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第六章 日米の戦いと紅兵団の役割
6-6 日米講和会議 その一
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昭和16年(1941年)10月2日、終に米国が英国を通じて日米講和会議の開催を打診してきた。
マッキンレイ駐日英国大使が東郷外相に持ってきた話である。
閣議に諮るため、一旦は、東郷外相が返事の保留を求め、マッキンレイは日本側の返事を待つ事になった。
二日後の10月4日、マッキンレイ大使は東郷外相の訪問を受け、講和会議開催に同意する旨の返答を受けた。
その際に、マッキンレイは開催地の問題と併せて、日本が米国の申し入れに応じた理由を尋ねてみた。
返事は明瞭であった。
「開催地はハワイか西海岸ではどうかと思います。
米国代表が日付変更線を超えられるなら別ですが、現状では停戦をしていないわけですし、こちらから出向いた方が都合も宜しいでしょう。
それから、帝国が講和に応ずる理由は只一つです。
天皇陛下は、無駄な血が流されることを極力避けようとされておられます。
ですから、我々も必要な限度で戦を留めているのです。」
「失礼ながら、・・・。
数年前とは随分と変わられましたな。
以前は、血を流してでも中国へ大兵を出されておられた。
陛下の御心がそうであるならば、その時には何故そう出来なかったのでしょう。」
「全ては陪臣のなせる業。
今は、陛下の御心をよく知った人物が宰相を務めております。」
「なるほど、7月には閑院宮様が退陣され、米納さんに代わられましたな。
数年前は陸軍が特に強かったように思いますが、亡くなられた九重さんでは抑えきれなかったということでしょうか。」
「それもございますし、時勢もございましたでしょう。
九重さんは平時の宰相であれば良かったのではないかと思います。」
「個人的な推測に過ぎないのですが、陛下は良き相談相手をお持ちのようですな。
我が国の女王陛下にもあのような方が居られれば良いのにと羨ましく思います。」
「はて、どなたのことでしょうかな。
陛下のご相談役は多数おられますが。」
「東郷外相もお人が悪い。
宏禎王殿下のことですよ。
あの方が今の日本の原動力ではないのですか。」
「あ、なるほど・・。
宏禎王殿下は確かに素晴らしいお方でございますよ。
おそらくは百年に一人の逸材、我が国の宝です。」
「私も先の園遊会で初めてお会いしました。
キングス・イングリッシュを完璧に話される日本人がいらしたことにも驚かされたものですが、国内の事情は勿論、世界の情勢にも非常にお詳しい。
それでいながら、彼は米国留学以外には日本を離れた事がないというのには本当に驚きました。
実のところ、殿下が日本の宰相になってもおかしくないと私は思っているのですが・・。」
「正直なところ、私どもも同じ想いはあるのですが、宏禎王殿下は政治向きでは無いと固辞されておられましてな。
あの様子では例え陛下のお頼みでも断られるでしょう。
既に陛下も非公式には断られてしまっているかもしれません。
それでも、我々が相談に伺うと何時でも適切なアドバイスをいただける。
そんな方でございますよ。」
「ところで、講和会議の日程ですが何時頃が宜しいでしょう。
米国からは日本の都合に合わせるとの内々の話がございましたが・・・。」
「そうですね。
話は早いほうが宜しいでしょう。
2週間後、10月18日からでは如何でしょう。
ハワイか西海岸であれば、その時期が望ましいと思われます。
こちらからは航空母艦1隻が参ります。
日付変更線を超えて行くのはその1隻のみとなります。」
「うーむ、・・。
戦闘艦を派遣するというのは、どうなんでしょう。
正直申し上げてそのような前例を知りませんが、まぁ、交戦中の相手領域で開催する講和会議も余り聞いたことがない。
その件は、米国の意向を確認するまで保留させてください。
もう一つは、仲介国として必要ならば我が国から適当な人物を同席させていただきますが、いかがいたしましょう。」
「いいえ、その必要は無いと思います。
仲介は報道関係者にさせれば宜しいと思います。」
「というと、・・・。
講和会議を公開でされると言われますか。
それこそ、前例がありませんが・・・。」
「前例に拘っていたならば、進歩がありません。
