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第三章 秘伝の弟子
118 熱い人達みたいで……
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何かスゴイのが来たというのが高耶の感想だった。
思わず身構えてしまったのは、彼らからの気迫が強かったから。若干、迎撃態勢に入ってしまったのも仕方がないと言える。
しかし、彼らはこのゴロゴロと石の転がる河原でスライディング土下座を決めた。
「っ!?」
痛いだろうと目を見開く高耶の前で彼らは頭を上げることなく、大きな声で叫ぶように告げる。
因みに、彼らのズボンは特別性で、石も刺さらない。特殊な精霊が織った布で、銃弾もはね返すと言われている。
「我ら、清掃部隊! ご当主様へのこれまでの数々のご無礼! 謝罪をいたしたく参りました!!」
「え? いや、え?」
高耶も何がなんだかわからない。
そんな中、清晶は警戒しながら高耶にこれ以上彼らが近付かないように密かに結界を張っている。
《なんなのこいつら……》
清晶が結界を張ったのは条件反射のようなものだったのだ。暑苦しいのが高耶に抱きつくんじゃないかと思ったら全力で張っていたらしい。
触って欲しくないということだ。
「秘伝のご当主は秘伝秀一という方だと思っておりました……なので、ご当主の名を騙っているのだとばかり……」
「清掃部隊である我らは、他の陰陽師の方達に下に見られることが多く……下っ端の見習い陰陽師風情が指図をと……少々卑屈になっておりました……」
「はあ……」
よくわからない話が始まった。
それを聞いていると、どうやら、彼らの仕事を軽視する者が陰陽師の中にいるようだ。確かに清掃部隊はゴミ掃除をするというイメージがある。
実際は確かにこうしたゴミを処理するのはもちろんなのだが、場を清める前の下準備までをするのが彼らの仕事の一つだ。
時には、術によって荒れてしまった場所を整地し、元のように整えるという仕事もある。力仕事にも定評のある彼らは、儀式場を作ることもあった。
彼らは陰陽師達の裏方。黒子のようなもの。なくてはならない存在なのだが、どうしても特別な力があるのだと驕ってしまう最近の陰陽師達は軽視してしまうらしい。
「いつも我らが到着するとご当主は場を整えてくださっていました。やるべきことをやりやすいようにとしてくださっているのがよくわかります……」
「最初はただの偶然だと思いました。ですが違う……そう気付いたのは、お恥ずかしいことについ最近です……」
散らかしたら散らかしたままの陰陽師達とは違う。ここからここまでの範囲という場の保全も的確だった。
その上、高耶は仕事を頼んだ次の日には清掃部隊にきっちりと報酬を振り込むし、酷く大変な仕事の後には心付けとして差し入れも送っていた。
差し入れとしては、町や集落から送られてくることもあったので、特に気にしてはいなかったのだ。
「その気付くきっかけは神楽部隊でした」
「あれらとは、神楽の舞台の設営でよく仕事を一緒にします。そこでご当主のことを聞いたのです……」
神楽部隊は、何気ない様子で高耶に頼まれて行った神楽の話をしていただけだった。
『本当に秘伝のご当主には頭が下がりますよ。あれでまだ確か二十になっていませんでしたよね?』
『そうですよ。いやあ、思い出しますね……まだ高校生になったばかりの頃のご当主に、我々は辛く当たってしまっていて……』
『本当ですよ……今思うと本当に大人気ない……あの年でこちらのことまで気遣ってくださる方などそうそういませんよ』
いつからだっただろう。彼ら神楽部隊が、こうして穏やかに談笑しながら仕事をするようになったのは。それに気付いた時、ふとそれがとても気になった。
『秘伝のご当主はお若かったですかな?』
秘伝の当主は自分たちとそう変わらない壮年の、気遣いなどという言葉とは無縁な神経質な男だったはずだ。
『そうですよ? あ、もしや本家の方と勘違いされていませんか?』
『はい?』
当主なのだから本家だろうと、何を言っているのかわからなかった。
『秘伝のご当主は血ではなく、素質で決まるそうです。今の正式なご当主は分家筋から出られた方ですよ? とても真面目で博識で……常に努力を怠らない素晴らしい青年です』
