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夢限

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第11章 戦争

02 軍議と観察

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 ”転移”でウルベキナ王国軍、コルマベイント王国軍、ブリザリア王国軍に加えテレスフィリア魔王国軍を連れてきた。その結果、元々グラッツニール要塞にいたウルベキナ兵約5000に加え、ウルベキナ兵4000、コルマベイント兵3000、ブリザリア兵3000、テレスフィリア14名となり計約15000と14となった。それに対して敵兵およそ12000、数の上でも俺たちの方が多くなった形だ。
 そして現在ウルベキナ王が壇上にて演説を行っている。縁雑の内容としては、まず俺たちをはじめとしたコルマベイント軍、ブリザリア軍に対して援軍に駆け付けたことへの礼。そして、それらを運んできた俺へと礼となり、現状の説明となった。つまり、これまでのウルベキナ軍がいかに頑張ったかということだ。
 ちなみにだけど、本来このような戦場に王が自らやってくることはほとんどない。それはそうだろ、もし戦場にて第一王子のように戦死してしまえば大変なことになるからだ。しかも、ウルベキナはもしウルベキナ王が亡くなればより厄介なことになることは明白。というのも、まずウルベキナ王はまだ結婚していないことから子供がいない。また、第二王子が即位したことからわかると思うが、第一王子にも子供がいなかった。というか、第一王子もまた結婚していなかったそうだ。まぁ、それでもまだ一応多い継承者はいるから問題ないと言えば問題ないが、それでいいとは言えない。ではなぜ、この場にウルベキナ王がいるのかというと、その理由は疲弊した兵たちを鼓舞し、慰問することとなるが、もう1つは俺がここにいるのが原因となる。
 それはそうだろう、俺はあくまでテレスフィリアの魔王、ここウルベキナからしたら他国の王となる。そんな存在が、戦場にいるのにまさか自国の王がその場にいないわけにはいかなくなる。そうしなければ、まるでこれがテレスフィリア主導の戦争みたいになってしまい、いろいろとまずい。だからこそわざわざ豪華な鎧を身にまといこの場にウルベキナ王がやってきているというわけだ。まぁ、結果的に兵士たちの士気はかなり高くなっており、先ほどからどでかい歓声が上がっている。これを聞いている敵は一体どんな風に思っているのか、最後の悪あがきに聞こえるのか、何か打開策でも見つかったのかと警戒するのだろうか。そこらへんは素人の俺にはわからないので、黙っていようと思う。

 とまぁ、そんなウルベキナ王の演説も終え、俺を含めそれぞれの大将が集まっての軍議が始まる。

「これより軍議を始めるわけだが、まずは改めて」

 軍議の開始を宣言したのちウルベキナ王は改めて集まった俺たちを一瞥してから続ける。

「我がウルベキナ王国のため、このような僻地へ赴いていただいた事、感謝いたします。特にテレスフィリア魔王陛下には彼らをお運びいただいた事まことにありがとうございます」
「いえ、我が故郷では困ったときはお互い様という言葉があり、それに従ったまでのことです」
「なるほど、それはよい言葉ですな。では、いずれ魔王陛下がお困りの際は必ず駆け付けましょう。それは、コルマベイントやブリザリアとて同じ、この恩に報いる所存だ」

 という挨拶のようなものから始まり、軍議が本格的に始まったわけだが、やはり、素人の俺ではそこに口をはさむことはできず、ただただ黙って見守っている。

「失礼ながら申し上げますが、魔王陛下1つよろしいでしょうか?」

 軍議が進む中、突然コルマベイント軍のレンテルン伯爵がそういって声をかけてきた。彼はコルマベイントの将軍でこれまでいくつかの戦場で名を挙げた騎士だそうだ。ちなみに元コルマベイントで騎士をしていたダンクスは彼のことを噂程度ではあるが知っており、あこがれていた人物だそうだ。

