107 / 579
第107話 健気な言葉
しおりを挟む
「ああ、兄さん…会いたかった」
俺の家のお隣さん、地ノ宮 静里菜。
俺と優羽花とは昔からずっと三人一緒に過ごして来て、幼馴染みというよりは家族に近しい存在。
静里菜は俺の事を兄さんと呼び、俺も彼女をもう一人の妹だと思っている。
そんな俺の二人目の妹が夢の中に突然に現れて、俺の胸の中に飛び込んで来た。
「静里菜!?」
俺は咄嗟に両腕を広げて静里菜を抱き止めた。
彼女はそのまま俺の背中に手を回した。
俺たちはお互いに抱き合う様な格好になってしまった。
静里菜の華奢な身体が、
そして彼女がその身に纏う、
可憐な紅白の巫女服の素晴らしい感触が、
俺の身体を包み込んだ。
とても夢の中とは思えないリアルな感触である。
俺は古風な言い方をすれば、『巫女萌え』という奴である。
だから、巫女装束の感触は誰よりもよくわかっているつもりだ。
そんな俺が”リアルな感触”と認識出来るとは…
今日は凄く再現性の高い夢を見ているなあと、俺は思った。
俺は 静里菜の身体を抱きしめたまま、その感触を確認する。
ああ…やはり巫女服の手触りは素晴らしすぎる…。
静里菜の背中を、腕を、腰をさわさわと触れてみる。
うおお…何という心地良さ…
まったく…巫女服は最高だぜ!
「…ああン!
兄さん、そんなに…あちこち触られると…わ、わたし…」
静里菜が頬を赤らめて俺に訴えて来た。
「あっ…ご、ごめんな…静里菜。
久しぶりの巫女服の感触に
歯止めが利かなくなってしまったよ…」
今日は色んな事があり過ぎた。
まるで数年分の出来事が圧縮されたの様な濃い一日だったのである。
だから、静里菜とも何年も会って居ないかの様な感覚に捉われれてしまった。
もちろん巫女服の感触も。
それで歯止めが利かなくなってしまったのである。
俺は静里菜に心から謝ると、彼女からそっと腕を離した。
「こちらこそごめんなさい。
兄さんの大きな手に急に触られて、びっくりしちゃいました」
静里菜はそう言うと、俺の腕を手に取って、自分の身体に引き戻した。
「…もう大丈夫ですから。
兄さん、まだわたしの巫女服に触れたいのでしょう?
もっと触っても良いんですよ?
わたし、兄さんのこと…全部受け止めちゃいますから」
静里菜の健気な言葉が俺の胸に突き刺さった。
「う…」
俺はごくりと唾を飲んだ。
えっ?
本当に?
その可憐な巫女服を好きなだけ触りまくっても良いの?
日本が生み出した至高の衣装、
巫女装束に身を包んだ俺の愛しい妹、
地ノ宮 静里菜。
俺は彼女の綺麗な瞳を覗き込みながら、
恐る恐る確認の言葉を口にした。
「せ、静里菜…良い…のか…?」
「はい、兄さん。どうぞ」
静里菜はそう言うと俺に向けて両腕を広げた。
俺の家のお隣さん、地ノ宮 静里菜。
俺と優羽花とは昔からずっと三人一緒に過ごして来て、幼馴染みというよりは家族に近しい存在。
静里菜は俺の事を兄さんと呼び、俺も彼女をもう一人の妹だと思っている。
そんな俺の二人目の妹が夢の中に突然に現れて、俺の胸の中に飛び込んで来た。
「静里菜!?」
俺は咄嗟に両腕を広げて静里菜を抱き止めた。
彼女はそのまま俺の背中に手を回した。
俺たちはお互いに抱き合う様な格好になってしまった。
静里菜の華奢な身体が、
そして彼女がその身に纏う、
可憐な紅白の巫女服の素晴らしい感触が、
俺の身体を包み込んだ。
とても夢の中とは思えないリアルな感触である。
俺は古風な言い方をすれば、『巫女萌え』という奴である。
だから、巫女装束の感触は誰よりもよくわかっているつもりだ。
そんな俺が”リアルな感触”と認識出来るとは…
今日は凄く再現性の高い夢を見ているなあと、俺は思った。
俺は 静里菜の身体を抱きしめたまま、その感触を確認する。
ああ…やはり巫女服の手触りは素晴らしすぎる…。
静里菜の背中を、腕を、腰をさわさわと触れてみる。
うおお…何という心地良さ…
まったく…巫女服は最高だぜ!
「…ああン!
兄さん、そんなに…あちこち触られると…わ、わたし…」
静里菜が頬を赤らめて俺に訴えて来た。
「あっ…ご、ごめんな…静里菜。
久しぶりの巫女服の感触に
歯止めが利かなくなってしまったよ…」
今日は色んな事があり過ぎた。
まるで数年分の出来事が圧縮されたの様な濃い一日だったのである。
だから、静里菜とも何年も会って居ないかの様な感覚に捉われれてしまった。
もちろん巫女服の感触も。
それで歯止めが利かなくなってしまったのである。
俺は静里菜に心から謝ると、彼女からそっと腕を離した。
「こちらこそごめんなさい。
兄さんの大きな手に急に触られて、びっくりしちゃいました」
静里菜はそう言うと、俺の腕を手に取って、自分の身体に引き戻した。
「…もう大丈夫ですから。
兄さん、まだわたしの巫女服に触れたいのでしょう?
もっと触っても良いんですよ?
わたし、兄さんのこと…全部受け止めちゃいますから」
静里菜の健気な言葉が俺の胸に突き刺さった。
「う…」
俺はごくりと唾を飲んだ。
えっ?
本当に?
その可憐な巫女服を好きなだけ触りまくっても良いの?
日本が生み出した至高の衣装、
巫女装束に身を包んだ俺の愛しい妹、
地ノ宮 静里菜。
俺は彼女の綺麗な瞳を覗き込みながら、
恐る恐る確認の言葉を口にした。
「せ、静里菜…良い…のか…?」
「はい、兄さん。どうぞ」
静里菜はそう言うと俺に向けて両腕を広げた。
0
あなたにおすすめの小説
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
異世界複利! 【単行本1巻発売中】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる