5 / 112
第二章 富士野宮(ふじのみや)宏禎(ひろよし)王
2-3 新たに造り出したモノ
しおりを挟む
明治36年の年明けに計画の第一段階として、花鳥宮邸の御不浄(便所)の改装を父宏恭王に進言し、特許申請をお願いしました。
そのために花鳥宮邸の庭の片隅に簡易炉を造り、庭土から抽出したセラミックスで洋式の温水洗浄便座及び便器を製造、その便器の設置に関わるご不浄の改装設計図及び仕様書、並びに簡易塵芥処理装置の設計図及び仕様書を作成しています。
同時に、今後軍事面で携帯型若しくは小型無線電話が必要とされると思われることから、その試作品を作り、中継器及び交換機と共に設計図、仕様書、取扱説明書の類を準備し、これが国家機密に指定されることを見越して、同じく特許申請をしたい旨父宏恭王に願い出たのです。
父が海軍軍人である所為もあって、父宏恭王との接触は休日等ごく限られた機会にしか無いことから、私の専属侍従である伊藤義之を通じてお願いをしました。
その結果として父から呼びつけられて色々と尋ねられはしたものの、結局のところ我が家の便所については水洗にすることが認められ、特許の申請も侍従である金子正明を伴にして申請することが認められました。
携帯型無線電話については、無線電話としてでも少なくとも30年以上、ガラケーのような携帯型でいえばおそらくは80年近くも未来に先行するオーバーテクノロジーであることから、父からも大いに質問され、挙句に特許の申請は当然のように待ったをかけられました。
まぁ、「待った」自体は想定の範囲内であり、逆にすんなり特許申請が許されてしまったならどうしようかと思っていたところなのです。
特許というものは原則として公開されるので、列強諸外国は直ぐにも秘密裏に真似をしようとするはずだからです。
それは取りも直さず我が大日本帝国に不利益を齎すことにもなりかねません。
尤も、技術的な問題もあって、如何にこの時代で覇を唱える列強諸国と雖もそう簡単にコピーが作れるような代物ではないのですがね。
いずれにしろ、その後、父宏恭王のお声掛かりで海軍横須賀工廠の電気関係技術将校である小野田中尉が我が家にやって来て、実物を確認し、実際に使用して性能も確認の上、半日以上も私が質問攻めにあうことになりました。
まぁ、質問には難なく答えたのですけれど、小野田中尉の方はおそらく説明した分の半分も理解はしていないだろうと思うのです。
何しろ、エジソン効果を踏まえて未だ米国で試作段階である筈の二極真空管を飛び越えて、いきなりトランジスタやLSIを多用した最新技術の世界なのです。
電磁気学や電子工学に左程精通していない明治の人間にそう簡単に理解できるわけもありません。
詳しい製法については秘密ですと言うと、ぷりぷり怒りながらも、理論そのものが余り理解できないので最終的に製法そのものには拘らず、携帯型無線電話二台、交換機一台、中継装置二台それに私が作った関連の書類を持ち帰って、工廠及び艦政本部で慎重に調査・検討することにしたようです。
その際にくどいほどこの品は軍機にもなりかねないので絶対に部外には知られないように願いますと父宏恭王に何度もお願いしていました。
まぁ、技術将校がシャカリキになるもの無理はないと思います。
僅かに200グラム足らずの電話機で、必要な交換機と中継装置が適切に設置されていれば千キロ先の相手と明瞭な双方向での通話が可能な性能を有しているのです。
軍艦の艦内について言えば、閉鎖区画であろうと所要の中継装置さえ設備されていれば、機関室、操舵室又は舵機室であろうとどこにでも通話が可能となります。
因みにこの時代は、帝国海軍の最新鋭艦でさえも、艦内の通信は伝声管でやっているのです。
しかもこの携帯型無線電話機は、一体型の骨伝導イヤホンと骨伝導マイクが取り付けられるようになっているために、周囲に多少の騒音があっても会話は可能なのです。
この骨伝導型マイク・イヤホンの説明だけはしておきましたが、実物を見せてはいないのでその利用価値を小野田中尉はわかっているかどうかは疑問ですけれどね。
交換機自体は、他の交換機若しくは中継装置と有線でつなぐか若しくは設置場所が見通し線上に限定されることになりますが無線でつなぐこともできます。
