ニューハーフヘルス体験

中田智也

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32 ミズキ嬢 3・1/4

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「へぇ~、こんなのあるんだ」
冒頭から独り言で申し訳ない。

ネットでセックスの勉強を続けているとラブグッズの販売サイトに辿り着いた。

ラブグッズといえばバイブレーターやエロい衣装などを連想するが、このサイトは女性向けのサイトでソフトな表現で趣も少し上品だった。

興味を惹かれたのはキスがしたくなるリップグロスや飲み込んでも大丈夫なローション。

プレイのなかでもキスが好きなので、ここに書いた以上に時間をかけてたっぷりキスしている。

正常位や手コキでフィニッシュを迎える場合もだいたいディープキスをしながらが多い。

もっと長くミズキ嬢とキスしていたかったので人気の高いベリー味のリップグロスを購入することにした。


また、以前見たAVでローションを使ったフェラしていたのが気持ちよさそうだったので試したいと思っていた。

しかし普通のローションの注意書きには「飲まないでください」と書かれているのでやらなかったが、安心して飲み込めるのなら夢の一つが実現できるのでこれも購入することにした。

商品紹介には砂糖のように単に甘い味だけがするタイプとメープルシロップの風味がするタイプがあったので両方買った。
次回使ってみよう。
あくまでミズキ嬢がOKしてくれればの話だが。


今回は仕事のイベントで休日出勤。
また午後から時間が空きそうだ。
さっそく電話でミズキ嬢を予約した。

楽しみだなぁ。

―――(当日)―――

昼前に仕事から解放された。

先日調達したバイアグラを試してみる。
空腹時でプレイの1時間前に服用する必要がある。
これは腸で吸収するためだそうで、直前は油っこい食べ物を控え、服用後も1時間は食べないようにすることが推奨されている。

空腹だったが食べるのを我慢してプレイの1時間前に服用した。
フィルムタイプなので水は不要だが強いミントの味と苦みのような風味がするので一口だけ水を飲んだ。

30分ほどすると少し身体が熱くなる感じ。
腹痛は...しない。
頭もボーっとしない。
今のところ問題なし。
自分に合っているようだ。

バイアグラの効能は性的刺激があった場合に珍珍の血流を増やすことで勃起を助けるという薬で、飲めば自動的に勃起する勃起薬ではない。

これはいい。
これからホテルへ移動するからだ。

逆に言えば刺激があれば勃起してしまうので、電車の中で勃起しないように気をつけた。


なんとかオススメのホテルに到着。

バイアグラを服用してから1時間近く経つのでコンビニのおにぎりで軽く空腹を満たした。

しばらくするとドアチャイムが鳴る。
「あ、ヤマシタさん。こんにちは」
ドアを空けるとミズキ嬢が小声で挨拶してくれた。

目や鼻は元乃木坂の生田絵梨花さん似、口元が生駒里奈さん似で「一人アイドルグループ」。
今日もカワイイなぁ。

部屋の中へ案内して早々に支払いを済ませた。


不意に「ヤマシタさん、ペン持っていますか?」と聞かれたので、ボールペンでいい?と差し出しながら答えた。

テーブルの端で手元を隠すように何やらゴソゴソしている。

俺に向き直って「はい!ミズキと申します」と両手で名刺を差し出された。
今回で3枚目の名刺。

よく見ると名刺に「いつもありがとうございます!」と手書きされ、ニコニコマークも書き加えられていた。

わぁ嬉しい!!

ちょっとした工夫だが名刺に彩りをプラスしてくれた。
聞くと名刺自体も自分でデザインしたとのこと。
またまた大事にとっておこう。


改めて挨拶が終わってマジマジと彼女を見ると髪の色が黒色になっていた。

黒髪ロングでぱっちり二重瞼は、日本人形と西洋人形のいいとこ取りをしたようで清楚な印象を持った。

なるほど。
先輩リピーター達が求めていたのはこれか。

「髪の色変えたんです。どうですか?」
長い髪の毛の端を指先でクルクルしながら少し上目遣いで尋ねる。

「この色もいいね」

「ですよね~!ヤマシタさんに気に入ってもらえてよかった~」

本当のことを言えば以前の紫色の髪が彼女に合っていると思うが俺は清楚系も好みなのだ。

風俗嬢なのに清楚系を求めるのもどうかと思うが、あり得ないと思うから余計に興奮する。

さらに彼女自身が黒髪を気に入っているならそれに越したことはない。
しかし彼女にとっては自分のことよりも客が喜ぶことの方が嬉しいようだ。

写メ日記には掲載されていない、満面の笑みを見せてくれた。

ズキュン!
またハートを射抜かれてしまった...


