レディース異世界満喫禄

日の丸

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閑話 崩壊

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「何?アッホスが捕まった?」



俺は部下からの知らせに思わず顔を顰める。



「はい【レカスタシア】にて討伐者に捕らわれたとの連絡が入りました」



「チッ」



使えそうな奴じゃなかったが領地持ちだったからこちらに引き込んだのだがまさか捕まるとは思わなかった。



「仕方がない・・・アッホスに刺客を送り後の事はもみ消せ」



部下にそう指示を出すが部下が困ったように口を開く。



「ダメーズ様、報告に続きがあります」



何故そんな顔をする?



「何?アッホスの事だけではないのか?」



俺がそう聞くと悲痛な顔で部下が口を開く。



「報告によるとアッホスが攫わさせた者がウォルム王家の後ろ盾を受ける者で、しかも討伐者と共にギルド員と王宮武官がその現場におり・・・国が動く事態になったそうです」



「なぜそうなった!!あの愚か者が!!」



これはまずい!!ダメーズ侯爵家を受け継いで国に目を付けられないように20年かけてに裏組織を自ら作り大きくしたのにまさか此処で目を付けられる可能性が出て来てしまった!



「いやまだ焦るのは早いか」



アッホス相手には組織の最下層の人間を使い接触してあるし、俺の名が残るような書類や証拠は無いはずだ。



「ならばアッホスに刺客を送っておけ、失敗しても構わん」



アッホスの襲撃に目を向ける事で時間稼ぎも出来るしな。



「畏まりました」



さて・・・・・これからどうするか・・・・・・俺に国の手が伸びぬようにしないとな。







「何?今度は王都での『仕入れ』に失敗して、しかも捕まっただと?」



アッホスが捕まった後屋敷に引きこもり各地に放った部下からの情報を聞き今後の事を考えていたら、慌てた部下が新しい情報を持って来た。



「はい、しかも捕縛したのが【レカスタシア】にてアッホス殿を捕まえた討伐者パーティーだそうです」



その言葉に怒鳴りたい気持ちを押さえながら口を開く。



「捕らえられた者達はどうした」



「城へ運ばれたとのことです」



流石に始末した方がいいな。



「暗殺者を送り始末しておけ、それとその討伐者の情報を調べよ、そして調べたのち暗殺者を送れ」



何かの情報を知った可能性もあるから始末しておく。



そう考え、部下たちの報告を待ちながら数日過ごしていると部下が慌てて部屋に入って来た。



「ダメーズ様、何者かが侵入し『商売』に関する書類が全部盗まれてます!」



俺はその報告に思わず立ち上がり口を開く。



「何!!どういうことだ!!あそこは俺と数人しか知らぬ場所だぞ?誰かが裏切ったのか?」



あそこを知ってる部下は信用できる奴等ばかりだと思ったのだが誰かが裏切ったのか?



「それが・・・・誰も気がつかずに書類が盗まれてました」



意味が分からん!!



「そんなことがあるか?誰かが裏切ったのではないのか?」



俺の言葉に部下が困ったような顔をする。



「そこを知ってるのは私を含めて5人です、もし書類を取ったのであれば姿を消していると思うのですが今この屋敷に全員います」



「疑われない為に残っているのではないのか?」



その可能性が高いと思うのだが。



部下と話をしていたら別の部下がノックもせずに慌てて部屋に入って来た。



「ダメーズ侯爵大変です!!」



慌てる部下に苛立ちが募り思いっきり怒鳴るように声を上げる。



「何事か!今大事な事を話しておるのだぞ!!」



だが慌てた部下はそれに怖気る事も無く口を開く。



「騎士団が屋敷に突入してきました!!」



「何?」



何が起きた?何故騎士団が我が屋敷に突入してきた?そんな考えをしていたら数人の騎士が部屋に入って来るのが見えて俺が20年かけて作って来た物が崩れて行くような音がした。



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