通常の地表及び海上面においては、現状の交換機や中継装置の出力からみて概ね最大500キロの範囲で交換機相互の無線通信が可能であるため、陸上においては高い鉄塔や山頂に交換機を設置し、200キロから500キロ程度の距離で有線又は無線でつないで行けば、台湾から北海道までの距離3200キロ(主要都市間をつないで行くと概ね4000キロ程度)を10個から20個足らずの交換機又は中継装置の設置で即時通話が可能となります。
携帯電話同士は、凡そ1キロ以内の範囲で使用できるのですが、小さな棒状アンテナを備えた中継装置を挟むことでその距離は10キロ以上に伸びることになります。
中継装置を交換機と有線でつなげば距離はほぼ無限であり、世界中に通信網を広げられる代物でもあります。
当面実用化の予定はないのですが、相当数の通信衛星を打ち上げて利用すれば、地球上のどこででも通話は可能となるし、将来的に更なる改装により亜空間波を利用する携帯型無線電話装置にすれば、地下深くのトンネル内であろうと、海中深く潜航中の潜水艦であろうと通話は可能になるのですが、流石にそこまでは小野田中尉に説明はしていません。
これまでは、艦船同士の通信で距離が離れた場合の通信は無線電信以外には手段が無かったのですが、少なくとも見通し線上に中継装置や交換装置があれば艦船同士の通信は成り立つことになりますし、気球に交換装置を組み込んで陸上基地や艦船で見通し線上に浮かすことができれば遠距離通信でさえも可能となる旨の説明だけはしておきました。
単純計算で、高度1万mにまで上げた気球からの海上での見通し線は優に250キロを超えます。
ために二地点で1万mまで気球を上げれば、間に顕著な障害物がない限り500キロメートル程度の通信は十分に可能になるのです。
しかもこの通話は、極超短波の無線周波数であって、現状の諸外国の技術では探知ができないと推測されますし、無線周波数が特定されても周波数変調波信号とデジタル信号の併用により二重に秘匿されているので解読がされにくいものなのです。
少なくとも会話を傍受しようとするならば同じ程度の技術で作り上げた高性能の受信装置が無ければ不可能なのです。
おまけと言っては何ですが、搭載している小型電池も待ち受け・使用状態に関わらず2年以上もの耐久性能を有しており、その間の充電が不要です。
もちろん最終的には充電が必要となる筈ですが、使用を開始してから概ね2年より以降となる筈です。
「平成」に生まれ、平成天皇の譲位により「令和」への年号変更を経験した私が生きていた当時の日本は、様々な問題はあったにしても日々健康的な生活を送れる良い環境下にあったのですが、転生した日本は明治も後半とは言え、衛生環境は凄まじく悪いのです。
まぁ、一度アブサルロアで中世ヨーロッパ風の不衛生な世界を経験しているのでそれなりの耐性はできているのですが、トイレについては可能な限り速やかに善処しなければならない問題でした。
ぽっこり穴の空いた落とし込みのトイレでは、小さな身体の私自身がはまり込む恐れさえあるし、匂いが凄まじいのです。
そのために明治36年に洗浄機能を有する水洗トイレをデザインし、し尿処理槽のシステムを考案して特許を出願したのです。
これにも実は高性能電池が使われているのですが、こちらの方は使用頻度からみて10年以上は取り換えが不要と見ています。
尤も100ボルト交流電源の取り込みが可能な設計になっていますから、必要ならばコンセント等に配線を行うことで電池を取り除くこともできるようにしています。
機密漏洩防止のために便器に内蔵された小型電池は、予め定められた適正な手法とパスワードを使用して取り出さなければ自動的に自壊するようになっています。
そのために花鳥宮邸の庭の片隅に簡易炉を造り、庭土から抽出したセラミックスで洋式の温水洗浄便座及び便器を製造、その便器の設置に関わるご不浄の改装設計図及び仕様書、並びに簡易塵芥処理装置の設計図及び仕様書を作成しています。
同時に、今後軍事面で携帯型若しくは小型無線電話が必要とされると思われることから、その試作品を作り、中継器及び交換機と共に設計図、仕様書、取扱説明書の類を準備し、これが国家機密に指定されることを見越して、同じく特許申請をしたい旨父宏恭王に願い出たのです。
