親王様は元大魔法師~明治の宮様に転生した男の物語~戦は避けられるのか?

サクラ近衛将監

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第六章 日米の戦いと紅兵団の役割

6-11 日米講和会議 その六

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 二日目の協議は予定通りに9時から開始された。
 米側主導での案文を元に検討が行われたが、冒頭の文言から見解に大きな隔たりがあった。

 米側は、発端となった米軍駐留計画をあくまで合法的なものとし、それに対して二国間協定を盾に難癖をつけてきた日本の宣戦布告を誤りであるかのごとき記述をしてきたのである。
 日本側は、二国間協定の内容を知りながら米軍駐留を強行しようとした米側に問題があることを主張した。

 だが、米側は中国と日本が当事者であることは認めるも、同時に中国が認めた米軍駐留の責任を米側に求めるのは筋違いと主張した。
 冒頭から平行線を辿る協議であり、米国側に軟化する様子は見られなかったので、サキは長崎の了解を得て、新たな主張を展開する。

 即ち、米軍駐留を求める原因となった幾つかのテロについては擬装の疑惑があるが、代表団は何かを知っているかと問いただしたのである。
 エルンシュタインを初め米側代表団は、不思議そうな顔をして、日本側の意図がわからないと言った。

 サキは説明を始めた。

「中国国内で3月11日、14日、15日、18日に発生した米国の在外公館及び企業等に対して行われたテロ事件は実際に起きた事であることには間違いがないけれど、その犯行を中国共産党のテロと断じたのは如何なる根拠があってのことか、返答願いたい。
 因みに、日本側は、中国共産党ではなく別のグループによる犯行と断定している。」

 米側は暫く内輪で協議をした後返事をしてきた。

「国民党政府の調査により中国共産党のゲリラによる犯行と聞いている。
 米国政府が調査した結果ではないと思われる。」

「それはおかしいのではないのか。
 当事者である米国が言われるままの結果を疑いなしに受け入れるとは信じがたい。
 米側でも何らかの調査をなしたのではないか。
 その事実を確認願いたい。」

「日本側の要請を受けて確認を行うことはやぶさかではないが、・・・・・。
 いずれにしろ中国国内の反米組織に狙われたのは間違いが無く、その防衛のための駐留計画に何ら影響を与えるものではないと思われる。
 当方としては無駄な調査確認作業をすることを拒否したい。」

「そこまで代表団が言われるならば、確認作業を必要とする理由を申し上げる。
 中国国内で発生したテロ事件は全部で6件が米国内でも報道されているはずであるので確認願いたい。
 先ほども申し上げた11日、14日、15日、18日のほかに、19日及び20日である。
 だが19日及び20日に発生した事件は他の4件と性質を異にしている。
 単なる放火で実害は殆ど発生していない。
 しかも、4月以降同様のテロが発生していない事実がある。
 米国は駐留軍の必要性を国民党政府に強硬に迫って、これを認めさせた経緯があるにもかかわらず、何故中国が駐留を認めた直後からこれまで一件も発生していないのか。
 それをあなた方は考えた事は無いのか。
 テロが発生したのは駐留が必要と米国が主張する前の時点であり、実際に駐留がなされていない現状と中国の国内状況は変わっていない。
 米軍が乗り出す計画があるといってテロを躊躇するような理由が通常テロ組織にあるとは思えない。
 実際に警備が厳しくなってテロを起こしにくくなったのならともかく、現状は逆にテロ事件が起きないためにむしろ警備は手薄になっている。
 この矛盾をあなた方はどう考えているのか。
 結論から申し上げるが、3月11日、14日、15日、18日に発生した一連の事件は、米国情報機関が工作員を使って行った擬装事件である。
 擬装事件でありながら、米国人に被害者が出ているのは情報機関が真実味を帯びさせるために同胞を殺害する目的でテロ事件を起こしたからである。
 19日、20日に発生した米国系企業への放火事件は、それらの企業に対する単純ないやがらせであり、いずれも近隣に住む現地人の犯行である。
 我々は、米国情報機関が介在する証拠を提示できるが、今は敢えて行わない。
 米側代表団は至急国務省を通じて、除法機関の長に真偽のほどを確認していただきたい。
 それでも、なお、米側が原文に拘るならば、当方は今日の協議を打ち切り、記者会見の場で、米側諜報機関が関与した事件である事を明白な証拠をつけて暴露する。
 米国情報機関が関与して自作自演で行ったテロであるからこそ、3月20日以降、同様のテロは中国で発生していないのである。
 何故ならば、国民党政府に米軍駐留を無理やり認めさせたことにより、その目的を果たしたからである。
 この戦争の発端が其処にある以上、米側が原文修正に応じない限り、協定文書案の検討には今後一切応じない。
 米側代表団は速やかに事実関係を調査確認の上、返答願いたい。
 当方は、一階のカフェで待っている。
 期限は本日1700までとし、米側の対応又は返答如何によっては、当方は協議を打ち切り、本国へ帰還することとする。」

