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五十六話 さすが灰色を銀色と言い張れるだけはある
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頭上からため息が聞こえ、衣擦れの音がした。
「……どうした」
不機嫌そうな声。向けられているのはヴィルヘルムさんだろう。ヴィルヘルムさんは扉を開けたまま、肩をすくめて苦笑を浮かべている。
「少々気になるものがありまして。小さな墓石のようなものが……おそらくライラ様の母君のものかと。それから――」
「お母さまの!?」
ルーファス陛下を押しのけて勢いよく詰め寄ると、ヴィルヘルムさんは「ええ、まあ」と煮え切らない返事をした。
処分したとお姫様は言っていた。てっきりそこらへんに捨てたのかと思っていたけど、そうじゃなくてちゃんとした――小さくてもお墓があるのなら。
「どこに、どこにあったんですか? お母さまは今、どこに」
「落ち着いてください。まだそうと決まったわけじゃありません。違うかもしれないので、あまり期待を持ちすぎないように……」
ぐいぐい詰め寄る私をやんわりとたしなめながら、ヴィルヘルムさんは床に手をついているルーファス陛下に視線を向けた。
微動だにしないルーファス陛下に、どうしたのだろうと私が首を傾げるのと、ヴィルヘルムさんがため息を落としたのは同時だった。
「それから、少々見ていただきたい方がおりまして……来ていただけますか?」
問われ、ルーファス陛下は緩慢な動きで立ち上がると、ヴィルヘルムさんに詰め寄り続けていた私の肩に手を置いた。
後ろに体を引かれたたらを踏む私を横目に、ヴィルヘルムさんはこちらにと言いながら廊下に出る。続いて、ルーファス陛下も部屋を後にした。何故か私の手をひきながら。
「これは必要ですか?」
「逃げるだろう」
「逃げません」
お母さまのお墓を探しに行くかもしれないけど、逃げるのとは違う。だから真剣な顔でこれでもかと気持ちをこめて言ったのに、ルーファス陛下は手をはなしてはくれなかった。
しかたなく二人に連れられていると、ふとある違和感を抱いた。
「そういえば……ものすごく堂々と歩いていますけど、大丈夫なんですか?」
城内を隠れることなく歩いている。それなのに兵士も侍女も見ていない。
アドフィル帝国と違って人手不足ということはないはず。
「それでしたらライラ様が心配されるようなことはありませんので、ご安心ください。すでに話はつけてあります」
「……話?」
「天使の血をひく私に剣を向けられる気概のある唯人はいなかった、ということですよ」
前を向いて歩いているヴィルヘルムさんの顔は見えない。
話が済んでいるということは、あれからずっと休んでいないのかもしれない。寝てくると言っていたのに。
胃薬だけでなく疲労を取れる薬も作ってあげたほうがいいかも。そんなことを考えながらたどり着いたのは、豪奢な飾りで彩られた扉の前だった。
細かな模様が刻まれ、枠やらなんやらが金色に輝いている。目が潰れそうなほど眩い扉に私が圧倒されていると、ヴィルヘルムさんはなんてことのないように扉に手をかけた。
「こちらです」
そっと押し開かれた先には、これまた豪勢な調度品が部屋のあちこちに飾られている。部屋の中央に堂々と置かれた天蓋付きの寝台も精巧な細工が施され、思わぬきらびやかさに目がくらむ。
だけど聞き慣れない声が聞こえ、手放しかけた意識が戻った。
「……誰?」
か細く可憐な声と、それに似つかわしくないじゃらりという武骨な音。
ヴィルヘルムさんが寝台にまとう薄布を少しだけずらすと、長く伸びた眩い銀色が目に入った。銀色の睫毛に縁どられた瞳は、絵本で見た海を思わせる青色。
雲一つない青空とは違う。それよりもわずかに濃い色をした瞳に、妖精の血を引く人ではないのだと察する。
「ミシェル?」
ぼんやりとした声。海色の瞳の中には私と、いまだに手をはなさないルーファス陛下がいる。
「ああ、ミシェル、ミシェル……よかった、あなた生きていたのね」
涙を零し、こちらに這い寄ろうとしていた体が引っ張られたるように傾ぐ。
足元まで隠す長いドレスから、鈍色の鎖がのぞいている。そしてそれは、天蓋を支える柱に繋がっていた。
「どういう状況なのかよくわからなかったもので、見ていただくのが早いと判断しました。ライラ様……この方がどなたかご存じですか?」
お姫様とよく似た髪に、お姫様と似ている顔。王様が何かの気の迷いでお母さま以外にも似た人に手を出したということがなければ、彼女は王妃様だろう。だけどどうして鎖に繋がれていて、よくわからない名前を呼んでいるのか。
私の名前はライラであってミシェルではない。ルーファス陛下もミシェルという名前が似合いそうな風貌はしていない。
ミシェルとはいったい誰だ。
「王妃様だと思いますけど……どうして繋がれているのかは、よくわかりません」
