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シャルル様の誘い
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私「どうぞ」
どういうこと!?何かの試験!?
一緒に学食を食べたことのないシャルル様が隣に座った。
シ「クリスティーナ、今週の土曜日は空いているか?」
私「……」
シ「クリスティーナ?」
私「あ…日中は予定が…」
シ「夕方からなら構わない?」
私「あの?」
シ「パーティに同伴してもらおうと思って」
私「私にですか?」
シ「そうだよ」
私「…どちらのパーティでしょう」
シ「サリモア公爵家のパーティだ」
私「公女の?」
シ「彼女の兄の誕生日の祝いなんだよ」
私「確かシャルル様は公女をパートナーになさると聞きましたが」
シ「聞こえていたのか。
実は用事で欠席するはずだったアレクシア様の婚約者が出席できることになったから、エスコートしなくて良くなったんだ。
僕のパートナーとして出席してくれないか?」
私「はい」
シ「良かった。贈り物は連名にするから気にしないでくれ。着ていくドレスはあるよね?」
私「大丈夫です」
シ「じゃあ、4時には迎えにいくよ」
私「お願いします」
シ「そういえば、最近ジオ公爵家の令息と友人になったのかい?」
私「仕事でちょっと」
シ「仕事…仕事でここまで迎えに来るんだ」
私「はい?」
シ「随分と親しそうだったから」
私「親しいわけではありません。身分の高い方に少し振り回されているだけです」
シ「そう?
ゼオロエン嬢は来ますか?」
ジ「はい、婚約者が招待されていますので」
シ「では、会場でよろしくお願いします」
ジ「こちらこそよろしくお願いします」
シャルル様はサッと食べ終わり先に席を立った。
エ「相変わらずいつも同じ笑顔ね。でもやっぱり目の奥が笑っていないわ」
ジ「当日、ヘインズ様から離れるなら私のところに来なくちゃ駄目よ」
私「ありがとう、ジネット。エルザは行くの?」
エ「その日は王妃様と彼と約束があるの」
私「そうなのね。頑張ってね」
エ「ティナもね」
屋敷に帰り、衣装部屋に直行した。
何を着て行こうか、まだ着ていないドレスに触れた。新品のドレスは10着以上ある。その中でもシャルル様の瞳の色に近い青い布で作ったドレスを手に取った。
これを着たい。…だけどサリモア公女の前で着ない方がいい気がする。
仕方ない。淡いグリーンに銀色の刺繍…銀色はシャルル様の色。これくらいなら許されるかな。
予備のドレスとアクセサリーと靴を選んで髪型もいろいろ試して一番ドレスと似合うものを決めた。
当時までに肌を更に磨き上げ、食べ物や飲み物にも気を付けた。
少しでもシャルル様の瞳に良くうつりたいから。
当時、シャルル様の馬車が到着した。
「クリスティーナ、準備はいいかい?」
「はい」
差し伸べられたシャルル様の手に 手を重ねた。
綺麗な細長い指、手のひらは柔らかい。こういうときにしかシャルル様に触れることはない。馬車の乗り降りとダンスの時だけ。パーティなどに出席したとしても必ずダンスを踊るわけではないし、そもそも同伴することが少ない。つまり滅多にない。
この馬車に2人きりという状況にドキドキする。
社交辞令でも綺麗だとか素敵なドレスだとか似合うとか言ってもらえたらと思うのだけど……
シャルル様と目が合っても微笑むだけで、すぐに外を向いてしまう。
美しい銀髪はサラサラしていて青い瞳は外からの光が当たってキラキラしている。
素敵ですとかカッコいいですとか言いたくなるけど言ってはいけない。婚約したてのときに言ったら、不快そうな顔をされて しばらく口をきいてもらえなかった。
そう。シャルル様が私の前で初めて笑顔を取った瞬間だった。
いつも多くの令嬢や夫人方に言われて微笑んでいるのに、私だけは言ってはいけないらしい。
どういうこと!?何かの試験!?
