないだろう。
「大旦那様は、特にティモン様はこの邸に入れることも許すなと仰せです」
衛兵はあっさりと俺の考えを否定した。
「は……?!そんなわけないだろう!お祖父様の威を借りて俺に不遜な態度をとる不届者どもめ…!いい加減、そこを退け!!」
少し脅かしてやれば、こんな奴らすぐ頭を下げて引き下がるに決まっている。所詮は俺とは身分が違うのだから。
しかしまたしても、返ってきた反応は想像と全く違った。
「あまりにも目に余る場合は、多少手荒な方法をとってでも追い返すよう言われております。それ以上お進みになるのでしたら、お覚悟を」
衛兵達は静かに腰の剣に手を添えたが、俺は鼻で笑ってやった。
「はっ!…そんなことをすれば、お前達の首が飛ぶぞ!」
この俺相手に、本当に剣を抜くはずがない。そんなことをすれば、父上が黙っていない。……はずだ。
その時、
「――ティモンちゃん?ティモンちゃんなの?」
「!ママ?!」
俺が思わず叫ぶと、衛兵がぎょっとして俺を見た。
しまった……っ!人前では“母上”と呼ぶようにしていたのに、突然だったから、つい……!
邸のほうから小走りでこちらへ来る母上を、衛兵が慌てて制止する。
「いけません、カサンドラ様!」
「お部屋へお戻りください!」
しかしその制止も無視し、母上は鉄製の門扉越しに俺へ手を伸ばす。
「ああ、ティモンちゃん!ママを迎えに来てくれたのね!」
「え?ええ、いやその……」
母上の手を握り返しながら、俺は返事に困った。迎えに来たというか、迎えてもらおうと思ってきたのだ。エカードの邸からは追い出されてしまったから。
「ダリウスったら、酷いのよ!お前は妻としても母親としても失格だなんて言って、お父様と結託して勝手に離縁の手続きをしてしまったの!こんな仕打ちを受けるなんて、私が何をしたって言うのかしら!」
母上が一気にまくし立てたため、俺も自信の不満を聞いてほしくて身を乗り出した。
「父上は俺のことも邪険にしたんです!メルビアであんなに冒険者業に勤しんだというのに、周囲の俺に対する不当な評価ばかり信じて、俺を認めてくださらない!そのうえ、せっかく帰ってきたというのに、俺を邸から追い出したんです!」
「そんな……!」
母上はショックを受けたように、よろりと後ずさった。最愛の息子が酷い仕打ちを受けたのだから、無理もない。
母上はきっと、父上の俺に対する理不尽な態度に怒ってくれる。そう確信していた。
だが。
「ティモンちゃんも追い出されたのなら、誰が私をエカード家に連れ帰ってくれるの?!」
「え?」
「私はエカード伯爵夫人に戻るの!ここにいても、宝石もドレスも自由に買えないし、華やかなパーティーにも出席させてもらえない!それどころか、私が持っていた宝飾品は全て、お父様がダリウスに渡してしまったわ!今までの散財の補填などと言って……。ああ、腹立たしいこと!」
母上は金切り声で喚き散らした。
よく見れば、いつも綺羅びやかなドレスと宝飾品で着飾っていた母上が、今は質素で流行りの過ぎた服を着ており、アクセサリーは一つも身につけていない。
「ティモンちゃん!なんとしてでもダリウスに伝えてちょうだい。私への仕打ちは全て許すわ、と。ダリウスは一時の感情で動いてしまっただけ。私が怒っていないと知れば、きっとすぐに迎えに来るはずよ!」
母上は自信に満ちた表情で言うが、ついさっき父上に会ったばかりの俺には、とてもそうは思えなかった。それに父上に呼び戻されない限り、俺はエカードの邸へは戻れない。門前払いが確実であるのに、どうやって伝言などしろというのか。
そもそも母上に取り成してもらおうと思っていたのに、その当ては外れてしまった。
「カサンドラ様!大旦那様からお叱りを受けますよ。早く部屋にお戻りを」
母上は執事や侍女達によって邸へ連れ戻されながら、
「必ずよ!必ず伝えてちょうだい!私は、エカード伯爵夫人であるべきなのだから!」
甲高い声でひたすら訴え続けていた。
それを呆然と見送るしかない俺は、衛兵達がじっとこちらを見ていることに気づき、居た堪れなくなってその場から離れた。
せめて金だけでも調達したかったのに……。
メルビアの別邸で、母上の私室から持ち出した銀色の指輪。あれを換金して得た金も、ここへ来るまでの馬車代や宿代、それに加えてベロニカが王都に着いた途端、あれこれ強請ってきたため、もうかなり減っていた。なんとかメルビアへ戻れる旅費に足りるかどうかだ。
夜はとっくに更けていたが、ベロニカが待つ宿屋へ戻る気にはなれず、俺はふらふらと夜の街を彷徨った。
「な……、なんだこれは…?!」
翌日の昼も過ぎた頃。
別の安宿で一晩過ごし、ベロニカのいる宿へ戻った俺が見たのは、俺達の荷物が撒き散らされて荒れた部屋だった。
物盗りでも入ったかと思い、宿屋の店主に文句を言いに行こうとしたが、ベッドの上に大の字で寝そべるベロニカの姿が目に入って足を止めた。
「ベロニカ、なんでこんな状態になっている?!何があったんだ?!」
俺はただ状況を把握しようとしただけだというのに、ベロニカはギロリと俺を睨んできた。
「マジうるさいんだけど。てか、どこ行ってたわけ?」
「どこって…、どこでもいいだろう!それよりこの状況は……!」
「ちょっとむしゃくしゃして散らかしちゃっただけじゃん!怒鳴んないでよ!」
むしゃくしゃして散らかした、って……。そんな理由で俺の荷物まで?本当に自分勝手な女だ!
「早く片付けろ!せめて俺の荷物だけでも!」
「自分のくらい、自分で片付けてよ!」
「はあ?!ばら撒いたのはお前だろう?!」
「だから!!あんたがあたしを放ったらかしてたせいで、恥かいたんだってば!だからあんたのせいで散らかってんの!!」
子供じゃないんだから、一日二日放っておいたくらいで、何を言ってるんだ。
そもそも、エカード家にこんな品の無い女を連れていけるわけがない。こいつは俺にベタ惚れだし、いい身体をしてるから恋人にしてやっているが、妻にするのは物静かで聡明な女と決めている。騒がしいうえに頭の悪いベロニカは論外だ。まあ、どうしてもと言うなら愛人にしてやってもいいが。
「俺がどこで何をしようと、俺の勝手だ!それに、王都へ来れたのは俺が金を出したからだぞ?!」
「てゆーか、ここに来たのもマジ無駄だったんだけど!あいつ優良物件だったのに、ルカに熱上げてるとか、マジでありえない!!」
…………なんだって?
「ルカに会ったのか?!」
「はあ?だったらなに?」
そうだ。あいつに証明させればいい。
前回はあの男に邪魔をされたが、今度こそルカに謝罪させるんだ。そうすれば父上達も、俺はなにも悪くないと分かってくれる。
それに、メルビアから離れた王都まで仕事に来るくらいだ。きっとルカは生活に困っているに違いない。俺の専属運び屋として雇ってやると言えば、きっと泣いて喜ぶはずだ。
今度こそ、あの澄まし顔を暴いてやる!
ベロニカがルカを見つけた場所を聞き出し、俺は軽やかな足取りでそこへ向かった。付近にある宿屋を周り、それらしい人物が泊まっていた宿が判明したが、
「その人達なら、今朝引き払ったよ。もう王都を出るって言ってたかな」
「な、なんだって……?!」
じゃあベロニカが会ったのは、出立する直前だったってことか?なんで引き止めておかないんだ、あのバカは!!
俺は宿屋に戻って急いで散らばった荷物を荷造りし直す。
「なに?そんなに急いで…」
「俺は戻る。お前は好きにしろ」
「はあ?!ちょっと待ってよ!置いてかれたら困るんだけど!!」
慌てて自分も荷物をまとめるベロニカ。ルカの連れの男にうつつを抜かしていたが、やはり俺がいないと駄目なのだろう。仕方のないやつだ。
ルカは以前の道中で馬車を使わなかったから、今回も徒歩のはず。今から馬車で追えば、途中の野営地か、少なくともロブエで追いつけるはずだ。
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