「そうですか。ちなみに、王と王妃がどのような関係だったかはご存じですか?」
「とても仲のよい夫婦だったそうですよ。私ができて離婚の危機になったこともあるそうですけど、仲直りしたとか、なんとか」
王様と王妃様の間が一時的にでも仲が悪くなったのは、毒姫である私のせいだとお城まで案内してくれた人が言っていた。
その時に初めて毒姫と呼ばれていることを知って衝撃を受けたものだ。ついにでその時初めて、お姫様が薬姫と呼ばれていることも知った。
「離婚の危機、か」
「おそらくはそれでしょうね。なんとか離婚されることなく繋ぎとめるのに成功したといったろことでしょうか。物理的には、ですが」
やれやれと言わんばかりに肩をすくめると、ヴィルヘルムさんは「じゃあここはもういいですね」と言って戻ろうとした。
私も異論はない。初めて王妃様を見たわけだけど、とくにこれといった感想も感慨も浮かばない。
だけど、ルーファス陛下は違ったようだ。
「……エイシュケル王妃。一つ聞くが、ミシェルとは誰だ」
寝台の上で転がっていた王妃様が顔を上げ、ぼんやりとした顔でルーファス陛下を見上げる。涙で濡れた顔も綺麗だ。喧嘩したからだとしても、こんな人の代わりにお母さまに手を出すなんて正気の沙汰とは思えない。
お母さまが綺麗ではないという話ではない。私からしてみれば、世界で一番だ。ただ、目の前にいる人が別の世界の住人に見えるだけで。
「ああ、ミシェル。新しく来たばかりだから、色々教えないといけなかったのに、それなのに」
零れ落ちる涙が寝台を濡らし、折れそうなほど細い指がシーツを握る。
「怒ったあの人に近づきたくなくて、皆あの子に押しつけて……ミシェル、ミシェルごめんなさい。私が悪いの。私があの人と喧嘩なんてしなかったら、あんなことにならなかったのに」
ああ、そうか。
すとんと胸の中に何かが落ち、口元が歪む。
「ミシェルって、私のお母さまですね」
大好きなお母さまの名前すら知らなかったことに、乾いた笑いが漏れる。
お母さまの名前を知らなかったのがショックだったのではない。
たまに食事を持ってきて薬品を持っていく人、私をお城に迎えに来た人、教育係の人、たまに顔を合わせた侍女さんや、アドフィル帝国まで一緒に行った騎士さんたち。それから王様とお姫様。誰一人としてお母さまの名前を口にしなかった。その事実が、どうしようもなくやるせない。
「そっか、お母さま、ミシェルって名前だったんだ」
謝り続けている王妃様をぼんやりと見ていると、手が引っ張られた。よろけた体が何かに支えられる。
「腹が減った」
頭上から降ってきた声に、ヴィルヘルムさんが「かしこまりました」と恭しく答えて――何故か私の体が浮いた。
「……どうした」
不機嫌そうな声。向けられているのはヴィルヘルムさんだろう。ヴィルヘルムさんは扉を開けたまま、肩をすくめて苦笑を浮かべている。
「少々気になるものがありまして。小さな墓石のようなものが……おそらくライラ様の母君のものかと。それから――」
「お母さまの!?」
ルーファス陛下を押しのけて勢いよく詰め寄ると、ヴィルヘルムさんは「ええ、まあ」と煮え切らない返事をした。
処分したとお姫様は言っていた。てっきりそこらへんに捨てたのかと思っていたけど、そうじゃなくてちゃんとした――小さくてもお墓があるのなら。
「どこに、どこにあったんですか? お母さまは今、どこに」
「落ち着いてください。まだそうと決まったわけじゃありません。違うかもしれないので、あまり期待を持ちすぎないように……」
ぐいぐい詰め寄る私をやんわりとたしなめながら、ヴィルヘルムさんは床に手をついているルーファス陛下に視線を向けた。
微動だにしないルーファス陛下に、どうしたのだろうと私が首を傾げるのと、ヴィルヘルムさんがため息を落としたのは同時だった。
「それから、少々見ていただきたい方がおりまして……来ていただけますか?」
問われ、ルーファス陛下は緩慢な動きで立ち上がると、ヴィルヘルムさんに詰め寄り続けていた私の肩に手を置いた。
後ろに体を引かれたたらを踏む私を横目に、ヴィルヘルムさんはこちらにと言いながら廊下に出る。続いて、ルーファス陛下も部屋を後にした。何故か私の手をひきながら。
「これは必要ですか?」
「逃げるだろう」
「逃げません」
お母さまのお墓を探しに行くかもしれないけど、逃げるのとは違う。だから真剣な顔でこれでもかと気持ちをこめて言ったのに、ルーファス陛下は手をはなしてはくれなかった。
しかたなく二人に連れられていると、ふとある違和感を抱いた。
「そういえば……ものすごく堂々と歩いていますけど、大丈夫なんですか?」
城内を隠れることなく歩いている。それなのに兵士も侍女も見ていない。
アドフィル帝国と違って人手不足ということはないはず。
「それでしたらライラ様が心配されるようなことはありませんので、ご安心ください。すでに話はつけてあります」
「……話?」
「天使の血をひく私に剣を向けられる気概のある唯人はいなかった、ということですよ」
