《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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これぞ悪役?シスコン無双

嵐の前の静けさ

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次の日、教室に入ると、フーティ様が話しかけて来ました。

「おはようございます、少々よろしくて?」
「どうしました?」
「昨日の放課後、私達4人で、殿下のご機嫌伺いに行ったんですの。
でも、断られましたわ。なんでも客人が居て会えないと。
殿下の客人って何?と思って聞いたんですが、何も教えて頂けず、仕方ないので帰りました。
今日、何かあるかもしれません。一応、報告だけ」
「ありがとうございます。気をつけておきます」
お兄様と一緒にお礼を言って席につきます。

しばらくすると殿下が教室にやって来ました。

「諸君、おはよう!今日も良き日にしようじゃないか!」

あら?えらくご機嫌ですわね?

そうして、こちらを一瞥すると、ニヤっと嗤いました。

え?あんなにイヤな笑い方する方でした?
良くも悪くも真っ直ぐな方でしたよね?!

お兄様と顔を見合せます。ああ、お兄様も眉間にシワを寄せてますわ。

でも、この日は、何もひとつも絡まれることなく、終わりました。



センバのお屋敷に帰るとチィちゃんがお出迎えしてくれました。

「お帰りなさいませ!!今日はどうでしたか?」
「うん、ヘドロ殿下が何かオカシイ。着替えて詳しく話そう」
「では、談話室に3人分お茶の準備をしておきます!」
「ボクの分もだ!」
あら、ホネマントも混ざりますの?

「よろしくお願いしますわ、チィちゃん気が付けるようになってきましたわ!」
「うへへへへへ、褒められたぁ♪」
「イチイ、そういう所も直していこうな?」
「ハイ!!」
そう言って、頭を差し出すチィちゃん。うん、なでなでしますわ。
「だから、そういう所を…って、家の中は、まぁ、いっか」


談話室に向かうと、お兄様もチィちゃんもホネマントも既に居ました。
「遅くなって申し訳ないですわ」
「大丈夫大丈夫、そんなに待ってないし」
サッと、セリがお茶を出してくれます。
「ありがとう、ああ、落ち着く」

「じゃあ、ディも揃った事だし、ヘドロの話を。
ね、ディも感じたよね?なーんか、変だったよね?」

「はい、殿下は良くも悪くも真っ直ぐな方でしたわ。
あんなにイヤな嗤い方をする方じゃありませんでした」

「ボクからいいか?」

「おう、どうした、ホネ?」

「うん、あのヘドロ殿下、なんかツイてるぞ?」

「「「は???」」」

「うーん、ちょっと違うな。
憑いてるナニカに近寄って、マーキングされた感じだ。
ヘドロそのものに、憑いてはいないな」

「どういう事だ?キチンと説明しろ!」

「わからんよ。原因を見てないし。
でも、ヨクナイモノが、ヘドロの近くにあるな。
なんか、ボク系の残滓があったぞ。
だって、アイツ、めちゃくちゃ素直だろう?えっらい影響受けやすいというか、すぐに染まるというか。
まぁ、ヨクナイモノにしたら、ものすごく使い勝手のいい、しかも、最高の権力者、だな」

「ボクケイ、ってなんですの?」

「ああ、ボクはこんなにチャーミングだけど魔物だからね。「チャーミングは余計だ」
エミリオ、素直になれよ。「思いっきり素直だが?」
まぁ、いいや。「良くねぇ」とにかく、ボクは負の感情には敏感なんだ。

憎悪やねたそねみの凝縮したモノ、もう、魔物が生まれてもおかしくない位、瘴気溜まりに近いモノに、ヘドロは

ああ、そうなんだよ、。じゃないと、マーキング出来ない。
瘴気溜まりに触れる?
無理だろう?

じゃぁ、………なんだ?」

「いや、こっちが聞きたいわ!!」

「え、じゃぁ、昨日、フーティ様達が行った時に居たっていう客人が、ナニカしたんですかね?」

「ってかさ、そもそも、魔物を寄せ付けない魔法を使えるはずの王族が、魔物を産む瘴気に鈍感ってなんなのさ?!
ヘドロの近くにそんなのがあるって、王族の誰も、気づかないわけ?!」

あら、本当。お兄様のおっしゃる通りですわね。
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