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第五章 サザンポール亜大陸にて
5ー11 アーブにて
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ハンプティのギルドで、またまた、ちょっとやらかしてしまったマルコですが、とりあえずマルコの治癒魔法がことのほか評判になるようなことはなかったようです。
但し、少なくともこの国を去るまでは警戒が必要ですね。
この国を出るまでは、宿場町にして12ほどありましたけれど、途中で嵐に遭遇して二日ほど出発を見合わせざるを得なかったことを除けば、マルコ達の馬車は順調に旅程をこなし、ハンプティを発ってから、14日目には無事に国境の町に到達できていました。
この国境の町は、比較的大きな川を挟んで隣の国があります。
実はこの川にはかなり上流に行かなければ橋がありません。
仮にこの上流の橋を渡るとなれば、五~六日ほどの迂回路を辿らねばなりません。
シナジル往還では、この国境の町で瀬渡し船による往来になるのです。
この瀬渡し船はかなり大きなものであり、馬車も瀬渡しできるものなのです。
この瀬渡し方法は一風変わった方式で、対岸まで太い丈夫なロープを張り,そのロープに滑車を取り付けて、艀の船首と船尾にロープを結わえ、川の流れに対して船首尾線が斜めになるように艀をつなぐと、川の流れだけで艀が前に進んだり、後ろに進んだりするのです。
反対側へ戻るには、来た時と逆になるよう船首と船尾に結わえたロープの長さを調整して、川の流れに対して船首尾線を斜めにしてやれば船が自動的に戻ることになります。
念のため、艀には命綱が取り付けられていますけれど、よほど急激な気象の変化でもない限りは必要がないようです。
水夫さんの話では、船の推進力については手間はかかりませんが、対岸まで張ったロープの維持等が結構大変で年に3~4本のロープを取り換えているようです。
また大雨等で増水して川の流量が増した場合は、危険なので川止めとなります。
このため、川止めになった場合は、通行が可能になるまでの間に旅行者や隊商が待機することになりますから、この両岸に大きな宿場街ができているのです。
マルコたちの馬車も艀に乗せられて対岸へ移動中ですが、川を渡るのに四半時から半時ほどもかかりました。
川の水は澄んでおり、揺れもほとんどないことから優雅な船旅になっています。
対岸の船着き場に到着すると、そこはもう違う国なので官憲による「人改め」と「荷改め」があります。
いわゆる出入国管理と通関手続きですね。
検疫に関する知識は遅れている世界ですから、よほど顕著な症状がない限り見過ごされているようです。
同じ艀に乗り合わせた乗客の中にちょっと具合の悪そうな人が一人いましたけれど、鑑定により、すぐさま命にかかわる病気や伝染病ではないとわかっていますのでマルコも放置しています。
川を渡ったところは、イグノスティ公国のアーブという宿場街でした。
今回はここで二泊する予定です。
このアーブ郊外には、川辺に見事な庭園があることで有名なのです。
なんでもイグノスティ公国の豪商が建てた別邸が川辺にあって、その周囲に造られた庭園がとても見事なものであり、庭園建造から百周年を記念して一般にも公開されるようになったらしいのです。
但し、多くの人々が訪れると庭園も整備が必要になりますので、入園料を取っているそうです。
入園料は、大人も子供も銀貨二枚なので結構お高いかもしれませんが、庭園の維持整備にはそれなりの人件費等がかかりますので仕方がありませんよね。
翌日は、アーブの宿から庭園のあるアーブ・デレストラ・パルコムまで馬車で向かいます。
「デレストラ」は豪商の一族の家名で、「パルコム」に庭園という意味合いがあるようです。
まぁ、『アーブにあるデレストラ家の庭園』とでもなるのでしょうね。
アーブの宿からは馬車で一刻(2時間)ほどの距離に庭園があります。
