102 / 112
第七章 英国との交渉
7-10 英国議会とスピーチ
しおりを挟む
だが、翌日の朝にサキとエリカが出席した秘密会議では、議長役のチャーチル首相が紹介に際して「悲恋のエンジェルことミス・サキ・カワイを紹介する。」とぶち上げた挙句、自らもエンジェルの艶姿を拝見した一人だと冷やかした。
そうしたウィットで始まった会議ではあったが、内容はかなり深刻であった。
女王陛下も臨席する会議で、サキは再度渡英の主目的の説明をさせられた。
サキの説明に幾つもの質問が飛び交った。
サキは一つずつ冷静且つ慎重に答えた。
国家利益と民衆の利益が相反するとき、如何にすべきかで激論が交わされた。
国家利益を優先すべきだとする英国政治家を前にしてサキは一歩も引かなかった。
「国家利益と民衆の利益は共存すべきであり、国家は国民に過度の負担を掛けてはならない。」
と主張したのである。
「過度の国民負担は国家のシステムそのものを崩壊させる。
過去における封建制度しかり、王政しかり、いずれも制度そのものの存続を優先させ、国民負担を省みなかったことで崩壊した。
国家とは領土と国民があって成り立つものであり、いずれが欠けても国家は成立しない。
ギリシアにおける都市国家では1万人の市民を支えるために10万人の奴隷が存在した。
英国は正にその歴史を繰り返している。
1万人の英国人を贅沢に暮らさせるために10万人の植民地の原住民を熾烈な労働環境で貧困の極地において放置している。
これは明らかに平等の原則から外れている。
勿論、英国においても貧困は存在するであろうが、植民地における貧困とは明らかに様相が異なる。
一方の貧困は贅沢な暮らしが出来ないだけの貧困であり、植民地での貧困は食うや食わずの貧困である。
これは一方の犠牲の上に成り立つ社会であり、永続性が無い。
自由社会での社会分配は共産主義のように均一である必要は無いが、相応の限度があるべきである。
会社組織を見れば判るとおり、労働者に必ずしも贅沢をさせる必要は無いかもしれないが、快適な生活を送れる程度に報酬を与えなければ労働意欲は薄れ生産効率は落ちて会社の業績も低下する。
製造業である場合、製品の品質低下は場合によって命取りである。
製品は妥当な価格で質が良いものは売れるが、出来上がりにばらつきがあったり、質が悪いものは売れない。
結局のところ、粗悪品は消費者又は購入者からそっぽを向かれ、経営は悪化するだろう。
製造業は、同業他社製品よりも品質をよくする為の努力が大切であり、それが自由競争の最も良いところではないのか。
あなた方は努力をしていない。
過去の栄光に漫然と胡坐をかき、現状維持だけではなく、今何をなすべきかを考えるべきだ。
植民地は遠からず無くなる運命にある。
何となれば人は進歩するものであるからである。
あなた方から見て如何に未開であろうと、キリスト生誕時代のイギリスに比べ彼らが劣っているわけではない。
それなりの教育を与えれば彼らに自覚ができる。
そうした自覚は搾取の意味を悟り、あなた方に反旗を翻すだろう。
そうした時代の流れを悟って早めに適切な措置を行えば、彼らはあなた方に感謝し、何らかの恩恵を返すだろう。
それが高度な技術を要する労働力かもしれないし、新たなアイデアを生み出す想像力かもしれない。
そうした貢献がなければ、いずれ英国は衰亡の危機に遭うだろう。
このままでは英国の製品がいずれ売れなくなる時代がやってくる。
例えば、日本がドイツを追い越して新たな工業製品の数々を生み出すことになる。
それらの工業製品の幾つかはあなた方の生命線でもあるインドの産品すら無価値なものとするだろう。
それでもインドの植民地にしがみついていれば、インドと共に心中しなければならないことになる。
あなた方は既に知っているはずだ。
インド人はゼロを初めて見つけた民族である。
ペルシャはそれを受け入れアラビア数字として欧州に伝えた。
インド人がゼロを生み出さなければ数学は発展しなかっただろう。
彼らは潜在的に素晴らしい能力を持っている。
将来的に有望な電子工学利用技術においてはハードの開発と共にソフトの開発が重要な鍵となる。
そのソフト開発にはゼロを編み出した民族の頭脳はかけがえの無いものになるだろう。
あなた方はその芽を摘んでいる。
今、教育を施せば20年後には優秀な頭脳労働者となるべき人材に恣意的に知恵を与えないようにしている。
これは国家的損失であるばかりでなく、人類全体にとって大いなる損失である。
英国は世界で最初に産業革命を果たし、大量生産に道筋をつけた。
だがその影で、炭鉱堀の子供が如何に犠牲になったかをあなた方は知らないはずが無い。
その中にはノーベル賞を得られるべき人材が隠れていたかもしれない。
産業効率を優先させるために人々を犠牲にした典型的な例だろう。