 日本側代表団は一斉に席を立ち、会議室を出て、一階ロビー脇にあるカフェで待機した。
 カフェでは報道機関が入れ替わり立ち代り情報を求めてやってきたが、日本代表団は一切ノーコメントで押し通した。

 1530頃になって、会議アテンダントが米側全権代表から先ほどの案件で意見表明を行いたいので会議室までお越し願いたいとのメッセージを持ってきた。
 長崎を筆頭に日本側代表団が着席すると、エルンシュタインが立ち上がり説明を始めた。

「国務省を通じて今もって確認作業中であり、結論は出ていない。
 一方で、日本側主張に同調するものではないが、その主張に一部相応の妥当性も認められることから、当方は日本側修正に応ずる方向で検討をしたい。
 なお、その代わりと言っては失礼に当たるかもしれないが、我が方調査完了までは日本側が主張する報道機関への証拠提示を一時棚上げしていただきたい。
 一方的な主張で我が国政権へ重大な疑惑を招かせる事は好ましくなく、日本側代表団の慎重かつ賢明なる措置をお願いする。」
 
 長崎が日本側の意見を表明した。

「当方は記者会見で嘘をつくわけには行かないが、積極的に言及しない事は可能である。
 貴国の今後の迅速な調査確認を信じ、証拠提示の一時保留に同意する。
 しかしながら、今ひとつ問題を提起しておく。
 仮に、我が方主張が正しいとすれば、何故に日中関係の阻害を知って、中国駐留の強行を企図したのか。
 其の点も問い正さねばならないだろう。
 米側には其の点も併せて確認作業を行うよう要請する。」
 
 一瞬、唖然とした表情を見せたエルンシュタインであるが、渋々ながらも日本側要請を理解し、確認作業に努めると表明した。
 以後の協議はむしろ日本側ペースで進展した。

 エルンシュタインには気の毒だが、やはり当て馬であり、本来講和会議に臨んで代表団と渡り合うだけの知識も能力も持ち合わせていない人物である事が明確になったのである。
 同時に随行員も事務的能力は有しているものの、交渉団としては極めて能力不足が問われる集団であった。

 1600まででその日の協議を終え、エルンシュタインには当面の間、海王から毎日ホテルへ出勤する旨を伝えたのである。
 1700から定例の記者会見を開催した。

 その日からは、サキと洋子だけで対応することになる。
 サキから、審議概要について説明を行った。

「既に、協定文案の検討に入っており、冒頭から日米双方の意見に大きな相違があったものの、双方の努力により合意すべく検討が継続されている。」

 記者団は共同通信をコメンテーターとして代表質問を行う方式にしたと表明した上で、質疑に入った。

「第一に、本日の協議では日本側代表団が午前中に会議室を出て、協議を停止させたようであるが、何が原因であったのか説明願いたい。
 第二に、昨日急病で倒れた日本側全権代表である吉田大使のその後の容態はどうなっているのかわかっていれば教えていただきたい。
 第三に、日本軍の空母海王については何時何処で建造されたものなのか等支障の無い範囲で情報を公開願いたい。
 第四に、日本軍の装備が戦前に知られていたものと大きく異なっているものが多数認められるという情報があるが、事実か否か、事実であるとすれば何時開発されたものであるのか情報を開示願いたい。
 第五に、昨日も質問があった紅兵団について、日本国内においても相当の機密保持がなされているという情報を得ているが、教育訓練場所まで秘匿するような事例は過去にも見当たらない。
 何ゆえに其処までの機密保持がなされているのかについてコメントを頂きたい。」

「各方面にわたる質問ですが、講和会議に関連する質問は、精々二件のようですね。
 皆さんに予めお願いしたいのですが、我々日本側代表団は軍人ではありません。
 できれば軍事関連の一般的質問については、本国で陸海軍の軍人に対して行われるべきと思われますので念のため申し上げます。」

 サキはふーっとため息をつきながら説明を始めた。

「第一の質問にお答えします。
 先ほど概要説明でも申し上げましたが、本日から講和協定案文の検討に入っております。
 ですが米側事務局の用意した案文冒頭で、日米双方の主張が真っ向から対立し、暫く平行線を辿りました。
 当方が事実関係等についての調査確認を米側にお願いし、それが済むまで協議を保留しました。
 米側調査は全部が終了したわけではありませんが、米側が日本側の意見にも一部理解を示すようになりましたので再度の協議に入っております。」

 共同通信が割って入った。

「恐れ入りますが、そこのところをもう少し詳細にお願いできませんでしょうか。
 そもそも日米が対立した冒頭案文が如何なるものか我々は知りませんし、日米がどういう点で意見が対立したのか今のお答えではわかりません。」

「大変、申し訳ないのですが、今後の交渉戦術や双方の機密事項に触れる案件になる可能性もありますので詳細に申し上げる事は出来ませんが、争点が中国への米軍駐留計画に関わる事ということだけ申し上げておきます。
 それでは、第二の質問の答えに移らせていただきます。」

