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ブラウンカウより美味い肉!!
しおりを挟む「心配かけてごめんね、無事戻って来れたよ」
【ユリシーズ】の皆に頭を下げてお礼を言って微笑む。
「無事なら良かったわ、それで?何階まで降りたの?少しでも情報が欲しいから教えて欲しいのよ」
ナイルがあたしに聞いて来たので9階までの事を思い出してナイル達に教えておく事にした。
「まず7階にファイヤードラゴンの群れがいたね、数は32匹とりあえず全部狩っておいたけどね、それと8階は夜行性の魔物がうようよいたねこの階にはドラゴン系はいなかった、9階に下りたらウインドドラゴンの群れがいたね数は14匹、それを避けながらブラウンカウを狩って戻って来た・・・・・・んだべ?」
なんか凄く静かなんだけどどうしたのかな?さっきまで周りでテントの用意だったり、夕飯の用意だったり、馬鹿話をして騒いでいたりとかなり賑やかだったりとしていたはずなのに、今は誰も喋らず立っているだけだった。
「どうしたのさ?」
思わず首を傾げて聞いてしまう。
「「「「どうしたじゃない!!」」」」
「うわっ?びっくりした!」
【ユリシーズ】の四人が息ぴったりにあたしにツッコんで来たので思わず『ビクッ!!』ってなっちまったべ!!
「何をそんなに怒ってるのさ?」
「怒ってるんじゃなくて。驚いてるのよ!!ファイヤードラゴンが32匹?何であなた達生きてるのよ!!」
あ!そっちなのね!!でもそんなに驚く・・・・・驚く事だったね!!
「シン達が頑張ってくれたからね」
本当にあたしは見ているだけだったしね!!
「そいつらが嘘をついてるだけじゃねえのか?」
離れて見ていた討伐者のひとりがボソッと呟いた一言があたしの耳に聞こえたので少し・・・・いやかなりイラっとしたのでナイル達を見たままあたしはシン達に声を掛ける。
「シン」
「畏まりました」
シンはあたしの真意を理解し【アイテムボックス】から討伐したファイヤードラゴンを全部出した。
「ひっ!!」
それを見た噓つき呼ばわりした討伐者がへたり込む。
「あたし達はもうこのダンジョンから出るつもりなんだ、あ!それと・・・・・うちの子達を噓つき呼ばわりすんじゃねえよ!殺すぞ?」
「ひっ!!」
あたしの事は別に何を言われてもいいけど、うちの子達をバカにするなよ!
あたしが睨みながら言い放つとへたり込んだ男の尻のあたりが水たまりが出来ていた・・・・・おもらし男め!!
「そうだナイル!一つ聞きたかったんだよ」
見たくもない男は放置して、ナイルの方に視線を向ける。
「何かしら?」
「ブラウンカウを狩ったんだけど、なんか違うらしいんだよなんか知ってる?」
あたしはブラウンカウを【アイテムボックス】から取り出してナイルに見せる。
「・・・・・・・・・ゴールデンカウ・・・・・」
あ!やっぱりブラウンカウじゃなかったんだ?でもカウって付くくらいだから食べたら美味いんじゃないのかな?
「ゴールデンカウは滅多に見つからない希少種なのよ、ブラウンカウよりも肉が美味しくてミスリル聖貨で取引されるわ」
おおお!!ブラウンカウより美味い肉!!やった!!後でウインドドラゴンを誉めてあげよう!!
「教えてくれてありがとう!んじゃ帰るね!」
早くエルスさんと合流して一度アズエルに帰るんだ!そしてゴールデンカウをモンドに渡して至高の一品を作ってもらう!!
「わかったわ、私達は最下層まで調べてから王都に戻るわ、良かったらその時食事をしましょう!今回のお礼として私がおごるわ」
「それは楽しみだべ」
あたしはナイル達【ユリシーズ】に別れを告げて【獣達の楽園】を後にした。
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