公開できないことは、公開できないとその場で言えばいいのであって、交渉ごとで隠さなければならないことは我が国には無いと思います。
ま、これは我が国からの提案であって、米国に打診をお願いします。
仮に米国が公開しないというならばそれはそれで結構です。
但し、その場合、日本側は、毎日、記者会見を開催して会議の進展状況を説明するつもりです。」
「これは、また、・・・。
失礼ながら、それでは講和が成立するかどうか難しいのでは。」
「いいえ、閣下のお言葉ながら、国家同士の話し合いというものは、結果如何によって、それぞれの国民にとって重大な利害関係が生れるものです。
とかく密室になりがちな会議を公開してこそ国民の理解も得られるというもの。
妥協すべきは妥協し、主張すべきは主張する。
その結果として纏まらなければ止むを得ないことでしょう。
我々としては、和平を望んでいますが、米国が和平ではなく一時的な時間凌ぎの停戦のみを求めているならば講和会議は不調に終わるでしょう。
現状が正しく停戦状態なのですから。
我が国は米国と断交状態にある現状で困る事は何もありません。」
「なるほど、・・・。
しかしながら、会議冒頭からそのような主張をされれば纏まるものも纏まらなくなるのではないでしょうか。」
「ご忠告有難うございます。
今ひとつお願いがあります。
講和会議の際には、公開の是非に関わらず、我が国の報道機関も一緒に入国させていただきたいので米国側の了解を取り付けていただきたいのです。
当該記者と本国との連絡方法は、我々の方で用意します。
いろいろとお手数をかけますが宜しくお願いします。
ところで、別の話ですが、講和会議が仮に順調に進んだ場合、シンガポール総督に我が国領事が非公式に打診した話が或いは有効になるかもしれません。
どうか本国にもその旨東郷が話をしていたとお伝え下さい。」
「判りました。」
◇◇◇◇
2日後、マッキンレイ大使が再度外務省を訪れ、米国に打診した結果を伝えた。
10月18日午後2時からハワイ州オアフ島ホノルルのハレクラニホテルにて講和会議を開催したいとの内容である。
但し、米国側は講和会議の公開については難色を示したが、会議後の日本側主催の記者会見については特に制限はしないとの内諾をしてきたらしい。
報道関係者の入国については了解が取れたようだが、入国後の出歩きは警備上の問題があり許可できないこと、入出国時のホテル・船間の護送中の活動は制限されること、ホテル内の許可された範囲での活動は認められるが、報道関係者の身元保証と当該関係者の不法行為により米国或いは米国民に与えた損害等については日本側で責任を持ってもらいたいということが条件とされていた。
なお、確認のため、ハワイに派遣される航空母艦の艦名、及び、派遣される日本側交渉団代表並びに随行員の氏名及び年齢、同行する報道関係者の勤務先、勤務先住所、氏名及び年齢、その他参考事項があれば10月12日までに連絡して欲しいとの要請があった。
翌日には、日本側全権代表は吉田茂と決まり、随行員に次席代表外務次官長崎一郎、外務事務官本郷幸男、外務事務官併任河合サキ、同高浜洋子、同横山美保が決定した。
河合サキ他2名の女性は、特に陛下より随行指示のあった者で、米納首相は勿論、東郷外相もその素性を知らなかった。
10日には、同行する記者も英語が堪能な4名が特に選出され、10日午後には英国大使館に通報がなされたのである。
12日、代表団及び同行記者は、晴海ふ頭に集合したが女性3名は集合時間の10分前になっても現れなかった。
迎えの大型輸送ヘリコプターが晴海ふ頭に到着した。
止む無くパイロットに待つよう指示をすべく本郷外務事務官が近づくと、操縦席から乗員一名が降りてきた。
パイロットスーツのまま、本郷に軽く敬礼をすると、話しかける暇も与えず、全権代表の吉田茂の前に出る。
「お待たせいたしました。
紅兵団第一連隊長の河合サキです。
このたび閣下の随行員として講和会議に出席するよう命令を受けましたので、同行します。
準備が宜しければ、ヘリコプター機のほうに搭乗下さい。」
吉田茂他見送りに来ていた居並ぶ者全てが驚いた。
どう見ても10代後半か20歳そこそこにしか見えない娘である。
それが大きな輸送ヘリコプターのパイロットで現れたのであるから無理も無い。
ましてや、陛下勅命による交渉団の正式団員というのだから驚きである。
