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第238話 日緋色金
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「この世界エゾン・レイギスは
世界を創られた7柱の精霊様に
それぞれ対応した7属性の魔法があります。
そしてこの世界に住まう全ての生物には
生まれながらに7つの属性のどれかが備わっていますわ。
光の属性
風の属性
火の属性
水の属性
地の属性
闇の属性
無属性
以上がその7つの属性ですの。
そして生まれながらの属性によって、
魔法の威力の減衰、使用できない魔法、修得が難しい魔法と、
実質使える魔法に制限がかかってしまいます。
ですから、
魔法を教える人間は魔法を学ぶ人間と同じ属性であることが望ましいですわ。
ミリィお姉様が幾ら魔法に長けた魔法学者であらせられても、
その属性は風。
ケイガお兄様の光属性とは違いますわ。
そして光属性の魔法は光属性を持つ人間以外には修得が難しいとされる魔法。
やはり同じ光属性であるわたくしが
ケイガお兄様にお教えするほうが最も効率が良いと思いますの。
お兄様に一刻も早く魔法をご修得されて頂くために…
そしてご修得された魔法で更に高まったそのお力で、
魔族からこの国を、
この世界エゾンレイギスを、
全ての人間を救っていただくために!」
「ふうん、理に叶った台詞ではあるね。
…それで”本音”はどうなんだいポーラ?」
「わたくしはお兄様の手を取り足を取り腰を取り、
昼夜問わず常に一緒になって魔法を教えてさしあげますの!
そんなわたくしにお兄様は感謝と共に愛しい思いが溢れてきて…
ついにわたくしの手を取り足を取り腰を取って!
『ああ…ポーラ…俺はもう…』
『ああっ…お兄様…わたくしも…』
そうなってふたりはふたりは…兄妹の境を超えて固く結ばれるのですわ!!」
「えっ…ええええっーーー!!??」
ポーラ姫の台詞に思わず声を上げてしまう俺。
俺はただ、清く正しい兄妹関係を築きたいだけなのに。
彼女は相変わらずそれを許してくれない。
「あのねえポーラ!
そういう自分の欲望優先なのはダメだっていつもいっているだろう!」
「何を言っていますのお姉様!
ケイガお兄様はわたくしのことを
少なからずも思って下さっていることが分かった以上、
ここは一気呵成に攻め込むときなのですわ!
鉄とオリハルコンと日緋色金は熱いうちに打てと言いますわ!」
日緋色金は俺の故郷である、
日本で古来に存在したとされる伝説の金属である。
ああ、この異世界エゾン・レイギスには存在するんだな…。
俺はポーラ姫の猛攻から現実逃避をすべく、
そんなことを頭に思い浮かべていた。
世界を創られた7柱の精霊様に
それぞれ対応した7属性の魔法があります。
そしてこの世界に住まう全ての生物には
生まれながらに7つの属性のどれかが備わっていますわ。
光の属性
風の属性
火の属性
水の属性
地の属性
闇の属性
無属性
以上がその7つの属性ですの。
そして生まれながらの属性によって、
魔法の威力の減衰、使用できない魔法、修得が難しい魔法と、
実質使える魔法に制限がかかってしまいます。
ですから、
魔法を教える人間は魔法を学ぶ人間と同じ属性であることが望ましいですわ。
ミリィお姉様が幾ら魔法に長けた魔法学者であらせられても、
その属性は風。
ケイガお兄様の光属性とは違いますわ。
そして光属性の魔法は光属性を持つ人間以外には修得が難しいとされる魔法。
やはり同じ光属性であるわたくしが
ケイガお兄様にお教えするほうが最も効率が良いと思いますの。
お兄様に一刻も早く魔法をご修得されて頂くために…
そしてご修得された魔法で更に高まったそのお力で、
魔族からこの国を、
この世界エゾンレイギスを、
全ての人間を救っていただくために!」
「ふうん、理に叶った台詞ではあるね。
…それで”本音”はどうなんだいポーラ?」
「わたくしはお兄様の手を取り足を取り腰を取り、
昼夜問わず常に一緒になって魔法を教えてさしあげますの!
そんなわたくしにお兄様は感謝と共に愛しい思いが溢れてきて…
ついにわたくしの手を取り足を取り腰を取って!
『ああ…ポーラ…俺はもう…』
『ああっ…お兄様…わたくしも…』
そうなってふたりはふたりは…兄妹の境を超えて固く結ばれるのですわ!!」
「えっ…ええええっーーー!!??」
ポーラ姫の台詞に思わず声を上げてしまう俺。
俺はただ、清く正しい兄妹関係を築きたいだけなのに。
彼女は相変わらずそれを許してくれない。
「あのねえポーラ!
そういう自分の欲望優先なのはダメだっていつもいっているだろう!」
「何を言っていますのお姉様!
ケイガお兄様はわたくしのことを
少なからずも思って下さっていることが分かった以上、
ここは一気呵成に攻め込むときなのですわ!
鉄とオリハルコンと日緋色金は熱いうちに打てと言いますわ!」
日緋色金は俺の故郷である、
日本で古来に存在したとされる伝説の金属である。
ああ、この異世界エゾン・レイギスには存在するんだな…。
俺はポーラ姫の猛攻から現実逃避をすべく、
そんなことを頭に思い浮かべていた。
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