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お披露目パーティー
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ハウンドは相変わらず微笑みを張り付けたまま部屋を後にした。
そんな彼に、グレアム家当主……ブリジットとステラの父親が声をかける。
彼は年齢の割に気が小さいようだった。
人前には出ず、こっそりとハウンドに世間話などを振っている。
本当に聞きたい事は違うのにとハウンドは内心笑いをかみ殺していた。
こんなことをしているなら、すぐに客前に出て余興の一つでも用意した方が評判があがる。
「お父様!? なにしてるのよ!」
ブリジットはかなり使用人を急がせたようだ。
ドレスを着つけて出てきて階下に降りようとしたところで、二人を見つけた。
「ハウンド様に変なこと言ってないでしょうね」
「いえ、ブリジット嬢。あなたがどれだけこのパーティーに力をいれていたのかを伺っていました。ご自慢のお嬢様だと」
ハウンドが微笑めばブリジットは頬を染める。
それを見て父親は盛大な咳ばらいをした。この勢いなら聞ける。
「で、君はどこの息子なのかね。え?」
「ちょっと、お父様!」
ハウンドの機嫌を損ねるような真似はしないでほしい、とブリジットは焦るがハウンドは気にした様子もない。
「お嬢様と付き合う男の素性が気になるのは当然のことです。事情があって隠していたのですが今から公表させていただきますよ」
「ま、まあ……! それって……」
きちんと婚約するということだ。
今まで冷たい態度だったのは、人気もののハウンドには仕方のない事なのかもしれない。
(もし私に露骨な行為を示せば私がいじめられちゃうかもしれなかったものね!)
「つ、つきあ……我が家格に見合わないような男であれば認めるわけにはいかん!」
「それは困ります。きっとお嬢様に見合うような男であると証明させてください。皆さんの前で、ね」
プライベートエリアといえどタウンハウスの中だ。
大声を出すものだから、どうしたどうしたと酔った見物客が集まり始めていた。
それに気づいた当主は慌てて引き攣った笑顔を張り付けて挨拶を始める。
さすがに顔を出した後に部屋に引っ込むことは出来なかったようだ。
グレアム家当主とハウンドが人目を避けて話をしており、その場にブリジットもいた。
会場の熱気はさらにヒートアップしていく。
全員に注目されながら、もじもじとハウンドのもとへ。
ちらりと視線を投げかけると、そこには全くブリジットの方を見ずワインのラベルを確認しているハウンドがいた。
「え、あの」
「どうされました?」
恥を忍んで声をかけてもハウンドは冷たく一瞥するのみで、エスコートのために手を差し出したりはいしない。
もちろん、それ以上なにをいうこともなかった。
周囲も何事かとざわめきだす。
「ブリジット嬢とハウンド殿の婚約を発表するのでは?」
「あっ、あえて距離をとることで私たちを驚かせようとしているかも」
ほほほ、と薄ら笑いがホールを満たす。
そんな彼に、グレアム家当主……ブリジットとステラの父親が声をかける。
彼は年齢の割に気が小さいようだった。
人前には出ず、こっそりとハウンドに世間話などを振っている。
本当に聞きたい事は違うのにとハウンドは内心笑いをかみ殺していた。
こんなことをしているなら、すぐに客前に出て余興の一つでも用意した方が評判があがる。
「お父様!? なにしてるのよ!」
ブリジットはかなり使用人を急がせたようだ。
ドレスを着つけて出てきて階下に降りようとしたところで、二人を見つけた。
「ハウンド様に変なこと言ってないでしょうね」
「いえ、ブリジット嬢。あなたがどれだけこのパーティーに力をいれていたのかを伺っていました。ご自慢のお嬢様だと」
ハウンドが微笑めばブリジットは頬を染める。
それを見て父親は盛大な咳ばらいをした。この勢いなら聞ける。
「で、君はどこの息子なのかね。え?」
「ちょっと、お父様!」
ハウンドの機嫌を損ねるような真似はしないでほしい、とブリジットは焦るがハウンドは気にした様子もない。
「お嬢様と付き合う男の素性が気になるのは当然のことです。事情があって隠していたのですが今から公表させていただきますよ」
「ま、まあ……! それって……」
きちんと婚約するということだ。
今まで冷たい態度だったのは、人気もののハウンドには仕方のない事なのかもしれない。
(もし私に露骨な行為を示せば私がいじめられちゃうかもしれなかったものね!)
「つ、つきあ……我が家格に見合わないような男であれば認めるわけにはいかん!」
「それは困ります。きっとお嬢様に見合うような男であると証明させてください。皆さんの前で、ね」
プライベートエリアといえどタウンハウスの中だ。
大声を出すものだから、どうしたどうしたと酔った見物客が集まり始めていた。
それに気づいた当主は慌てて引き攣った笑顔を張り付けて挨拶を始める。
さすがに顔を出した後に部屋に引っ込むことは出来なかったようだ。
グレアム家当主とハウンドが人目を避けて話をしており、その場にブリジットもいた。
会場の熱気はさらにヒートアップしていく。
全員に注目されながら、もじもじとハウンドのもとへ。
ちらりと視線を投げかけると、そこには全くブリジットの方を見ずワインのラベルを確認しているハウンドがいた。
「え、あの」
「どうされました?」
恥を忍んで声をかけてもハウンドは冷たく一瞥するのみで、エスコートのために手を差し出したりはいしない。
もちろん、それ以上なにをいうこともなかった。
周囲も何事かとざわめきだす。
「ブリジット嬢とハウンド殿の婚約を発表するのでは?」
「あっ、あえて距離をとることで私たちを驚かせようとしているかも」
ほほほ、と薄ら笑いがホールを満たす。
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