「かまわない」

 相手は前世を含めても俺よりも年上なので、思わず敬語で話してしまいそうになるが、それをぐっとこらえて大仰に答える。

「陛下は相当な魔法使いであると伺っております。例えば敵地へ大魔法を打ち込むことは可能でしょうか?」
「可能かどうかということなら可能だ。しかし、そんなことをすればお前たちの仕事がなくなるぞ」

 俺の場合魔法力が高いから初期魔法でもそれなりの威力を出す、そんな中大魔法をぶっ放したら敵がせん滅する。そうなればここに集まった兵たちの意味がないだろう。

「それに、他国の王である以上それを実行するわけにもいかないだろう」

 地番の問題はこれだ、他国の王がここにいる時点でおかしいのに、大魔法をぶっ放して敵をせん滅したなんて、ちょっとシャレにならないことになりそうだ。

「確かに、そうでありましたな。ご無礼をお許しください」
「かまわない。ここは戦場だ。であるならばあらゆる可能性を考えるのがお前たちの仕事だ」
「はっ」
「さて、先ほど大魔法は使えないと言ったが、何もできないというわけでもない、俺の仕事はお前たちを運ぶこと、そして”転移”魔法とは何も遠く離れた地を飛ぶものではなく、ごく近距離でも可能だ」

 言葉遣いの関係で、ついつい俺という普段の一人称を使ってしまったが、まぁ、皆気にしていないようなのでいいとしよう。

「近距離、ですか。もしかして、陛下」

 俺の言葉に反応したのはウルベキナの将軍ガルメリオであった。

「テレスフィリア魔王陛下、もしやそれは戦術として”転移”が使えるということでしょうか?」
「ええ、その通りです。ウルベキナ王陛下、遠距離を”転移”するよりも、目視できる近距離の方がよほど簡単ですから」

 俺はこれまで遠距離でしか”転移”を使っていないが、これは別に近距離でも問題なく使える。というか、俺の場合は遠距離でも”マップ”があるから問題ないが、普通であれば”転移”先の座標なんかを考えなければいけない分、目視できる範囲でしか危なくてできない。なにせ、ちょっとでも座標を間違えるととんでもないところに”転移”してしまうからだ。

「なるほど、となると場合によっては敵の背後に、ということも可能となるわけですな」

 ブリザリア軍のエンリトール伯爵が少し悪い笑みを浮かべながらそう言った。

「その通りだ。さて、ウルベキナ王この場での指揮官はあなたです。いかがしますか?」

 ここはウルベキナである以上、この場で最も立場のある人物はウルベキナ王となる。

「うむ、そうですね。確かに、魔王陛下の御提案は魅力的です。まぁ、敵方からしたら脅威以外の何物でもないでしょう。しかし、陛下にはこれまで、ここに兵を集めていただきました。これ以上ご厚意に甘えるというわけにもいかないのも事実、ガルメリオ将軍、貴方はどう考える?」

 ウルベキナ王は迷いながらまず、次席の立場となっており、これまで必死に戦い抜いてきたガルメリオ将軍の意見を求めた。

「そうですな。戦術として考えるならば、魔王陛下の御提案はすぐにでも飛びつきたい思いがあります……」

 そう言って悩みだすガルメリオ将軍とウルベキナ王であった。それを黙ってみている俺を含む援軍たち、この決断は2人以外ではできないからな。

 そうして、幾度となく2人の間で相談した結果、俺の力を借りたいという要請が出た。というのも、これまでウルベキナはかなり疲弊状態にあり、早急にことを片づけたいという思いがあったのだろう。
 ちなみに、俺は快く受けることにした。というか俺の提案なんだから当たり前だが。まぁ、そもそも、俺たちテレスフィリアは兵の数が少ない、たった14人しかいないわけだし、戦力としてはゴミみたいなものだ。いくら”転移”で3国の兵を連れてきたといっても、何も命を懸けたわけではないので、対価としてはまだ対等とは思えなかったからな。尤も、ウルベキナもコルマベイントもブリザリアもそれぞれそんな風には思ってはいないみたいだけどな。

