177 / 200
第5章 ダンジョンに行こう
177 冒険者達の視線が痛い
しおりを挟む
10層に到着してもセーフエリア?には目もくれず進んでいく。
そこに居た冒険者達の視線が痛いです。
荷物を背負ったクマと弱そうな冒険者、そして妖精が2人、という変なパーティーだもん。
そりゃ皆見てくるよね。
だが、誰も話しかけようとはして来ない。
近寄って来る事も無い。
魔法紙を出すと知られている妖精が一緒に居るのに、話を聞こうともしない。
もっと言えば後をつけて来る事も無い。
そんなに不審者なのだろうか?
「妖精を連れているのに、何で誰も行動しないんですかね?」
「脅してるから」
「脅してるのよ」
「お、脅してる? どうやって?」
「こっちに来ようとした人間に魔法をね」
「穴開けて下の層に落としてるの」
そうか~、物理的に居なくなってたのか~、なら誰もつけて来ないよね~…………怖いわっ!
「下の層に落としてるって事ですけど、大丈夫なんですか?」
「下が通路だったら打ち身か骨折くらいで済むんじゃない?」
「下が壁だったら生き埋めね」
「生き埋め?! 助かる方法は?!」
「頑張って戻った穴を掘れば?」
「間に合えば助かるわよ?」
通路に落ちれば落下の衝撃で怪我(最悪死亡)だし、下が壁なら落ちた後に埋まるので生き埋めですか。
これ、ほとんど死亡確定でしょ。
仲間とはぐれてモンスターの徘徊するダンジョンの下層で怪我してるなんて、助かる見込み無いでしょ。
運が良ければ探索中の冒険者の目の前に落ちる事もあるかもしれないけど。
「ちなみになんですけど……何人くらい落としました?」
「10人くらい?」
「20人もいってないと思うけど?」
10~19人は落とされてるのか~。
…………これって俺のせいになるのかな?
いや、人の後をつけるような事をした方が悪い。そういう事にしておこう。ストーカーダメ。
そんな話をしたせいなのか、はたまた偶然なのか。
進む先に座り込んでいる冒険者を発見した。
その冒険者は俺と目があった瞬間にデカい声を出してきた。
「あっ!! テメエっ! お前のせいでこんな目に会っ……」
「うるさい」
「静かにして」
「あっ……」
妖精の声と共に、その冒険者は瞬間的に姿を消した。
「……え~と」
「落としたわ」
「静かになった」
やっぱり落としたんですね。
テレビで見た、モノマネする番組みたいに綺麗に姿が消えましたからね。
しかし、音も予備動作もなく穴が開くんだね。
あれは避けようが無いわ。
床板を踏み抜いたとかのレベルじゃないもん。踏み抜いたんなら、人間って咄嗟に何かにつかまろうとするんだけど、それすら無理。
どの冒険者も何を分からずに落ちる。恐怖しかないわ。
「あの~、この先で俺は仲間と合流して、更に先に進むんですよね?
その時にさっきの冒険者と出会ったらどうしましょう?」
「出会わないわ」
「出会わないよ」
「…………はい、そうですね」
多分だけど、下は壁だったのだろう。
うん、考えないようにしよう。それが精神安定への道だ。
精神安定をさせながら進んでいると、ダンジョン内にドアが現れた。
本当にドア。猫型青ロボットが出てくる話にある、どこでも行けるドアみたいなドア。
あれが壁面にあると思ってくれたら良い。
「これは?」
「ボス部屋への入口」
「ここを通って下層へ進む」
「えっ? 10層にはボスが居るんですか?!」
「そうよ」
「仲間は中で待ってる」
「中で?! じゃあ、仲間ってボスですか?!」
「違うわよ」
「ボスと連戦中」
「何で連戦してるんですか?!」
「倒した時に出る肉目当て?」
「美味しいらしいわよ?」
何から何まで理解出来ないです。
唯一分かる事は、俺の仲間になる人は肉が好きらしいって事か。
そこに居た冒険者達の視線が痛いです。
荷物を背負ったクマと弱そうな冒険者、そして妖精が2人、という変なパーティーだもん。
そりゃ皆見てくるよね。
だが、誰も話しかけようとはして来ない。
近寄って来る事も無い。
魔法紙を出すと知られている妖精が一緒に居るのに、話を聞こうともしない。
もっと言えば後をつけて来る事も無い。
そんなに不審者なのだろうか?
「妖精を連れているのに、何で誰も行動しないんですかね?」
「脅してるから」
「脅してるのよ」
「お、脅してる? どうやって?」
「こっちに来ようとした人間に魔法をね」
「穴開けて下の層に落としてるの」
そうか~、物理的に居なくなってたのか~、なら誰もつけて来ないよね~…………怖いわっ!
「下の層に落としてるって事ですけど、大丈夫なんですか?」
「下が通路だったら打ち身か骨折くらいで済むんじゃない?」
「下が壁だったら生き埋めね」
「生き埋め?! 助かる方法は?!」
「頑張って戻った穴を掘れば?」
「間に合えば助かるわよ?」
通路に落ちれば落下の衝撃で怪我(最悪死亡)だし、下が壁なら落ちた後に埋まるので生き埋めですか。
これ、ほとんど死亡確定でしょ。
仲間とはぐれてモンスターの徘徊するダンジョンの下層で怪我してるなんて、助かる見込み無いでしょ。
運が良ければ探索中の冒険者の目の前に落ちる事もあるかもしれないけど。
「ちなみになんですけど……何人くらい落としました?」
「10人くらい?」
「20人もいってないと思うけど?」
10~19人は落とされてるのか~。
…………これって俺のせいになるのかな?
いや、人の後をつけるような事をした方が悪い。そういう事にしておこう。ストーカーダメ。
そんな話をしたせいなのか、はたまた偶然なのか。
進む先に座り込んでいる冒険者を発見した。
その冒険者は俺と目があった瞬間にデカい声を出してきた。
「あっ!! テメエっ! お前のせいでこんな目に会っ……」
「うるさい」
「静かにして」
「あっ……」
妖精の声と共に、その冒険者は瞬間的に姿を消した。
「……え~と」
「落としたわ」
「静かになった」
やっぱり落としたんですね。
テレビで見た、モノマネする番組みたいに綺麗に姿が消えましたからね。
しかし、音も予備動作もなく穴が開くんだね。
あれは避けようが無いわ。
床板を踏み抜いたとかのレベルじゃないもん。踏み抜いたんなら、人間って咄嗟に何かにつかまろうとするんだけど、それすら無理。
どの冒険者も何を分からずに落ちる。恐怖しかないわ。
「あの~、この先で俺は仲間と合流して、更に先に進むんですよね?
その時にさっきの冒険者と出会ったらどうしましょう?」
「出会わないわ」
「出会わないよ」
「…………はい、そうですね」
多分だけど、下は壁だったのだろう。
うん、考えないようにしよう。それが精神安定への道だ。
精神安定をさせながら進んでいると、ダンジョン内にドアが現れた。
本当にドア。猫型青ロボットが出てくる話にある、どこでも行けるドアみたいなドア。
あれが壁面にあると思ってくれたら良い。
「これは?」
「ボス部屋への入口」
「ここを通って下層へ進む」
「えっ? 10層にはボスが居るんですか?!」
「そうよ」
「仲間は中で待ってる」
「中で?! じゃあ、仲間ってボスですか?!」
「違うわよ」
「ボスと連戦中」
「何で連戦してるんですか?!」
「倒した時に出る肉目当て?」
「美味しいらしいわよ?」
何から何まで理解出来ないです。
唯一分かる事は、俺の仲間になる人は肉が好きらしいって事か。
60
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる