目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

文字の大きさ
71 / 267
第2章 開拓篇

第71話 村人 マイン城へ侵入する

しおりを挟む
 城門が閉ざされたマイン城は、静まり返っている。さっきまでブンブンと飛んでいたボットは既にいない。さっきの攻撃で壊滅したのだろうか静かになっていた。

「村人様。どうやってあの門を開けるのですか?」

ラークが話しかけてきたので、サイコキネシスで扉の向こう側を操作して城門を開けた。

「ほら」

「本当だ!!」

「じゃ…俺が潜入してくるから」

みんなは黙ってうなずいた。

「ご武運を」

「任せておけ」

いざ、潜入開始。城門をくぐると両側に高い城壁が連なる回廊がある。するとやはりボットが出てきた。これらの攻撃をバリヤーで防いで、目の前の第2の扉にたどり着く、そして、先ほどと同様に扉を開けるとそこにはボットが目の前にいて一斉照射してきた。

「バリヤー!!」

バリヤーでボットをそのまま向こうの壁まで押し突けたのだった。

丁度その頃、城中で俺が侵入したことに気付いたマインマスターは直ぐに銭玄人ゼニークラウドをよんだ。

「どうしたアルカ?」

「どうしたアルカじゃない?これを見ろ!!一体何が起きているのだ?」

そこへ魔導士長がやってきた。

「マスター!!城内に侵入者が!!」

「わかっておるわ!!衛兵たちは何をしている」

「気絶しております。我々10魔導士は城郭の中心にいましたので、気絶は免れましたが…う」

「どうしたアル?」

バタバタと魔導士長と銭玄人は倒れたのだった。

「これは?」

二人が気絶したことに気付いたマスターは、目の前に写る俺の姿を見てうろたえた。

なぜ?魔法陣が効かぬのだ…すると画面に映っていた俺の姿が消えたことに気付いた。

「どこに行った!!」

「ここだよ」

マスターが振り向くとそこには俺がいた。マスターの後ろには青白く光る大きな水晶体のような感じも物体があった。大きさは、幅0.5メートルほどで高さ2メートル程のダイヤのような形をしている。その物体はまるで生きているかの如く輝いたりしていたのだった。

「貴様!!」

気絶シンコペーション

「う!!」

こうして敵の総大将を捕えた俺は、みんなに城内に入る様に連絡した。更にマスターと魔導士たちには魔牢石の手錠をかけた。これをすると魔法は使えなくなる。その上で、マスターには正直者オナスティの呪文をかけた。するとミネルバが

「それにしてもこの魔道結晶体は見事なものだな」

「こんな大きさの初めて見ました」

アリスが話をするとシャンリーが

「ここにも小さいやつがあるわ」

「あの~魔導結晶体とは?」

実は、魔力を蓄える力を持つ石を魔法石と呼んでるんだが、その入りの中でも魔力を蓄える力だけの部分を純粋に集めて、結晶体にしたのを魔道結晶体と言うらしい。これを作るにはかなりの労力がいるらしく、小さなものでも相当な魔力がいるとか

「で?どうやって手に入れたんだ?」

俺がマスターに話を聞くと

「そんなこと言えるわけない」

「どうやってあれを手に入れたんだ」

「ふん!!あれは、鉱山を掘っていたら出てきたんだ…あれ?」

「そう言えば、貴様!!子供に自爆なんて悪どい魔法をかけたんだ」

「自爆?俺はそんな魔法は知らない。するとすれば、そこの魔導士たちだ」

正直者をかけているので嘘はついていないみたいだ。そこで残りの魔導士たちに聴いてみると全員そのことは知らなかった。ということはどういうことだ?と思っていると

「銭玄人も確か魔法が使えるはずだ」

「銭玄人?奴は、どこに?」

いつの間にか奴はいなくなっていた。慌てている俺たちにマスターは

「銭玄人は斉の国の人間だ。多分、このどさくさに紛れて、本国に逃げたに違いない」

マスターは自分がペラペラとしゃべってしまってことに驚いている様子だった。そして、サマンサにリサーチをさせるとこのマスターの能力はDランクだったようだ。周りの魔導士たちの方がレベルが高いということが解った。それは、この魔道結晶体をつかって、魔力を増幅して使っていたからだということが解ったのだった。
 こうして、彼らは俺たちの軍門に下り、鉱山の街マインを手に入れることが出来たのだった。更に、この魔導結晶体が俺たちに更なる発展をもたらすことになる。

****

マインを逃げ出した銭玄人

「いやー参ったアルネ。本国に戻って報告するアルネ」

****

マインマスター、彼女は女だった。そして、本当の名前は”アイアンマン”だそうだ。実は、彼女とここにいる10魔導士は、魔導工学というのを研究していたそうだ。彼女達が作ったのは、人工魔力集積装置これは、このマイン城自体がその装置となっている。空気中に漂っている魔導粒子を集めて魔導結晶体に充填して、その魔力で白の防御をする魔道防壁が使用可能になったということだった。彼らは研究のために、鉱山を開発、人手不足を解消する為に、周りの村から人を集めて、洗脳して使っていたということだった。

「とりあえず、全員は解放させるべきだ」

「わかりました」

こうしてマイン街からは多くの人々がかつて住んでいた村へ戻っていったのだった。しかし、ほとんど人々は、やがて、マインへと戻って来ることになった。実は、村に戻ったら他人に占拠されて家も何もかもなくなっていることが多かったからだ。人口は4000人になったが、マインの街は継続して鉱物資源を開発する場所となった。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

神々に見捨てられし者、自力で最強へ

九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。 「天職なし。最高じゃないか」 しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。 天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない

よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。 魔力があっても普通の魔法が使えない俺。 そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ! 因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。 任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。 極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ! そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。 そんなある日転機が訪れる。 いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。 昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。 そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。 精霊曰く御礼だってさ。 どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。 何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ? どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。 俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。 そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。 そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。 ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。 そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。 そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ? 何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。 因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。 流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。 俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。 因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

処理中です...