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五十三話 毒も薬も使いよう
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私にとっては少し水が欲しくなるだけの毒。だけど、他の人からすれば、ただの人からすれば、どんな毒になるのかわからない。
けほ、と誰かが咳き込む声が聞こえた。今ここには、私だけではなく、ルーファス陛下にヴィルヘルムさん、それから侍女さんと青年が三人いる。
もしもこの毒が、人の所業ではないと言われた毒なら、彼らは、彼女たちは、どうなる。
「……私を殺すだなんだと言っていたが、死ぬのはどうやら貴様らのようだな」
「何を、した」
「貴様らが王妃と呼ぶ者の毒によって死ねるのだ。本望だろう」
お母さまを起きない眠りにつかせ、戦ではアドフィル帝国の人たちの命を奪い、そして今は私のために――多分私を迎えに来た人たちが、殺される。すべて、私の毒のせいで。
私が死ぬために作った毒。私以外のための毒じゃないのに、私じゃない人の命を奪う。
「これは我々と敵対する、と見てよさそうですね」
ヴィルヘルムさんがそう言って、ルーファス陛下の剣を奪うのが視界の端に見えた。そして剣を持ったヴィルヘルムさんが王様とお姫様に近づき、引き剥がす。
抵抗した、のかもしれない。だけどあっさりとお姫様を奪われて、王様の小馬鹿にしたような目が丸くなた。
「さあ、この場合どちらに神の怒りが落ちるのか――試してみましょうか」
笑い、お姫様の手に剣を握らせ、一閃した。剣を持つのはお姫様。だけどそのお姫様の手を持つのはヴィルヘルムさん。
そして一閃された剣に落とされたのは、王様の首。転がる首が足にお姫様の爪先に当たり、叫び声が部屋中に響いた。
その叫び声に、私の固まっていた思考が動き出す。
「ど、毒です!」
「わかってる!」
ルーファス陛下に一蹴され、頭を振る。違った、そうじゃない。
「解毒剤、解毒剤が多分、いやとりあえず出ましょう。遠ざかれば少しはマシになるかもしれません!」
ルーファス陛下が、侍女さんが、青年三人が部屋を出る。続いてヴィルヘルムさんが剣を持って部屋を出た。
ちらりと振り向いた先には、狂ったように叫び、王様の体に縋りつくお姫様の姿。
「なんで、なんでお父様が……!」
お姫様と王様は、愛し愛される家族だったのだろう。傷ついた娘を労わり、親の死に涙する。
そのどちらも、私にはなかった。私にはできなかった。
大切なお母さまの最期を理解することもせず、泣くことすらできなかった。
必死に忘れ、見てこなかったものが、溢れだす。
ただ眠っているのだと馬鹿みたいに考えて、お母さまのためにと生き続けた。
ああなんて、親不孝な娘だったのだろう。
そんな感傷は、部屋を出てすぐ吹き飛んだ。壁に手をつき、倒れないようにふんばっているルーファス陛下。床に這いつくばり、咳き込む侍女さん。息苦しそうに喉を掻く青年三人。
早く解毒剤を持ってこないと、彼らが死んでしまう。
「それで、解毒剤はどちらに」
「多分、小屋にあると思います」
お母さまが眠ってからは、念のため解毒剤も一緒に作ることにしていた。解毒剤を作れなかった毒は飲み干すようにしていたので、王様の手に渡った毒はすべて、解毒剤を保管している。
「かしこまりました。それでは、案内をお願いいたします」
そう言って、ヴィルヘルムさんがひょいと私を抱えた。
「ヴィルヘルムさんは、大丈夫ですか?」
「妖精ほどではありませんが、唯人よりは丈夫だと自負しておりますので」
天使の血をひく人の特性は怪力だけではなかったのか。
なるほどと納得している間に、ヴィルヘルムさんは走りはじめた。
「……ところで、どうしてあんなことをしたんですか?」
「あんなこと、とは?」
「王様を殺したことです。あの剣がどういうものか、わかっていたんですよね」