研究に余念のない、どちらかといえば頭の固い方の神楽部隊の者が褒めるほどの人物。それに心当たりは全くなかった。
『きっとあのご当主のことです。あなた方のお仕事にも気を遣っておられるのではないでしょうか。少なくとも、彼ならば場を散らかしたまま後は頼んだと放置されるようなことはしませんよ』
『……あ……っ』
そこでようやく思い当たった。
いつも電話で丁寧に、申し訳なさそうに依頼してくる青年がいること。受付担当は、また当主を騙るバカな青年からの依頼だと連絡がある。しかし、その現場はそんな当主を騙るような者がいた場所なのかと不思議に思えるものだった。
『本物の当主だったのか……』
気付いてすぐに受付担当達を張り倒した。
受付は持ち回りでしている。だから、ほとんど全員だった。けれど、この頃になると高耶はすぐに対応してもらえないことが分かっているために、直接の電話ではなく依頼書ということで次の日に回すようになっていた。
場の保管はきっちりしてくれているので、すぐに急行する必要がなかったのだ。他の急務となる場所が終わってからで良いといつも一筆書かれていた。
どうしてこれに今まで気付かなかったのかと頭を抱えるしかない。因みに下の者たちを張り倒した手前、自分たちにもこれには罰をと思い、このふた月は休み返上で毎日働き続けていた。
そんな中、ようやくこうして会える機会がやってきたのだ。
「本当にっ、本当に申し訳ありませんでした!」
「今後はいつでもその場でお電話いただければすぐに駆けつけますっ。寧ろ、他の奴らなど後回しにします! あいつらはちょっと困ればいい!」
「そうですっ。現場をむちゃくちゃにして『後よろしく~』などというバカ共などちょっと警察に捕まればいいのです」
「器物破損で訴えられて、賠償金でひぃひぃ言えばちっとは大人しくなるわいっ」
「それだ! もうご当主との依頼しか受けないと宣言してやりますぞ!」
「……え~っと……」
色々と溜まっていたものまでブチまけはじめた二人に、高耶は困惑するしかなかった。
*********
読んでくださりありがとうございます◎
思わず身構えてしまったのは、彼らからの気迫が強かったから。若干、迎撃態勢に入ってしまったのも仕方がないと言える。
しかし、彼らはこのゴロゴロと石の転がる河原でスライディング土下座を決めた。
「っ!?」
痛いだろうと目を見開く高耶の前で彼らは頭を上げることなく、大きな声で叫ぶように告げる。
因みに、彼らのズボンは特別性で、石も刺さらない。特殊な精霊が織った布で、銃弾もはね返すと言われている。
「我ら、清掃部隊! ご当主様へのこれまでの数々のご無礼! 謝罪をいたしたく参りました!!」
「え? いや、え?」
高耶も何がなんだかわからない。
そんな中、清晶は警戒しながら高耶にこれ以上彼らが近付かないように密かに結界を張っている。
《なんなのこいつら……》
清晶が結界を張ったのは条件反射のようなものだったのだ。暑苦しいのが高耶に抱きつくんじゃないかと思ったら全力で張っていたらしい。
触って欲しくないということだ。
「秘伝のご当主は秘伝秀一という方だと思っておりました……なので、ご当主の名を騙っているのだとばかり……」
「清掃部隊である我らは、他の陰陽師の方達に下に見られることが多く……下っ端の見習い陰陽師風情が指図をと……少々卑屈になっておりました……」
「はあ……」
よくわからない話が始まった。
それを聞いていると、どうやら、彼らの仕事を軽視する者が陰陽師の中にいるようだ。確かに清掃部隊はゴミ掃除をするというイメージがある。
実際は確かにこうしたゴミを処理するのはもちろんなのだが、場を清める前の下準備までをするのが彼らの仕事の一つだ。
時には、術によって荒れてしまった場所を整地し、元のように整えるという仕事もある。力仕事にも定評のある彼らは、儀式場を作ることもあった。
彼らは陰陽師達の裏方。黒子のようなもの。なくてはならない存在なのだが、どうしても特別な力があるのだと驕ってしまう最近の陰陽師達は軽視してしまうらしい。
「いつも我らが到着するとご当主は場を整えてくださっていました。やるべきことをやりやすいようにとしてくださっているのがよくわかります……」
