レディース異世界満喫禄

日の丸

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うううう!ギンガーーー!!

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シンとミズキが家に来て二ヶ月が過ぎた。




その間の大きな変化は二つ。

一つは蒼天の事。

生まれて4ヶ月くらいで小鳥特有の丸さがなくなり、スリムになった、大きさはもう地球にいる大鷲と同じくらいになっている。

4ヶ月でここまで大きくなるなんて、魔物って不思議だ。

鳴き声も『ピィ』から『クワっ』になった。



そしてもう一つ・・・・・・・ギンガが居なくなった。

正確にはギリスの森に帰っていったのだ。




その日はギルドからの指名依頼で、ギリスの森の様子が少し変なので確認して来て欲しいという依頼を受けギリスの森に向かった。

ギリスの森に出ないモンスターとかが確認されたため何が起きているかを調べて欲しいという事だそうだ。




「変わった様子はない気がするんだけど・・・」



しばらく歩いて様子を見るけど危ない感じはしない・・・・・・気がする!!

まあギリスの森にも5・6回くらいしか来た事はないんだけどね!!



「ギンガ、気になることある?」


「ガウ!!」


首を横に振るギンガを見て大丈夫そうかな?と思い、一応【エリアサーチ】を使い周りに何かないか確認してからアズエルに帰ることにした。

そしてギリスの森を出たところでギンガがあたしに体を摺り寄せてきた。



「ん?どうしたのギンガ?」



何回か体を摺り寄せたあとあたしの手の平をぺろりと舐めて「クゥン」と鳴きギリスの森に駆けて行った。



「ギンガ?」



その場所で一時間待ったけどギンガは戻って来なかった。

・・・・・そっか・・・・ギリスの森に帰って行ったんだね・・・・・・



それから数日はかなり落ち込んでいたんだと思う。

子供達もあたしとずっといてくれたし、エルスさんたちもあたしが一人にならないように気を使っていてくれたようだった。

こっちの世界に来てからずっと一緒だったから、寂しくないと言えば噓になる。

でもあの子が自分で決めた事をあたしが否定するのはおかしいだろう。

ううう!ギンガーーー!!

その気持ちを込めて様々なギンガのぬいぐるみを作ったり、【クリエイトアース】を使いギンガの寝ている銅像とお座りしているギンガを作ったりもした。

ちなみにぬいぐるみの方はカグヤ商会の方で商品化、ギンガの銅像は【銀狼の寝床】の入り口に飾られることとなった。



そしてギンガが居なくなって一月が過ぎてプレオープンを翌日に控えてあたしはアストレイに会いに来ていた。


「アストレイ、明日店に来てくれるんでしょう?」


「ああ、行かしてもらう、アンヌシアも帰って来てるしな、皆楽しみにしている」


「帰って来てるんだ、アンヌシアさん」


「うむ、今は久々に帰ってきたので色んなろころに顔を出している」


「大変だねぇお貴族は」


「まあな、くだらんメンツとかもあって、いやになる時もあるがな」


「頑張って、それでアストレイに相談があるんだ」


「なんだ?」


「明日、アストレイ一家が店に来るときに、ある家族を誘拐したいんだ」



あたしはアストレイに向かいニヤリと笑いかける。



「穏便ではないな・・・・・」


「あたしの魔法を使って・・・・ね」


「・・・・・・なるほどそういう事か、いいのかバレても?」


「もう今更だしね、あと一つくらい増えてもあいつは変わらないでしょ?」


「確かにな・・・・分かった協力しよう」


「ありがとう」


「礼を言うのは私の方だアイツの事も考えてくれて感謝する」


「あたしが誘拐したいから、するんだよ、明日朝ここに来るから、一緒に誘拐に向かおう」


「分かった」




明日、きっと楽しい一日になるよ!!
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