レディース異世界満喫禄

日の丸

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何すんのさ!!

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あたし達はアステルの砦を出て約三日、お昼と夜寝る以外は移動に時間を費やした。

そしてやっと王都が見える所まで来たが、やはり間に合わず戦闘が始まっていた。



「チッ!!間に合わなかったか!全員戦闘準備!角刈り隊!!馬に乗れ!!」



角刈りおやじ・・・・・ウオーラルに指示を出すと部下を10人ほど連れてそれぞれに馬にまたがる。



「ウオーラル行け!!」



事前に打ち合わせしたようにウオーラルが頷く。



「行くぞお前等!」



「「「「「「「「「応!」」」」」」」」」



ウオーラル達は戦闘が起きている現場に向かい走り出し、戦っている部隊の後ろを走りぬく、声を張り上げながら。



「お前等!戦いをやめよ!!同じ国の者同士戦ってなんとする!!」



「俺達はお前たちと同じアステルの砦の兵士だ!話を聞いてくれ!!」



「お前らは犯罪組織【グリフォン】として戦っていると知っているのか!!」



「今なら間に合う!武器を放して戦闘を中断しろ!!そうすれば俺達の頭が話を付けてくれる!!」



角刈り部隊に任せたのは『戦闘』ではなく『説得』同じアステルの砦にいる仲間の言葉だ少しは聞いてくれると思う。

離れた場所で見ている最中も馬で走りながら、説得を続けている。



「いいのか?奇襲した方がよかったんじゃないのか?」



隣で共にウオーラルを見ているハイラルが質問して来たけど、その質問に首を左右に振る。



「いいんだよ、アステルの砦みたいに知らされずに連れてこられて後戻りできなくなって戦うよりはね、それに決して不利な状態じゃないよ」



奇襲は出来なくても今の状態は王都とあたし達で【グリフォン】を挟んでいる、挟撃状態なのだ、十分有利な状態だよ!!



「かなりの数が武器を捨て始めたな」



「好き好んで国とやりたいなんて思わないだろうさ」



多分武器を捨ててるのはアステルの砦に派遣された兵士だね、残りはやけっぱちになってる兵士と手紙に書いてあった貴族共の私兵なんだろう・・・・・そして一番目をそらしたいが逸らしちゃいけないのが最前線で横たわる村人達だ。



「本当にごめん」



ボソッと呟き唇をかむ、もう少しあたしが早くアステルの砦に攻め込んでいればこんな事にならなかったのに、本当にごめん。

犠牲者をガン見していたら後ろ頭を思いっきりハイラルにひっぱたかれた。



「痛っ!!何すんのさ!!」



「あれはお前のせいじゃない、国の、俺の、外道のせいで起きた事だ、お前のおがげで犠牲者が減ったんだ、そこをはき違えるな」



意外な言葉にぽかんとした顔をしちまった。



「なんだよその意外だって顔は?事実を言っただけだ、それより次はどうするんだ頭?」



あ!そうだったね!



「ハイラルの部隊が出て、戦闘続行を望まない奴等の誘導を」



戦場で突っ立てるのは危ないからね、それに万が一攻撃を仕掛けてきてもハイラルの部隊なら受け流すことが出来ると思うんだよね。



「わかった、行ってくる」



ハイラルを見送った後ダナムに視線を向ける。



「わかってる、ハイラルが仕事を終え次第突撃する」



「頼むよ」



最初にミズキとライの魔法で無力化する事も考えたけど敵味方が混在している為やることが出来なかった。

気にせずやってもいいが後で無理やり従わされている兵を立証することが出来ない、だから最初に角刈り部隊が声を掛け、『従わされてますよ』を王都側に見てもらい残った奴らを張り倒す、と言う策にした。

これなら従わされた兵たちにも罪が及ぶ可能性が低く位なると思うんだよね。



「いつも使ってない頭を使うと甘いものが食べたくなるよね」



これをさっさと終わらせてティータイムにしたいな。



「ダナㇺ、あたしも出るよ!!」



【グリフォン】に組したことを後悔させてやる!!
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