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第六章 日米の戦いと紅兵団の役割
6-13 日米講和会議 その七
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それを聞いてルーズベルトは言った。
「おいおい、一か八かの掛けは出来んよ。
只でさえ、日米の講和会議は世界中から注目されている。
特にあの若い女三人に注目が集まっている。
そんな中で明らかに国際法違反を覚悟してやる話だ。
少なくとも九分九厘成功が確実でないと採用は出来ない。
つまり、陸海軍では成功率をかなり低く見積もっているということだな。」
「はい、その通りであります。
ですが、海王の鹵獲に成功した場合は、おそらくは世界一の最新航空母艦を手に入れられるわけでして、その艦載機と共に、どれほどの戦略的利益を我が国にもたらす事か。
ましてや、秘密戦隊に関する何らかの手がかりがあるやも知れず、その有用性は極めて大きいと思います。」
「だが、そうした情報も得られず、船も千メートルの海底に沈んでしまっては元も子も無い上に、わが国には交渉団を騙まし討ちにした国とのレッテルを貼られることになる。
そうなれば、私も君らも破滅だよ。
一か八かの賭けをするには値しないだろうな。」
ハル国務長官が手を上げて発言する。
「私も大統領の意見に賛成です。
昨日までの情報なら、キートン参謀長の意見に賛成したかも知れません。
日本代表団3名の女性が秘密戦隊の一員である可能性もあったからです。
ですが、MI6の情報、彼女らの能力、それらを考え合わせると、どうしても、秘密戦隊には結びつかないのです。
ましてや、今日のNYタイムズでは彼女らがヒロインになってしまいました。
報道関係の記者は、めったな事で人を誉めたりはしません。
しかも三文新聞の三面記事ならばともかく、硬いと評判のNYタイムズにしては異例の取り上げ方です。
若い記者なら間違いもわかりますが、あのディック・モラーの署名入り記事です。
私も何度かインタビューを受けた事はありますが、切り込み方は並みの記者ではない。
彼を動かすほどの娘達なら私も是非に会いたくなったほどです。
彼は決して人の姿形では判断しない。
人の内面を見て記事を作るのが彼の特徴です。
表面的な美に対する価値観は様々ありますが、内面性に美を感じるのは世界共通であります。
だから、スマート&キュートなのであり、サイレント・ヴィーナスであり、オリエンタル・フェアリーであるはずです。
彼は必ずしも東洋びいきではないし、日本びいきでもない。
むしろジャパン・バッシングの急先鋒にもなり得る男です。
その男の見方を僅か二日で変えるほどの力が果たして20代の女性に備わっているのかどうか。
しかも聞けば、記者会見は精々が30分程度であり、彼が直接質問したのは一問だけ。
後は、別の記者の質問とその答弁を聞いていただけのはず。
それであれほどの記事を書くとは本当に信じられない話です。
昨日、我々を慌てさせる質問がハワイから届いたが、例のスマート&キュートから発せられたものらしい。
無論、長崎というベテラン外交官が傍にはついているのだが、彼とは短い言葉を交わしただけであり、日系二世の通訳の話では、事実上娘が一人で我々に脅しを掛けたらしい。
今日の午前中の速報では、日本側は無難な形でこの問題を収束させたと聞いている。
いずれにせよ。
彼女達は、単なるテーブルの花として連れてこられたわけではない。
百戦錬磨の外交官に匹敵する能力を持つ人物として送り込まれた刺客なのである。
さらには、ディックの記事が彼女らをスターにまで押し上げたらしく、ヘリコプターの着陸場所であるアイナハウ・トライアングルまでその容姿を見にきた若者が今朝だけで300人ほどいたという。
エルンシュタインの予測では、明日の朝には更に増える可能性があると通報してきている。
残念ながら、この時点で我々の計画は間違いなく費えたも同然だ。
スターとなり、しかも外交特権を有する者を、どのような形であれ公的に排除は出来ない。
もし、断行すれば間違いなく報道陣から袋叩きにされるだろう。
いくら秘密にしようが彼らは食いついてくる。
しかも更に悪い事に、娘が指摘した証拠がブラフでなければ、日本が何時でも公開出来る立場にあるということだ。
彼らが今もってそうしないのは我々を破滅に導きたいとは考えていないからだ。
彼らも証拠を開示すれば現政権が崩壊するのは十分に知っている。
交戦国ならば是非にでも望むであろう事を何故か彼らは望んではいない。
理由は正直言ってわからない。
日付変更線の悪魔も同じである。
間違いなく、米国本土に侵攻し得る力を持ちながら、敢えて止まっている。
それが何故なのか?