父が海軍軍人である所為もあって、父宏恭王との接触は休日等ごく限られた機会にしか無いことから、私の専属侍従である伊藤義之を通じてお願いをしました。
その結果として父から呼びつけられて色々と尋ねられはしたものの、結局のところ我が家の便所については水洗にすることが認められ、特許の申請も侍従である金子正明を伴にして申請することが認められました。
携帯型無線電話については、無線電話としてでも少なくとも30年以上、ガラケーのような携帯型でいえばおそらくは80年近くも未来に先行するオーバーテクノロジーであることから、父からも大いに質問され、挙句に特許の申請は当然のように待ったをかけられました。
まぁ、「待った」自体は想定の範囲内であり、逆にすんなり特許申請が許されてしまったならどうしようかと思っていたところなのです。
特許というものは原則として公開されるので、列強諸外国は直ぐにも秘密裏に真似をしようとするはずだからです。
それは取りも直さず我が大日本帝国に不利益を齎すことにもなりかねません。
尤も、技術的な問題もあって、如何にこの時代で覇を唱える列強諸国と雖もそう簡単にコピーが作れるような代物ではないのですがね。
いずれにしろ、その後、父宏恭王のお声掛かりで海軍横須賀工廠の電気関係技術将校である小野田中尉が我が家にやって来て、実物を確認し、実際に使用して性能も確認の上、半日以上も私が質問攻めにあうことになりました。
まぁ、質問には難なく答えたのですけれど、小野田中尉の方はおそらく説明した分の半分も理解はしていないだろうと思うのです。
何しろ、エジソン効果を踏まえて未だ米国で試作段階である筈の二極真空管を飛び越えて、いきなりトランジスタやLSIを多用した最新技術の世界なのです。
電磁気学や電子工学に左程精通していない明治の人間にそう簡単に理解できるわけもありません。
詳しい製法については秘密ですと言うと、ぷりぷり怒りながらも、理論そのものが余り理解できないので最終的に製法そのものには拘らず、携帯型無線電話二台、交換機一台、中継装置二台それに私が作った関連の書類を持ち帰って、工廠及び艦政本部で慎重に調査・検討することにしたようです。
その際にくどいほどこの品は軍機にもなりかねないので絶対に部外には知られないように願いますと父宏恭王に何度もお願いしていました。
まぁ、技術将校がシャカリキになるもの無理はないと思います。
僅かに200グラム足らずの電話機で、必要な交換機と中継装置が適切に設置されていれば千キロ先の相手と明瞭な双方向での通話が可能な性能を有しているのです。
軍艦の艦内について言えば、閉鎖区画であろうと所要の中継装置さえ設備されていれば、機関室、操舵室又は舵機室であろうとどこにでも通話が可能となります。
因みにこの時代は、帝国海軍の最新鋭艦でさえも、艦内の通信は伝声管でやっているのです。
しかもこの携帯型無線電話機は、一体型の骨伝導イヤホンと骨伝導マイクが取り付けられるようになっているために、周囲に多少の騒音があっても会話は可能なのです。
この骨伝導型マイク・イヤホンの説明だけはしておきましたが、実物を見せてはいないのでその利用価値を小野田中尉はわかっているかどうかは疑問ですけれどね。
交換機自体は、他の交換機若しくは中継装置と有線でつなぐか若しくは設置場所が見通し線上に限定されることになりますが無線でつなぐこともできます。
通常の地表及び海上面においては、現状の交換機や中継装置の出力からみて概ね最大500キロの範囲で交換機相互の無線通信が可能であるため、陸上においては高い鉄塔や山頂に交換機を設置し、200キロから500キロ程度の距離で有線又は無線でつないで行けば、台湾から北海道までの距離3200キロ(主要都市間をつないで行くと概ね4000キロ程度)を10個から20個足らずの交換機又は中継装置の設置で即時通話が可能となります。
携帯電話同士は、凡そ1キロ以内の範囲で使用できるのですが、小さな棒状アンテナを備えた中継装置を挟むことでその距離は10キロ以上に伸びることになります。