朝食後に宿を発って、午前中にはアーブ・デレストラ・パルコムに着いて、庭園の三分の一ほどを見て回りました。
お昼には、庭園の東はずれにある食堂で食事をしました。
この地方の名物料理は川魚の煮込み料理のようです。
この世界では、やはり魚の刺身などはないようですね。
そういえば、日本人金谷正司の記憶でも海の魚の刺身はたくさん出てきましたが、淡水魚の場合は数えるほどしか生食がなかったようですね。
「鯉の洗い」、「鮭のルイベ」ぐらいしか記憶にありません。
魚をよく食べる日本人ですら淡水魚は生で食べる習慣があまりないのです。
鯉の洗いにしても、日本ではそれなりに配慮して寄生虫のいない環境で育てたものを使っています。
海外に出かけた者が鯉の洗いに似た料理を不用意に食べて,肝吸虫という肝臓に寄生する寄生虫に感染したという記憶もありますから、やはり生の魚は要注意ですね。
住む世界が異なると、病原菌も寄生虫も生態が異なりますので、長い歴史の中で形作られた食への慣習はおざなりにすべきではありません。
尤も、マルコの場合、インベントリの中に収容することで、生き物を分離できるため、病原菌等の殺菌、寄生虫の除去も可能なことから、やろうと思えば危ない魚も食用にできますね。
但し、毒物については必ずしも自動的に分離はできないので、鑑定をかけたうえで毒物の本体を除去する作業が必要です。
マルコも毒を食らってみるほどのグルメではないので、敢えて挑戦はしませんが、やろうと思えばふぐ毒なんかも処理できそうなんですよ。
そんなことはともかく、アーブ近郊で収穫された根菜、葉物野菜、川魚などの料理は大変おいしくいただけました。
食堂まで、一緒についてきているのは、執事のセバスとメイドのエマ、それに警護のエイワとテカウです。
コックのアッシュ他のゴーレムは馬車かマルコの亜空間内で待機中です。
料理に関しては、マルコが吟味してアッシュに教えることにしています。
そのために、マルコは客席に居ながらにして厨房の様子を窺っており、コックたちの作業をじっくりと見て、調理方法を覚えているんです。
マルコが覚えたことは、食材が揃っていれば、アッシュがほぼ再現できます。
マルコの場合はひと工夫することが多いですから、アッシュが作る料理もよそで食べたものよりも一味おいしくなるのが普通ですね。
マルコ達が頻繁に外食をするのは、アッシュに料理を教え込むためでもあるのです。
昼食の際に、お義父様とお義母様は、地産のワインをたしなまれていました。
お父様曰く、いまだ熟成はしていないが、もう二~三年も樽で熟成させればとてもよいワインになるだろうと言っていました。
マルコの鑑定でも、熟成度74%となっていますので、もう少しおいしくなるのだろうと思います。
マルコも前世ではいろいろなところで酒類もワインも飲みましたが、今世の場合、いまだに未成年のわけですから酒は飲んでいません。
マルコの場合は、ぶどうの果実水を飲むのが関の山なんです。
おいしい料理をいただいて、食堂の外のテラスで一服してから、残りの庭園を回遊します。
何事もなく回遊が終わるはずでしたが、あいにくとマルコの行くところなぜか騒動が付きまとうようです。
今回はアーブ・デレストラ・パルコムの西部域にある洋式四阿で事件が起きました。
男二人が、女性二人を人質にしてガゼボに立てこもったのです。
アーブ・デレストラ・パルコムには民間の警備員がいますけれど、いわゆる官憲ではありません。
その警備員が広い庭園内に常時4名ほどしかいませんから、即時対応は難しいのです。
マルコ達一行が、ガゼボのある一画に赴くと、まさにその事件の最中でした。
服装からすると人質にされているのは、一人は貴族の子女、もう一人は富裕商人の娘のような気がします。
貴族のお付き警護らしい騎士二人と、護衛の冒険者二名が、ガゼボの外で身構えていますが、犯人を刺激してはならないのでそれぞれ剣は抜いていません。
一方、犯人たちは左手で女を抱え、右手でナイフを女たちに突きつけ、なおかつ、互いに背を向けあっていますので死角がありません。
