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再会
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クリス様は発光する光の中で、周囲を見渡すように首を動かした。私達を見つけると、何か話しかけようとするように口を開いた。
その途端、クリス様の身体から光の玉が飛び出してきた。光の玉は飛び出ると精霊の姿に次々と変わって行った。クルクルとアレン様の周りを飛ぶと口々におしゃべりを始めた。
『もうだいじょーぶ~』
『命の炎を灯したよ~』
『愛し子ほめて~』
『ほめて~』
『私もほめて~』
「皆ありがとう。本当にありがとう!」
アレン様が感謝を伝えると、きゃ~♡と喜んで更にクルクルと舞い踊るように飛び回った。
最後の光の玉が抜けると、クリス様の発光していた身体から光が消えた。
「兄上!」
「クリス様!」
「クリストファー殿下!」
思い思いにクリス様の名を呼ぶと、クリス様は応えるように上半身を起こした。頬には赤みが差し、青白かった顔に血色が戻っていた。
「ここは何処だ?あの小人達はなんだ?」
キョロキョロと不思議そうにしているクリス様を、イルギアス様は後でご説明しますと制し、クリス様の右手首を掴むと何かを呟いた。すると、手のひらからフワッと光が走った。
「これはまた・・・精霊の力はすごいですね。枯渇寸前だった生命力が、溢れんばかりに満たされています。」
『そうでしょ~』
『うふふ~僕達がんばったよ~ 』
精霊達はキラキラとした光を放って嬉しそうに笑い合った。
「生命力についてはもう大丈夫でしょう。クリストファー殿下、あちらに椅子がございますので参りましょう。立ち上がれますか?」
クリス様は、イルギアス様に肩を借りて立ち上がった。アレン様も反対側からクリス様を支えた。
私はクリス様にお声を掛けようとして口を開いたが、一瞬”クリス様にアーリスとして認識されなかったらどうしよう”と恐れが湧き上がり、言葉が出なかった。
「アーリー?」
クリス様は強ばって動けなくなった私の名を呼び、私の頬に手をやり心配そうに呟いた。
「アーリー顔色が悪い。大丈夫か?」
そう言って優しく頬を撫でてくれる。
見つめ返したその瞳は透き通ような紫の瞳をしていた。”プチバトゥ”で見た仄暗くこの世のものではないものを見ているような陰りはそこには無かった。
(クリス様、やっと私を見てくださった。)
「クリス様・・・うぅぅぅ・・・よかった・・・ひっく・・・」
突然泣き出した私に、クリス様がオロオロと狼狽えた。
「アーリーどうしたのだ?君が泣くと胸が張り裂けそうになる。お願いだから泣かないでくれ。」
そう言って私を引き寄せ、優しく抱きしめてくれた。
それは、学園入学前に最後に交わした3年振り・・・私がいなかった3年間を含めると6年振りの抱擁だった。
私はクリス様とやっと再会できたのだと、喜びに満たされた。
──どれくらい抱きしめ合っていたのだろう。
アレン様の軽い咳払いで、ハッ!と我に返り慌てクリス様の体から離れた。
「クリストファー殿下、アーリス様、アレン様こちらの椅子にお掛けいただけますか?」
イルギアス様に誘導され、全員椅子に座った。白いテーブルは丸い円卓となっていて10人くらいは座れるような大きさだった。イルギアス様が円卓の中央に手をかざすと、テーブルの中央にもう少しサイズが小さい円い天板が現れた。そこに海のような深い藍色の泉が湧き、その中から幾つもの光が噴水のように吹き出している。不思議なことに湧き出した水や光は円卓からこぼれ落ちる前に消えていった。
「クリストファー殿下、ここはアノーのテーブルという地となります。目的はクリストファー殿下の治療の為です。この地にいる者の名前は分かりますか?わかったら名前を声に出してもらえますか?」
「アーリー、アレン、イルギアス殿、それにあの小人達・・・あれは精霊なのか」
「ありがとうございます。仰る通り、あれは精霊です。クリストファー殿下とアーリス様、クリストファー殿下とアレン様、クリストファー殿下と私の関係性を話していただけますか?まずは、私のことを教えてください。そうですね。私と始めてお会いした時のことを教えて頂けますか?」
クリス様は戸惑うようにイルギアス様を見つめたが、考え込みながら話し出した。
「イルギアス殿と始めて出会ったのは、王宮だった。幾人かの魔法使いと共に現れ『魅了を掛けられています。解呪致します。』と告げられたのが初対面だった。」
クリス様が告げると、テーブルの中央の藍色の泉から、柱の様に水が吹き出し、光が差して形を作り始めたと思うと、何かの情景が現れた。
恐らくクリス様の語った情景だろう。クリス様視点からなのか、クリス様の姿は見えない。イルギアス様と幾人かがメシアン国の国章が刻まれている騎士服を着て、何かを話しかけてきているようだった。声は聞こえて来なかった。
(えっ?白黒の動画みたい!)