 有無を言わせぬ態度であるが、返って毅然とした態度が記者の共感を得たようであり、当のサキは知らなかったが、一躍日米講和のヒロインに祭り上げられていたのである。

「吉田全権大使の容態については、今のところ連絡がございません。
 便りの無いのは良いしるしという日本の諺を信じております。
 但し、病状の如何を問わず、進展状況については可能な限り全権代表にお伝えしなければなりませんので、私どもは一旦海王へ戻ります。
 また、明日の協議のために朝には此処へ戻って参りますし、明日の記者会見も今日と同じ時間に開催したいと存じておりますが、日本側代表団は今後暫くの間は、海王から当ホテルに毎日通う事にしております。
 従って、吉田全権大使の容態については明日の会見でまた報告できるものと思っております。」

 サキはわざわざ水差しの水をコップに注いで、飲んでから話し始めた。

「第三以降の質問は、あくまで専門家ではないという事、公式な表明ではないことを前提にコメントだけにいたします。
 海王の建造時期、建造場所については申し上げられません。
 海王のその他の情報についての情報も同様に申し上げられません。
 また、日本軍の装備が戦前、これは日米間の戦争と解していますが、戦前の装備と異なっているかどうかについては、正直申し上げてよくは知らないことだけに、申し上げられないのです。
 ごめんなさい。」
 
 本当に済まなさそうに言うサキであり、その表情にどきっとした記者が相当数いたのも確かである。

「最後の質問ですけれど、正確な理由は知りません。
 関係者の方以外には答えられない質問と思います。
 但し、私見を述べさせていただければ、あり得る話として、貞操の話があるかもしれないと思います。
 米国のベネディクトさんはその著書「菊と刀」の中で、日本人の性生活や貞操観念が如何にも奔放ほんぽうであるかのように書かれておりますが、実際にはそうではありません。
 外国人の方から見ればそのように見える事柄も実際にはそれなりの理由があります。
 日本人には独特の習慣があります。
 例えば、人前で痰唾の類を吐き出す事は下品とされていますが、外国ではそれは人の摂理として失礼には当たらないとされている場合もあります。
 中国福建省では路面に格子の嵌った穴状のものが随所にあり、ここへ痰唾を吐くことは当たり前とされています。
 米国の都市には公衆トイレが置かれていますが、その多くはドアが無い場合が多いようです。
 ある意味で外から排泄の状況を見られてしまうわけですが、排泄している当人は当たり前のこと、通行人にとっては見ても知らぬ振りをするのが礼儀となっているようです。
 日本では、排泄は不浄のものとして扱われ、人の目に触れる事を極端に嫌います。
 一方で中国紫禁城ではトイレは個室ではなく集団で使うものとして、地面に長い溝を掘っただけの場所となります。
 複数の人が同じ時期に入ればある人は人の排泄を目の当たりにしながら自分も同じ事をすることになります。
 それが当然の社会では他所で非常識と呼ばれる行為が常識なのです。
 本題に戻りますが、日本人女性は貞操を大切にします。
 ですが一方で、日本人男性は自分の妻や娘に貞操観念を求めるにも関わらず、内心、貞操観念の無い女と浮気することは平気で行います。
 これは、必ずしも日本人男性に限らないのかもしれないのですが・・・。」

 痛烈な皮肉に記者団はどっと沸いた。

「いずれにせよ、婦女子だけを集めて教育しようという男性ですから、その婦女子を我が娘のように思って当然です。
 例えば、共同通信のミスター・ジョン。
 貴方に適齢期の娘さんが五人いたとします。
 どうみても、貴方が住んでいる場所には娘を狙ってそうな狼男しかいない場合、貴方はどうしますか。
 娘達の良識を信じて自由奔放に遊ばせますか。」

「いや、しないだろうな。
 特にミス・サキ。
 貴方のような娘なら絶対に一人では外には出さない。
 どうしても外に出るときは僕がボディガードになるだろうな。」

「それは有難うございます。
 お褒めの言葉と受け取っておきます。
 ミスター・ジョンがいみじくも仰ったように、危ない場所であれば外に出さないようにするのが一番であり、其処にいるとは誰にも言わないのが一番の方法です。
 そうすれば妙な下心を持った男が娘に接触する事もないでしょう。
 あり得る話というのは、秘密の場所に隔離して親御さんから預かった娘を大事に守ろうとする現われではないかと思ったからです。
 先ほども申し上げたように、あくまで私の個人的な思い付きであり、実際には別の理由があるのかも知れないということも申し沿えて今日の会見を終わります。
 ご苦労様でした。」

 最後に見せたサキと洋子の輝くような微笑が写真になって翌日のNYタイムズ一面に大きく掲載されていた。
 表題は『ウイットに富む東洋の若い魔女達』である。
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