 とまぁ、そんな感じで軍議が行われて大まかな作戦が決まったのだった。

 ちなみに、ウルベキナ王の命令により、現在肉の壁として使われている奴隷たちのうち、獣人族が解放されたのは言うまでもないだろう。といっても実はまだ彼らを奴隷から解放していないし、テレスフィリアに送ってもいない。それというのも、俺は今日1日でウルベキナの王都やコルマベイント王国、ブリザリア王国、テレスフィリアと向かい、それぞれの兵士を連れてきている。”転移”という膨大な魔力を消費する魔法を連発している俺は現在魔力が枯渇状態にある。
 ということにしているためにこれ以上大きな魔力消費ができないというわけだ。まぁ、実際はまだまだ余裕だし、何より俺の場合いくら消費したとしてもすぐに魔力が回復するので、たとえ世界最強の魔法である極大魔法をぶっ放し続けたとしても全く問題ない。ではなぜ枯渇状態という風にしているのかというと、そんな無限に魔力を持っているということは、どう考えても他国からしたら脅威以外の何物でもない。だからせいぜい極大魔法を一発分ぐらいと、公表しているわけだ。尤もそれだっけ脅威なんだけどな。なにせ、極大魔法は都市1つを更地に帰ることぐらいたやすいもので、行ってみれば原爆みたいなものだからだ。ここで疑問が浮かぶだろう、なぜ、極大魔法を撃てるといっているのか、その理由は地球でもいくらかの国がそうしているように、抑止力としての効果があるからだ。俺を敵に回せば都市が更地になりますよ。というわけだな。まぁ、実際にそんな物騒な魔法を放つ気はさらさらないんだけど。

 閑話休題。

 軍議が終わり、俺はシュンナとともにウルベキナ軍兵士に案内されて、防壁の上にやってきている。

「陛下、敵の攻撃が来ますので、あまり顔を出さないようにお願いします」

 俺が防壁から眼下を覗こうとしたところで兵士がそういってきた。

「うぉっと、あぶねっ」
「休戦日でも矢って飛んでくるのね。よっと」
「あわわわわわ」

 忠告を聞きながらもちょっと顔を出したところで、急に矢が大量に飛んできたので、すぐに物理結界を俺と兵士を囲むように張る。一方でシュンナは軽やかな身のこなしで、すべての矢をよけている。ほんと、すごいよな、俺にはまねできそうない。

「休戦日だからって、攻撃を一切しないというわけでもないだろ」
「それもそっか」

 戦争をしているからといって毎日毎日戦闘行為なんかしていられないために、こうして休戦日というものが設けられるそうだが、だからといって一切攻撃をしないというわけでもない。こうして、たまに思い出したように矢を放ってくるようだ。こうすることでこちら側にストレスを与えているということだろう。
 ちなみに休戦日は攻撃側である向こうが勝手に決めている。それとその日を向こうが告げているわけではなく、定期的に攻撃が緩むのでこちらがそう判断しているだけでもある。

「終わったみたいね」
「だな。それにしてもすげぇ光景だよな」
「ほんとよね。まさに壮観よね」
「ほんとにな。ダンクスも来ればよかったのに」

 本来であればダンクスもここに来るはずだったのだが、訳あってここにはいない。

「仕方ないわよ。ダンクスってあのレンテルンって人にあこがれてるんでしょ。その人から教えを受けられるってんだからね」

 シュンナの言うように、軍議に参加していたダンクスはそのまじめさからついつい質問を何度かしていた。普通軍議内でそんなことをしてはまずいとは思うが、そのまじめさというか必死さというか、それらを感じたレンテルン伯爵をはじめとした歴々の方々から気に入られ、軍議の後特別授業を受けられることになったわけだ。

