レディース異世界満喫禄

日の丸

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閑話 とある女性に起きた事

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この世界で同じ日本人に会うとは思わなかった。







「お疲れ様五代さん」



「お疲れ様です部長」



会社を出る所で部長にばったり会って挨拶をした。



「明日からのゴールデンウイークに確かキャンプするって言ってたな?気を付けて行って楽しんでくるといい」



「はい」



私の趣味がアウトドア関係だという事を知ってたので、部下思いの優しい部長がそう言って歩いて行くのを見送って私も家の帰る為に駅へと歩いて行こうと思って歩き出し今何時かが気になり腕時計を見るとかなりいい時間になっていた。



「裏道を通ろう」



さっさと家に帰って明日からのキャンプに備えてお風呂には入りさっさと寝る為に少しでも早く帰る為に近道をする為に裏道へと入り歩く。



「ん?」



少し歩けば人通りの多い場所に出るはずなのに10分くらい歩いてもその通りに出ることが出来ない。



あれ?入った道間違ってないよね?とか考えながら進むと知らない路地へと出る事が出来た。、



「え?」

 

少し離れた場所で歩いている人が見えたんだけど服装が貧相な服装なのが気になって声を出してしまった。、

東京であんな恰好をする人を見た事が無い、と言うか今風の恰好じゃないから絶対に有り得ない。

それに周りを見渡すと裏路地は裏路地なんだけどビルとかじゃなくて木造や石造なのは絶対におかしい、私が偶に通る裏路地にそんな建物は絶対にない。



「此処・・・・・・・・・・どこ?」



少なくとも私がきた覚えがある場所ではないと断言できる。



「おいおいお嬢ちゃん・・・・見ない恰好だねぇ・・こんな所にいたら悪い奴に攫われちゃうよぅ?」



「それは大変だ、俺達がまもってやるぜ?」



知らない場所に啞然としていた私に貧相な恰好をした男性2人がニヤニヤしながら接近してきた。



「いえ結構です」



守られるどころか絶対に襲われると断言できる雰囲気を持つ男性達と距離を取る為に後ろに後ずさりすると男性達が飛び掛かって来た。



「いいから付き合えや!!」



「俺達はついてるぜ!!」



飛び掛かられた私はとっさに両手を思いっきり相手を突き飛ばすような気持ちを込めて前に突き出した。



「何?」



「うわぁぁぁぁぁぁぁ」



両手をつい出した後いきなり強風がおきて男性2人を後ろに吹き飛ばした。



「え?は?」



何が起きたのか分からなかったけどかなりの距離を稼げたので私はそのままその場から走り出した。

暫く走って人通りが多い場所に出て私は再び啞然とした。



「本当に此処はどこなの?」



見慣れたビルは何処にもなく木造と石造の建物が建ち並ぶ通りを見て力が抜けそうになるけどさっきの男たちが追いかけてくるかもしれないと思い、再び走り出して人通りの多い建物を探す。



「人がいっぱい居れば襲ってはこないはず」



そう思い出入りが激しい建物を見つけ転がり込むようにその建物に入る。



「え?」



入る前は外まで人々の喧騒が聞こえていたのに私が転がり込むように入った途端誰もが黙り私に視線を向けて来た。

皆の視線を受けて固まる私に綺麗な人が近いて来て微笑みながら口を開く。



「顔色が悪いようですがどうされましたか?」



そう言われて私は安心し涙が流れてきた。



「裏道で襲われて逃げて来たんです、助けてください」



その言葉を聞き綺麗な人は後ろにいる男性に視線を向ける。



「カミルさん」



カミルと言われた人はその言葉を聞き首を左右に振る。



「もう逃げてる」



綺麗な人はその言葉を聞き溜息をついた後に私に視線を戻して口を開く。



「話を聞かせてもらえませんか?」



右も左もわからない所にいる以上この人から少しでも情報を聞きたくて私は頷く。

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