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19話 ハロルドside
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最近、ユリアス以外の奴らも王宮に来なくなった。
レオンから、アリスがマロンを選んだと聞いたが、アリスはいつもと変わらず王宮に来ている。
何かあったんだろうか?
レオンもその話をした翌日から王宮に来なくなったし....。
まぁ、やっぱりアリスには俺しかいなかったということだよな。
そう思いながらも、アリスとは会う気になれず、ひたすら書斎にこもって仕事をしている。
あれほどアリスと話すのが楽しかったのに、今はアリスが王宮に来た、と報告を受けると憂鬱な気持ちだ。
自分の変化に戸惑いながら、今日も書類にサインをしていると
「殿下、大切なお話があります」
真面目な顔をしたユリアスが書斎に入ってきた。
毎日会っているが、書類を置いて特に会話もすることなかったからなんだか緊張してしまうな。
丁度、書類もひと段落していた時だったから手を止めて話を聞くことにした。
最近ユリアスが何かを調べている、という噂を耳にしたが、そのことだろうか?
何を言うのか、と身構えているとユリウスは持っていた紙の束を机の上に置いて
「殿下、私達は大変なことをしてしまったかもしれません」
そう言った。
......どういうことだ?
ユリウスの言葉は理解できないが、多分この資料を読めばわかるんだろう。
そう思って早速資料を読むことにした。
「これは.....」
そこに書かれていたのは学生時代のマリアンヌの行動、他の人から見たマリアンヌの印象など....俺が聞いていたマリアンヌとは真逆のことばかり書かれていた。
そして、ユリアスは
「マリアンヌ様が冤罪だという噂を耳にして調べた結果です」
そう言った。
あまりの驚きに
「嘘だろう....?」
と呟くも、ユリアスは静かに首を振って
「いえ、全て本当のことです」
そう答えた。
嘘だろ?
だって、マリアンヌは傲慢で、アリスのことを虐めていて、権力を使って人を脅して.........アリスがそう言っていたじゃないか!
いや、でもそんなことを言ったのはアリスだけだ。
他の令嬢達とは楽しそうに話しているのを見かけたこともある。
だけと、アリスがあんなに泣きそうな顔をしながら俺に教えてくれたのに......。
ユリアスは悲しそうな顔をしながら
「調べた期間はたったの1週間です。それなのに、これほどの証拠が集まりました。私たちはアリスに騙されていたんです」
.........騙されていた?
俺が......いや、俺たちが?
「じゃあ、俺がマリアンヌを国外追放したのは.....」
そうだ。
だったらなぜマリアンヌを国外追放したんだ...!
ユリアスだって隣にいたんだから止めることが出来たはずだろ!?
そう思いながら呟くと
「それは...殿下が調べもせずに勝手にやったことです」
ユリアスは俺から視線を逸らした。
「嘘だろう...?ユリウスがアリスと結婚するためにでっち上げたとか.....」
「そんなこと、するわけないじゃないですか。大体、俺はもうアリスのことを何とも思っていません」
アリスをなんとも思っていない...だと?
あんなにアリスは渡さない!と意気込んでいたユリアスが......?
そんなバカな......。
ユリアスははぁ...とため息をついてから
「殿下に伝える前に、陛下たちには話をしてきました」
そう言った。
話をしてきた、ということは父上もこの資料を読んだ、ということか...?
そんなことをしたら、俺の立場が......っ!
「じゃあ、父上は.....」
ユリアスの様子を伺いながらそう答えると
「全て知っていますよ」
淡々とした口調でそう答えた。
「後で、処罰を言い渡す、と言っていました。それまでの間、仕事でもしてろ、と陛下からの伝言です」
終わった......。
マリアンヌを国外追放した時点で俺の立場がなくなっていたのに、騙されていた、なんて聞いたら確実に王太子は兄に変わるだろう。
アリスを婚約者にすれば簡単に収まると思っていたのに現実はそんなに甘くなかった。
レオンから、アリスがマロンを選んだと聞いたが、アリスはいつもと変わらず王宮に来ている。
何かあったんだろうか?
