18 / 109
一章
15. 初春の百貨店外商催事①
しおりを挟む
TOGグループ所有である、芝公園近くに建つホテルのラウンジ。
その場所に月落渉がやって来たのは、年が明けた1月中旬の土曜日、16時前だった。
黒のタートルネック、黒のセンタープレス入りストレートワイドパンツに身を包み、キャメルのコートを肩から掛けている。
入口に立ちぐるりと辺りを見渡すと、少し遠くから勢いよく手を挙げた女性がひとり。
「渉!」
良く通るすっきりとした声がラウンジ内に響き渡り、それを聞いた月落は足早に女性が座る席へと向かう。
「弓子様、お声が少々大きすぎるといつもいつも申しているのですが、いつになったらお聞き入れくださるんでしょうか」
「来来世くらいで一般的な声の大きさになると思うから、今世は諦めてと何回言ったら分かるの」
「諦めきれないので口酸っぱく申しております」
「今さらウィスパーボイスにでもなったら、心配した親戚一同が見舞いに来るじゃないの。そうなったら、やかましくて仕方ないでしょう?」
近づくほどに、女性とその後ろに控えている黒のスーツを着た男性の会話が耳に入ってくる。
相変わらず高速でやり取りされるキャッチボールを可笑しそうに聞きながら、月落は席に着いた。
すかさずオーダーを取りにきたホールスタッフを、手で制して下がらせる。
「弓子伯母さん、お元気そうで何より」
「元気よ。健康すぎて怖いくらい元気」
「日下部さんもお久しぶりです」
「渉様、ご無沙汰しております」
スパンコールが織り込まれた黒のツイードジャケットを着こなす女性の名は、月落弓子。
プラチナ混じりの黒髪を高い位置で一つに括った姿が魅力的な、TOGグループ不動産部門のトップに君臨する女傑である。
生涯独身を貫いているため渉をはじめとした親戚の子供や孫をとても可愛がっていて、多忙の中でも時間を作っては食事や買い物を共にして交流を深めている伯母さん――父の姉だ。
弓子の横でマシンガンの如く言葉を発しているのは、彼女の専属秘書である日下部。
境目のはっきりした七三分けと小さい丸眼鏡が印象的な、30代の青年だ。
元々は日下部の父が弓子の専属秘書を務めていたが、高齢のため免許を返納。
それを機に息子にその役目を譲ったのが4年前のこと。
日下部が幼少の頃から互いに知っている間柄のため、主従関係となった今でもまるで親子のような二人だ。
いつも果てしなく続く平行線の言い合いは月落一族の間で非常に微笑ましく鑑賞されており、一種の名物扱いとなっている。
両者ともに『仕事に関しては鬼が泣いても徹底的に、それ以外は人生全てが余興』という、ある意味達観したスタンスで生きているので、価値観が似ていてとても気楽らしい。
本人たちも、そしてそれを見守る周囲の人間からしても、この上ない組み合わせである。
「この前の親族忘年会には参加できなかったから話を聴けなかったけど、渉、大学で秘書になったって?」
「うん、外国語学部のTA兼秘書ね。准教授の授業サポートが主な仕事」
「逢宮だっていうじゃない?」
「そう」
「良いところね。都心なのに緑が沢山あるキャンパスよね」
「うん。広い敷地に緑と噴水があって、新旧さまざまな校舎も研究棟もあって、准教授はとても良い人で学生は活気があって、なおかつ学食が美味しい」
「素敵じゃないの!私が通ってた大学は、建物は豪奢で美しかったんだけど、緑があんまりなくて悲しかったのよね。ちゃっちゃと引退して、私も職員として働きたいくらいだわ」
「弓子様、引退が許されるのはもう少し先ですのでご冗談もほどほどに。そろそろ行かれませんと外商の阿久津さんをはじめ、皆さんが会場でヤキモキしていらっしゃるかと」
「あらそう?じゃあ、行こうじゃないの」
椅子から立ち上がった弓子と共に、月落もホテルの3階にあるボールルームへと向かう。
そこはこのホテルで最も大きな宴会場で、今日明日の2日間貸し切りで百貨店の外商催事が行われているのである。
受付にたどり着くと、猛スピードでスーツを着た女性が近寄ってきた。
「弓子様、渉様、お待ちしておりました」
百貨店のロゴが刻印された胸元の名札には、阿久津の文字。
外商担当のひとりだ。
この百貨店は月落一族総出で贔屓にしていて、成人済みは全員が顧客として名を連ねている。
そのため、名字で呼ぶと皆が返事をしてしまいややこしいという理由から、下の名前で呼ばれるシステムとなっている。
この百貨店外商部の中には『チーム月落』という特別部隊が結成されていて、月落家一同に対して外商数名がスクラムを組んで対応するという、新しいスタイルの顧客対応が採用されている。
チーム月落に選出された者はエリート中のエリート、全国の百貨店外商部職員の憧れの的とされる。
なぜなら、一族の財力は日本においてぶっちぎりで圧倒的1位であり、その売上が百貨店の年間売上を大きく左右するからである。
事実、この百貨店は月落の寵愛を受けて以来、売上高不動の1位を誇っている。
月落に気に入られたなら担当者は将来安泰、出世コースまっしぐら、という噂が後を絶たない。
担当になりたいと望む声も多い。
しかし正確なところは、一族の面々は元来人の好みにうるさくない。
余程目に余る人間でない限り、安易に排除しない傾向にある。
言い換えれば、百貨店の人事には基本的に興味がなく、担当として配置された従業員は文句なく受け入れる。
『どうぞご勝手に』というスタンスだ、口出しはしない。
売上がどう、気に入られればどう、と騒いでいるのは実は外野だけであるのは、当の外野は知らない事実だ。
「阿久津さん、お久しぶりね」
「阿久津さん、ご無沙汰しています」
弓子に続いて月落も挨拶をする。
「ご無沙汰しております。弓子様は長らく九州地方にご滞在でいらしたとのことで、新年そうそうご多忙のところ足をお運びいただきありがとうございます」
「あら、よくご存じね。外商部の皆さんにお土産があるから、後で日下部から受け取ってちょうだい」
「いつもありがとうございます。渉様、大学のお仕事でご入用の物があれば何でも揃えさせていただきますので、是非ご連絡くださいませ」
「はい、その時はよろしくお願いします」
「さて、行こうじゃないの」
「本日のメインは、ご友人のお孫様へのお履物と伺っております」
「そうなのよ。高校生の男の子が大学に合格したから、そのお祝いに靴でもあげようと思って」
2500人収容可能な会場には、絵画、ジュエリー、銘酒、インテリア、ハイブランドなどがそれぞれブースに分かれて整然と並んでる。
招待状を送られた外商顧客のみがこの特別な場で買い物を楽しめるというのが、この催事の特徴だ。
開催は年2回。
普段は店舗に出回らない商品や季節先取りの新作がいち早く手に入るとあって、意気込んで大金を落とす客も多い。
昨年の同催事では一日の売上最高額を更新したということもあって、主催側もとても力が入っている。
それは一重に、海外に新しく別荘を建てた月落の親戚が、催事の目玉として置かれていた印象派の有名画家の絵画をごっそりと一括購入したからなのだが。
「オーダーメイドの靴は持ってるっていうから、ハイブランドに全振りしても良さそうよね、渉?」
「うん、そういうのが好きならテンション上がると思う。大学生になると私服だから、高校の頃より靴の数も必要になるし」
「日下部」
「憧れていると伺っております」
弓子と渉が横並びで会話をしながら歩き、その後ろに日下部と阿久津がついて行く。
「若いうちに色々試しておくのも経験になるわね」
「あんまりロゴが派手に入ってないスニーカーかブーツなら、気軽に普段使いできると思う」
「日下部、その子のサイズは?」
「25です」
「好きな色」
「モノトーン全般、青系、黄色です」
「シューズクローゼットの大きさ」
「余裕はある、と」
「好きなブランドはあるって?」
「今はまだご贔屓はないようです」
時折ブースの前で立ち止まって商品を見つつ、けれどそれらを直接手に取ることはない。
