親王様は元大魔法師~明治の宮様に転生した男の物語~戦は避けられるのか?

サクラ近衛将監

文字の大きさ
107 / 112
第八章 対独参戦

8-2 ドイツの降伏

しおりを挟む
 それらの輸送機と航空機は一気にスウェーデン上空を経て、バルト海三国に達すると、エストニア・ソ連の旧国境線付近に降り立った。
 途中いくつかのドイツ軍駐屯地からの発砲や迎撃戦闘機が行く手を阻んだが、地上砲火は何らダメージを与えず、迎撃戦闘機は高性能の護衛戦闘機に忽ち撃墜された。

 レシプロ戦闘機では到底捉えきれない速度と機動性に優れたジェット戦闘機は、紅部隊の「紅竜」戦闘機であった。
 着地した大型輸送機からは、大柄な兵士が多数降りてきた。

 遠めに見ると人型をしているが、近づくにつれどこか違う事に気付く。
 その兵士は大きいのである。

 身長が2m半ほどもある。
 それがバズーカ砲ほどもある機関銃を片手に高速で動き回っている。

 エストニアに駐留していたドイツ機甲師団の一部が応戦に当たったが、20分もしないうちに戦車30両が撃破されていた。
 動きの早いこの兵士に戦車の砲弾を当てることなどは至難の業であり、急速接近してきた兵士は素手で戦車を破壊し始めたのである。

 これには幾らなんでもドイツ軍は驚き、雪崩を打って退却を始めたのである。
 異形の兵士たちは降下地点に橋頭堡を築くと、南に向かって進軍を開始した。

 至る所敵なしの状態で進軍する新たな部隊はドイツ軍を恐慌に陥れた。
 それまでの常識が一切通用しない相手である。

 戦車を素手で壊し、トーチカを体当たりで破壊してゆく。
 ドイツ軍は精一杯の反撃を試みたが全ての攻撃が無駄に終わった。

 まるで鋼鉄の鎧に覆われているように全ての攻撃を跳ね返し、時速百キロ近い速度で動き回る不死身の兵士には対抗策が無かったのである。
 4日経った時には、エストニア、ラトビア、ベラルーシとソ連の国境がいずれも占拠されていた。

 一方でルーマニアの黒海沿岸地域でも同じ頃に異変が起きていた。
 ルーマニアの海岸に巨大な航空機が降り立ったのである。

 これらの航空機は巨大な機体とともに翼に向きを変えられるエンジン4基を搭載し、海岸付近に垂直に降り立ったのである。
 実は、この航空機は日本を飛び立ち、マレーシア、インドを経由してルーマニアまで達していたのである。

 この特殊な輸送機にも同様の兵士が搭乗しており、着地すると直ぐに、ソ連国境沿いにハンガリー、チェコスロバキアを北上してきていた。
 エストニアとルーマニアに降り立った部隊はそれぞれ1万人規模と判断されたが、当たるを幸い、ドイツ軍をなぎ倒して進軍する。

 この新たな敵の実態は不明であった。
 また、旧ポーランド領内にあるアウシュビッツ収容所等数箇所には、25日深夜、特殊ガス弾が投下され、収容所の職員が一瞬にして気を失ったところへ、大型輸送機が舞い降り、輸送機から降機した異形兵士12体で収容所全体を占拠、収容所を管理していたドイツ軍人を捕虜として収監した。

 同時に、所内にあった書類一切を押収するとともに、ユダヤ人達を解放した。
 収容所にいた全てのユダヤ人は、輸送機で一時的に英国本土のフジヤマ飛行場へ搬送された。

 ソ連に侵攻中のドイツ軍は、7月29日の時点でポーランドとウクライナのみがかろうじてその補給路を保っていたが、30日にはそれも異形兵士の侵攻により旧ポーランド・ソ連国境線で絶たれてしまったのである。
 こうした急激な情勢変化に勢いたったソ連は、直ちに反攻作戦に転じ始めたが、袋小路に入り込んだドイツ軍は手強く容易には撃破出来なかった。