「最初はただの偶然だと思いました。ですが違う……そう気付いたのは、お恥ずかしいことについ最近です……」
散らかしたら散らかしたままの陰陽師達とは違う。ここからここまでの範囲という場の保全も的確だった。
その上、高耶は仕事を頼んだ次の日には清掃部隊にきっちりと報酬を振り込むし、酷く大変な仕事の後には心付けとして差し入れも送っていた。
差し入れとしては、町や集落から送られてくることもあったので、特に気にしてはいなかったのだ。
「その気付くきっかけは神楽部隊でした」
「あれらとは、神楽の舞台の設営でよく仕事を一緒にします。そこでご当主のことを聞いたのです……」
神楽部隊は、何気ない様子で高耶に頼まれて行った神楽の話をしていただけだった。
『本当に秘伝のご当主には頭が下がりますよ。あれでまだ確か二十になっていませんでしたよね?』
『そうですよ。いやあ、思い出しますね……まだ高校生になったばかりの頃のご当主に、我々は辛く当たってしまっていて……』
『本当ですよ……今思うと本当に大人気ない……あの年でこちらのことまで気遣ってくださる方などそうそういませんよ』
いつからだっただろう。彼ら神楽部隊が、こうして穏やかに談笑しながら仕事をするようになったのは。それに気付いた時、ふとそれがとても気になった。
『秘伝のご当主はお若かったですかな?』
秘伝の当主は自分たちとそう変わらない壮年の、気遣いなどという言葉とは無縁な神経質な男だったはずだ。
『そうですよ? あ、もしや本家の方と勘違いされていませんか?』
『はい?』
当主なのだから本家だろうと、何を言っているのかわからなかった。
『秘伝のご当主は血ではなく、素質で決まるそうです。今の正式なご当主は分家筋から出られた方ですよ? とても真面目で博識で……常に努力を怠らない素晴らしい青年です』
研究に余念のない、どちらかといえば頭の固い方の神楽部隊の者が褒めるほどの人物。それに心当たりは全くなかった。
『きっとあのご当主のことです。あなた方のお仕事にも気を遣っておられるのではないでしょうか。少なくとも、彼ならば場を散らかしたまま後は頼んだと放置されるようなことはしませんよ』
『……あ……っ』
そこでようやく思い当たった。
いつも電話で丁寧に、申し訳なさそうに依頼してくる青年がいること。受付担当は、また当主を騙るバカな青年からの依頼だと連絡がある。しかし、その現場はそんな当主を騙るような者がいた場所なのかと不思議に思えるものだった。
『本物の当主だったのか……』
気付いてすぐに受付担当達を張り倒した。
受付は持ち回りでしている。だから、ほとんど全員だった。けれど、この頃になると高耶はすぐに対応してもらえないことが分かっているために、直接の電話ではなく依頼書ということで次の日に回すようになっていた。
場の保管はきっちりしてくれているので、すぐに急行する必要がなかったのだ。他の急務となる場所が終わってからで良いといつも一筆書かれていた。
どうしてこれに今まで気付かなかったのかと頭を抱えるしかない。因みに下の者たちを張り倒した手前、自分たちにもこれには罰をと思い、このふた月は休み返上で毎日働き続けていた。
そんな中、ようやくこうして会える機会がやってきたのだ。
「本当にっ、本当に申し訳ありませんでした!」
「今後はいつでもその場でお電話いただければすぐに駆けつけますっ。寧ろ、他の奴らなど後回しにします! あいつらはちょっと困ればいい!」
「そうですっ。現場をむちゃくちゃにして『後よろしく~』などというバカ共などちょっと警察に捕まればいいのです」
「器物破損で訴えられて、賠償金でひぃひぃ言えばちっとは大人しくなるわいっ」
「それだ! もうご当主との依頼しか受けないと宣言してやりますぞ!」
「……え~っと……」
色々と溜まっていたものまでブチまけはじめた二人に、高耶は困惑するしかなかった。
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−−−−−−
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