ヴィルヘルムさんの腕の中で揺られながら、問いかける。
神の怒りと言っていたから、知らなかったはずがない。
「少々癇に障ったもので。私が欲するものを邪魔するのだと思ったらつい……まあ一応保険をかけるだけの理性はありましたので、ご安心ください」
「安心できません……あ、そこを右です」
「かしこまりました。それでは少し速度を上げますので、舌を噛まないように……ああ、その心配は無用でしたね」
「噛んでも切れないので大丈夫ですよ。たとえそうじゃなくても私のことは気にせず、急いでいただいて大丈夫です」
私の舌とあの人たちの命なら、どちらを選ぶかなんてわかりきっている。
もう二度と、私の毒で誰かが死ぬなんてあってはならない。
ヴィルヘルムさんが持てる限りの力を使って走ったのだろう。小屋に着いたときには息も絶え絶えで、壁に体を預けていた。
だけどそんなヴィルヘルムさんを労わる余裕は私にはなかった。辿りついた小屋の中は空っぽで、私が置いていった器具も毒も材料も、何もかもがなくなっていたからだ。
「嘘、なんで……」
私はもう帰らないものだと考えて、処分したのかもしれない。
お母さまが眠っていたベッドも、ごはんを食べていた机も、どこにもない。
膝から崩れ落ちそうになり、耐える。
駄目だ、諦めてはいけない。
死ねないとわかっていても、諦めることなく必死に考えて、どうすれば死ねるのかあがき続けた。
今はあの人たちを殺さないために諦めるな。どうすれば助けられるのかを必死に考えろ。
「解毒剤の材料はこの森にあるので、集めてきます」
「かしこまりました。お待ちしております」
薬草毒草木の実に苔。それから大きな葉っぱ。どこに何があるのかは覚えている。何度も何度も、毒になりそうなものがないか探したから。
そのすべてを集め、小屋に戻る。あとどのぐらい時間があるのだろう。まだあの人たちは生きているだろうか。
「すみません、木の実を砕けるものがないか探してもらえますか」
木造りの床に材料を並べ、ドレスの一部をかみ切る。その中に苔を入れながら指示を出すと、ヴィルヘルムさんが木の実を手に持ち、握った。
「これでいいですか?」
「あ、はい」
手の中で粉々になった木の実を布に入れてもらう。それから薬草と毒草をひとまとめに口に入れ、噛み潰す。
毒もやりようによっては薬になる。薬が扱い方によって毒になるのと同じように。
「……それは、大丈夫なのですか?」
「衛生的にはあまりよくないかもしれませんが、道具がないので」
ぺっと吐き出して、布を揉む。出てきた液体を大きな葉っぱの上に垂らしていく。
「いえ、見るからに毒々しいものがあったように思えたもので」
「どれも食べたことがあるものなので大丈夫ですよ」
一滴、二滴、三滴。絞り続け、布の中がカスだけになったところで葉っぱを丁寧に折りたたみ、もう一度ドレスをちぎり包みこむ。
「多分これで大丈夫です。戻りましょう」
そしてまた、ヴィルヘルムさんに抱えられて木々の合間を抜ける。白塗りの廊下を抜け、塵一つない階段を駆け上がり、到着した先で待っていたのは、床に倒れるルーファス陛下たち。
ひゅうひゅう、と乾いた吐息が彼らがまだ生きていることを示している。ほっと胸を撫でおろし、葉っぱについた液体を指につけ、一人ずつ丁寧に口の中に押しこむ。
量はあまり作れなかったけど、少しでも効果はあるはず。持ち直したら、また作って飲ませればいい。
「ヴィルヘルムさんも、はい」
「……私は自分でできますので」
指を差し出すと、ヴィルヘルムさんは苦笑いしながら葉っぱについた液体を掬い、舐めた。
「これでとりあえず死にはしないと思います。万全を考えるのならもっと用意しておきたいですし、何度か含ませたほうが安定すると思うんですが……さすがにこちらに寝かせておくわけにもいきませんし、どうしましょう」
「それでしたら……あまり使われていなさそうな部屋がありましたので、そちらを利用させていただきましょう」