一つだけ可能性のある推論もあるが、・・・・。
いずれにしろ、我々の完敗を認めるべきだ。
これ以上の策謀は醜態を晒すだけのように思われる。
キートン参謀長の作戦も相手に見透かされていては、相手にかすり傷一つ負わせずに終わるだろう。
日付変更線の悪魔は、外国籍の貨物槽に隠された兵器さえも見つける能力を持っている。
その悪魔が、何故に、我々の謀略に気付かない。
むしろ、気付いていながら最後の機会を与えているのではないだろうか。
太平洋艦隊を海王に差し向けた途端、一隻残らず殲滅されるのではないかと私は危惧している。
ハワイは、日付変更線から僅かに1000海里ほどしかない場所だ。
米国西岸よりもよほど近いところなのだ。
我々は何か勘違いをしていないだろうか?
我が軍の被害が日付変更線に集中しているからといって、彼らがそこに止まっている理由はないはずだ。
何故米本土を攻撃しないのかと疑問を発するよりも先に、むしろ、秘密戦隊は既に日付変更線を超えているはずだと考えた方が大きな誤りを犯さないで済むだろう。
場合によっては、ニューヨーク沖で密かにワシントンを狙っているかもしれないと考えるべきなのではないだろうか?
そう考えると全ての辻褄が合うのだよ。
彼らが何故に4ヶ月もの間我々を放置したのか、そうして今回の協議が罠であるかもしれないと承知の上で何故極上の餌を持ってやってきたのかも。
6名の交渉団を送るのにわざわざ新鋭艦を送り出すかね。
キートン参謀長、貴方ならば絶対に敵に渡したくない秘密兵器をわざわざ披露する為に敵地へ送るかね。」
「いや、そんな馬鹿な事は・・・。」
「貴方がいみじくも『馬鹿な事』と言った正にそれをしてきている相手がいるのだよ。
であれば、相手はよほどの阿呆か、よほどの知恵者か、いずれかだろう。
悪魔は決して阿呆ではない事は君が一番良く知っているはずだ。
相手はこちらの出方全てを予測して、日付変更線を封鎖した。
だから我々は未だにその封鎖を解けないでいる。
我々が相手にしているのはそれほどまでに末恐ろしい奴だ。
その悪魔が講和だからといって何故に馬鹿な事をしでかすのだ。
絶対に裏がある。
我々が生き残るに相応しいかどうか試されている。
私はそう思う。
だからこそ、切り札を今でも使わないし、出来たら使いたくないという明確なメッセージを送ってきているのだよ。
それが、二日目の記者会見でスマート&キュートが答えた第一の答えだ。
彼らは絶対的な証拠を持ちながら、日米双方の見解の相違で済ませたのだ。
先ほども言ったように、彼女達は我々に送られてきた刺客だ。
それだけの能力を持った者だからこそ然るべくして送られたのだ。
私はそう考える。」
会議場は一瞬静まり返った。
それぞれに合点がゆく最も的確な説明をハルが言ったからだ。
やがてキートン参謀長が言った。
「大統領、前言を取り消します。
作戦は中止すべきであると私も考えます。」
他のメンバーも同意を漏らした。
「わかった。
どうやら我々は最も手ごわい相手をそれと知らずに選んでしまったらしい。
ここは引き際が肝心だろう。
ハル国務長官、君を講和会議の全権大使に任命する。
エルンシュタインを次席にして、今の次席はワシントンに戻そう。
君もスマート&キュートに会って話をしてみたいだろう。
だが、其の年で火遊びはするなよ。」
「大統領、ご冗談を、・・・。
で、何処まで引き下がりますか?」
「君の判断に任せるが、事実上失った日付変更線以西は全て日本に呉れてやれ。
