レディース異世界満喫禄

日の丸

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巻き込んでみた!!

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「蒼天、エルスさんにこれを届けてくれるかな」


あたしは【アイテムボックス】から事前に用意してあった手紙を蒼天の背中に括り付ける。

内容は『あと少しでアズエルに着く』だ。


「クワッ!」


蒼天が飛び立つのを見送ってまた進みだす。

それから黙々とすすみアズエルの入場門が見えてきたので口元が緩んでしまう。

いつの間にかアズエルはあたしの【帰る所】になってる、ちょくちょく【転移】で帰ってたけど、正面から帰って来るとこうも違うとは思わなかった。


「あれ?姉御じゃねえか、帰ってきたのか?」


「あれ?ニックさんじゃん、なんで守護警備隊副隊長が門番なんてしてるの?」


「ん?今日は偶々、門番する奴が風邪で休んでな、三時間だけ門番やってるのさ」


「ご苦労さん」


「で?この方々は?」


「巫女様とその護衛隊」


「は?連絡受けてないんだけど?」


「王命の為、極秘で訪れさせてもらいました、この護衛隊の指揮を執っているフオートです、よろしくお願いします」


「はっ!ご苦労様です!只今手続きをします、お待ちください」


敬礼をした後、急いで詰所に駆けて行ったので待っていると入場門の向こう側からエルスさんが歩いてくるのが見えた。


「お待たせしました、どうぞお通りください」


ニックさんの言葉にあたし達はアズエルに入り、入場門の内側で広い場所に移動しこれからの事を話ておく。



「説明はあたしがするよ!まず宿だ!騎士と10神教の人は別になってるからね!案内するからそこで過ごして!今日はそのまま休みだ!」


一人の騎士が手を挙げて質問してくるのでニヤニヤしながら聞く、多分あたしが思ってることを聞いてくると思うんだよね!


「巫女様の警護は?」

『巫女様の警護は?』



やっぱりね!くくく!あたしの勝ちだ!


「アズエルいる間は警護・警備は無しだ!!あたしがアズエルの討伐者に頼んである!今日この後宿でゆっくり旅の疲れを癒しな!」


ざわつく騎士達を見ながら話をする。


「これは王命に含まれているからね!反論は許さないからね!それとこの人はあんた達を案内してくれるエルスさんだ!ハイあいさつ!!」


「「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」」



騎士達が声をそろえて挨拶している、さすがは軍人そう言う所はしっかりしてる。



「よろしくお願いしますね、レン様のお願いで皆さんを案内することになりました、皆さんついて来て下さい」


騎士たちは警備隊に馬車と馬を預けてエルスさんの後をついて行く。


「フオートさん、残ってくれる?後の事を話たい」


「わかりました」


エルスさんと騎士達を見送った後にあたし、アルナー、ガルド、ウルザ、フオートさんが残り後の事を話す。



「【スカーレット】と【ムーンライト】も宿をとっているからねゆっくりして、アルナーとフオートさんはあたしの家に泊まって」


「レン殿の家ですか巫女様はともかく?」


「あたしの家はアズエルで一番安全な場所だけど騎士が一人もつかないのは護衛隊としてはよろしくないだろ?だから家に泊まって」


「ありがたく」


頭を下げるフオートさんの肩を叩きながら笑いかける。



「で!此処に居る皆には知らせておくけど、明日、あたしの店を貸切にしてあるから昼ごろから宴会するよ、今日から三日の護衛を討伐者に頼んでるから、気にせず飲んで騒いでおくれ」


「姐御が前に言ってた『お疲れ会』なのかこれ?」


「え?終わってからじゃなかったの?」


まさか明日『お疲れ会』をやるとは思わなかったんだろう、かなり驚いている・・・・やった!ドッキリ大成功!!


「何で王命なんて言ったんだ?『お疲れ会』でいいじゃないのか?」


「騎士達を巻き込みたくなったからケインに頼んで、巻き込んでみた!!」


「いやいや!なんかそれはおかしいから!!」



ウルザよナイスツッコミだ!!

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