レオンもその話をした翌日から王宮に来なくなったし....。
まぁ、やっぱりアリスには俺しかいなかったということだよな。
そう思いながらも、アリスとは会う気になれず、ひたすら書斎にこもって仕事をしている。
あれほどアリスと話すのが楽しかったのに、今はアリスが王宮に来た、と報告を受けると憂鬱な気持ちだ。
自分の変化に戸惑いながら、今日も書類にサインをしていると
「殿下、大切なお話があります」
真面目な顔をしたユリアスが書斎に入ってきた。
毎日会っているが、書類を置いて特に会話もすることなかったからなんだか緊張してしまうな。
丁度、書類もひと段落していた時だったから手を止めて話を聞くことにした。
最近ユリアスが何かを調べている、という噂を耳にしたが、そのことだろうか?
何を言うのか、と身構えているとユリウスは持っていた紙の束を机の上に置いて
「殿下、私達は大変なことをしてしまったかもしれません」
そう言った。
......どういうことだ?
ユリウスの言葉は理解できないが、多分この資料を読めばわかるんだろう。
そう思って早速資料を読むことにした。
「これは.....」
そこに書かれていたのは学生時代のマリアンヌの行動、他の人から見たマリアンヌの印象など....俺が聞いていたマリアンヌとは真逆のことばかり書かれていた。
そして、ユリアスは
「マリアンヌ様が冤罪だという噂を耳にして調べた結果です」
そう言った。
あまりの驚きに
「嘘だろう....?」
と呟くも、ユリアスは静かに首を振って
「いえ、全て本当のことです」
そう答えた。
嘘だろ?
だって、マリアンヌは傲慢で、アリスのことを虐めていて、権力を使って人を脅して.........アリスがそう言っていたじゃないか!
いや、でもそんなことを言ったのはアリスだけだ。
他の令嬢達とは楽しそうに話しているのを見かけたこともある。
だけと、アリスがあんなに泣きそうな顔をしながら俺に教えてくれたのに......。
ユリアスは悲しそうな顔をしながら
「調べた期間はたったの1週間です。それなのに、これほどの証拠が集まりました。私たちはアリスに騙されていたんです」
.........騙されていた?
俺が......いや、俺たちが?
「じゃあ、俺がマリアンヌを国外追放したのは.....」
そうだ。
だったらなぜマリアンヌを国外追放したんだ...!
ユリアスだって隣にいたんだから止めることが出来たはずだろ!?
そう思いながら呟くと
「それは...殿下が調べもせずに勝手にやったことです」
ユリアスは俺から視線を逸らした。
「嘘だろう...?ユリウスがアリスと結婚するためにでっち上げたとか.....」
「そんなこと、するわけないじゃないですか。大体、俺はもうアリスのことを何とも思っていません」
アリスをなんとも思っていない...だと?
あんなにアリスは渡さない!と意気込んでいたユリアスが......?
そんなバカな......。
ユリアスははぁ...とため息をついてから
「殿下に伝える前に、陛下たちには話をしてきました」
そう言った。
話をしてきた、ということは父上もこの資料を読んだ、ということか...?
そんなことをしたら、俺の立場が......っ!
「じゃあ、父上は.....」
ユリアスの様子を伺いながらそう答えると
「全て知っていますよ」
淡々とした口調でそう答えた。
「後で、処罰を言い渡す、と言っていました。それまでの間、仕事でもしてろ、と陛下からの伝言です」
終わった......。
マリアンヌを国外追放した時点で俺の立場がなくなっていたのに、騙されていた、なんて聞いたら確実に王太子は兄に変わるだろう。
アリスを婚約者にすれば簡単に収まると思っていたのに現実はそんなに甘くなかった。
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