「俺らの中だと、ダンクスは年上若干おっさんに見えるけど、あれぐらいの人たちからしたら年相応に見えるのかもな」

 子供である俺と女であるシュンナ、その中にいるとダンクスの顔の迫力から幾分か年上に見られがちになるが、その迫力を年月とともに磨き続けた各国の将軍からしたら、ダンクスもそこらの小僧と同じというわけだ。しかも、そこらの小僧と違い、ダンクスは本気でまじめに取り組んでいる。あのぐらいの年齢の人間にとってそんな奴は教えがいのある。いや、ぜひとも自分が培ってきたものを教えたくなる人材なんだろう。

「そうかもね」
「あ、あの陛下、そろそろ」

 シュンナののんきに話をしていると、案内の兵士がこの場を離れたそうにしている。

「そうするか、でもその前にもう一度確認をな」

 そう言いつつ俺はもう一度防壁の外を眺めてみる。そこに広がるは、敵1万2000、先ほどシュンナが言っていたように壮観な眺めだ。尤もそれはあくまでアニメやゲームなんかで見てきた他人事ならの話で、実際にこの目で見ると、ちょっとした恐怖を感じる。

「っと、戻るか」
「ええ」

 俺たちがそういって防壁を降りようとすると、ほっとした表情の兵士もまたついてきた。


 防壁を降り案内人と別れた俺たちは、そのままテレスフィリアの幕営までやってきた。

「陛下、先ほどのご無礼お許しください」

 入った瞬間多くの獣人たちから頭を下げられた。彼らの首には共通して奴隷の首輪がハマっていることからわかる通り、この戦場にいた獣人奴隷たちだ。
 そんな彼らがなぜ誤っているのかというと、たぶん出会い頭に突っかかってきたことだろう。

「気にするな。俺が魔王になったのはお前たちが捕まった後、知らないのも無理はない。しかし、なぜ急に」

 当然だが俺が魔王で、彼らを救出に来たということは信じてもらえなかった。というか、俺が人族であることから、またどこかの戦場に連れ出されるんじゃないかと、そして何より俺が子供の姿をしていることから馬鹿にされたと思ったようだ。

「獅子人族の言葉は真実です」

 ちょっと言っている意味が分からなかったので詳しく聞いてみると、俺も知らなかったが、実は獅子人族というは獣人族たちにとって特別な種族なんだそうだ。というのも、かつて、各種族がそれぞれ国を持ち分かれていた時代があり、その際獣人族の王として君臨していたのが獅子人族だそうだ。そのため今でも獣人族たちにとって獅子人族は王族という認識となり、彼らの言葉はどんなことでも真実であるという信頼をしている。また、獅子人族もそれにこたえるため嘘をつくということはしないそうだ。

「そうだったのか、聞いたことなかったが」

 そう思い獅子人族の長ゴラーデを見た。

「王族だったのははるか過去の話で、今はただの獣人族でしかありません。ですのでわざわざ陛下のお耳に入れることでもありませんでしたので」

 ゴラーデはそういった、確かに彼の言う通りはるか過去の話かもしれないが、その影響力が残っているなら話ぐらいはしておいてほしかった。

「そうか、まぁいいがそれでもお前たちがいれば獣人族が落ち着くって思ってもいいのか?」

 獣人族は外延部に住んでいるために、多くがハンターの被害にあっている。また彼らは俺が魔王となったことを知らない。その結果としてたとえ助け出したとしても俺の言うことを信じてくれないことが多かった。しかし、そこに獅子人族を連れて行くだけであっさりと信じてくれる可能性がある。

「それに関してはわかりかねますが、此度の反応を見る限りそうなのかもしれません」

 ゴラーデの言葉によるとどうやら獅子人族自身自覚のないことのようだった。

「しかし、これは使えるな。ゴラーデ、今後奴隷解放の際獅子人族から誰か1人派遣してくれるか?」
「かしこまりました陛下」

 ゴラーデはそういって恭しく頭を下げたのだった。それを見たほかの獣人たちも驚きつつも再び頭を下げたのだった。
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