395 / 494
閑話 思いもよらぬ指導
しおりを挟む
「貴女のお相手は私がしましょう」
いきなり巨大な魔道具を壊し始めた男を止める為に男に向かい思いっ切り踏み込んだのにそれ以上の速度で私と男の間に入って来るメイドに一撃をいれようとストレートを放つと手を添えるよに差し出して左に捻っただけで私のストレートは逸らされた。
「どいて欲しいんだけど」
私がそう言うとメイドが口を開く。
「貴女の相手は私と言いましたよ?丁度手が空いているのでお相手します」
その言葉にさっきより力を込めて踏み込みメイドの懐へと入る・・・な!!
「ぐふっ!」
懐に入ったと思ったら逆に懐に入られてメイドに右胸を突き飛ばすように押されては胃から空気が抜けて変な声が出た。
「中々反応がいいですね」
当たる前に左手を右胸とメイドの掌の間に挟んでダメージを軽減できた。
「強いわね」
メイドから視線を逸らさずにそう言うとメイドが微笑みながら口を開く。
「貴女も中々ですよ?」
これは勝てない・・・と思いながらも引く事は出来ないから何か勝てる方法はないかと考える。
そんな私を見て何にを思ったのかメイドが口を開く。
「いい物をお見せしましょう」
「は?」
いきなり放たれたその言葉の意味を理解しようとしたときに・・・メイドが私の目の前に立っていた。
「っ何を?」
いきなり目の前に現れたメイドを見てバックステップをして距離を取ると・・・また目の前に現れる。
それを見て更にバックステップをすると今度は最初の時みたいに動かずにこちらを見ている。
「しっかりと見なさい」
そう言った後に私の前に立ち私をじっと見るメイドに何がしたいのかと困惑する。
「もう一度言います・・・しっかりと『見なさい』」
その言葉に私はメイドの動きを見逃さないように見つめる。
踏み込みは・・・・私と同じ?それなのに何故そこまでの速度が出るの?と思っているとメイドが更に同じ事をやってくれたので観察すると動く寸前メイドの両肩の服が揺らめくのが見えた。
「そういう事!!」
私はそれを見て同じように踏み込み足の裏から【エアインパクト】を打ってすぐに今度は両肩から後ろに向けて【エアインパクト】を打つ。
それによって加速し踏み込むスピードが数倍速くなった。
「それでいいのです」
満足したように頷くメイドを見て私は首を傾げる。
「なぜ指導してくれたの?」
その言葉にメイドが微笑む。
「先程私の相方が言ったように私達は貴女達と争いに来た訳じゃないからですよ、それに私も接近戦が得意なのでつい・・・・ね」
私はその言葉に何を言えばいいのか分からずにただ立っているしかなかった。
「帰りますよミズキ」
メイドは執事からそう声が掛かり一度執事のほうを見てから視線を私に戻し微笑む。
「励みなさい、そうすれば貴女はかなり強くなる」
そう言った後に私の前から姿が消えて執事の横に立っていた。
そして・・・・執事と共に姿を消した。
「リア」
あ然と壊された魔道具を見つめるリアにそう声を掛けるとリアが私に視線を向けて悲しそうな顔で口を開く。
「私の魔道具が壊された!!」
いやいやいや!!
「違うでしょリア?これは貴女の物じゃないわよね?」
悲しむリアを落ち着かせながら私は心に誓う・・・・今度あのメイドに会った時は決して負けない・・・と。
いきなり巨大な魔道具を壊し始めた男を止める為に男に向かい思いっ切り踏み込んだのにそれ以上の速度で私と男の間に入って来るメイドに一撃をいれようとストレートを放つと手を添えるよに差し出して左に捻っただけで私のストレートは逸らされた。
「どいて欲しいんだけど」
私がそう言うとメイドが口を開く。
「貴女の相手は私と言いましたよ?丁度手が空いているのでお相手します」
その言葉にさっきより力を込めて踏み込みメイドの懐へと入る・・・な!!