そう言って、ヴィルヘルムさんは倒れている人たちに手を伸ばすと、ひょいひょいと肩に担ぎはじめた。皆まとめて。
一番下の人の死因が、毒死ではなく圧死にならないことを祈ろう。
けほ、と誰かが咳き込む声が聞こえた。今ここには、私だけではなく、ルーファス陛下にヴィルヘルムさん、それから侍女さんと青年が三人いる。
もしもこの毒が、人の所業ではないと言われた毒なら、彼らは、彼女たちは、どうなる。
「……私を殺すだなんだと言っていたが、死ぬのはどうやら貴様らのようだな」
「何を、した」
「貴様らが王妃と呼ぶ者の毒によって死ねるのだ。本望だろう」
お母さまを起きない眠りにつかせ、戦ではアドフィル帝国の人たちの命を奪い、そして今は私のために――多分私を迎えに来た人たちが、殺される。すべて、私の毒のせいで。
私が死ぬために作った毒。私以外のための毒じゃないのに、私じゃない人の命を奪う。
「これは我々と敵対する、と見てよさそうですね」
ヴィルヘルムさんがそう言って、ルーファス陛下の剣を奪うのが視界の端に見えた。そして剣を持ったヴィルヘルムさんが王様とお姫様に近づき、引き剥がす。
抵抗した、のかもしれない。だけどあっさりとお姫様を奪われて、王様の小馬鹿にしたような目が丸くなた。
「さあ、この場合どちらに神の怒りが落ちるのか――試してみましょうか」
笑い、お姫様の手に剣を握らせ、一閃した。剣を持つのはお姫様。だけどそのお姫様の手を持つのはヴィルヘルムさん。
そして一閃された剣に落とされたのは、王様の首。転がる首が足にお姫様の爪先に当たり、叫び声が部屋中に響いた。
その叫び声に、私の固まっていた思考が動き出す。
「ど、毒です!」
「わかってる!」
ルーファス陛下に一蹴され、頭を振る。違った、そうじゃない。
「解毒剤、解毒剤が多分、いやとりあえず出ましょう。遠ざかれば少しはマシになるかもしれません!」
ルーファス陛下が、侍女さんが、青年三人が部屋を出る。続いてヴィルヘルムさんが剣を持って部屋を出た。
ちらりと振り向いた先には、狂ったように叫び、王様の体に縋りつくお姫様の姿。
「なんで、なんでお父様が……!」
お姫様と王様は、愛し愛される家族だったのだろう。傷ついた娘を労わり、親の死に涙する。
そのどちらも、私にはなかった。私にはできなかった。
大切なお母さまの最期を理解することもせず、泣くことすらできなかった。
必死に忘れ、見てこなかったものが、溢れだす。
ただ眠っているのだと馬鹿みたいに考えて、お母さまのためにと生き続けた。
ああなんて、親不孝な娘だったのだろう。
そんな感傷は、部屋を出てすぐ吹き飛んだ。壁に手をつき、倒れないようにふんばっているルーファス陛下。床に這いつくばり、咳き込む侍女さん。息苦しそうに喉を掻く青年三人。
早く解毒剤を持ってこないと、彼らが死んでしまう。
「それで、解毒剤はどちらに」
「多分、小屋にあると思います」
お母さまが眠ってからは、念のため解毒剤も一緒に作ることにしていた。解毒剤を作れなかった毒は飲み干すようにしていたので、王様の手に渡った毒はすべて、解毒剤を保管している。
「かしこまりました。それでは、案内をお願いいたします」
そう言って、ヴィルヘルムさんがひょいと私を抱えた。
「ヴィルヘルムさんは、大丈夫ですか?」
「妖精ほどではありませんが、唯人よりは丈夫だと自負しておりますので」
天使の血をひく人の特性は怪力だけではなかったのか。
なるほどと納得している間に、ヴィルヘルムさんは走りはじめた。
「……ところで、どうしてあんなことをしたんですか?」
「あんなこと、とは?」
「王様を殺したことです。あの剣がどういうものか、わかっていたんですよね」
ヴィルヘルムさんの腕の中で揺られながら、問いかける。
神の怒りと言っていたから、知らなかったはずがない。
「少々癇に障ったもので。私が欲するものを邪魔するのだと思ったらつい……まあ一応保険をかけるだけの理性はありましたので、ご安心ください」
「安心できません……あ、そこを右です」
「かしこまりました。それでは少し速度を上げますので、舌を噛まないように……ああ、その心配は無用でしたね」
「噛んでも切れないので大丈夫ですよ。たとえそうじゃなくても私のことは気にせず、急いでいただいて大丈夫です」
私の舌とあの人たちの命なら、どちらを選ぶかなんてわかりきっている。
もう二度と、私の毒で誰かが死ぬなんてあってはならない。
ヴィルヘルムさんが持てる限りの力を使って走ったのだろう。小屋に着いたときには息も絶え絶えで、壁に体を預けていた。
だけどそんなヴィルヘルムさんを労わる余裕は私にはなかった。辿りついた小屋の中は空っぽで、私が置いていった器具も毒も材料も、何もかもがなくなっていたからだ。
「嘘、なんで……」
私はもう帰らないものだと考えて、処分したのかもしれない。
お母さまが眠っていたベッドも、ごはんを食べていた机も、どこにもない。
膝から崩れ落ちそうになり、耐える。
駄目だ、諦めてはいけない。
死ねないとわかっていても、諦めることなく必死に考えて、どうすれば死ねるのかあがき続けた。
今はあの人たちを殺さないために諦めるな。どうすれば助けられるのかを必死に考えろ。
「解毒剤の材料はこの森にあるので、集めてきます」
「かしこまりました。お待ちしております」
薬草毒草木の実に苔。それから大きな葉っぱ。どこに何があるのかは覚えている。何度も何度も、毒になりそうなものがないか探したから。
そのすべてを集め、小屋に戻る。あとどのぐらい時間があるのだろう。まだあの人たちは生きているだろうか。
「すみません、木の実を砕けるものがないか探してもらえますか」
木造りの床に材料を並べ、ドレスの一部をかみ切る。その中に苔を入れながら指示を出すと、ヴィルヘルムさんが木の実を手に持ち、握った。
「これでいいですか?」
「あ、はい」
手の中で粉々になった木の実を布に入れてもらう。それから薬草と毒草をひとまとめに口に入れ、噛み潰す。
毒もやりようによっては薬になる。薬が扱い方によって毒になるのと同じように。
「……それは、大丈夫なのですか?」
「衛生的にはあまりよくないかもしれませんが、道具がないので」
ぺっと吐き出して、布を揉む。出てきた液体を大きな葉っぱの上に垂らしていく。
「いえ、見るからに毒々しいものがあったように思えたもので」
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一滴、二滴、三滴。絞り続け、布の中がカスだけになったところで葉っぱを丁寧に折りたたみ、もう一度ドレスをちぎり包みこむ。
「多分これで大丈夫です。戻りましょう」
そしてまた、ヴィルヘルムさんに抱えられて木々の合間を抜ける。白塗りの廊下を抜け、塵一つない階段を駆け上がり、到着した先で待っていたのは、床に倒れるルーファス陛下たち。
ひゅうひゅう、と乾いた吐息が彼らがまだ生きていることを示している。ほっと胸を撫でおろし、葉っぱについた液体を指につけ、一人ずつ丁寧に口の中に押しこむ。
量はあまり作れなかったけど、少しでも効果はあるはず。持ち直したら、また作って飲ませればいい。
「ヴィルヘルムさんも、はい」
「……私は自分でできますので」
指を差し出すと、ヴィルヘルムさんは苦笑いしながら葉っぱについた液体を掬い、舐めた。
「これでとりあえず死にはしないと思います。万全を考えるのならもっと用意しておきたいですし、何度か含ませたほうが安定すると思うんですが……さすがにこちらに寝かせておくわけにもいきませんし、どうしましょう」
「それでしたら……あまり使われていなさそうな部屋がありましたので、そちらを利用させていただきましょう」
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