ガゼボ自体はさほど大きなものではなく、大人が十人も入れば窮屈になるような大きさです。
地面と床の間に段差があり、床面は木製で六角形の屋根が乗っています。
周囲には庭園を見に来た人が徐々に集まり始めています。
マルコ達もその烏合の衆に組み込まれてしまいました。
さてさて、マルコの性格からすると、このまま放置もできませんよね
護衛のゴーレムたちを使えば、犯人たちに気づかれない一瞬の間に接近して、ナイフを奪うことも可能だとは思うのですけれど、万が一のこともあり得ますから、ゴーレムの起用は見合わせます。
その代わりにマルコは無詠唱で魔法を使いました。
犯人二人の呼気から酸素を抜いたんです。
呼気の中に酸素が含まれていないと瞬時に酸欠に陥り、意識を失います。
その際に突きつけているナイフで人質女性を傷つけてもいけませんから、ナイフは女性に触れないように魔力で支えているのです。
一瞬にして犯人二人がその場で崩れ落ちました。
無論のことナイフで人質が傷つけられるようなことはありませんでした。
酸欠にしたことで、そのまま5分も放置すると犯人二人は死にますけれど、すぐに人質の護衛たちが駆け寄って女性二人を救出、男二人はナイフを取り上げられた上でそのまま床に押さえつけられています。
マルコはこの状態になってから酸欠状態を治してあげました。
犯人二人は何が起きたのか全く分からないはずです。
一瞬にしてブラックアウトになり、気づいたらナイフも取り上げられて、床に組み伏せられていたんです。
いずれにしろ、被害にあった若い女性二人は、多少怖い思いはしたでしょうけれど、無事に助かってよかったですね。
たまたま、マルコが傍に居合わせたから良かったのですけれど、さもなくば解決はもっともっと遅くなっていたでしょう。
その意味ではとてもついていた二人の女性でした。
そもそもなぜこのような騒動が起きたのかやその後の事件の結末も知りませんが、マルコ達も夕刻までには無事に宿に戻りました。
明日は、アーブを発ってシナジル往還を東へ進む予定なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3月21日、一部の字句修正を行いました。
By サクラ近衛将監
但し、少なくともこの国を去るまでは警戒が必要ですね。
この国を出るまでは、宿場町にして12ほどありましたけれど、途中で嵐に遭遇して二日ほど出発を見合わせざるを得なかったことを除けば、マルコ達の馬車は順調に旅程をこなし、ハンプティを発ってから、14日目には無事に国境の町に到達できていました。
この国境の町は、比較的大きな川を挟んで隣の国があります。
実はこの川にはかなり上流に行かなければ橋がありません。
仮にこの上流の橋を渡るとなれば、五~六日ほどの迂回路を辿らねばなりません。
シナジル往還では、この国境の町で瀬渡し船による往来になるのです。
この瀬渡し船はかなり大きなものであり、馬車も瀬渡しできるものなのです。
この瀬渡し方法は一風変わった方式で、対岸まで太い丈夫なロープを張り,そのロープに滑車を取り付けて、艀の船首と船尾にロープを結わえ、川の流れに対して船首尾線が斜めになるように艀をつなぐと、川の流れだけで艀が前に進んだり、後ろに進んだりするのです。
反対側へ戻るには、来た時と逆になるよう船首と船尾に結わえたロープの長さを調整して、川の流れに対して船首尾線を斜めにしてやれば船が自動的に戻ることになります。
念のため、艀には命綱が取り付けられていますけれど、よほど急激な気象の変化でもない限りは必要がないようです。
水夫さんの話では、船の推進力については手間はかかりませんが、対岸まで張ったロープの維持等が結構大変で年に3~4本のロープを取り換えているようです。
また大雨等で増水して川の流量が増した場合は、危険なので川止めとなります。
このため、川止めになった場合は、通行が可能になるまでの間に旅行者や隊商が待機することになりますから、この両岸に大きな宿場街ができているのです。
マルコたちの馬車も艀に乗せられて対岸へ移動中ですが、川を渡るのに四半時から半時ほどもかかりました。