一気にボルテージが上がり両手で彼女の肩を抱き寄せた。
するとミズキ嬢が目を閉じて、唇を近づけてくる。

前回もそうだったが下準備も無しにキスするなど風俗っぽくない。

俺は普段、ホテルに着いた時点で一度歯を磨いているのだが、彼女の手前、一緒に歯磨きをすることにしている。

もちろん嬢はそんなことは知らない。

歯磨き前にキスしてくるなんて、そんなのまるで恋人同士じゃないか!惚れてまうやろー!と思ったとたんに心の奥の方でボッ!と火が灯った。


そんな俺の心中は知らずにミズキ嬢の唇が迫ってくる。

チュッと軽く唇を重ねて直ぐに離れた。

嬢がぱっちりした二重瞼をゆっくり開くと既に瞳がトロンと濡れている。

同時に彼女から甘い香りが漂っている。
その香りにはフェロモンも混じっているようで天然の媚薬が鼻腔をくすぐり頭がボヤ~っとしてきた。

またもや目を閉じて唇が近づいてきた。

ギリギリ理性を保って、鼻を合わせた。

嬢の鼻はスッと通っていてキレイな形。
鼻先と鼻先をくっつけて、おでこを合わせた。

キスするつもりだったのだろう、嬢がぱっちりした二重瞼をまたもや開ける。

目と目が会い見つめ合った。

彼女の両肩に置いた手は嬢の腕を伝って次第に降りていき、最後は両手を握っていた。

彼女の指先は控えめのピンクのマニキュアをしているが爪自体は長くない。
これも俺には好印象だった。

ほっそりとしたしなやかな指先はとても男性だったとは思えない。
自分の無骨な手と比べても明らかに別の生き物かと思うほど。

「ワタシ、手が大きいでしょ。ちょっと好きじゃないんだ」

「そんなこと無いよ。とても細くてキレイ」
彼女の手を持ち上げて手の甲にチュッとキスした。

「ヤマシタさんの手、分厚くておっきい...」
若い頃に拳を鍛えていたこともあって、同じような体型の男性と比べても厚めで掌も大きめ。

過去には数えられるほどだが女性に「その手でギュッとして欲しい」と言われたことがあり、自分の身体のなかでも結構気に入っている。

今度は彼女が俺の手の甲にチュッとキスしてくれた。
まだルージュをつけたままだったのでキスマークがついた。

「わ!手の甲に勇者の紋章が現れた!悪の魔王を倒しに行かないと!」
と、俺がおどけて言うと、キャッキャと彼女も笑っていた。


一旦アイスブレイクできたので、改めて彼女の姿を上から下まで眺める。

上はマスタード色と黒のツートンカラーのゆったりしたニット、下は黒のホットパンツに素足。ありゃ、また変なキャラモノの靴下。

「あ。これいただきものなんです」
足をモジモジさせながら彼女が言う。
たぶん他のリピーターからもらったものなのだろう。

えーい、脱がせちゃえ!と言いながら、ソファに座らせて長い足先から靴下を剥ぐことに。

彼女はソファの背もたれに身体を預けて足を組み、右足を上げさせた。

ふくらはぎの肉がないスラッと長い足から靴下をとると、これまたキレイに手入れされた素足が現れた。

足の爪も手とお揃いの淡いピンクのペディキュアが施されていた。

先ほどまで靴と靴下に包まれて少しムレていた足先のニオイを嗅ぐ。

「やだ、臭うでしょ」
ムァッとして少し汗ばんでいる足先からも彼女の体臭が立ち上っていた。

足の甲に軽くキスする。
そのまま指先まで丁寧にキスし、足の指を一本一本、丁寧にしゃぶっていく。

足の指と指の間に舌を差し込み、留まっている熱気を舌で味わった。

右足の全ての指と指の股を味わったあと、足を組み替えさせる。

このとき、黒のホットパンツの隙間からその奥の黒っぽいパンティーがチラリと見えた。

(ミズキ嬢 3・2/4へつづく)
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