一通り回って一行がたどり着いたのは、中央スペースに設けられたテーブル席だった。
その場所に月落渉がやって来たのは、年が明けた1月中旬の土曜日、16時前だった。
黒のタートルネック、黒のセンタープレス入りストレートワイドパンツに身を包み、キャメルのコートを肩から掛けている。
入口に立ちぐるりと辺りを見渡すと、少し遠くから勢いよく手を挙げた女性がひとり。
「渉!」
良く通るすっきりとした声がラウンジ内に響き渡り、それを聞いた月落は足早に女性が座る席へと向かう。
「弓子様、お声が少々大きすぎるといつもいつも申しているのですが、いつになったらお聞き入れくださるんでしょうか」
「来来世くらいで一般的な声の大きさになると思うから、今世は諦めてと何回言ったら分かるの」
「諦めきれないので口酸っぱく申しております」
「今さらウィスパーボイスにでもなったら、心配した親戚一同が見舞いに来るじゃないの。そうなったら、やかましくて仕方ないでしょう?」
近づくほどに、女性とその後ろに控えている黒のスーツを着た男性の会話が耳に入ってくる。
相変わらず高速でやり取りされるキャッチボールを可笑しそうに聞きながら、月落は席に着いた。
すかさずオーダーを取りにきたホールスタッフを、手で制して下がらせる。
「弓子伯母さん、お元気そうで何より」
「元気よ。健康すぎて怖いくらい元気」
「日下部さんもお久しぶりです」
「渉様、ご無沙汰しております」
スパンコールが織り込まれた黒のツイードジャケットを着こなす女性の名は、月落弓子。
プラチナ混じりの黒髪を高い位置で一つに括った姿が魅力的な、TOGグループ不動産部門のトップに君臨する女傑である。
生涯独身を貫いているため渉をはじめとした親戚の子供や孫をとても可愛がっていて、多忙の中でも時間を作っては食事や買い物を共にして交流を深めている伯母さん――父の姉だ。
弓子の横でマシンガンの如く言葉を発しているのは、彼女の専属秘書である日下部。
境目のはっきりした七三分けと小さい丸眼鏡が印象的な、30代の青年だ。
元々は日下部の父が弓子の専属秘書を務めていたが、高齢のため免許を返納。
それを機に息子にその役目を譲ったのが4年前のこと。
日下部が幼少の頃から互いに知っている間柄のため、主従関係となった今でもまるで親子のような二人だ。
いつも果てしなく続く平行線の言い合いは月落一族の間で非常に微笑ましく鑑賞されており、一種の名物扱いとなっている。
両者ともに『仕事に関しては鬼が泣いても徹底的に、それ以外は人生全てが余興』という、ある意味達観したスタンスで生きているので、価値観が似ていてとても気楽らしい。
本人たちも、そしてそれを見守る周囲の人間からしても、この上ない組み合わせである。
「この前の親族忘年会には参加できなかったから話を聴けなかったけど、渉、大学で秘書になったって?」
「うん、外国語学部のTA兼秘書ね。准教授の授業サポートが主な仕事」
「逢宮だっていうじゃない?」
「そう」
「良いところね。都心なのに緑が沢山あるキャンパスよね」
「うん。広い敷地に緑と噴水があって、新旧さまざまな校舎も研究棟もあって、准教授はとても良い人で学生は活気があって、なおかつ学食が美味しい」
「素敵じゃないの!私が通ってた大学は、建物は豪奢で美しかったんだけど、緑があんまりなくて悲しかったのよね。ちゃっちゃと引退して、私も職員として働きたいくらいだわ」
「弓子様、引退が許されるのはもう少し先ですのでご冗談もほどほどに。そろそろ行かれませんと外商の阿久津さんをはじめ、皆さんが会場でヤキモキしていらっしゃるかと」
「あらそう?じゃあ、行こうじゃないの」
椅子から立ち上がった弓子と共に、月落もホテルの3階にあるボールルームへと向かう。
そこはこのホテルで最も大きな宴会場で、今日明日の2日間貸し切りで百貨店の外商催事が行われているのである。
受付にたどり着くと、猛スピードでスーツを着た女性が近寄ってきた。