川の水は澄んでおり、揺れもほとんどないことから優雅な船旅になっています。
対岸の船着き場に到着すると、そこはもう違う国なので官憲による「人改め」と「荷改め」があります。
いわゆる出入国管理と通関手続きですね。
検疫に関する知識は遅れている世界ですから、よほど顕著な症状がない限り見過ごされているようです。
同じ艀に乗り合わせた乗客の中にちょっと具合の悪そうな人が一人いましたけれど、鑑定により、すぐさま命にかかわる病気や伝染病ではないとわかっていますのでマルコも放置しています。
川を渡ったところは、イグノスティ公国のアーブという宿場街でした。
今回はここで二泊する予定です。
このアーブ郊外には、川辺に見事な庭園があることで有名なのです。
なんでもイグノスティ公国の豪商が建てた別邸が川辺にあって、その周囲に造られた庭園がとても見事なものであり、庭園建造から百周年を記念して一般にも公開されるようになったらしいのです。
但し、多くの人々が訪れると庭園も整備が必要になりますので、入園料を取っているそうです。
入園料は、大人も子供も銀貨二枚なので結構お高いかもしれませんが、庭園の維持整備にはそれなりの人件費等がかかりますので仕方がありませんよね。
翌日は、アーブの宿から庭園のあるアーブ・デレストラ・パルコムまで馬車で向かいます。
「デレストラ」は豪商の一族の家名で、「パルコム」に庭園という意味合いがあるようです。
まぁ、『アーブにあるデレストラ家の庭園』とでもなるのでしょうね。
アーブの宿からは馬車で一刻(2時間)ほどの距離に庭園があります。
朝食後に宿を発って、午前中にはアーブ・デレストラ・パルコムに着いて、庭園の三分の一ほどを見て回りました。
お昼には、庭園の東はずれにある食堂で食事をしました。
この地方の名物料理は川魚の煮込み料理のようです。
この世界では、やはり魚の刺身などはないようですね。
そういえば、日本人金谷正司の記憶でも海の魚の刺身はたくさん出てきましたが、淡水魚の場合は数えるほどしか生食がなかったようですね。
「鯉の洗い」、「鮭のルイベ」ぐらいしか記憶にありません。
魚をよく食べる日本人ですら淡水魚は生で食べる習慣があまりないのです。
鯉の洗いにしても、日本ではそれなりに配慮して寄生虫のいない環境で育てたものを使っています。
海外に出かけた者が鯉の洗いに似た料理を不用意に食べて,肝吸虫という肝臓に寄生する寄生虫に感染したという記憶もありますから、やはり生の魚は要注意ですね。
住む世界が異なると、病原菌も寄生虫も生態が異なりますので、長い歴史の中で形作られた食への慣習はおざなりにすべきではありません。
尤も、マルコの場合、インベントリの中に収容することで、生き物を分離できるため、病原菌等の殺菌、寄生虫の除去も可能なことから、やろうと思えば危ない魚も食用にできますね。
但し、毒物については必ずしも自動的に分離はできないので、鑑定をかけたうえで毒物の本体を除去する作業が必要です。
マルコも毒を食らってみるほどのグルメではないので、敢えて挑戦はしませんが、やろうと思えばふぐ毒なんかも処理できそうなんですよ。
そんなことはともかく、アーブ近郊で収穫された根菜、葉物野菜、川魚などの料理は大変おいしくいただけました。
食堂まで、一緒についてきているのは、執事のセバスとメイドのエマ、それに警護のエイワとテカウです。
コックのアッシュ他のゴーレムは馬車かマルコの亜空間内で待機中です。
料理に関しては、マルコが吟味してアッシュに教えることにしています。
そのために、マルコは客席に居ながらにして厨房の様子を窺っており、コックたちの作業をじっくりと見て、調理方法を覚えているんです。
マルコが覚えたことは、食材が揃っていれば、アッシュがほぼ再現できます。
マルコの場合はひと工夫することが多いですから、アッシュが作る料理もよそで食べたものよりも一味おいしくなるのが普通ですね。
マルコ達が頻繁に外食をするのは、アッシュに料理を教え込むためでもあるのです。