だが、その炭鉱ももはや斜陽産業である。
流通に便利で効率的に燃やせる石油が見つかったからである。
世界は常に流動的である。
その中で政治が或いは国家政策が旧態然としていて良い訳が無い。
変わるべきなのです。
あなた方がその時期を遅らせば遅らせるほど回復は難しくなるだろう。
転換期に乗り遅れたばかりに倒産した企業は英国でも多数あるはずである。
国家も大きな企業である、自助努力をしなければ時代に取り残されることは明白な事実である。
あなた方はここで植民地からの脱却を図らねばならない。
そうしなければ、日本がドイツのみに宣戦布告をする理由が無くなるからである。
日本も自らの海外領土をいずれ手放すことになる。
そうしなければ、世界平和を保てないからである。
日本は世界警察的な役割を果たすべく、動き出すだろう。
国家の非道な搾取に遭っている人達を、国家、民族、人種に関わらず救う手立てを考えており、必要ならば戦争をも辞さないだろう。
日本がドイツと戦う意味合いは、英国を救うためではなく、ドイツの圧政に喘ぐ欧州各地の人々を救うためにある。
にもかかわらず、アジア、アフリカでは英仏などの植民地が多数存在し、人々は圧政に苦しんでいる。
それを放置してドイツのみを懲らしめるのは理屈に合わない。
だからこそ、日本はドイツと戦うために、英国の譲歩を必要としている。
仮に英国の譲歩が無ければ、無理にでもその譲歩と同じ状況を作り出すことになる。
それがドイツ及び英国に対する宣戦布告となるだろうし、それ以外の国家に対する宣戦布告ともなり得る。
日本軍が本気で動けば、如何なる抵抗にあっても英国は半年以内に滅亡するだろう。
必要ならば全てを根絶やしにもできるだろう。
あなた方がそれを望むのであれば日本は最終戦争をいつでも始められる用意ができている。」
恐るべき脅迫である。
若い娘が先進国たる英国の政治家を恫喝しているのである
だが、不思議に怒りを覚えなかった。
要点をついているからである。
この若い娘が言っているのは戦争に必要な大義名分ではない。
国家が本来どう動くべきかの行動規範を言っているに過ぎず、首尾一貫している。
ディベートにおいて、如何に首尾一貫をさせるかが難しい。
一定の結論に至るためにどうしても詭弁を弄せずには入られなくなる。
それが能弁者の欠点である。
だが、この娘はそうした詭弁を弄さず、何が正義で何が悪かを問うているだけなのだ。
非常にストレートである。
だから余計に真実味がある。
これが老獪な政治家の発言であれば裏があると勘ぐり、此処まで感銘を受けることも無いだろう。
但し、感銘を受けたからといって直ぐに賛同できるものでもない。
政治家は国民と自分を信じてくれる者に対する責任があるのである。
そうして国家利益のためにも国家を誤りの無い道に誘導する義務もある。
いまや、彼らの関心は如何にすれば、極東からの圧力に抗して行けるか、或いは如何にすれば国民の納得が得られるかという問題に移っていた。
それにしても不思議な娘達である。
英語を母国語のように操り、顔立ちは東洋人であるのに、外国人と感じさせない。
しかも発言すべきとき、そうでないときの勘所を知っている。
一旦発言を始めると様々な事象に憧憬が深いことを言葉の端々に滲ませる。
経済、歴史、文学等々、驚くほどの博学振りを見せ付ける。
女として一番の輝きを持った美しい世代の娘でもあり、老年に差し掛かった男達に一層の老いを感じさせ、普段感じた事の無い羨望と眩しさを感じさせる。
会議が終わった後にこれほどの敗北感を味わった事は無かった。
どんなディベートにも負けるなど思いもよらなかった男達が始めて味わう爽やかな敗北感でもあった。
後日、彼女達が帰国する前にチャーチル夫人に託した色紙が出席者全員に届けられた。
薄い色彩の水彩画である。
英国の花をモチーフに画いたものであるが、作者の人柄が見えるような優しい線と色使いでほのぼのとした懐かしさを感じさせる。
綺麗な飾り文字で添え書きがある。
「大英帝国の繁栄を担った方々に大いなる敬意を表して S・K」
男達はNYタイムズの記者ディックがウィッチと評した理由が今更のようにわかった。
しかも可愛い。
スマート&キュートの名がこれほど相応しい娘も珍しく、その多彩な才能はイタリアのダヴィンチにも匹敵するかもしれないとそう思った。
そうしたウィットで始まった会議ではあったが、内容はかなり深刻であった。
女王陛下も臨席する会議で、サキは再度渡英の主目的の説明をさせられた。
サキの説明に幾つもの質問が飛び交った。
サキは一つずつ冷静且つ慎重に答えた。
国家利益と民衆の利益が相反するとき、如何にすべきかで激論が交わされた。
国家利益を優先すべきだとする英国政治家を前にしてサキは一歩も引かなかった。
「国家利益と民衆の利益は共存すべきであり、国家は国民に過度の負担を掛けてはならない。」
と主張したのである。
「過度の国民負担は国家のシステムそのものを崩壊させる。
過去における封建制度しかり、王政しかり、いずれも制度そのものの存続を優先させ、国民負担を省みなかったことで崩壊した。
国家とは領土と国民があって成り立つものであり、いずれが欠けても国家は成立しない。
ギリシアにおける都市国家では1万人の市民を支えるために10万人の奴隷が存在した。
英国は正にその歴史を繰り返している。
1万人の英国人を贅沢に暮らさせるために10万人の植民地の原住民を熾烈な労働環境で貧困の極地において放置している。
これは明らかに平等の原則から外れている。
勿論、英国においても貧困は存在するであろうが、植民地における貧困とは明らかに様相が異なる。
一方の貧困は贅沢な暮らしが出来ないだけの貧困であり、植民地での貧困は食うや食わずの貧困である。
これは一方の犠牲の上に成り立つ社会であり、永続性が無い。
自由社会での社会分配は共産主義のように均一である必要は無いが、相応の限度があるべきである。
会社組織を見れば判るとおり、労働者に必ずしも贅沢をさせる必要は無いかもしれないが、快適な生活を送れる程度に報酬を与えなければ労働意欲は薄れ生産効率は落ちて会社の業績も低下する。
製造業である場合、製品の品質低下は場合によって命取りである。
製品は妥当な価格で質が良いものは売れるが、出来上がりにばらつきがあったり、質が悪いものは売れない。
結局のところ、粗悪品は消費者又は購入者からそっぽを向かれ、経営は悪化するだろう。
製造業は、同業他社製品よりも品質をよくする為の努力が大切であり、それが自由競争の最も良いところではないのか。
あなた方は努力をしていない。
過去の栄光に漫然と胡坐をかき、現状維持だけではなく、今何をなすべきかを考えるべきだ。
植民地は遠からず無くなる運命にある。
何となれば人は進歩するものであるからである。
あなた方から見て如何に未開であろうと、キリスト生誕時代のイギリスに比べ彼らが劣っているわけではない。
それなりの教育を与えれば彼らに自覚ができる。
そうした自覚は搾取の意味を悟り、あなた方に反旗を翻すだろう。
そうした時代の流れを悟って早めに適切な措置を行えば、彼らはあなた方に感謝し、何らかの恩恵を返すだろう。
それが高度な技術を要する労働力かもしれないし、新たなアイデアを生み出す想像力かもしれない。
そうした貢献がなければ、いずれ英国は衰亡の危機に遭うだろう。
このままでは英国の製品がいずれ売れなくなる時代がやってくる。
例えば、日本がドイツを追い越して新たな工業製品の数々を生み出すことになる。
それらの工業製品の幾つかはあなた方の生命線でもあるインドの産品すら無価値なものとするだろう。
それでもインドの植民地にしがみついていれば、インドと共に心中しなければならないことになる。
あなた方は既に知っているはずだ。
インド人はゼロを初めて見つけた民族である。
ペルシャはそれを受け入れアラビア数字として欧州に伝えた。
インド人がゼロを生み出さなければ数学は発展しなかっただろう。
彼らは潜在的に素晴らしい能力を持っている。
将来的に有望な電子工学利用技術においてはハードの開発と共にソフトの開発が重要な鍵となる。
そのソフト開発にはゼロを編み出した民族の頭脳はかけがえの無いものになるだろう。
あなた方はその芽を摘んでいる。
今、教育を施せば20年後には優秀な頭脳労働者となるべき人材に恣意的に知恵を与えないようにしている。
これは国家的損失であるばかりでなく、人類全体にとって大いなる損失である。
英国は世界で最初に産業革命を果たし、大量生産に道筋をつけた。
だがその影で、炭鉱堀の子供が如何に犠牲になったかをあなた方は知らないはずが無い。
その中にはノーベル賞を得られるべき人材が隠れていたかもしれない。
産業効率を優先させるために人々を犠牲にした典型的な例だろう。
だが、その炭鉱ももはや斜陽産業である。
流通に便利で効率的に燃やせる石油が見つかったからである。
世界は常に流動的である。
その中で政治が或いは国家政策が旧態然としていて良い訳が無い。
変わるべきなのです。
あなた方がその時期を遅らせば遅らせるほど回復は難しくなるだろう。
転換期に乗り遅れたばかりに倒産した企業は英国でも多数あるはずである。
国家も大きな企業である、自助努力をしなければ時代に取り残されることは明白な事実である。
あなた方はここで植民地からの脱却を図らねばならない。
そうしなければ、日本がドイツのみに宣戦布告をする理由が無くなるからである。
日本も自らの海外領土をいずれ手放すことになる。
そうしなければ、世界平和を保てないからである。
日本は世界警察的な役割を果たすべく、動き出すだろう。
国家の非道な搾取に遭っている人達を、国家、民族、人種に関わらず救う手立てを考えており、必要ならば戦争をも辞さないだろう。
日本がドイツと戦う意味合いは、英国を救うためではなく、ドイツの圧政に喘ぐ欧州各地の人々を救うためにある。
にもかかわらず、アジア、アフリカでは英仏などの植民地が多数存在し、人々は圧政に苦しんでいる。
それを放置してドイツのみを懲らしめるのは理屈に合わない。
だからこそ、日本はドイツと戦うために、英国の譲歩を必要としている。
仮に英国の譲歩が無ければ、無理にでもその譲歩と同じ状況を作り出すことになる。
それがドイツ及び英国に対する宣戦布告となるだろうし、それ以外の国家に対する宣戦布告ともなり得る。
日本軍が本気で動けば、如何なる抵抗にあっても英国は半年以内に滅亡するだろう。
必要ならば全てを根絶やしにもできるだろう。
あなた方がそれを望むのであれば日本は最終戦争をいつでも始められる用意ができている。」
恐るべき脅迫である。
若い娘が先進国たる英国の政治家を恫喝しているのである
だが、不思議に怒りを覚えなかった。
要点をついているからである。
この若い娘が言っているのは戦争に必要な大義名分ではない。
国家が本来どう動くべきかの行動規範を言っているに過ぎず、首尾一貫している。
ディベートにおいて、如何に首尾一貫をさせるかが難しい。
一定の結論に至るためにどうしても詭弁を弄せずには入られなくなる。
それが能弁者の欠点である。
だが、この娘はそうした詭弁を弄さず、何が正義で何が悪かを問うているだけなのだ。
非常にストレートである。
だから余計に真実味がある。
これが老獪な政治家の発言であれば裏があると勘ぐり、此処まで感銘を受けることも無いだろう。
但し、感銘を受けたからといって直ぐに賛同できるものでもない。
政治家は国民と自分を信じてくれる者に対する責任があるのである。
そうして国家利益のためにも国家を誤りの無い道に誘導する義務もある。
いまや、彼らの関心は如何にすれば、極東からの圧力に抗して行けるか、或いは如何にすれば国民の納得が得られるかという問題に移っていた。
それにしても不思議な娘達である。
英語を母国語のように操り、顔立ちは東洋人であるのに、外国人と感じさせない。
しかも発言すべきとき、そうでないときの勘所を知っている。
一旦発言を始めると様々な事象に憧憬が深いことを言葉の端々に滲ませる。
経済、歴史、文学等々、驚くほどの博学振りを見せ付ける。
女として一番の輝きを持った美しい世代の娘でもあり、老年に差し掛かった男達に一層の老いを感じさせ、普段感じた事の無い羨望と眩しさを感じさせる。
会議が終わった後にこれほどの敗北感を味わった事は無かった。
どんなディベートにも負けるなど思いもよらなかった男達が始めて味わう爽やかな敗北感でもあった。
後日、彼女達が帰国する前にチャーチル夫人に託した色紙が出席者全員に届けられた。
薄い色彩の水彩画である。
英国の花をモチーフに画いたものであるが、作者の人柄が見えるような優しい線と色使いでほのぼのとした懐かしさを感じさせる。
綺麗な飾り文字で添え書きがある。
「大英帝国の繁栄を担った方々に大いなる敬意を表して S・K」
男達はNYタイムズの記者ディックがウィッチと評した理由が今更のようにわかった。
しかも可愛い。
スマート&キュートの名がこれほど相応しい娘も珍しく、その多彩な才能はイタリアのダヴィンチにも匹敵するかもしれないとそう思った。
13
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました
三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。
助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい…
神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた!
しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった!
攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。
ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい…
知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず…
注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる