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第346話 戻して
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「何馬鹿なことを言っているのよお兄?
あたしの理想の妹のヒカリちゃんは
とっても可愛いらしい幼女なんだからね!
そっちのヒカリさんはあたしより背も高くて
胸もおっきな立派な大人の女性じゃないの!
その姿のいったいどこが幼女だっていうのよ!」
まあ確かに今のヒカリの姿を見て
幼い少女の姿をしていたヒカリと同一人物とは思えないよなあ。
でも幼女幼女と連呼するなよ我が妹よ。
さて…どう説明したものか?
と、思案する俺の前に
ヒカリが歩み出て優羽花に向かって口を開いた。
「ユウカ、
いまのわたしの姿を見てわからないのもむりはない。
でもわたしはヒカリ。
光の勇者ユウカと連なるそんざいである光の精霊ヒカリ」
「えっ…?
えっ…?」
「ヒカリは大魔王とたたかうケイガおにいちゃんの力になるために、
短い手足から戦いに見合った長い手足へと調整するひつようがあった。
だから幼いからだから大人のからだへと急速成長させた」
「せ、成長…?」
「それからユウカ。
わたしはユウカの妹ではなく姉。
そこはゆずれない」
「…あっ…その言い回し……
あなた…本当に…
ヒカリちゃん…なの?」
ヒカリはこくりと頷いた。
「そ…そんな…」
ばったーん!
優羽花は盛大に音を立ててその場にひっくり返った。
「お、おい優羽花!
…大丈夫か?」
俺は急ぎ駆け寄ると優羽花を抱き起した。
我が妹は震える手で俺の手を握ると口を開いた。
「…戻して…」
「え?」
「戻してえええええーーーー!
ヒカリちゃんを元に戻してよおおおーーーー!!」
ヒカリちゃんのぷにぷにしたほっぺが!
ヒカリちゃんのちっちゃなお手てが!
ヒカリちゃんのミルクの様な匂いが!
みんな無くなっちゃったよおおおおおおーー!
あたしは今日からどうやって!
ヒカリちゃん幼女成分を補給すればいいのおーー!!」
優羽花は鬼気迫る表情で絶叫した。
その目からは涙すら流れていた。
え、ええっ…
そ、そんなに…
泣くまでショックなことだったのか…?
我が妹は生来可愛いもの好きであり、
可愛い妹が欲しかったということも承知済みではあるのだが…
この言い分には流石の俺もドン引きである。
「うっ…うっ…
ヒカリちゃん…ヒカリちゃん…
わたしのヒカリちゃんが…
いなくなっちゃったよぉ…」
我が妹、ガン泣きである。
「こ、こら、優羽花!
今の大人の姿のヒカリは、
お前の大好きな幼い少女のヒカリ本人でもあるんだ。
その態度は流石にヒカリに失礼だろう?」
俺は思わず優羽花に諫めの言葉を掛ける。
「何よう…
お兄はヒカリちゃんが
自分好みのおっぱいばいんばいんになって
嬉しいからそんなこと言えるのよ!」
「ば、馬鹿なに言っているんだ優羽花!
俺はそんなことは全然これっぽっちもまったく無いぞ!
ほ本当だぞ!
大体妹をそういう目で見るなんて兄としてはいけないことであってなあ!」
売り言葉に買い言葉、
俺と優羽花は互いの嗜好を交えた言葉の応酬を繰り広げた。
あたしの理想の妹のヒカリちゃんは
とっても可愛いらしい幼女なんだからね!
そっちのヒカリさんはあたしより背も高くて
胸もおっきな立派な大人の女性じゃないの!
その姿のいったいどこが幼女だっていうのよ!」
まあ確かに今のヒカリの姿を見て
幼い少女の姿をしていたヒカリと同一人物とは思えないよなあ。
でも幼女幼女と連呼するなよ我が妹よ。
さて…どう説明したものか?
と、思案する俺の前に
ヒカリが歩み出て優羽花に向かって口を開いた。
「ユウカ、
いまのわたしの姿を見てわからないのもむりはない。
でもわたしはヒカリ。
光の勇者ユウカと連なるそんざいである光の精霊ヒカリ」
「えっ…?
えっ…?」
「ヒカリは大魔王とたたかうケイガおにいちゃんの力になるために、
短い手足から戦いに見合った長い手足へと調整するひつようがあった。
だから幼いからだから大人のからだへと急速成長させた」
「せ、成長…?」
「それからユウカ。
わたしはユウカの妹ではなく姉。
そこはゆずれない」
「…あっ…その言い回し……
あなた…本当に…
ヒカリちゃん…なの?」
ヒカリはこくりと頷いた。
「そ…そんな…」
ばったーん!
優羽花は盛大に音を立ててその場にひっくり返った。
「お、おい優羽花!
…大丈夫か?」
俺は急ぎ駆け寄ると優羽花を抱き起した。
我が妹は震える手で俺の手を握ると口を開いた。
「…戻して…」
「え?」
「戻してえええええーーーー!
ヒカリちゃんを元に戻してよおおおーーーー!!」
ヒカリちゃんのぷにぷにしたほっぺが!
ヒカリちゃんのちっちゃなお手てが!
ヒカリちゃんのミルクの様な匂いが!
みんな無くなっちゃったよおおおおおおーー!
あたしは今日からどうやって!
ヒカリちゃん幼女成分を補給すればいいのおーー!!」
優羽花は鬼気迫る表情で絶叫した。
その目からは涙すら流れていた。
え、ええっ…
そ、そんなに…
泣くまでショックなことだったのか…?
我が妹は生来可愛いもの好きであり、
可愛い妹が欲しかったということも承知済みではあるのだが…
この言い分には流石の俺もドン引きである。
「うっ…うっ…
ヒカリちゃん…ヒカリちゃん…
わたしのヒカリちゃんが…
いなくなっちゃったよぉ…」
我が妹、ガン泣きである。
「こ、こら、優羽花!
今の大人の姿のヒカリは、
お前の大好きな幼い少女のヒカリ本人でもあるんだ。
その態度は流石にヒカリに失礼だろう?」
俺は思わず優羽花に諫めの言葉を掛ける。
「何よう…
お兄はヒカリちゃんが
自分好みのおっぱいばいんばいんになって
嬉しいからそんなこと言えるのよ!」
「ば、馬鹿なに言っているんだ優羽花!
俺はそんなことは全然これっぽっちもまったく無いぞ!
ほ本当だぞ!
大体妹をそういう目で見るなんて兄としてはいけないことであってなあ!」
売り言葉に買い言葉、
俺と優羽花は互いの嗜好を交えた言葉の応酬を繰り広げた。
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