一緒に学食を食べたことのないシャルル様が隣に座った。
シ「クリスティーナ、今週の土曜日は空いているか?」
私「……」
シ「クリスティーナ?」
私「あ…日中は予定が…」
シ「夕方からなら構わない?」
私「あの?」
シ「パーティに同伴してもらおうと思って」
私「私にですか?」
シ「そうだよ」
私「…どちらのパーティでしょう」
シ「サリモア公爵家のパーティだ」
私「公女の?」
シ「彼女の兄の誕生日の祝いなんだよ」
私「確かシャルル様は公女をパートナーになさると聞きましたが」
シ「聞こえていたのか。
実は用事で欠席するはずだったアレクシア様の婚約者が出席できることになったから、エスコートしなくて良くなったんだ。
僕のパートナーとして出席してくれないか?」
私「はい」
シ「良かった。贈り物は連名にするから気にしないでくれ。着ていくドレスはあるよね?」
私「大丈夫です」
シ「じゃあ、4時には迎えにいくよ」
私「お願いします」
シ「そういえば、最近ジオ公爵家の令息と友人になったのかい?」
私「仕事でちょっと」
シ「仕事…仕事でここまで迎えに来るんだ」
私「はい?」
シ「随分と親しそうだったから」
私「親しいわけではありません。身分の高い方に少し振り回されているだけです」
シ「そう?
ゼオロエン嬢は来ますか?」
ジ「はい、婚約者が招待されていますので」
シ「では、会場でよろしくお願いします」
ジ「こちらこそよろしくお願いします」
シャルル様はサッと食べ終わり先に席を立った。
エ「相変わらずいつも同じ笑顔ね。でもやっぱり目の奥が笑っていないわ」
ジ「当日、ヘインズ様から離れるなら私のところに来なくちゃ駄目よ」
私「ありがとう、ジネット。エルザは行くの?」
エ「その日は王妃様と彼と約束があるの」
私「そうなのね。頑張ってね」
エ「ティナもね」
屋敷に帰り、衣装部屋に直行した。
何を着て行こうか、まだ着ていないドレスに触れた。新品のドレスは10着以上ある。その中でもシャルル様の瞳の色に近い青い布で作ったドレスを手に取った。
これを着たい。…だけどサリモア公女の前で着ない方がいい気がする。
仕方ない。淡いグリーンに銀色の刺繍…銀色はシャルル様の色。これくらいなら許されるかな。
予備のドレスとアクセサリーと靴を選んで髪型もいろいろ試して一番ドレスと似合うものを決めた。
当時までに肌を更に磨き上げ、食べ物や飲み物にも気を付けた。
少しでもシャルル様の瞳に良くうつりたいから。
当時、シャルル様の馬車が到着した。
「クリスティーナ、準備はいいかい?」
「はい」
差し伸べられたシャルル様の手に 手を重ねた。
綺麗な細長い指、手のひらは柔らかい。こういうときにしかシャルル様に触れることはない。馬車の乗り降りとダンスの時だけ。パーティなどに出席したとしても必ずダンスを踊るわけではないし、そもそも同伴することが少ない。つまり滅多にない。
この馬車に2人きりという状況にドキドキする。
社交辞令でも綺麗だとか素敵なドレスだとか似合うとか言ってもらえたらと思うのだけど……
シャルル様と目が合っても微笑むだけで、すぐに外を向いてしまう。
美しい銀髪はサラサラしていて青い瞳は外からの光が当たってキラキラしている。
素敵ですとかカッコいいですとか言いたくなるけど言ってはいけない。婚約したてのときに言ったら、不快そうな顔をされて しばらく口をきいてもらえなかった。
そう。シャルル様が私の前で初めて笑顔を取った瞬間だった。
いつも多くの令嬢や夫人方に言われて微笑んでいるのに、私だけは言ってはいけないらしい。
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