 7月30日、フランスのカレー海岸に日本の機動艦隊が現れ、正確な砲撃で地上軍をほぼ壊滅状態にさせた後で、強襲揚陸艦40隻などが機甲師団20万人を上陸させた。
 上陸した機甲師団は強力で、ドイツの誇るパンツァー軍団を鎧袖一触で撃破した。

 敵の戦車には一切の被害を与えられず、味方の戦車ばかりが正確に撃破されてゆく。
 しかも、空母や強襲揚陸艦からは妙な形のジャイロも飛び出し、ロケット弾で機甲師団を次々に粉砕してゆく。

 ここでも全く対抗策の無いまま、ずるずるとドイツ軍は撤退を始めていた。
 しかも、空には千機からなる爆撃機と戦闘機が乱舞、ドイツ国内の軍事拠点が次々に破壊され、ベルリンから現地部隊との回線は全く不通になって、一切の指示も報告も途絶えていた。

 無線も強力な妨害電波により一切の交信ができなくなっていた。
 日本軍が上陸した数時間後に、全く抵抗の無くなったカレー海岸に米国の陸軍40万人が上陸、掃討戦を開始した。

 二日後には、ドイツとフランスの国境沿いから全てのドイツ軍が追い払われていた。
 一方で、強力な異形兵士の一群は、守りを固めてロシア国境から動かなくなった。

 カレーに上陸した総数20万人の日本軍部隊は全てが機甲師団であり、強力な防御力と攻撃力を有し、ドイツ軍の反撃は一切通じなかった。
 その間に、米英軍50万人はドイツ・フランス国境から南下、フランス各地の占領を開始していた。

 日本軍の要請により、可能な限りドイツ軍に対し、降伏勧告を行ってからの攻撃である。
 日本軍からは、攻撃ジャイロ300機が支援にあたり、要所、要所で頑強なドイツ軍の反撃を封じていた。

 イタリアに上陸した米軍20万人も独伊両国の制空権がほとんど無いことからさしたる抵抗を受けずに、ローマに迫っていた。
 8月3日、ドイツ・イタリア両国に対して無条件降伏の勧告がなされていた。

 北方に布陣する特異な部隊が動かないのを見て、残っていた全軍をフランス・ドイツ国境線に集めたドイツ軍であったが、強力な敵を前にして急速に戦意は失われつつあり、ドイツ軍陣営は混乱の極みにあった。
 8月4日に一旦フランス国境線で進軍を止めた日本軍は、翌5日にドイツ領域内に進軍を始めた。

 抵抗するもの全てをなぎ倒す機甲師団の群れは、その日の夕刻にベルリンまで10キロに迫っていた。
 ドイツ軍司令部では、落ち着きのない歩き方でヒトラーが喚いていたが、これまでのカリスマ性はすっかり影を潜めていた。

 既に砲声も間断なく聞こえる距離にあって、司令部の幹部は一様に沈んでいた。
 ドイツ北部に一時的に避難は可能であるが、それも無駄であろう。

 アルプス山中にヒトラーが建設した要塞もあるが、そこまでの道筋も既に危うくなっており、避難は難しかった。
ゲーリングが総統に向かって言った。

「総統閣下、これ以上の抵抗は無駄かと存じます。
 既に最前線部隊との連絡も絶たれ、一切の交信ができなくなっておりますことから、一旦、領内北部への司令部移動も可能ではありますが、残存勢力では日本軍への反撃は期待できません。
 彼我の戦力差は非常に大きく、一切の反撃に効果がないばかりではなく、反撃した部隊は全て熾烈な攻撃に晒され、生存も覚束ない状況と聞き及んでおります。
 この上は、連合軍に降伏する道しかございません。」