「弓子様、渉様、お待ちしておりました」
百貨店のロゴが刻印された胸元の名札には、阿久津の文字。
外商担当のひとりだ。
この百貨店は月落一族総出で贔屓にしていて、成人済みは全員が顧客として名を連ねている。
そのため、名字で呼ぶと皆が返事をしてしまいややこしいという理由から、下の名前で呼ばれるシステムとなっている。
この百貨店外商部の中には『チーム月落』という特別部隊が結成されていて、月落家一同に対して外商数名がスクラムを組んで対応するという、新しいスタイルの顧客対応が採用されている。
チーム月落に選出された者はエリート中のエリート、全国の百貨店外商部職員の憧れの的とされる。
なぜなら、一族の財力は日本においてぶっちぎりで圧倒的1位であり、その売上が百貨店の年間売上を大きく左右するからである。
事実、この百貨店は月落の寵愛を受けて以来、売上高不動の1位を誇っている。
月落に気に入られたなら担当者は将来安泰、出世コースまっしぐら、という噂が後を絶たない。
担当になりたいと望む声も多い。
しかし正確なところは、一族の面々は元来人の好みにうるさくない。
余程目に余る人間でない限り、安易に排除しない傾向にある。
言い換えれば、百貨店の人事には基本的に興味がなく、担当として配置された従業員は文句なく受け入れる。
『どうぞご勝手に』というスタンスだ、口出しはしない。
売上がどう、気に入られればどう、と騒いでいるのは実は外野だけであるのは、当の外野は知らない事実だ。
「阿久津さん、お久しぶりね」
「阿久津さん、ご無沙汰しています」
弓子に続いて月落も挨拶をする。
「ご無沙汰しております。弓子様は長らく九州地方にご滞在でいらしたとのことで、新年そうそうご多忙のところ足をお運びいただきありがとうございます」
「あら、よくご存じね。外商部の皆さんにお土産があるから、後で日下部から受け取ってちょうだい」
「いつもありがとうございます。渉様、大学のお仕事でご入用の物があれば何でも揃えさせていただきますので、是非ご連絡くださいませ」
「はい、その時はよろしくお願いします」
「さて、行こうじゃないの」
「本日のメインは、ご友人のお孫様へのお履物と伺っております」
「そうなのよ。高校生の男の子が大学に合格したから、そのお祝いに靴でもあげようと思って」
2500人収容可能な会場には、絵画、ジュエリー、銘酒、インテリア、ハイブランドなどがそれぞれブースに分かれて整然と並んでる。
招待状を送られた外商顧客のみがこの特別な場で買い物を楽しめるというのが、この催事の特徴だ。
開催は年2回。
普段は店舗に出回らない商品や季節先取りの新作がいち早く手に入るとあって、意気込んで大金を落とす客も多い。
昨年の同催事では一日の売上最高額を更新したということもあって、主催側もとても力が入っている。
それは一重に、海外に新しく別荘を建てた月落の親戚が、催事の目玉として置かれていた印象派の有名画家の絵画をごっそりと一括購入したからなのだが。
「オーダーメイドの靴は持ってるっていうから、ハイブランドに全振りしても良さそうよね、渉?」
「うん、そういうのが好きならテンション上がると思う。大学生になると私服だから、高校の頃より靴の数も必要になるし」
「日下部」
「憧れていると伺っております」
弓子と渉が横並びで会話をしながら歩き、その後ろに日下部と阿久津がついて行く。
「若いうちに色々試しておくのも経験になるわね」
「あんまりロゴが派手に入ってないスニーカーかブーツなら、気軽に普段使いできると思う」
「日下部、その子のサイズは?」
「25です」
「好きな色」
「モノトーン全般、青系、黄色です」
「シューズクローゼットの大きさ」
「余裕はある、と」
「好きなブランドはあるって?」
「今はまだご贔屓はないようです」
時折ブースの前で立ち止まって商品を見つつ、けれどそれらを直接手に取ることはない。
一通り回って一行がたどり着いたのは、中央スペースに設けられたテーブル席だった。