昼食の際に、お義父様とお義母様は、地産のワインをたしなまれていました。
お父様曰く、いまだ熟成はしていないが、もう二~三年も樽で熟成させればとてもよいワインになるだろうと言っていました。
マルコの鑑定でも、熟成度74%となっていますので、もう少しおいしくなるのだろうと思います。
マルコも前世ではいろいろなところで酒類もワインも飲みましたが、今世の場合、いまだに未成年のわけですから酒は飲んでいません。
マルコの場合は、ぶどうの果実水を飲むのが関の山なんです。
おいしい料理をいただいて、食堂の外のテラスで一服してから、残りの庭園を回遊します。
何事もなく回遊が終わるはずでしたが、あいにくとマルコの行くところなぜか騒動が付きまとうようです。
今回はアーブ・デレストラ・パルコムの西部域にある洋式四阿で事件が起きました。
男二人が、女性二人を人質にしてガゼボに立てこもったのです。
アーブ・デレストラ・パルコムには民間の警備員がいますけれど、いわゆる官憲ではありません。
その警備員が広い庭園内に常時4名ほどしかいませんから、即時対応は難しいのです。
マルコ達一行が、ガゼボのある一画に赴くと、まさにその事件の最中でした。
服装からすると人質にされているのは、一人は貴族の子女、もう一人は富裕商人の娘のような気がします。
貴族のお付き警護らしい騎士二人と、護衛の冒険者二名が、ガゼボの外で身構えていますが、犯人を刺激してはならないのでそれぞれ剣は抜いていません。
一方、犯人たちは左手で女を抱え、右手でナイフを女たちに突きつけ、なおかつ、互いに背を向けあっていますので死角がありません。
ガゼボ自体はさほど大きなものではなく、大人が十人も入れば窮屈になるような大きさです。
地面と床の間に段差があり、床面は木製で六角形の屋根が乗っています。
周囲には庭園を見に来た人が徐々に集まり始めています。
マルコ達もその烏合の衆に組み込まれてしまいました。
さてさて、マルコの性格からすると、このまま放置もできませんよね
護衛のゴーレムたちを使えば、犯人たちに気づかれない一瞬の間に接近して、ナイフを奪うことも可能だとは思うのですけれど、万が一のこともあり得ますから、ゴーレムの起用は見合わせます。
その代わりにマルコは無詠唱で魔法を使いました。
犯人二人の呼気から酸素を抜いたんです。
呼気の中に酸素が含まれていないと瞬時に酸欠に陥り、意識を失います。
その際に突きつけているナイフで人質女性を傷つけてもいけませんから、ナイフは女性に触れないように魔力で支えているのです。
一瞬にして犯人二人がその場で崩れ落ちました。
無論のことナイフで人質が傷つけられるようなことはありませんでした。
酸欠にしたことで、そのまま5分も放置すると犯人二人は死にますけれど、すぐに人質の護衛たちが駆け寄って女性二人を救出、男二人はナイフを取り上げられた上でそのまま床に押さえつけられています。
マルコはこの状態になってから酸欠状態を治してあげました。
犯人二人は何が起きたのか全く分からないはずです。
一瞬にしてブラックアウトになり、気づいたらナイフも取り上げられて、床に組み伏せられていたんです。
いずれにしろ、被害にあった若い女性二人は、多少怖い思いはしたでしょうけれど、無事に助かってよかったですね。
たまたま、マルコが傍に居合わせたから良かったのですけれど、さもなくば解決はもっともっと遅くなっていたでしょう。
その意味ではとてもついていた二人の女性でした。
そもそもなぜこのような騒動が起きたのかやその後の事件の結末も知りませんが、マルコ達も夕刻までには無事に宿に戻りました。
明日は、アーブを発ってシナジル往還を東へ進む予定なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3月21日、一部の字句修正を行いました。
By サクラ近衛将監
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