賠償金は、今後のこともあるから、できるだけ抑えてくれ。
そのほか米国の利益に大きく反しないものならば、相手の申し出を全て認めてもいい。
少なくとも、大統領としてアメリカの名を汚したくはないからな。」
「判りました。
大統領にそこまで託されれば私も本望です。
必ず、大統領の意向に沿う結果を持ち帰って参ります。」
ハル国務長官は、其の日のうちにワシントンを発った。
翌日、早朝にはサンディエゴの海軍基地から飛行艇に乗ってハワイへ向かったのである。
10月22日、全権大使吉田茂は勇躍ヘリでハレクラニホテルに乗り込んだ。
無論、他の5人も一緒である。
話には聞いていたが、ヘリの着陸するアイナハウ・トライアングル周辺に黒集りの群集にはさすがの吉田も驚いた。
しかも政治とはほとんど無関係の若者ばかりであり、多少の女性もいるが殆どは男ばかりである。
昨日は300人ほどと聞いていたが、今日は優に500人はくだらないだろう。
更に驚くべき話が待っていた。
エルンシュタインがロビーで待ちうけており、吉田の快復を祝うとともに、協議開始を午後にして欲しいと申し出たのである。
理由は全権大使の交代である。
ハル国務長官がワシントンを昨日発っており、本日早朝の便でサンディエゴからハワイに向かう予定だと言う。
時差の関係もあって到着は、午後2時頃になるから、其の間、ホテルで休んでいて欲しいと言う。
「おいおい、一か八かの掛けは出来んよ。
只でさえ、日米の講和会議は世界中から注目されている。
特にあの若い女三人に注目が集まっている。
そんな中で明らかに国際法違反を覚悟してやる話だ。
少なくとも九分九厘成功が確実でないと採用は出来ない。
つまり、陸海軍では成功率をかなり低く見積もっているということだな。」
「はい、その通りであります。
ですが、海王の鹵獲に成功した場合は、おそらくは世界一の最新航空母艦を手に入れられるわけでして、その艦載機と共に、どれほどの戦略的利益を我が国にもたらす事か。
ましてや、秘密戦隊に関する何らかの手がかりがあるやも知れず、その有用性は極めて大きいと思います。」
「だが、そうした情報も得られず、船も千メートルの海底に沈んでしまっては元も子も無い上に、わが国には交渉団を騙まし討ちにした国とのレッテルを貼られることになる。
そうなれば、私も君らも破滅だよ。
一か八かの賭けをするには値しないだろうな。」
ハル国務長官が手を上げて発言する。
「私も大統領の意見に賛成です。
昨日までの情報なら、キートン参謀長の意見に賛成したかも知れません。
日本代表団3名の女性が秘密戦隊の一員である可能性もあったからです。
ですが、MI6の情報、彼女らの能力、それらを考え合わせると、どうしても、秘密戦隊には結びつかないのです。
ましてや、今日のNYタイムズでは彼女らがヒロインになってしまいました。
報道関係の記者は、めったな事で人を誉めたりはしません。
しかも三文新聞の三面記事ならばともかく、硬いと評判のNYタイムズにしては異例の取り上げ方です。
若い記者なら間違いもわかりますが、あのディック・モラーの署名入り記事です。
私も何度かインタビューを受けた事はありますが、切り込み方は並みの記者ではない。
彼を動かすほどの娘達なら私も是非に会いたくなったほどです。
彼は決して人の姿形では判断しない。
人の内面を見て記事を作るのが彼の特徴です。
表面的な美に対する価値観は様々ありますが、内面性に美を感じるのは世界共通であります。
だから、スマート&キュートなのであり、サイレント・ヴィーナスであり、オリエンタル・フェアリーであるはずです。
彼は必ずしも東洋びいきではないし、日本びいきでもない。
むしろジャパン・バッシングの急先鋒にもなり得る男です。
その男の見方を僅か二日で変えるほどの力が果たして20代の女性に備わっているのかどうか。
しかも聞けば、記者会見は精々が30分程度であり、彼が直接質問したのは一問だけ。
後は、別の記者の質問とその答弁を聞いていただけのはず。
それであれほどの記事を書くとは本当に信じられない話です。
昨日、我々を慌てさせる質問がハワイから届いたが、例のスマート&キュートから発せられたものらしい。
無論、長崎というベテラン外交官が傍にはついているのだが、彼とは短い言葉を交わしただけであり、日系二世の通訳の話では、事実上娘が一人で我々に脅しを掛けたらしい。
今日の午前中の速報では、日本側は無難な形でこの問題を収束させたと聞いている。
いずれにせよ。
彼女達は、単なるテーブルの花として連れてこられたわけではない。
百戦錬磨の外交官に匹敵する能力を持つ人物として送り込まれた刺客なのである。
さらには、ディックの記事が彼女らをスターにまで押し上げたらしく、ヘリコプターの着陸場所であるアイナハウ・トライアングルまでその容姿を見にきた若者が今朝だけで300人ほどいたという。
エルンシュタインの予測では、明日の朝には更に増える可能性があると通報してきている。
残念ながら、この時点で我々の計画は間違いなく費えたも同然だ。
スターとなり、しかも外交特権を有する者を、どのような形であれ公的に排除は出来ない。
もし、断行すれば間違いなく報道陣から袋叩きにされるだろう。
いくら秘密にしようが彼らは食いついてくる。
しかも更に悪い事に、娘が指摘した証拠がブラフでなければ、日本が何時でも公開出来る立場にあるということだ。
彼らが今もってそうしないのは我々を破滅に導きたいとは考えていないからだ。
彼らも証拠を開示すれば現政権が崩壊するのは十分に知っている。
交戦国ならば是非にでも望むであろう事を何故か彼らは望んではいない。
理由は正直言ってわからない。
日付変更線の悪魔も同じである。
間違いなく、米国本土に侵攻し得る力を持ちながら、敢えて止まっている。
それが何故なのか?
一つだけ可能性のある推論もあるが、・・・・。
いずれにしろ、我々の完敗を認めるべきだ。
これ以上の策謀は醜態を晒すだけのように思われる。
キートン参謀長の作戦も相手に見透かされていては、相手にかすり傷一つ負わせずに終わるだろう。
日付変更線の悪魔は、外国籍の貨物槽に隠された兵器さえも見つける能力を持っている。
その悪魔が、何故に、我々の謀略に気付かない。
むしろ、気付いていながら最後の機会を与えているのではないだろうか。
太平洋艦隊を海王に差し向けた途端、一隻残らず殲滅されるのではないかと私は危惧している。
ハワイは、日付変更線から僅かに1000海里ほどしかない場所だ。
米国西岸よりもよほど近いところなのだ。
我々は何か勘違いをしていないだろうか?
我が軍の被害が日付変更線に集中しているからといって、彼らがそこに止まっている理由はないはずだ。
何故米本土を攻撃しないのかと疑問を発するよりも先に、むしろ、秘密戦隊は既に日付変更線を超えているはずだと考えた方が大きな誤りを犯さないで済むだろう。
場合によっては、ニューヨーク沖で密かにワシントンを狙っているかもしれないと考えるべきなのではないだろうか?
そう考えると全ての辻褄が合うのだよ。
彼らが何故に4ヶ月もの間我々を放置したのか、そうして今回の協議が罠であるかもしれないと承知の上で何故極上の餌を持ってやってきたのかも。
6名の交渉団を送るのにわざわざ新鋭艦を送り出すかね。
キートン参謀長、貴方ならば絶対に敵に渡したくない秘密兵器をわざわざ披露する為に敵地へ送るかね。」
「いや、そんな馬鹿な事は・・・。」
「貴方がいみじくも『馬鹿な事』と言った正にそれをしてきている相手がいるのだよ。
であれば、相手はよほどの阿呆か、よほどの知恵者か、いずれかだろう。
悪魔は決して阿呆ではない事は君が一番良く知っているはずだ。
相手はこちらの出方全てを予測して、日付変更線を封鎖した。
だから我々は未だにその封鎖を解けないでいる。
我々が相手にしているのはそれほどまでに末恐ろしい奴だ。
その悪魔が講和だからといって何故に馬鹿な事をしでかすのだ。
絶対に裏がある。
我々が生き残るに相応しいかどうか試されている。
私はそう思う。
だからこそ、切り札を今でも使わないし、出来たら使いたくないという明確なメッセージを送ってきているのだよ。
それが、二日目の記者会見でスマート&キュートが答えた第一の答えだ。
彼らは絶対的な証拠を持ちながら、日米双方の見解の相違で済ませたのだ。
先ほども言ったように、彼女達は我々に送られてきた刺客だ。
それだけの能力を持った者だからこそ然るべくして送られたのだ。
私はそう考える。」
会議場は一瞬静まり返った。
それぞれに合点がゆく最も的確な説明をハルが言ったからだ。
やがてキートン参謀長が言った。
「大統領、前言を取り消します。
作戦は中止すべきであると私も考えます。」
他のメンバーも同意を漏らした。
「わかった。
どうやら我々は最も手ごわい相手をそれと知らずに選んでしまったらしい。
ここは引き際が肝心だろう。
ハル国務長官、君を講和会議の全権大使に任命する。
エルンシュタインを次席にして、今の次席はワシントンに戻そう。
君もスマート&キュートに会って話をしてみたいだろう。
だが、其の年で火遊びはするなよ。」
「大統領、ご冗談を、・・・。
で、何処まで引き下がりますか?」
「君の判断に任せるが、事実上失った日付変更線以西は全て日本に呉れてやれ。
賠償金は、今後のこともあるから、できるだけ抑えてくれ。
そのほか米国の利益に大きく反しないものならば、相手の申し出を全て認めてもいい。
少なくとも、大統領としてアメリカの名を汚したくはないからな。」
「判りました。
大統領にそこまで託されれば私も本望です。
必ず、大統領の意向に沿う結果を持ち帰って参ります。」
ハル国務長官は、其の日のうちにワシントンを発った。
翌日、早朝にはサンディエゴの海軍基地から飛行艇に乗ってハワイへ向かったのである。
10月22日、全権大使吉田茂は勇躍ヘリでハレクラニホテルに乗り込んだ。
無論、他の5人も一緒である。
話には聞いていたが、ヘリの着陸するアイナハウ・トライアングル周辺に黒集りの群集にはさすがの吉田も驚いた。
しかも政治とはほとんど無関係の若者ばかりであり、多少の女性もいるが殆どは男ばかりである。
昨日は300人ほどと聞いていたが、今日は優に500人はくだらないだろう。
更に驚くべき話が待っていた。
エルンシュタインがロビーで待ちうけており、吉田の快復を祝うとともに、協議開始を午後にして欲しいと申し出たのである。
理由は全権大使の交代である。
ハル国務長官がワシントンを昨日発っており、本日早朝の便でサンディエゴからハワイに向かう予定だと言う。
時差の関係もあって到着は、午後2時頃になるから、其の間、ホテルで休んでいて欲しいと言う。
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