 それまで歩き回っていたヒトラーの動きが止まった。
 ゆっくりと振り返って、言った。

「わかった。
 無条件降伏の勧告を受け入れると伝えろ。
 わしは、地下室のエバのところに行く。」

 そういって肩を落としながら総統は会議室を出て行った。
 1時間後に地下にある総統の居室から数発の銃声が轟いた。

 驚いた衛士が部屋をノックしても応答がない。
 衛兵がドアを開けて室内を改めると、奥の寝室で裸のエバが心臓を打ち抜かれ、半裸のヒトラーが頭を打ち抜いて倒れていた。

 ヒトラーの右手にはワルサーP38軍用拳銃が握られていた。
 覚悟の上の心中自殺である。

 1942年(昭和17年)8月5日午後12時30分、白旗を掲げた将兵の一団が日本軍に向かって歩いていた。
 ドイツ軍が降伏した瞬間である。

 直ちにベルリンへの進駐が開始され、午後三時にはベルリン全ての地区で占拠が終了していた。
 いまだに散発的に銃声が響く中で、ゲーリング以下ナチスドイツ幹部が拘留された。

 午後4時に妨害電波が止められ、全ての無線交信が可能となった。
 ゲッペルス広報相がマイクの前に立って、ラジオ放送を始めたのは、午後5時半のことである。

 ドイツ領内はもとより、国外の最前線将兵に降伏を呼びかける放送であった。

「ヒトラー総統ご自身の意思により、ドイツ第三帝国はここに連合軍に対して無条件降伏の受諾を決定した。
 既にベルリンは陥落し、ヒトラー総統も司令部において自決された。
 国内外で未だ戦闘に従事しているドイツ軍将兵に告ぐ。
 直ちに戦闘を停止し、連合軍に降伏せよ。
 この放送は、敵の欺瞞放送ではない証に、私、広報相のゲッペルスが自らの肉声で放送しているものである。
 繰り返すが、既にドイツ第三帝国は降伏を受諾した。
 部隊及び将兵各位は直ちに戦闘を停止し、降伏せよ。
 無駄に死ぬより、新たなるドイツの再興のために生き残れ。」

 放送と同時に司令部内にあった無線で各地に点在する部隊に降伏の指示が打電された。
 電話回線の生きている場所には電話を通じて、降伏が伝えられたのである。

 ドイツの降伏と相前後するように、イタリアのムッソリーニ政権も市民の蜂起によって倒され、ムッソリーニは市民のリンチにより縛り首となっていた。 
 イタリアも連合軍に進んで降伏の意思を示したのである。

 その後一週間は、欧州各地で小規模な戦闘もあったが、独軍現地司令官の判断により概ねスムーズな降伏がなされた。
 こうしてドイツのポーランド侵攻から始まった欧州大戦は日本軍の本格的参戦からわずかに10日で決着を見たのである。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか

サクラ近衛将監
ファンタジー
 レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。  昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。  記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。  二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。  男はその未来を変えるべく立ち上がる。  この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。  この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。    投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。

リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~

灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

【完結】ここって天国?いいえBLの世界に転生しました

三園 七詩
恋愛
麻衣子はBL大好きの腐りかけのオタク、ある日道路を渡っていた綺麗な猫が車に引かれそうになっているのを助けるために命を落とした。 助けたその猫はなんと神様で麻衣子を望む異世界へと転生してくれると言う…チートでも溺愛でも悪役令嬢でも望むままに…しかし麻衣子にはどれもピンと来ない…どうせならBLの世界でじっくりと生でそれを拝みたい… 神様はそんな麻衣子の願いを叶えてBLの世界へと転生させてくれた! しかもその世界は生前、麻衣子が買ったばかりのゲームの世界にそっくりだった! 攻略対象の兄と弟を持ち、王子の婚約者のマリーとして生まれ変わった。 ゲームの世界なら王子と兄、弟やヒロイン(男)がイチャイチャするはずなのになんかおかしい… 知らず知らずのうちに攻略対象達を虜にしていくマリーだがこの世界はBLと疑わないマリーはそんな思いは露知らず… 注)BLとありますが、BL展開はほぼありません。

現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~

はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。 病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。 これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。 別作品も掲載してます!よかったら応援してください。 おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。

処理中です...