レディース異世界満喫禄

日の丸

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胸を張りな!!

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「それじゃあプレシアに会いに行こうか」



満足そうにしているアリーヌを見た後に後ろに控えてるシン達にそう言うと皆が頷いてくれる。

そしてあたしはハウダック王国の自宅へと転移した。







「これはレン様ようこそいらっしゃいました」



ハウダック城の門を守る騎士にそう言われてあたしは口を開く。



「ご苦労様、プレシアに会いに来たんだけど城に居るかな?」



「お待ちください」



門の脇に立ててある詰所に入っていって少ししたら戻って来た。



「いらっしゃいます、ご案内しましょうか?」



騎士さんがそう言って来たのであたしは頷く。



「頼めるかな?」



「もちろんです。おい!少し離れるから頼む!!」



一緒にいた騎士にそう言った後にあたし達を見て一礼する。



「では案内させて頂きます、私について来て下さい」



あたし達は騎士さんに連れられてハウダック城に入っていく。









「ここです」



そう言った後に騎士が扉をノックした。



「はい」



中から若い男性の声が聞こえた。



「レン様をお連れしました」



騎士がそう言うと中に居る男性が『入ってもらってください』と言ってきて、騎士が扉を開き横に体をずらす。



「どうぞお通りください」



あたしに一礼してきた。



「案内ありがとうね」



そう言った後にあたし達は部屋の中へ入った。







「いらっしゃいレン」





執務室みたいな部屋で書類仕事をしていたプレシアが笑顔で迎えてくれた。



「久しぶりプレシア、即位が決まったんだってね?おめでとう」



プレシアはハウダックの今後を真剣に考えバイダスターナに参加したが即位するのだ、ハウダックは安泰だろうね。



「・・・・・・・ありがとう」



・・・・・・・・・ん?なんか返事に元気が無いね。



「悪いんだけどプレシアと話したいから外してくれるかな?」





一緒に部屋にいる男性にそう言うと男性は頷く。



「プレシァーナ様飲み物を頼んでまいりますので少し席を外します」



そう言って部屋を出て行った。



プレシアがソファーに座りあたし達は向かい側に設置してあるソファーに座る。



「で?どうしたのさ?悩み事?」



会ってから今まであまりうかない顔をしているプレシアにそう聞いてみる。

その言葉を聞いた後プレシアはため息をつく。



「よくわかったわね」



あたしは苦笑しながら口を開く。



「付き合いは長いからね、それにあんたはわかりやすすぎだ」



その言葉を聞き苦笑しながらプレシアは右の掌をあたしに向けて口を開く。



「見て・・・・・・震えてるのよ・・・・・これからの事を考えているとね・・・・・・怖気ついてるの」



あたしはその掌を見ながら黙って聞く。



「即位を切り出された時には始めは嬉しく頑張らなきゃ・・・・と思っていたわ・・・・・でも時間が経つにつれ『間違った判断をしたらどうしよう』とか『本当に国を良くできるのか』とか思い始めて・・・・震えが止まらなくなったの・・・・・・情けないわ」



いざ即位するとなってプレッシャーがプレシアの中で膨れ上がって来たんだね。

あたしは立ち上がり向かいに座っているプレシアの前まで歩いて真っ正面まで行きそこで止まる。



「何?どうしたのレ・・っ!!」



部屋の中に『パチン!』という音が響く。

あたしの両手がプレシアの頬を勢い良く挟み込んだのだ、そしてあたしはおでこを勢い良くプレシアのおでこにぶつける。



「いたっ!」



「ビビってるから情けない?ビビって何が悪いのさ?アンタが背負うものはそれだけ大きいし重いんだ、ビビって当たり前だべ?恥ずかしい事なんかない、むしろそれだけ真剣に考えてるって事だ胸を張りな!!」



プレシアはいきなりの事に口を開いたまま固まっている。



「それに悩み事が出来たり不安になったらエルミアに相談しても良いし【王様会合】で他の奴等に相談してもいい、あいつ等なら喜んで相談に乗ってくれるだろうさ」



レンスも結構相談しているみたいで、ケイン達もしっかりと相談に乗ってあげてるみたいだし、あいつ等なら嫌な顔はしないと思うんだよね。



「それにつらい時はあたしも愚痴ぐらいなら聞いてあげる」



あたしがそう言うと固まっていたプレシアが笑い出した。

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