前世の動画より不鮮明だが、充分確認できる。
「「イルギアス殿、これは何だ?」」
クリス様とアレン様は驚愕したように同時に声を挙げた。
「これはクリストファー殿下の脳に刻まれた記録を反映しています。今クリストファー殿下から語られた記憶と、殿下の脳に刻まれた眼から得た記録が一致しているか否かがこれでわかります。虚偽記憶があるかないかの確認する魔法です。」
「虚偽記憶とはなんだ?」
「虚偽記憶とは、実際には起っていない筈の出来事に関する記憶を、本当に起こった出来事として記憶することです。強いショックを受けた場合などがきっかけで、受け入れ難い現実から逃避し幻想を正しいと記憶してしまうことなどを指します。」
「・・・それはアーリーのことか!」
突然クリス様が気色ばむと叫んだ。
「皆、アーリーは居ないと言って僕と引き離そうとする!でもアーリーはここにいるんだ!誰にも彼女は渡さない!」
クリス様は、突然隣に座る私の手を痛い程握り締めてきた。
「兄上・・・兄上落ち着いてください。」
「クリス様、大丈夫です。私はここにいます。」
イルギアス様は、クリス様の怒りには反応せず淡々と告げた。
「クリストファー殿下、貴方様のアーリス様は・・・アーリス・イソラ様はお隣にいる女性です。3年間死んだと思われていましたが生きていました。生きて貴方様と生涯を共に過ごして行きたいと願っています。幻と心中したいなど、決して願ってはなりません。」
「心中・・・!クリス様まさか!」
「兄上、そんな」
アレン様は痛ましげにクリス様を見た。
「心中など大袈裟だ。ただ、あまりにもアーリーと引き離そうと周りが騒ぐので煩わしく思っていた。アーリーと2人だけの世界に行きたいと願っていたのだ。それに・・・」
「それに・・・?」
「最近、離宮にアーリーに似た女が来て、自分がアーリーだと言って来るんだ。僕のアーリーは幻で自分こそ本物だと。顔もそっくりで、声も本物かと思うくらいだ。僕のアーリーとは違うんだって分かっているはずなのに、時々本物なのかと錯覚してしまう。そうすると、僕のアーリーが責めるんだ。ナターシャの時のように捨てるのか、浮気するのかと・・・それを聞く度に、身体が凍りつく思いがした。アーリーに責められる位なら死んだ方がマシだと思った。」
その言葉に、雷に打たれたような衝撃が走った。
クリス様の生命力が枯渇する寸前になった原因が私にあるなんて・・・
「それは、自責の念がアーリス様の姿を借りてご自身を責めたてていたのでしょう。クリストファー殿下、アーリス様は生きています。貴方様はアーリス様が死んだのが自分のせいだと思い、自分自身が許せないのです。離宮でアーリス様と再び出会った時、心が動いたのでしょう。それは、殿下がアーリス様を愛しているからです。今、お手を繋がれているのが本物のアーリス様です。」
イルギアス様の言葉に、クリス様の身体がビクッと
した。
「だが、僕のアーリーはずっといたんだ。ずっと・・・いたんだ・・・」
「先程と同じように、アーリス様について質疑応答を行って頂ければ、本当は何が行われていたのかわかります。」
「嫌だ!そんなことをしたら僕のアーリーが消えてしまうかもしれない。嫌だ嫌だ!」
アノーのテーブルに着いているので、幻の僕のアーリーは見えていないはずだが、クリス様の傷ついた魂が私の消失に耐えられないと叫んでいるようだった。
私はただ、おこりのように震える身体を抱きしめることしか出来なかった。
少しずつ落ち着いて来た頃、イルギアス様が再度説明しようとしたが、クリス様は頑なだった。アレン様が説得してもなかなか納得して下さらない。イルギアス様は眉間に皺を寄せ、どう対処しようか考えているようだった。
──手に余るな、魔法使い
突然、低い男の声が響き渡った。
直後、この世界がつよく揺さぶられ、ブレた気がした。瞬きするくらいの短い間に、誰もいなかった筈の椅子にもう1人のクリス様が座っていた。
その途端、クリス様の身体から光の玉が飛び出してきた。光の玉は飛び出ると精霊の姿に次々と変わって行った。クルクルとアレン様の周りを飛ぶと口々におしゃべりを始めた。
『もうだいじょーぶ~』
『命の炎を灯したよ~』
『愛し子ほめて~』
『ほめて~』
『私もほめて~』
「皆ありがとう。本当にありがとう!」
アレン様が感謝を伝えると、きゃ~♡と喜んで更にクルクルと舞い踊るように飛び回った。
最後の光の玉が抜けると、クリス様の発光していた身体から光が消えた。
「兄上!」
「クリス様!」
「クリストファー殿下!」
思い思いにクリス様の名を呼ぶと、クリス様は応えるように上半身を起こした。頬には赤みが差し、青白かった顔に血色が戻っていた。
「ここは何処だ?あの小人達はなんだ?」
キョロキョロと不思議そうにしているクリス様を、イルギアス様は後でご説明しますと制し、クリス様の右手首を掴むと何かを呟いた。すると、手のひらからフワッと光が走った。
「これはまた・・・精霊の力はすごいですね。枯渇寸前だった生命力が、溢れんばかりに満たされています。」
『そうでしょ~』
『うふふ~僕達がんばったよ~ 』
精霊達はキラキラとした光を放って嬉しそうに笑い合った。
「生命力についてはもう大丈夫でしょう。クリストファー殿下、あちらに椅子がございますので参りましょう。立ち上がれますか?」
クリス様は、イルギアス様に肩を借りて立ち上がった。アレン様も反対側からクリス様を支えた。
私はクリス様にお声を掛けようとして口を開いたが、一瞬”クリス様にアーリスとして認識されなかったらどうしよう”と恐れが湧き上がり、言葉が出なかった。
「アーリー?」
クリス様は強ばって動けなくなった私の名を呼び、私の頬に手をやり心配そうに呟いた。
「アーリー顔色が悪い。大丈夫か?」
そう言って優しく頬を撫でてくれる。
見つめ返したその瞳は透き通ような紫の瞳をしていた。”プチバトゥ”で見た仄暗くこの世のものではないものを見ているような陰りはそこには無かった。
(クリス様、やっと私を見てくださった。)
「クリス様・・・うぅぅぅ・・・よかった・・・ひっく・・・」
突然泣き出した私に、クリス様がオロオロと狼狽えた。
「アーリーどうしたのだ?君が泣くと胸が張り裂けそうになる。お願いだから泣かないでくれ。」
そう言って私を引き寄せ、優しく抱きしめてくれた。
それは、学園入学前に最後に交わした3年振り・・・私がいなかった3年間を含めると6年振りの抱擁だった。
私はクリス様とやっと再会できたのだと、喜びに満たされた。
──どれくらい抱きしめ合っていたのだろう。
アレン様の軽い咳払いで、ハッ!と我に返り慌てクリス様の体から離れた。
「クリストファー殿下、アーリス様、アレン様こちらの椅子にお掛けいただけますか?」
イルギアス様に誘導され、全員椅子に座った。白いテーブルは丸い円卓となっていて10人くらいは座れるような大きさだった。イルギアス様が円卓の中央に手をかざすと、テーブルの中央にもう少しサイズが小さい円い天板が現れた。そこに海のような深い藍色の泉が湧き、その中から幾つもの光が噴水のように吹き出している。不思議なことに湧き出した水や光は円卓からこぼれ落ちる前に消えていった。
「クリストファー殿下、ここはアノーのテーブルという地となります。目的はクリストファー殿下の治療の為です。この地にいる者の名前は分かりますか?わかったら名前を声に出してもらえますか?」
「アーリー、アレン、イルギアス殿、それにあの小人達・・・あれは精霊なのか」
「ありがとうございます。仰る通り、あれは精霊です。クリストファー殿下とアーリス様、クリストファー殿下とアレン様、クリストファー殿下と私の関係性を話していただけますか?まずは、私のことを教えてください。そうですね。私と始めてお会いした時のことを教えて頂けますか?」
クリス様は戸惑うようにイルギアス様を見つめたが、考え込みながら話し出した。
「イルギアス殿と始めて出会ったのは、王宮だった。幾人かの魔法使いと共に現れ『魅了を掛けられています。解呪致します。』と告げられたのが初対面だった。」
クリス様が告げると、テーブルの中央の藍色の泉から、柱の様に水が吹き出し、光が差して形を作り始めたと思うと、何かの情景が現れた。
恐らくクリス様の語った情景だろう。クリス様視点からなのか、クリス様の姿は見えない。イルギアス様と幾人かがメシアン国の国章が刻まれている騎士服を着て、何かを話しかけてきているようだった。声は聞こえて来なかった。
(えっ?白黒の動画みたい!)
前世の動画より不鮮明だが、充分確認できる。
「「イルギアス殿、これは何だ?」」
クリス様とアレン様は驚愕したように同時に声を挙げた。
「これはクリストファー殿下の脳に刻まれた記録を反映しています。今クリストファー殿下から語られた記憶と、殿下の脳に刻まれた眼から得た記録が一致しているか否かがこれでわかります。虚偽記憶があるかないかの確認する魔法です。」
「虚偽記憶とはなんだ?」
「虚偽記憶とは、実際には起っていない筈の出来事に関する記憶を、本当に起こった出来事として記憶することです。強いショックを受けた場合などがきっかけで、受け入れ難い現実から逃避し幻想を正しいと記憶してしまうことなどを指します。」
「・・・それはアーリーのことか!」
突然クリス様が気色ばむと叫んだ。
「皆、アーリーは居ないと言って僕と引き離そうとする!でもアーリーはここにいるんだ!誰にも彼女は渡さない!」
クリス様は、突然隣に座る私の手を痛い程握り締めてきた。
「兄上・・・兄上落ち着いてください。」
「クリス様、大丈夫です。私はここにいます。」
イルギアス様は、クリス様の怒りには反応せず淡々と告げた。
「クリストファー殿下、貴方様のアーリス様は・・・アーリス・イソラ様はお隣にいる女性です。3年間死んだと思われていましたが生きていました。生きて貴方様と生涯を共に過ごして行きたいと願っています。幻と心中したいなど、決して願ってはなりません。」
「心中・・・!クリス様まさか!」
「兄上、そんな」
アレン様は痛ましげにクリス様を見た。
「心中など大袈裟だ。ただ、あまりにもアーリーと引き離そうと周りが騒ぐので煩わしく思っていた。アーリーと2人だけの世界に行きたいと願っていたのだ。それに・・・」
「それに・・・?」
「最近、離宮にアーリーに似た女が来て、自分がアーリーだと言って来るんだ。僕のアーリーは幻で自分こそ本物だと。顔もそっくりで、声も本物かと思うくらいだ。僕のアーリーとは違うんだって分かっているはずなのに、時々本物なのかと錯覚してしまう。そうすると、僕のアーリーが責めるんだ。ナターシャの時のように捨てるのか、浮気するのかと・・・それを聞く度に、身体が凍りつく思いがした。アーリーに責められる位なら死んだ方がマシだと思った。」
その言葉に、雷に打たれたような衝撃が走った。
クリス様の生命力が枯渇する寸前になった原因が私にあるなんて・・・
「それは、自責の念がアーリス様の姿を借りてご自身を責めたてていたのでしょう。クリストファー殿下、アーリス様は生きています。貴方様はアーリス様が死んだのが自分のせいだと思い、自分自身が許せないのです。離宮でアーリス様と再び出会った時、心が動いたのでしょう。それは、殿下がアーリス様を愛しているからです。今、お手を繋がれているのが本物のアーリス様です。」
イルギアス様の言葉に、クリス様の身体がビクッと
した。
「だが、僕のアーリーはずっといたんだ。ずっと・・・いたんだ・・・」
「先程と同じように、アーリス様について質疑応答を行って頂ければ、本当は何が行われていたのかわかります。」
「嫌だ!そんなことをしたら僕のアーリーが消えてしまうかもしれない。嫌だ嫌だ!」
アノーのテーブルに着いているので、幻の僕のアーリーは見えていないはずだが、クリス様の傷ついた魂が私の消失に耐えられないと叫んでいるようだった。
私はただ、おこりのように震える身体を抱きしめることしか出来なかった。
少しずつ落ち着いて来た頃、イルギアス様が再度説明しようとしたが、クリス様は頑なだった。アレン様が説得してもなかなか納得して下さらない。イルギアス様は眉間に皺を寄せ、どう対処しようか考えているようだった。
──手に余るな、魔法使い
突然、低い男の声が響き渡った。
直後、この世界がつよく揺さぶられ、ブレた気がした。瞬きするくらいの短い間に、誰もいなかった筈の椅子にもう1人のクリス様が座っていた。
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