だが気迫に気おされるように出てきた吉田の言葉は意外なものだった。
「判った。
宜しく頼む。」
マッキンレイ駐日英国大使が東郷外相に持ってきた話である。
閣議に諮るため、一旦は、東郷外相が返事の保留を求め、マッキンレイは日本側の返事を待つ事になった。
二日後の10月4日、マッキンレイ大使は東郷外相の訪問を受け、講和会議開催に同意する旨の返答を受けた。
その際に、マッキンレイは開催地の問題と併せて、日本が米国の申し入れに応じた理由を尋ねてみた。
返事は明瞭であった。
「開催地はハワイか西海岸ではどうかと思います。
米国代表が日付変更線を超えられるなら別ですが、現状では停戦をしていないわけですし、こちらから出向いた方が都合も宜しいでしょう。
それから、帝国が講和に応ずる理由は只一つです。
天皇陛下は、無駄な血が流されることを極力避けようとされておられます。
ですから、我々も必要な限度で戦を留めているのです。」
「失礼ながら、・・・。
数年前とは随分と変わられましたな。
以前は、血を流してでも中国へ大兵を出されておられた。
陛下の御心がそうであるならば、その時には何故そう出来なかったのでしょう。」
「全ては陪臣のなせる業。
今は、陛下の御心をよく知った人物が宰相を務めております。」
「なるほど、7月には閑院宮様が退陣され、米納さんに代わられましたな。
数年前は陸軍が特に強かったように思いますが、亡くなられた九重さんでは抑えきれなかったということでしょうか。」
「それもございますし、時勢もございましたでしょう。
九重さんは平時の宰相であれば良かったのではないかと思います。」
「個人的な推測に過ぎないのですが、陛下は良き相談相手をお持ちのようですな。
我が国の女王陛下にもあのような方が居られれば良いのにと羨ましく思います。」
「はて、どなたのことでしょうかな。
陛下のご相談役は多数おられますが。」
「東郷外相もお人が悪い。
宏禎王殿下のことですよ。
あの方が今の日本の原動力ではないのですか。」
「あ、なるほど・・。
宏禎王殿下は確かに素晴らしいお方でございますよ。
おそらくは百年に一人の逸材、我が国の宝です。」
「私も先の園遊会で初めてお会いしました。
キングス・イングリッシュを完璧に話される日本人がいらしたことにも驚かされたものですが、国内の事情は勿論、世界の情勢にも非常にお詳しい。
それでいながら、彼は米国留学以外には日本を離れた事がないというのには本当に驚きました。
実のところ、殿下が日本の宰相になってもおかしくないと私は思っているのですが・・。」
「正直なところ、私どもも同じ想いはあるのですが、宏禎王殿下は政治向きでは無いと固辞されておられましてな。
あの様子では例え陛下のお頼みでも断られるでしょう。
既に陛下も非公式には断られてしまっているかもしれません。
それでも、我々が相談に伺うと何時でも適切なアドバイスをいただける。
そんな方でございますよ。」
「ところで、講和会議の日程ですが何時頃が宜しいでしょう。
米国からは日本の都合に合わせるとの内々の話がございましたが・・・。」
「そうですね。
話は早いほうが宜しいでしょう。
2週間後、10月18日からでは如何でしょう。
ハワイか西海岸であれば、その時期が望ましいと思われます。
こちらからは航空母艦1隻が参ります。
日付変更線を超えて行くのはその1隻のみとなります。」
「うーむ、・・。
戦闘艦を派遣するというのは、どうなんでしょう。
正直申し上げてそのような前例を知りませんが、まぁ、交戦中の相手領域で開催する講和会議も余り聞いたことがない。
その件は、米国の意向を確認するまで保留させてください。
もう一つは、仲介国として必要ならば我が国から適当な人物を同席させていただきますが、いかがいたしましょう。」
「いいえ、その必要は無いと思います。
仲介は報道関係者にさせれば宜しいと思います。」
「というと、・・・。
講和会議を公開でされると言われますか。
それこそ、前例がありませんが・・・。」
「前例に拘っていたならば、進歩がありません。
公開できないことは、公開できないとその場で言えばいいのであって、交渉ごとで隠さなければならないことは我が国には無いと思います。
ま、これは我が国からの提案であって、米国に打診をお願いします。
仮に米国が公開しないというならばそれはそれで結構です。
但し、その場合、日本側は、毎日、記者会見を開催して会議の進展状況を説明するつもりです。」
「これは、また、・・・。
失礼ながら、それでは講和が成立するかどうか難しいのでは。」
「いいえ、閣下のお言葉ながら、国家同士の話し合いというものは、結果如何によって、それぞれの国民にとって重大な利害関係が生れるものです。
とかく密室になりがちな会議を公開してこそ国民の理解も得られるというもの。
妥協すべきは妥協し、主張すべきは主張する。
その結果として纏まらなければ止むを得ないことでしょう。
我々としては、和平を望んでいますが、米国が和平ではなく一時的な時間凌ぎの停戦のみを求めているならば講和会議は不調に終わるでしょう。
現状が正しく停戦状態なのですから。
我が国は米国と断交状態にある現状で困る事は何もありません。」
「なるほど、・・・。
しかしながら、会議冒頭からそのような主張をされれば纏まるものも纏まらなくなるのではないでしょうか。」
「ご忠告有難うございます。
今ひとつお願いがあります。
講和会議の際には、公開の是非に関わらず、我が国の報道機関も一緒に入国させていただきたいので米国側の了解を取り付けていただきたいのです。
当該記者と本国との連絡方法は、我々の方で用意します。
いろいろとお手数をかけますが宜しくお願いします。
ところで、別の話ですが、講和会議が仮に順調に進んだ場合、シンガポール総督に我が国領事が非公式に打診した話が或いは有効になるかもしれません。
どうか本国にもその旨東郷が話をしていたとお伝え下さい。」
「判りました。」
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2日後、マッキンレイ大使が再度外務省を訪れ、米国に打診した結果を伝えた。
10月18日午後2時からハワイ州オアフ島ホノルルのハレクラニホテルにて講和会議を開催したいとの内容である。
但し、米国側は講和会議の公開については難色を示したが、会議後の日本側主催の記者会見については特に制限はしないとの内諾をしてきたらしい。
報道関係者の入国については了解が取れたようだが、入国後の出歩きは警備上の問題があり許可できないこと、入出国時のホテル・船間の護送中の活動は制限されること、ホテル内の許可された範囲での活動は認められるが、報道関係者の身元保証と当該関係者の不法行為により米国或いは米国民に与えた損害等については日本側で責任を持ってもらいたいということが条件とされていた。
なお、確認のため、ハワイに派遣される航空母艦の艦名、及び、派遣される日本側交渉団代表並びに随行員の氏名及び年齢、同行する報道関係者の勤務先、勤務先住所、氏名及び年齢、その他参考事項があれば10月12日までに連絡して欲しいとの要請があった。
翌日には、日本側全権代表は吉田茂と決まり、随行員に次席代表外務次官長崎一郎、外務事務官本郷幸男、外務事務官併任河合サキ、同高浜洋子、同横山美保が決定した。
河合サキ他2名の女性は、特に陛下より随行指示のあった者で、米納首相は勿論、東郷外相もその素性を知らなかった。
10日には、同行する記者も英語が堪能な4名が特に選出され、10日午後には英国大使館に通報がなされたのである。
12日、代表団及び同行記者は、晴海ふ頭に集合したが女性3名は集合時間の10分前になっても現れなかった。
迎えの大型輸送ヘリコプターが晴海ふ頭に到着した。
止む無くパイロットに待つよう指示をすべく本郷外務事務官が近づくと、操縦席から乗員一名が降りてきた。
パイロットスーツのまま、本郷に軽く敬礼をすると、話しかける暇も与えず、全権代表の吉田茂の前に出る。
「お待たせいたしました。
紅兵団第一連隊長の河合サキです。
このたび閣下の随行員として講和会議に出席するよう命令を受けましたので、同行します。
準備が宜しければ、ヘリコプター機のほうに搭乗下さい。」
吉田茂他見送りに来ていた居並ぶ者全てが驚いた。
どう見ても10代後半か20歳そこそこにしか見えない娘である。
それが大きな輸送ヘリコプターのパイロットで現れたのであるから無理も無い。
ましてや、陛下勅命による交渉団の正式団員というのだから驚きである。
だが気迫に気おされるように出てきた吉田の言葉は意外なものだった。
「判った。
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