246 / 1,656
閑話 王宮での悪巧み
しおりを挟む
「今日相談したいのは、レンに関する事を相談したい」
胃薬を飲んで一息ついた所で話を進めることにした。
「レンの?」
アストレイが意外そうな顔で聞いて来たので頷く、まあさっきの会議を聞いていたから国に関する相談だと思っていたのだろう・・・・・・間違ってないぞ!
「さっきの会議の情報・・・・・レンが持ってきたのだ、しかもかなり特殊な方法で」
「あいつが?特殊とはどういう方法だ?」
不思議そうな顔で用意してある紅茶を飲んでいるアストレイ・・・・・聞いて驚け!
「神様から聞いたそうだ」
ティーカップを口元に持っていった状態で固まるアストレイと、椅子に座った状態で固まるエルス。
「そうなるよな」
俺も似たような感じだった・・・頭痛もしだしたしな。
「・・・・・・本当か?」
「神の巫女も肯定している」
レンやアルナー殿から聞いた話をそのまま二人にすると、アストレイは額に手を当ててため息を、エルスは深い深いため息をついていた。
「つまりレンは神と宴会をして来て仲良くなり、何かしらのやり取りができる・・・・と?」
アストレイが額に手を当てたまま結論をいってきた、ざっくりしてるが概ねそれで合ってると思う。
「それで相談なんだが・・・・レンに対する褒美の事だ、国内の膿に対する指摘、巫女の命を守った事、巫女に関する情報、そしてアラビータとの戦火の火種を取り除いた事に対する褒美・・・・【メイシェル王国伯爵】の叙爵を考えている」
「あいつが聞いたらメイシェル王国から出ていくぞ?」
「レン様は逃げ出すと思いますが」
レンの事を理解している二人が即答してきた・・・・だよなぁ・・・・・
「だがこれは個人的な事を抜いて国としても繋がりを作っておかねばならぬ為の褒美でもある」
もしレンが他国に行ったとき繋がりがあるとないとでは全然違ってくる、あるとは思えないが他国に行ってメイシェル王国に何かしらの事を考えた時にこの繋がりが生きてくる。
友なのにこのような事を考えなければならないこの身が嫌になる。
「なので二人の知恵を貸してくれ」
クラウと共に頭を下げてから対策をみんなで考える。
「ケイン、領地はどうするのだ?伯爵ともなれば領地を待たねばなるまい?」
「取り潰したデッシター子爵領とバカッター子爵が隣接していたのでそれを合併し王家の直轄領であるラスカル領を銜えて新たなる領地として任せることになる」
「伯爵家としては最大の領地なるぞ?」
「あいつが成した事それだけの事だ」
「・・・確かにな」
国に対する繋ぎも含まれるが、あいつにお礼をしたいというのも本音だ。
「陛下・・・・約束して欲しい事が三つ、それと用意してもらいものがあります」
エルスが何か思いついたように言ってきたのでそれを聞いてみる。
「聞こう」
頷きながらエルスが考えた事を話し出す。
「まずはレン様が伯爵となっても名は出さないでください、次に領地に関しては代官に任せる事、そして貴族として参加しなければならない行事に参加しなくていい事の三つです」
「・・・・一つ目に関しては問題ない、これから出来る伯爵家なのだから貴族用の名を考えればよい、二つ目も領地を持つ貴族ならばやっていることだ、三つ目も問題ない、これは俺がレンに押し付けていることだからなそれくらい大丈夫だよなクラウ?」
「問題ないかと思います、もし参加せねばならぬ時は代官に出てもらいましょう」
クラウと共に頷くとエルスが続きを話し出す。
「用意してもらいたいのは王都の商業エリアの一等地と貴族街の一等地です」
「それも問題ない、すぐに用意させよう、それを使ってレンを説得できるのか?」
「いいえ説得はしません、話さずに暫くは黙ったままでいます」
「「「は?」」」
「あの方は権力に興味が無いのもそうですが、めんどくさいから逃げるのです、ならばあの方が何もしなくていいと実証した後に話します、その為に一等地を利用します」
細かいことを聞いたあとにため息をついて呆れたように男三人でエルスを見る。
「お前それは、ある意味詐欺だぞ?」
「この方法で『カグヤ商会』も認めさせましたから」
前にも使った方法か!!
胃薬を飲んで一息ついた所で話を進めることにした。
「レンの?」
アストレイが意外そうな顔で聞いて来たので頷く、まあさっきの会議を聞いていたから国に関する相談だと思っていたのだろう・・・・・・間違ってないぞ!
「さっきの会議の情報・・・・・レンが持ってきたのだ、しかもかなり特殊な方法で」
「あいつが?特殊とはどういう方法だ?」
不思議そうな顔で用意してある紅茶を飲んでいるアストレイ・・・・・聞いて驚け!
「神様から聞いたそうだ」
ティーカップを口元に持っていった状態で固まるアストレイと、椅子に座った状態で固まるエルス。
「そうなるよな」
俺も似たような感じだった・・・頭痛もしだしたしな。
「・・・・・・本当か?」
「神の巫女も肯定している」
レンやアルナー殿から聞いた話をそのまま二人にすると、アストレイは額に手を当ててため息を、エルスは深い深いため息をついていた。
「つまりレンは神と宴会をして来て仲良くなり、何かしらのやり取りができる・・・・と?」
アストレイが額に手を当てたまま結論をいってきた、ざっくりしてるが概ねそれで合ってると思う。
「それで相談なんだが・・・・レンに対する褒美の事だ、国内の膿に対する指摘、巫女の命を守った事、巫女に関する情報、そしてアラビータとの戦火の火種を取り除いた事に対する褒美・・・・【メイシェル王国伯爵】の叙爵を考えている」
「あいつが聞いたらメイシェル王国から出ていくぞ?」
「レン様は逃げ出すと思いますが」
レンの事を理解している二人が即答してきた・・・・だよなぁ・・・・・
「だがこれは個人的な事を抜いて国としても繋がりを作っておかねばならぬ為の褒美でもある」
もしレンが他国に行ったとき繋がりがあるとないとでは全然違ってくる、あるとは思えないが他国に行ってメイシェル王国に何かしらの事を考えた時にこの繋がりが生きてくる。
友なのにこのような事を考えなければならないこの身が嫌になる。
「なので二人の知恵を貸してくれ」
クラウと共に頭を下げてから対策をみんなで考える。
「ケイン、領地はどうするのだ?伯爵ともなれば領地を待たねばなるまい?」
「取り潰したデッシター子爵領とバカッター子爵が隣接していたのでそれを合併し王家の直轄領であるラスカル領を銜えて新たなる領地として任せることになる」
「伯爵家としては最大の領地なるぞ?」
「あいつが成した事それだけの事だ」
「・・・確かにな」
国に対する繋ぎも含まれるが、あいつにお礼をしたいというのも本音だ。
「陛下・・・・約束して欲しい事が三つ、それと用意してもらいものがあります」
エルスが何か思いついたように言ってきたのでそれを聞いてみる。
「聞こう」
頷きながらエルスが考えた事を話し出す。
「まずはレン様が伯爵となっても名は出さないでください、次に領地に関しては代官に任せる事、そして貴族として参加しなければならない行事に参加しなくていい事の三つです」
「・・・・一つ目に関しては問題ない、これから出来る伯爵家なのだから貴族用の名を考えればよい、二つ目も領地を持つ貴族ならばやっていることだ、三つ目も問題ない、これは俺がレンに押し付けていることだからなそれくらい大丈夫だよなクラウ?」
「問題ないかと思います、もし参加せねばならぬ時は代官に出てもらいましょう」
クラウと共に頷くとエルスが続きを話し出す。
「用意してもらいたいのは王都の商業エリアの一等地と貴族街の一等地です」
「それも問題ない、すぐに用意させよう、それを使ってレンを説得できるのか?」
「いいえ説得はしません、話さずに暫くは黙ったままでいます」
「「「は?」」」
「あの方は権力に興味が無いのもそうですが、めんどくさいから逃げるのです、ならばあの方が何もしなくていいと実証した後に話します、その為に一等地を利用します」
細かいことを聞いたあとにため息をついて呆れたように男三人でエルスを見る。
「お前それは、ある意味詐欺だぞ?」
「この方法で『カグヤ商会』も認めさせましたから」
前にも使った方法か!!
168
あなたにおすすめの小説
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
転生小説家の華麗なる円満離婚計画
鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。
両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。
ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。
その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。
逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。
【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する
影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。
※残酷な描写は予告なく出てきます。
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。
※106話完結。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる