辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

文字の大きさ
454 / 494

私はティファとミーティアを信じています!!

しおりを挟む
サルーンからユリシーズへと向かう旅を始めて1月・・・盗賊や魔物に襲われる事はあったけど調査隊のメンバーに深刻な被害は出る事も無く旅を続けることが出来ていた。

そんな中・・・・馬車に揺られながらゴーレムコアを調べていると御者席にいるムーラさんが話しかけてきた。



「隊長、ディアナ殿、リア殿・・・少し速度を落としますのでドアを開けて周囲の警戒を頼めますか?」



私達はムーラさんの言葉の意味が分からずに首を傾げ、その中でユリアンが口を開く。



「どういう事?何かあったの?」



「霧です、かなり濃い霧で一応道は見えるので大丈夫ですが、周囲が霧のせいで良く見えないので全員で周囲を警戒すべきだと思います」



その言葉に私は馬車のドアを開けて外を見るとかなり2メートル先も見えない位の濃い霧が発生していた。



「こりゃ凄い」



アグリでも霧は発生するが此処までの霧は滅多に発生しない。



「馬車を進ませて大丈夫なの?止まって様子見した方が良いんじゃないの?」



ユリアンがムーラさんにそう言うとムーラさんが首を左右に振り口を開く。



「止まる方が危険だと思います、ここは両脇が森ですから」



魔物が出てきそうだし盗賊達も隠れてるかもしれないしね。



「でも向こうも同じ条件でしょ?」



「ですのでゆっくりでも進んだ方が良いと思います」



ユリアンがムーラさんの言葉に少し考えてから頷きその後に私達に視線を向ける。



「私は誰かの馬の後ろに乗るからリアとディアナはムーアと一緒に御者席で周囲の警戒をしてくれる?」



私達はその言葉に頷き私とディアナが御者席にいきユリアンが近くでゆっくりと進んでいる馬に乗る騎士の後に乗り・・・そしてゆっくりと進む。



「本当に凄い霧だね」



周囲を警戒しながらそう呟くと剣を握りしめているディアナも周囲を警戒しながら頷く。



「私もここまでの霧は初めてよ、まあ帝都じゃ霧なんか滅多に発生しないけど」



そうだよ、これぞ自然の驚異って奴だね、



それから1時間位何も起きる事なく進み・・・・・私の視界に森の中なのに信じられない物が見えた。



「ねえディアナ・・・あれ」



私がそう言いながら指をさすとムーラさんとディアナがその方向を見て固まる。



「・・・・・・・家?」



「え?森の中に?」



そう私が見つけたのはかなり大きな家・・・森の中に開けている場所に2階建ての家があったのだ。



私が見つけてすぐに他の人達もその家に気がつき皆が止まりその家を見つめる。



「どう思うリア?」



いつの間にか私の所に来たユリアンがそう言って来たので私は少し考えてから口を開く。



「多分危険は無いと思うよ」



私の言葉が意外だったのかディアナが目を見開き口を開く。



「何でそう思うの?」



私はディアナで全員の視線が私に集まった事を感じながら口を開く。



「ティファとミーティアが全然警戒してないんだよ」



私の足元で建物を見ているティファとミーティアが警戒せずにいるのを見てそう思った。

私はティファとミーティアを信じています!!



「・・・・・・なるほどね」



ユリアンが私の足元で寛いでいるティファとミーティアを見て少し考えてからムーアさんに視線を向ける。



「ムーア、ついて来て」



その言葉にムーアさんが頷く。



そしてユリアンとムーアさんがその家へと向かい歩いて行った。



「ん?」



よく見るとその家の玄関らしき場所の扉の脇に木で出来た看板が取り付けられていた。



「店?こんな所に?」



その看板には【銀狼の寝床】と書いてあった。

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

落ちこぼれ公爵令息の真実

三木谷夜宵
ファンタジー
ファレンハート公爵の次男セシルは、婚約者である王女ジェニエットから婚約破棄を言い渡される。その隣には兄であるブレイデンの姿があった。セシルは身に覚えのない容疑で断罪され、魔物が頻繁に現れるという辺境に送られてしまう。辺境の騎士団の下働きとして物資の輸送を担っていたセシルだったが、ある日拠点の一つが魔物に襲われ、多数の怪我人が出てしまう。物資が足らず、騎士たちの応急処置ができない状態に陥り、セシルは祈ることしかできなかった。しかし、そのとき奇跡が起きて──。 設定はわりとガバガバだけど、楽しんでもらえると嬉しいです。 投稿している他の作品との関連はありません。 カクヨムにも公開しています。

子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。

さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。 忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。 「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」 気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、 「信じられない!離縁よ!離縁!」 深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。 結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?

ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…

ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。 一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。 そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。 読んでいただけると嬉しいです。

悪役令息(冤罪)が婿に来た

花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー 結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!? 王女が婚約破棄した相手は公爵令息? 王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした? あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。 その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。 彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。 そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。 彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。 その数日後王家から正式な手紙がくる。 ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」 イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。 「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」 心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ! ※ざまぁ要素はあると思います。 ※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。

重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。 あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。 よくある聖女追放ものです。

前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。 前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。 外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。 もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。 そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは… どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。 カクヨムでも同時連載してます。 よろしくお願いします。

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。

櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。 夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。 ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。 あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ? 子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。 「わたくしが代表して修道院へ参ります!」 野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。 この娘、誰!? 王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。 主人公は猫を被っているだけでお転婆です。 完結しました。 小説家になろう様にも投稿しています。

処理中です...