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華麗にスルー!!
しおりを挟む「いやいやいや!!さっき断ったよねあたし!!」
何をいきなり言い出すのさユナさんよ!!しっかりと断ったべよ!!
「だって貴女は10神全てが認めた人間なのよ?誰も文句は言えないわー」
その言葉にこの場にいたあたしの従者とユナ以外の者すべてが跪く。
・・・・・・・・・・・・なんかあたしの考えと違う方向へと話が進み始めたんだけど・・・・・・これってかなりヤバくね?
「貴女の今までの行動、功績、そして10神の寵愛・・・・これだけあればだれも文句は言わないわー」
ニコニコしながらそう言ってくるユナを見てふとある事を思い出す。
『見守ってるから貴女の思うままに動きなさい、さすれば不幸は減る』ってメルヴィーラが言っていたけど、もしかしてこれも含まれてる?え?
ラーニアパパが下を向いたまま声を掛けて来た。
「今までの無礼お許しください、是非とも我らの国の主導者となってください」
神様効果すげえな、さっきまで小娘と見下していたのに王国側の人間が跪いているよ、まあ嬉しくないんだけどね!!
「いやいやいや!あたしが王様なんて出来る訳ないじゃん!!」
「ジャンヌ、貴女がさっきレンスに言ってたじゃない『やってみないと判んないべ?』ってー、やってみましょうよ」
確かに言ったけどすぐにその言葉があたしに帰って来るとは思わなかったよ!!
・・・・・・・・やべえ、ここにいる奴等皆がマジだべ!!
「いい加減にしなさい、ジャンヌを無理やり王にするなんて滅ぼされたいの?」
あたしの隣で紅茶を飲んでいたアリーヌが不機嫌な顔・・・・・・・つーかかなり怒った顔でそう言ったので思わす驚き周りを見るとうちの子達全員がかなり不機嫌な態度を出していた。
「あたしの為に怒ってくれてありがとう」
皆のおかげで落ち着くことが出来たしね。
「なああんた等はあたしに王になって欲しい、そうだね?」
あたしの問いにこの部屋に居る王国側の人とラッチさんとユナが頷く。
つーかラッチさんまで頷いてんじゃん!!
「あたしが無茶なこと言っても従うの?あたしは平民だし言動も思考もあんた等とは違う、あんた等からは『常識外れ』って事になるよ?もしかして国が傾くかも知れないよ?」
「我々が貴女を支えますから大丈夫です」
・・・・・・・・・ダメだもうこの人達の中であたしが『王』って事になってる!!
マジでどうするべ・・・・・・・・・・・・あ!!
頭の中に一つの考えが思い浮かび思いっきりにやけてしまった。
「ジャンヌ、貴女今物凄く悪い顔になってるわよ」
アリーヌが呆れたようにあたしに言って来たけど華麗にスルー!!
あたしが【アラビータ】に来て【ドラクーン】を作った理由を思い出したのだ!!そう!!【ドラクーン】を作った理由は嫌がらせをする為だった!ならばとことん嫌がらせをしてやる!!!
「わかったよやらせてもらうよ、けどあたしがする事に文句を言ってくるようならあたしは辞めるからね」
「それはどういう事でしょうか?」
ラーニアパパがそう言って来たけどあたしはスルーし口を開く。
「わかった?」
ラーニアパパの視線を受け、あたしも視線をそらさずラーニアパパを見つめる。
「承知しました」
ラーニアパパがそう言って頷くと他の人達も頷く。
「ジャンヌ様・・・・・・」
シン達があたしの事を心配そうに見てるけどあたしは微笑んでから口を開く。
「大丈夫、無理はしてないから」
「でしたらいいのです我々は貴女様の従者です、これからも貴女様の手足となり力となりますので何でもおっしゃってください」
「頼むよ」
シン達が居てくれるだけでこれからやる事にも心配はない。
「さてあたしが初めにやる事は」
部屋の中にいる皆にそう言うと全員が姿勢を正し、真剣な顔になる。
「【アラビータ】を亡ぼす」
さて【アラビータ】への嫌がらせを始めますか!!
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