前を向いて歩いているヴィルヘルムさんの顔は見えない。
話が済んでいるということは、あれからずっと休んでいないのかもしれない。寝てくると言っていたのに。
胃薬だけでなく疲労を取れる薬も作ってあげたほうがいいかも。そんなことを考えながらたどり着いたのは、豪奢な飾りで彩られた扉の前だった。
細かな模様が刻まれ、枠やらなんやらが金色に輝いている。目が潰れそうなほど眩い扉に私が圧倒されていると、ヴィルヘルムさんはなんてことのないように扉に手をかけた。
「こちらです」
そっと押し開かれた先には、これまた豪勢な調度品が部屋のあちこちに飾られている。部屋の中央に堂々と置かれた天蓋付きの寝台も精巧な細工が施され、思わぬきらびやかさに目がくらむ。
だけど聞き慣れない声が聞こえ、手放しかけた意識が戻った。
「……誰?」
か細く可憐な声と、それに似つかわしくないじゃらりという武骨な音。
ヴィルヘルムさんが寝台にまとう薄布を少しだけずらすと、長く伸びた眩い銀色が目に入った。銀色の睫毛に縁どられた瞳は、絵本で見た海を思わせる青色。
雲一つない青空とは違う。それよりもわずかに濃い色をした瞳に、妖精の血を引く人ではないのだと察する。
「ミシェル?」
ぼんやりとした声。海色の瞳の中には私と、いまだに手をはなさないルーファス陛下がいる。
「ああ、ミシェル、ミシェル……よかった、あなた生きていたのね」
涙を零し、こちらに這い寄ろうとしていた体が引っ張られたるように傾ぐ。
足元まで隠す長いドレスから、鈍色の鎖がのぞいている。そしてそれは、天蓋を支える柱に繋がっていた。
「どういう状況なのかよくわからなかったもので、見ていただくのが早いと判断しました。ライラ様……この方がどなたかご存じですか?」
お姫様とよく似た髪に、お姫様と似ている顔。王様が何かの気の迷いでお母さま以外にも似た人に手を出したということがなければ、彼女は王妃様だろう。だけどどうして鎖に繋がれていて、よくわからない名前を呼んでいるのか。
私の名前はライラであってミシェルではない。ルーファス陛下もミシェルという名前が似合いそうな風貌はしていない。
ミシェルとはいったい誰だ。
「王妃様だと思いますけど……どうして繋がれているのかは、よくわかりません」
「そうですか。ちなみに、王と王妃がどのような関係だったかはご存じですか?」
「とても仲のよい夫婦だったそうですよ。私ができて離婚の危機になったこともあるそうですけど、仲直りしたとか、なんとか」
王様と王妃様の間が一時的にでも仲が悪くなったのは、毒姫である私のせいだとお城まで案内してくれた人が言っていた。
その時に初めて毒姫と呼ばれていることを知って衝撃を受けたものだ。ついにでその時初めて、お姫様が薬姫と呼ばれていることも知った。
「離婚の危機、か」
「おそらくはそれでしょうね。なんとか離婚されることなく繋ぎとめるのに成功したといったろことでしょうか。物理的には、ですが」
やれやれと言わんばかりに肩をすくめると、ヴィルヘルムさんは「じゃあここはもういいですね」と言って戻ろうとした。
私も異論はない。初めて王妃様を見たわけだけど、とくにこれといった感想も感慨も浮かばない。
だけど、ルーファス陛下は違ったようだ。
「……エイシュケル王妃。一つ聞くが、ミシェルとは誰だ」
寝台の上で転がっていた王妃様が顔を上げ、ぼんやりとした顔でルーファス陛下を見上げる。涙で濡れた顔も綺麗だ。喧嘩したからだとしても、こんな人の代わりにお母さまに手を出すなんて正気の沙汰とは思えない。
お母さまが綺麗ではないという話ではない。私からしてみれば、世界で一番だ。ただ、目の前にいる人が別の世界の住人に見えるだけで。
「ああ、ミシェル。新しく来たばかりだから、色々教えないといけなかったのに、それなのに」
零れ落ちる涙が寝台を濡らし、折れそうなほど細い指がシーツを握る。
「怒ったあの人に近づきたくなくて、皆あの子に押しつけて……ミシェル、ミシェルごめんなさい。私が悪いの。私があの人と喧嘩なんてしなかったら、あんなことにならなかったのに」
ああ、そうか。
すとんと胸の中に何かが落ち、口元が歪む。
「ミシェルって、私のお母さまですね」
大好きなお母さまの名前すら知らなかったことに、乾いた笑いが漏れる。
お母さまの名前を知らなかったのがショックだったのではない。
たまに食事を持ってきて薬品を持っていく人、私をお城に迎えに来た人、教育係の人、たまに顔を合わせた侍女さんや、アドフィル帝国まで一緒に行った騎士さんたち。それから王様とお姫様。誰一人としてお母さまの名前を口にしなかった。その事実が、どうしようもなくやるせない。
「そっか、お母さま、ミシェルって名前だったんだ」
謝り続けている王妃様をぼんやりと見ていると、手が引っ張られた。よろけた体が何かに支えられる。
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