122
あなたにおすすめの小説
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
イケメン俳優は万年モブ役者の鬼門です
はねビト
BL
演技力には自信があるけれど、地味な役者の羽月眞也は、2年前に共演して以来、大人気イケメン俳優になった東城湊斗に懐かれていた。
自分にはない『華』のある東城に対するコンプレックスを抱えるものの、どうにも東城からのお願いには弱くて……。
ワンコ系年下イケメン俳優×地味顔モブ俳優の芸能人BL。
外伝完結、続編連載中です。
この噛み痕は、無効。
ことわ子
BL
執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋
α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。
いや、正しくは"平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。
千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。
そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。
その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。
「やっと見つけた」
男は誰もが見惚れる顔でそう言った。
本気になった幼なじみがメロすぎます!
文月あお
BL
同じマンションに住む年下の幼なじみ・玲央は、イケメンで、生意気だけど根はいいやつだし、とてもモテる。
俺は失恋するたびに「玲央みたいな男に生まれたかったなぁ」なんて思う。
いいなぁ玲央は。きっと俺より経験豊富なんだろうな――と、つい出来心で聞いてしまったんだ。
「やっぱ唇ってさ、やわらけーの?」
その軽率な質問が、俺と玲央の幼なじみライフを、まるっと変えてしまった。
「忘れないでよ、今日のこと」
「唯くんは俺の隣しかだめだから」
「なんで邪魔してたか、わかんねーの?」
俺と玲央は幼なじみで。男同士で。生まれたときからずっと一緒で。
俺の恋の相手は女の子のはずだし、玲央の恋の相手は、もっと素敵な人であるはずなのに。
「素数でも数えてなきゃ、俺はふつーにこうなんだよ、唯くんといたら」
そんな必死な顔で迫ってくんなよ……メロすぎんだろーが……!
【攻め】倉田玲央(高一)×【受け】五十嵐唯(高三)
アイドルくん、俺の前では生活能力ゼロの甘えん坊でした。~俺の住み込みバイト先は後輩の高校生アイドルくんでした。
天音ねる(旧:えんとっぷ)
BL
家計を助けるため、住み込み家政婦バイトを始めた高校生・桜井智也。豪邸の家主は、寝癖頭によれよれTシャツの青年…と思いきや、その正体は学校の後輩でキラキラ王子様アイドル・橘圭吾だった!?
学校では完璧、家では生活能力ゼロ。そんな圭吾のギャップに振り回されながらも、世話を焼く日々にやりがいを感じる智也。
ステージの上では完璧な王子様なのに、家ではカップ麺すら作れない究極のポンコツ男子。
智也の作る温かい手料理に胃袋を掴まれた圭吾は、次第に心を許し、子犬のように懐いてくる。
「先輩、お腹すいた」「どこにも行かないで」
無防備な素顔と時折見せる寂しげな表情に、智也の心は絆されていく。
住む世界が違うはずの二人。秘密の契約から始まる、甘くて美味しい青春ラブストーリー!
パパ活は塾の帰りに。
茜琉ぴーたん
BL
塾講師の下滝は、生徒の赤坂少年のことが気になっている。
彼は最近どうも元気が無く、挙動不審で落ち着かない。
悩みでもあるのかと下滝が助け舟を出したら、事態は思わぬ方向へと走り出す。
(58話+番外5話)
*性描写あります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる