レディース異世界満喫禄

日の丸

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閑話 ダルザム攻防戦3

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撤退する兵達を見て俺は街を出て敵兵の撤退を見送るウインドドラゴン達の元へと走る。



「シン殿!!」



ウインドドラゴンの背に乗り敵兵を警戒していた彼が振り向きそしてドラゴンの背から飛ぶ。

そして危なげもなく着地をしてから微笑み口を開く。



「ご無事で何よりです、これで安心していいとは思いますが暫くは警戒しておいた方がいいでしょう」



俺はその言葉に頷いた後に頭を下げる。



「今回は助けていただき感謝する、身勝手な願いとは承知しているがルミナリア達も助けたいので協力してはもらえないだろうか?」



俺がそう言うとシン殿が微笑みながら口を開く。



「この戦いに関してのお礼は要りませんよ、私達はレン様が望んだことをしたまでなので。それとルミナリア殿達に関しては心配しなくてもいいですよ、ルミナリア殿達の方はレン様が向かわれましたので」



使徒殿自らルミナリア達を助けに向かってくれたのか?それは本当にありがたい!!



「ですのでこれからの我々の仕事はこの街と貴方と第一王子と第二王子の安全確保です」



その様な情報までもう知ってるのか!!さすが使徒様と言う事か!!



「セイ、街の防壁の強化を頼めますか?それとコーリアス殿は壊された門の修理を頼みます」



シン殿に言われ頷き俺はダルザム侯爵に視線を向ける。



「ダルザム侯爵、頼めるか?」



ダルザム侯爵は頷いた後に自分の屋敷に戻る為に走って行った。



「シン殿、私の孫に会っていただきたいのですが」



あの子達も自分の命を守ってくださったシン殿達にきちんと礼を言いたいだろうと思い俺はそう提案する。

するとシン殿は首を左右に振り口を開く。



「それはお断りします、我々がここに居るのはレン様の命令でこの街と貴方達を守る為です、まだ確実にレン様の命をこなしていない状況で会うべきではありません」



シン殿がそう言うと共にいた者達も頷き其々の作業を始める。



「これは余計な事を言ってしまい申し訳ない、私も私が出来る事をします」



俺がそう言うとシン殿は頷き作業をするべく歩いて行った。



「コーリアス様」



そんな俺を見ていたリリアーヌが心配そうに声を掛けてきたので振り返りリリアーヌに声を掛ける。



「俺達も出来る事をやるぞ、リリアーヌは自分の部隊の装備の点検と部下達の休息をとらせておきなさい、そしていつでも戦えるようにと言っておいてくれ」



心構えをしておくのとしてないのでは戦いになった時の差が顕著に出るからな。



「わかりました、では失礼します」



リリアーヌはそう言って自分の部隊がいる場所へと向かって走って行った。

そして俺は孫がいるダルザム侯爵邸に向かい歩き出す。





「おじい様お帰りなさい、話は聞きました」



そう言って出迎えてくれたのは第一王子であるラスターだ。



「ダレスはどうした?」



第二王子であるダレスが見当たらない。



「ダレスはダルザム侯爵の仕事を手伝うとついて行きました」



あの子は事務系の仕事が得意だったから自分の出来る事をしに行ったのだろう。



「ラスターお前はこの戦いの物資の取り纏めをしなさい勉強はしているはずだ」



俺がそう言うとラスターは真剣な顔で頷く。



「ダルザム侯爵に俺から話を通す、今どこも人手が足りぬのだ生き残るために全力を尽くせ」



俺はそう言った後ダルザム侯爵の実務室に行き話すとダルザム侯爵は喜んで仕事を振っていた。



そしてそれから1日なにも起きずに過ぎて2日目に騒ぎが起きた。



「平原より街に向かって魔物4体が走ってきます!!」



敵兵ではなく魔物が来たのだ。



「戦闘準備だ!!4体とはいえ油断はするな!!」



俺がそう叫びながら平原を睨むように見ているとシン殿の声が後ろからした。



「お待ちください、戦闘準備はしなくてもいいですよ」



その言葉を聞き振り返るとシン殿が微笑みながら口を開く。



「レン様が来られたのですよ」



俺は慌ててもう一度魔物の方を見た。



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