目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第2章 開拓篇

第97話 村人 シンと戦う

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羅王関へ向かう5つの艦影

「あと1時間ほどで羅王関です」

「航海は予定通りですな。30分後に第1種戦闘態勢へ」

「了解!!」

そんな安定した航行を続ける艦隊の姿を羅王関の見張りは発見したのだった。

「オウキ将軍!!上空に不明の物体が見えています」

「フン!!」

オウキ将軍、シン国にあって最強の武将である。一騎当千といわれるその武力と知力は、ズーダン諸国に知れ渡っているほどの人物であった。この日、彼は自らの軍勢を引き連れ、斉侵攻軍50万を視察に訪れていたのであった。空を見上げ5つの艦影を確認すると

「リジク!!どうしたものかの」

「ハ!!嫌な予感がします。ここは羅王関を離れて、浅間山で待機をしますか」

「フフフ、それがよさそうだな」

「あの~如何なさいますか?」

「軍を移動する」

羅王関、ここは斉との国境に築いた難攻不落の要塞である。斉は幾度となくこの要塞を攻略しようとしたが、破ることはなかった。そのことにより、斉は、これより東へ進むことはできなかったのである。
ここに約50万の軍勢を終結をさせているのだが、当然、その全てが羅王関に入るわけではない。彼らはシン国側の野営地で陣を張って待機しているのであった。
実は、今回の作戦を立案したのはオウキ将軍ではなく、リクソン将軍であった。彼もまた同じ報告を受けていた。

「将軍!!如何なさいますか?」

知らせを聞いたリクソン将軍は、羅王関に上り上空に見える5隻の艦影、彼としては未確認飛行物体通称UFOを見たことになるのだが、この艦影が斉からやってきたものだと直感的に判断したのである。

「飛竜隊を準備せよ。ナマ・ラーメンへ連絡するのだ!!」

「はっ!!」

直ちに現場は大混乱となった。それまで収容されていた。飛竜を準備といってもその数100体ほどであった。その様子を見ているオウキ将軍

「ほう・・・飛竜隊を出すか。フフウ…面白いことになりそうですね」

「は・・・あの巨体から察するところ機動力は飛竜の方が勝るようですな」

「そうでしょうか?ほら・・・あれをごらんなさい」

一方、ドレッドノート艦上、警戒音が鳴り響く中、敵航空隊出撃の方を受けたミケえもん

「羅王関から敵機出撃を確認、その数、約100」

艦長席についたミケえもんは叫んだ。

「レキシントン、サガトラへロボット兵隊出撃準備を伝達、準備でき次第出撃!!」

「はっ!!」

「各艦へ連絡、ロボット兵出撃せよ!!」

こうして、レキシントン、サガトラから約30機のロボット兵が出撃したのであった。
その光景を見たオウキ将軍は、ロボット兵を空を飛ぶ魔物たちと呼び、この時点でシンが敗北すると悟ったという。

「うーん…あんな魔物を相手に飛竜では到底勝ち目はありませんね」

「そうでしょうか?敵は半分以下ではないですか」

そこまで話をした副将のリジクであったが、目の前で始まった空中戦で敵の圧倒的な戦力を見て愕然とするのだった。そのころ飛竜隊体長 ナマ・ラーメンは、飛竜の背中でもがいていた。

「くそ!!全く攻撃が効かない!!」

次々に撃墜される友軍機を見て彼はある決意をする。

「あの中心のバカでかい奴に取り付いてやる。行くぞアイボ!!」

キシャァアア!!

追撃をググり抜けたナマ・ラーメンは、旗艦ドレッドノートの間近までやって来ていた。しかし、そこは弾幕の嵐だった。しかし、彼は一矢報いるため、孤軍奮闘したのだった。

ドカァアアーーーン

「うわわ!!」

ドレッドノートへ飛竜からの攻撃が直撃したのだった。ミケえもんは

「なにやっているの!!弾幕薄いよ。被害状況は」

「左舷船尾に軽微な損傷!!」

その損傷具合を見たナマ・ラーメンは圧倒的な戦力の差に、どうすることもできない自分というものを知ったのであった。

「撤退だ!!」

この戦闘で帰還できたのは、ナマ・ラーメンを含め10体ほどであった。そして、さらなる恐怖が彼らに襲い掛かってきたのであった。

「将軍のおっしゃる通りでしたな。飛竜隊は何もできない上、ほぼ壊滅でしたな」

「ふふふ・・・でも、これだけではないでしょう。ほれ、敵の航空隊は退却していますよ。これから本当の攻撃が始まりますね」

ドレッドノート艦上では、

「全機帰還しました。損害はゼロです」

「こちらの損害状況は」

「ドレッドノート船尾に傷がついた程度で、皆無と言っていいでしょう」

「そうか。これより本艦隊は、ハイパーメガ魔導砲発射体制に入る。目標、敵羅王関!!全艦へ伝達。ハイパーメガ魔導砲発射陣形をとれ」

「ドレッドノートより各艦へ、本艦隊は、これよりハイパーメガ魔導砲発射オペレーションにはいる。目標羅王関!!」

「こちらマイン了解した」

「タタラ了解」

「サガトラ、了解」

「レキシントン、了解」

各艦はハイパーメガ魔導砲発射陣形として、旗艦ドレッドノートを中心に鶴翼の陣をとった。

「艦隊、ハイパーメガ魔導砲発射陣形、準備完了」

その動きを見た。オウキ将軍

「ほれ・・・あれは、必ず何かをするぞ。狙いは羅王関だろう。すぐにリクソン将軍に羅王関から撤退をする連絡を行うのだ」

「では?伝令を?」

「伝令では遅い!!撤退ののろしを上げろ」

「はっ!」

冷静なオウキ将軍の判断は正しかった。しかし、そののろしを見たリクソン将軍には、撤退の意味を理解することはできなった。

「飛竜隊が壊滅的な状況で戻ってきました」

「そうか…」

そんな報告を受け、上空にある敵を防ぐすべがなくなったリクソン将軍の次なる戦略は籠城戦という選択肢しか残されていなかった。そこへ

「リクソン将軍!!オウキ将軍から撤退ののろしが挙がっております」

「なに?オウキ将軍が?」

相手は上空から攻撃してくるということは、少なくとも攻撃を受ける可能性が低いこの羅王関での籠城が一番駄々しい選択肢のはずなのに、なぜ?撤退をしないといけないのか?その意味が解らない。ここから逃げることは、追撃を受けることになる。つまり、戦力を消耗し続けることになることは明白だった。

「リクソン将軍、如何なさいますか?」

「いや!!ここは籠城すべきだ!!ただ、外の部隊までは収容できぬから、オウキ将軍の元へ向かうよう伝えよ」

「は!!」

こうして、リクソン本体約1万と羅王関守備隊1千は羅王関で籠城を決めたのであった。そして、オウキ将軍に向け伝令を走らせたのであった。その伝令がオウキ将軍の元に着いた時、目の前で起きた状況を見た伝令は何も言うことができなかった。

「オウキ将軍、リクソン将軍は・・・・!!!」


ズドドドーーーーーン!!!


敵艦隊から発射された砲撃によって、羅王関は、一瞬で跡形もなくなったのであった。









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