中継装置を交換機と有線でつなげば距離はほぼ無限であり、世界中に通信網を広げられる代物でもあります。
当面実用化の予定はないのですが、相当数の通信衛星を打ち上げて利用すれば、地球上のどこででも通話は可能となるし、将来的に更なる改装により亜空間波を利用する携帯型無線電話装置にすれば、地下深くのトンネル内であろうと、海中深く潜航中の潜水艦であろうと通話は可能になるのですが、流石にそこまでは小野田中尉に説明はしていません。
これまでは、艦船同士の通信で距離が離れた場合の通信は無線電信以外には手段が無かったのですが、少なくとも見通し線上に中継装置や交換装置があれば艦船同士の通信は成り立つことになりますし、気球に交換装置を組み込んで陸上基地や艦船で見通し線上に浮かすことができれば遠距離通信でさえも可能となる旨の説明だけはしておきました。
単純計算で、高度1万mにまで上げた気球からの海上での見通し線は優に250キロを超えます。
ために二地点で1万mまで気球を上げれば、間に顕著な障害物がない限り500キロメートル程度の通信は十分に可能になるのです。
しかもこの通話は、極超短波の無線周波数であって、現状の諸外国の技術では探知ができないと推測されますし、無線周波数が特定されても周波数変調波信号とデジタル信号の併用により二重に秘匿されているので解読がされにくいものなのです。
少なくとも会話を傍受しようとするならば同じ程度の技術で作り上げた高性能の受信装置が無ければ不可能なのです。
おまけと言っては何ですが、搭載している小型電池も待ち受け・使用状態に関わらず2年以上もの耐久性能を有しており、その間の充電が不要です。
もちろん最終的には充電が必要となる筈ですが、使用を開始してから概ね2年より以降となる筈です。
「平成」に生まれ、平成天皇の譲位により「令和」への年号変更を経験した私が生きていた当時の日本は、様々な問題はあったにしても日々健康的な生活を送れる良い環境下にあったのですが、転生した日本は明治も後半とは言え、衛生環境は凄まじく悪いのです。
まぁ、一度アブサルロアで中世ヨーロッパ風の不衛生な世界を経験しているのでそれなりの耐性はできているのですが、トイレについては可能な限り速やかに善処しなければならない問題でした。
ぽっこり穴の空いた落とし込みのトイレでは、小さな身体の私自身がはまり込む恐れさえあるし、匂いが凄まじいのです。
そのために明治36年に洗浄機能を有する水洗トイレをデザインし、し尿処理槽のシステムを考案して特許を出願したのです。
これにも実は高性能電池が使われているのですが、こちらの方は使用頻度からみて10年以上は取り換えが不要と見ています。
尤も100ボルト交流電源の取り込みが可能な設計になっていますから、必要ならばコンセント等に配線を行うことで電池を取り除くこともできるようにしています。
機密漏洩防止のために便器に内蔵された小型電池は、予め定められた適正な手法とパスワードを使用して取り出さなければ自動的に自壊するようになっています。
14
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました
三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。
助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい…
神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた!
しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった!
攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。
ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい…
知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず…
注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる