ニューハーフヘルス体験

中田智也

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02 行動開始

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居酒屋の喧騒をよそに俺たちのテーブルに座っている者達はウエダから店名を教えてもらい、各々のスマホでホームページを検索する。

あったあった。おーっ!と声を出す者も。
会社の他の連中がこっちを見るのでバツが悪そうにしながら静かにする。

確かにキャストはキレイな顔立ちばかり。
全身の写真を載せているキャストもいて、脚は長くて細く、腰はくびれて胸もありスタイル抜群。
K-POPアイドルと言われても違和感はない。

しかしそれはパネマジ(パネルマジックの略。加工や盛りすぎの写真)かもしれないのは百も承知。

今や画像処理の専門的なソフトの知識が無くてもフリーのスマホアプリで簡単に加工できてしまうし、加工せずとも撮影の段階で既に「盛れ」てしまうのだ。
恐ろしい時代になったものだ。

ウエダは「ほんとに写真のままの人が来るらしいっスよ」と、自分は利用したこともないのに地元の人の話を信じ切っている。

と言いつつ、俺としても体験していないから反論する材料もないし、意見を言う意味もない。

おー、テレビで見るようなキレイな娘たちだなぁと思いながらも、なかなかピンとくる娘が見つからない。
キャスト一覧を下へ下へとスクロールしていく。

確かにキレイな娘ばかりではあるが、整形美人はアンドロイドのようでなんだか怖いような印象でムラムラしない。

ここでふと思った。
こんなに美人ぞろいなのに俺はなぜムラムラしないのだろうかと。

じゃあどんな娘ならムラムラするのか、これまでの恋愛経験や風俗店などあらゆる経験を踏まえて自分の好みを頭の中で整理してみた。

〔顔〕:美人タイプ、カワイイタイプどっちも好き
カワイイタイプの娘なら愛嬌があって活発そうな娘に惹かれる。
美人タイプなら派手な顔立ちよりも清楚系が好み。
一流企業の受付嬢のような上品そうな感じがイイ。
共通項としては、俺が細目なので目はぱっちり二重で、笑顔をよく見せてくれる娘。
唇は薄めがいい。
あぐらをかいたような鼻はダメ。
ギャル系より清楚系が好きなので、この店のキャストは俺の好みに近いが、写真はみんな真顔でおすましして、笑顔の写真がほとんど無かったからアンドロイドのように感じたのかもしれない。

〔髪型〕:ショートカットが好み
色は黒髪よりも明るめがいい。
後で分かったが、現実離れしているピンクや赤などの髪色の方が惹かれる。

〔体型〕:細身からグラマラスまで割とストライクゾーンは広め。
しかし腰のクビレが重要。
ガリガリは見ているといたたまれなくなるのでダメ。
風俗で何度か当たったことがあるが、デブ(最近の風潮でルッキズムにはうるさい世の中だが、ここはあえてデブと書かせていただく)は萎える。
しかし、ある程度ぽっちゃりしていても腰がクビレていれば俺の脳内でグラマラスに分類されてストライクゾーンに入ってくる。
ポイントは腰のクビレだ。

過去に自分のストライクゾーンを見極めるために、試しにデブで顔はストライクという嬢を指名したことがあった。

その嬢は性格の相性は良く、サービスもよかったので一時期同じ嬢に通い詰めた。
引退してしまったのは残念。

逆に顔はそれほど好みではないが細身のグラマーという嬢にも行ってみた。

その結果、俺は体型よりも顔の好みの方がウェイトが大きいという研究結果を得た。
それから選ぶときは顔の好みを重視して選ぶようになった。

〔身長〕:高めがいい
小柄の人はなんだか子供を抱いているような気がして罪悪感が湧く。
俺は175cmで、キャストの身長は160cmくらいは欲しいところ。

小柄でもお色気たっぷりで低身長を感じさせない嬢も中にはいるが、プロフィールで選ぶときは身長の高い順で探している。

でもさすがに自分よりも背が高い人はちょっと敬遠しがちだが、絶対条件ではないのでそこは総合的な判断。

〔バスト〕:普通サイズで可
見ているだけなら大きい方がいいが、行為となるとそんなに大きく無くても自然の柔らかさで感度がよければそれでいい。

バストサイズは体型と比例したほうが自然な感じがする。
むっちり体型なら胸が大きい方がしっくりくるし、スレンダーな体型ならむしろなくても構わない。
シリコンの豊胸は固いからあまり好きではない。

〔お尻〕:丸みがあってプリンと張ってるのが好き
町中で見かける女性なら、ラテン系の女性のようにプリンとして横にパンっとスカートやパンツが張っている人を見つけるとついつい目で追ってしまう。
このとき俺の目線がバレないようにするのに苦労する。

しかしセックスの時にはほとんどお尻には関心がない。
せいぜいプレイの前半で着衣のときに眺めたり触ったりする程度で全裸になった後はあまり気にならない。
プレイ中は顔や胸、股間に関心が向くようだ。

〔肌〕:色白でスベスベがいい
なぜか俺が好きになった女性は褐色系の人が多かったが、単純に肌の色の好みだけでいうと色白がイイ。
透けるような白さに憧れる。
スベスベの肌ならなお良し。
体毛は無いほうがいい。

〔アンダーヘア〕:パイパンが好き
風俗嬢は全般的に陰毛をキレイに整えているかあるいは脱毛している人が多い。
高級店に在籍しているキャストほど、陰毛に限らずきちんと身だしなみを整えている。

特にニューハーフはきちんとアンダーヘアを処理している人が多い気がする。

また、ニューハーフの人達は股間に限らず全身脱毛をしている人が多い印象がある。
追々描くつもりだが、脱毛に限らず彼女達の努力には頭が下がる。

〔性格〕:明るくて気遣いできる人
これは会ってみないとわからないが、明るくてもはじめてなのにタメ口を利く娘は単純に嫌だなぁ。

俺と年が近いならまだしも、親子ほど年が離れているキャストの場合は、ちゃんと教育を受けているのかと注意したくなる。
風俗に来ているオッサンが他人に注意できるのかというのはさておき。

しかし、短い時間で客と距離を詰めるテクニックとしてこちらの反応を見ながら徐々にタメ口になるキャストはOK。

仕事でも同じだが、この年齢になると少し会話をすれば相手がどんな人なのかおよそ見当がつくので、初対面の会話と印象は重要。
気遣いができる人は好き。

会話の反応が遅いおっとり系はコミュニケーションをとるのにじりじりと時間をとられる。
会話が遅いだけならプレイに入ればあまり関係ないけれど行動も遅いキャストがいる。
これはイラッとしてしまう。

性格やキャストとの相性は実際に会ってみないとわからない。
できるだけ事前の口コミ情報などを元に推察するしかない。
今後の研究課題。

〔テクニック〕:フェラをしている時の女性の顔が好き
こんな美人が俺の珍珍をなめているのか~というシチュエーションが好きなので、テクニックに自信がある人よりもフェラが好きと書いているキャストがいい。


キャストを選ぶときのポイントは概ねこんな感じかなぁ。

この他にもシチュエーションや服装、プレイ内容などキャストの容姿や性格以外の要素もあるが、書き出してみると結構こだわりがあったり、そうでもない部分があったりして新しい発見がある。

皆さんも一度書き出してみてはいかがでしょうか。


これで頭の整理もできたので、狙いを定めようとキャストの一覧をスクロールしていく。

しかし、長髪・黒髪のアンドロイド系豊胸美人ばかりでどうも俺にはピンとこない。
うーん、確かに美人ばかりなのだが...。

それにしても在籍キャストが多い店だなぁと感心しながらさらにスクロールしていくと、リストの最後の方になってしまった。

ああ、終わってしまった...と思ったら、リストの下の方に、ショートカットで明るい髪色の嬢が目に入る。

お!とレーダーが反応し、詳しく写真やプロフを見ると色白で豊胸もしていないようだ。
身長も160cmほどでいい感じ。
この嬢だ!見つけた!!
ウエダたちにバレないようにしながら、その嬢のページをブックマークした。


飲み会の翌日、早速仕事の都合がつきそうな日を探す。
1週間以上先だが運良く空いている日があるじゃないか。

俺は管理職という立場上、部下には休暇の取得を奨励していたので、ここは手本を見せる時だと自分に理由を付け、休めそうな日の午後に休暇を取ることにした。
会社は1時間単位でも休暇を取得できる仕組みになっている。

次に店へ予約の電話をする。
目当ての嬢が当日埋まってしまったら元も子もないからだ。

リアルタイムでキャストの予約状況を見ることが出来るお店もあるが、この店はホームページに空き状況を掲載していないので電話で聞くしかない。

仕事の休憩時間に人気のない場所でドキドキしながら電話をかける。

しばらくすると年配の女性が電話に出た。
言葉が少しカタコトだったが、女性の名前と日時、プレイ時間を伝えるとすんなり予約できた。

人気のキャストは予約そのものが空いていないこともあるそうなので、予約の時間帯は仕事終わりではなく平日の昼間にしたのだ。

ここで、昼間は予約をとりやすいなぁと思った。

次に派遣先の場所を聞かれたのでホテルは決まっていないことを伝えると、おススメのホテルを教えてもらった。

手順は俺が先にホテルへ入って、電話で部屋番号をお店に伝えるとキャストがやってくるという段取り。
ホテル代は別途こちら負担。

これまでに利用していたホテヘルの価格帯は場所代込みで60分12kくらいだが(k=kilo、千円として記載する)、このお店はホテル代別で通常コースが60分18kで指名料が別途2k、計20k+ホテル代。

ちょっと値段が高くなるがワクワクする。その日が待ち遠しい。


【今回の学び】
・情報収集と情報共有
・キャストの好みを書き出して整理する
・平日の昼間は予約がとりやすい(かもしれない)

※この「ニューハーフヘルス体験」は 体験談そのものは実話を元にしていますが、人名や組織名等は架空のものです。

(つづく)
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