「ぐふっ!」
懐に入ったと思ったら逆に懐に入られてメイドに右胸を突き飛ばすように押されては胃から空気が抜けて変な声が出た。
「中々反応がいいですね」
当たる前に左手を右胸とメイドの掌の間に挟んでダメージを軽減できた。
「強いわね」
メイドから視線を逸らさずにそう言うとメイドが微笑みながら口を開く。
「貴女も中々ですよ?」
これは勝てない・・・と思いながらも引く事は出来ないから何か勝てる方法はないかと考える。
そんな私を見て何にを思ったのかメイドが口を開く。
「いい物をお見せしましょう」
「は?」
いきなり放たれたその言葉の意味を理解しようとしたときに・・・メイドが私の目の前に立っていた。
「っ何を?」
いきなり目の前に現れたメイドを見てバックステップをして距離を取ると・・・また目の前に現れる。
それを見て更にバックステップをすると今度は最初の時みたいに動かずにこちらを見ている。
「しっかりと見なさい」
そう言った後に私の前に立ち私をじっと見るメイドに何がしたいのかと困惑する。
「もう一度言います・・・しっかりと『見なさい』」
その言葉に私はメイドの動きを見逃さないように見つめる。
踏み込みは・・・・私と同じ?それなのに何故そこまでの速度が出るの?と思っているとメイドが更に同じ事をやってくれたので観察すると動く寸前メイドの両肩の服が揺らめくのが見えた。
「そういう事!!」
私はそれを見て同じように踏み込み足の裏から【エアインパクト】を打ってすぐに今度は両肩から後ろに向けて【エアインパクト】を打つ。
それによって加速し踏み込むスピードが数倍速くなった。
「それでいいのです」
満足したように頷くメイドを見て私は首を傾げる。
「なぜ指導してくれたの?」
その言葉にメイドが微笑む。
「先程私の相方が言ったように私達は貴女達と争いに来た訳じゃないからですよ、それに私も接近戦が得意なのでつい・・・・ね」
私はその言葉に何を言えばいいのか分からずにただ立っているしかなかった。
「帰りますよミズキ」
メイドは執事からそう声が掛かり一度執事のほうを見てから視線を私に戻し微笑む。
「励みなさい、そうすれば貴女はかなり強くなる」
そう言った後に私の前から姿が消えて執事の横に立っていた。
そして・・・・執事と共に姿を消した。
「リア」
あ然と壊された魔道具を見つめるリアにそう声を掛けるとリアが私に視線を向けて悲しそうな顔で口を開く。
「私の魔道具が壊された!!」
いやいやいや!!
「違うでしょリア?これは貴女の物じゃないわよね?」
悲しむリアを落ち着かせながら私は心に誓う・・・・今度あのメイドに会った時は決して負けない・・・と。
78
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれ公爵令息の真実
三木谷夜宵
ファンタジー
ファレンハート公爵の次男セシルは、婚約者である王女ジェニエットから婚約破棄を言い渡される。その隣には兄であるブレイデンの姿があった。セシルは身に覚えのない容疑で断罪され、魔物が頻繁に現れるという辺境に送られてしまう。辺境の騎士団の下働きとして物資の輸送を担っていたセシルだったが、ある日拠点の一つが魔物に襲われ、多数の怪我人が出てしまう。物資が足らず、騎士たちの応急処置ができない状態に陥り、セシルは祈ることしかできなかった。しかし、そのとき奇跡が起きて──。
設定はわりとガバガバだけど、楽しんでもらえると嬉しいです。
投稿している他の作品との関連はありません。
カクヨムにも公開しています。
子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。
さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。
忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。
「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」
気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、
「信じられない!離縁よ!離縁!」
深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。
結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
悪役令息(冤罪)が婿に来た
花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー
結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!?
王女が婚約破棄した相手は公爵令息?
王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした?
あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。
その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。
彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。
そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。
彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。
その数日後王家から正式な手紙がくる。
ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」
イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。
「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」
心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ!
※ざまぁ要素はあると思います。
※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
「お前とは結婚できない」って言ったのはそっちでしょ?なのに今さら嫉妬しないで
ほーみ
恋愛
王都ベルセリオ、冬の終わり。
辺境領主の娘であるリリアーナ・クロフォードは、煌びやかな社交界の片隅で、ひとり静かにグラスを傾けていた。
この社交界に参加するのは久しぶり。3年前に婚約破棄された時、彼女は王都から姿を消したのだ。今日こうして戻ってきたのは、王女の誕生祝賀パーティに招かれたからに過ぎない。
「リリアーナ……本当に、君なのか」
――来た。
その声を聞いた瞬間、胸の奥が冷たく凍るようだった。
振り向けば、金髪碧眼の男――エリオット・レインハルト。かつての婚約者であり、王家の血を引く名家レインハルト公爵家の嫡男。
「……お久しぶりですね、エリオット様」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる