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第144話 三位一体の攻撃
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「はあっ!」
クレハは斧槍を振りかぶって来た。
鈍重そうな鋼の長武器と裏腹に
軽やかに振り回されたそれは凄まじい速度で俺に迫り来る。
この槍も魔鋼製鎧の様に
魔法で作られた軽くて丈夫な金属で作られてるのだろうか?
あるいは使い手のクレハの腕前あっての速度なのか?
…それともその”両方”か?
俺はクレハの放った一条の銀光の如き一撃を身体を逸らして躱す。
しかしクレハは斧槍の穂先を俺に向け直すと、
流れる様に斬撃を繰り出して来る。
だが俺は既に『地ノ宮流気士術・三の型、金剛』は発動済み、
気を纏わせて鋼並みの硬度に引き上げた左手を手刀にして繰り出し、
彼女の槍と真正面からぶつかる。
クレハの嵐の如き長射程の斬撃を俺は左手一本で捌いて見せた。
「やああッー!」
クレハとは反対側の右方向から
イロハは細身剣を突き出して来た。
それはクレハの斧槍よりもリーチが短い分、
より速い速度の突きとなって俺に襲い来る。
だが『地ノ宮流気士術・三の型、金剛』は右手にも発動済みである。
俺は気を纏わせて鋼並みの硬度に引き上げた右手の手刀を突き出して
クレハの剣と真正面から激突する。
「やりますわね兄様!
ではこれならどうかしら?」
イロハはフェンシングの様な姿勢を取ると
連続で突きを繰り出して来た。
それはまるで豪雨の如き猛撃。
速い!
ならばこちらも負けずに攻撃の速度を上昇させる、
俺は連続で右手刀を繰り出してイロハの突き攻撃を全て捌き切る。
左手手刀でクレハの槍を、
右手手刀でイロハの剣を捌きながら俺は周囲を見渡す。
もうひとりの姫騎士団団員、ツツジの姿が確認出来ない。
一体何処へ…?
だが次の瞬間、俺の頭の中を嫌な気配が突き抜ける。
俺は地面を強く蹴り上げると空中へと舞い上がった。
そして俺が居た所をツツジの剣の一閃が駆け抜けていく。
俺の死角外からの一撃!?
眼や耳では全く感じ取ることが出来なかった…
これが以前ツツジが言っていた、
暗器騎士の気配を消した死角外からの必殺攻撃って奴か?
なるほど…
クレハの長射程攻撃と
イロハの連続攻撃で挟撃して相手の動きを止めている間に
死角外から気配を消したツツジが必殺の一撃を繰り出して仕留めるというのが、
彼女たちの戦法という訳か。
それぞれに攻撃の役割が決まっている三位一体の攻撃という訳だな。
クレハは斧槍を振りかぶって来た。
鈍重そうな鋼の長武器と裏腹に
軽やかに振り回されたそれは凄まじい速度で俺に迫り来る。
この槍も魔鋼製鎧の様に
魔法で作られた軽くて丈夫な金属で作られてるのだろうか?
あるいは使い手のクレハの腕前あっての速度なのか?
…それともその”両方”か?
俺はクレハの放った一条の銀光の如き一撃を身体を逸らして躱す。
しかしクレハは斧槍の穂先を俺に向け直すと、
流れる様に斬撃を繰り出して来る。
だが俺は既に『地ノ宮流気士術・三の型、金剛』は発動済み、
気を纏わせて鋼並みの硬度に引き上げた左手を手刀にして繰り出し、
彼女の槍と真正面からぶつかる。
クレハの嵐の如き長射程の斬撃を俺は左手一本で捌いて見せた。
「やああッー!」
クレハとは反対側の右方向から
イロハは細身剣を突き出して来た。
それはクレハの斧槍よりもリーチが短い分、
より速い速度の突きとなって俺に襲い来る。
だが『地ノ宮流気士術・三の型、金剛』は右手にも発動済みである。
俺は気を纏わせて鋼並みの硬度に引き上げた右手の手刀を突き出して
クレハの剣と真正面から激突する。
「やりますわね兄様!
ではこれならどうかしら?」
イロハはフェンシングの様な姿勢を取ると
連続で突きを繰り出して来た。
それはまるで豪雨の如き猛撃。
速い!
ならばこちらも負けずに攻撃の速度を上昇させる、
俺は連続で右手刀を繰り出してイロハの突き攻撃を全て捌き切る。
左手手刀でクレハの槍を、
右手手刀でイロハの剣を捌きながら俺は周囲を見渡す。
もうひとりの姫騎士団団員、ツツジの姿が確認出来ない。
一体何処へ…?
だが次の瞬間、俺の頭の中を嫌な気配が突き抜ける。
俺は地面を強く蹴り上げると空中へと舞い上がった。
そして俺が居た所をツツジの剣の一閃が駆け抜けていく。
俺の死角外からの一撃!?
眼や耳では全く感じ取ることが出来なかった…
これが以前ツツジが言っていた、
暗器騎士の気配を消した死角外からの必殺攻撃って奴か?
なるほど…
クレハの長射程攻撃と
イロハの連続攻撃で挟撃して相手の動きを止めている間に
死角外から気配を消したツツジが必殺の一撃を繰り出して仕留めるというのが、
彼女たちの戦法という訳か。
それぞれに攻撃の役割が決まっている三位一体の攻撃という訳だな。
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