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閑話
閑話.俺とネコと神様と雑談
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実は、とくに用がなくても神様のとこに行ってる。
出会いのきっかけ的には印象最悪だけど、これまでのいろいろを通して本物の神様だってことはわかってるし。
日頃お参りしておけば、いざというときご利益とかあるかもだし。
決して、打ち捨てられた祠でひとりの神様が寂しそうだからとか、そういう理由ではない。断じて。
そんなわけで俺は今日も気まぐれに、手土産を持ってあの空き地へ歩いていく。
母親から頼まれたお使いの牛乳と小松菜、めんつゆ。それから赤札つきの饅頭が2個。
俺は和菓子ってあんまり食べないけど、神様はこういうの好きかもなって。
「神様~?」
祠の前で神様を呼んで、出てくる確率は五分五分。
居留守なのかいないのかはわからないが、出てこない場合はお供えを置いて帰る。
その日も祠は静けさに包まれていた。
俺はお供え饅頭を祠の前に置いて、なんとなく横のコンクリートブロックに腰掛けて自分のぶんの饅頭を頬張った。
外で食べるとなんか妙においしいんだよな。なんでなんだろ。
ぼんやりと薄曇りの空を見上げながら、茶色い饅頭をもぐもぐしていたら、背後の雑草林ががさがさ鳴った。
ネコかな? と期待して振り向いた俺の目の前に飛び出したのは────ネコ。そして、枯れ草だらけの白い少年。
「そやつを捕まえろっ!」
吠えられて、とっさに動けたのは褒められていいと思う。
正面にいた俺に面食らいつつ、横をすり抜けようとしたネコを、俺は火事場の反射神経でしっかりと捕らえた。
うお、毛並みがツルサラですっぽ抜けそう。
だがネコは、太っていた。
まるまる太っていて、腹をがっちり捕らえたら動けなくなったらしい。
観念したようにだらんと脱力したネコを抱え、少年を見下ろす。
お決まりの白装束のところどころに泥汚れをつけつつ、髪や肩や腕を枯れ草とひっつきむしだらけにした、中学生くらいの細身の少年────にしか見えない、神様。
人智を超えた本物の神様だと知っている人はそう多くない。
「神様……なにやってんの?」
「なにって、猫探しじゃ! いやぁよくやった。よいところにおったな」
「はぁ。この子探してたの?」
「そうじゃ。ほれ、貸せ」
重そうにデブネコを抱えた神様は、ネコ相手に真剣な表情で「まっすぐ家に帰れ」「家族が心配してる」「寄り道するな、また見かけたらまた追いかけ回すぞ」と諭し、足元へ下ろした。
ネコは振り向かず、でかい腹と短いしっぽを揺らしながら去っていった。
「ほんとになにやってんの? 神様」
「だから、猫探しじゃ。あやつを探しておった。どうせそれほど離れておらんじゃろと目を光らせておったら、祠の裏手で見かけてな。追いかけたらこのざまじゃ」
「なるほどねぇ。あーあー、背中にまでひっつきむしが」
「うむ、我が装いを繕うことを許可する」
「偉そうだなぁ」
トゲや返しのついた無数の植物の種をちまちまと取り除き、枯れ草と土汚れを叩き落としてやると、やっと見慣れた神様になった。
ふと、さっきデブネコを捕まえるときに食べかけの饅頭を放り出していたことを思い出す。
雑草の合間を探すと、無惨にも土に落ちてしまっていた。
「あのネコ許すまじ……」
「これ、恨みつらみは体に毒じゃ。分けてやるから許してやれ」
「ありがと神様」
ビニールを剥いて、半分に分けられた饅頭を神様と並んで食べる。
神様はにっこにこで「仕事終わりの供物は絶品」とかいって喜んで食べている。
「仕事なの? 神様なのに」
「ん、まぁ仕事というのは違うな。頼まれたのじゃ。家のネコがもう何日も帰って来ない、探してほしいと」
「……あ。それ、なんか見たな」
それは数週間前、今日とは違って祠を訪れても神様が現れなかった日のこと。
理由はすぐにわかった。祠に先客がいたのだ。
熱心に祠へ手を合わせていたおばさんと思いっきり目が合ったため、俺は気まずく会釈した。
そうしたらおばさんが言ったのだ。「あなたも猫神様にお願いしにきたの?」と。
「この祠にお参りすると、ネコが帰ってくるから、猫神様。って言われてたけど、いつのまにネコを司る神に宗旨替えしたの?」
「しとらんわ。おまえの性を変えたのは我が神杖の力。猫を探して家に帰るよう促すのは、我が力じゃ。地道な捜索で見つけているのじゃ。まぁ、猫に言うことを聞かせる術は多少力を使っておるがな」
「つまり、神様本体は大した力がないってことね」
「ぬ、ぬぬぬ~っ! 言い返せん……」
神様はがっくりと肩を落として、細っこい棒切れにしか見えない神杖を撫でる。
俺は遠慮なく笑って、神様の背中をぱしぱし叩いた。まだ種ついてた。
饅頭を食べ終えた神様は、満足そうにビニールの包装を折りたたんで小さく結んだ。
この神様のこういうリアルなじじくささ、嫌いじゃない。
「今日も大義であったぞ、少年。して、オメガの体はどうじゃ」
「今のところ発情期来ないし、なんの問題もないよ。あ、そうだ神様。俺今年受験でさ、来年の春まで発情期来ないようにできない?」
神様はむむむと唸って腕を組んだ。
「できなくはないが、自然の摂理に逆らうこと。おまえの体に負担がかかる」
「あーそか。ならいいや」
「良いのか? ずいぶん簡単に諦めるのじゃな」
「まぁね。今の俺の体って俺一人のものじゃないからさ」
「言うのぉ……ちょっと前までアルファだったくせに、もう一丁前のオメガのような物言いをしよる」
「んへへ。いっしょにいる相手が良いからかな」
俺の体を思案げに眺めた神様は、ひとつ頷いて言った。
「ふむ。発情期の訪れを抑制することはせんが、子を孕むことはないようにしてやろう」
「え。それも体に負担ありそうだけど、だいじょぶなん?」
俺が慌てて問いかけると、神様は、とても遠くを見るような目で微かに笑った。
「負担にならんようにしてやる。この術はかつてオメガどもに何度も、何度も何度も求められておったからな……すっかり上手くなってしまった」
神様の神杖がふわ、と柔らかく光って、すぐ消えた。
これで妊娠のおそれがなくなったのだろうか。
オメガの発情期における妊娠率はかなり高く、最初の発情期で妊娠してしまうこともめずらしくないという。
それ以外の期間は、特に男オメガはほとんど孕まないというから、発情期を安心して過ごせるのならこれに勝る祝福はない。
「ありがと、神様。さすがに学生結婚したら子ども幸せにできないと思うからさ、助かるよ」
「なに、饅頭の礼じゃ。それにおまえの体はまだ全然出来あがっとらんから、しばらくは発情期自体も来ないであろうよ」
「え、そうなんだ」
薄い腹に手を当ててみるが、内臓がどうこうなんてわかるわけない。
それにしても、さっきはからかったけど、やっぱり神様なんだなぁ。杖だけじゃなくて、この神様がいてこそなんだと思う。
よく見ればどことなく神々しい……気が、しないでもない、し。
「あ、そうだ。子ども欲しくなったらどうすればいい? またここに来ればいいの?」
「そうじゃな、顔を出せば術を解いてやろう。体の中も見てやる」
「助かる~神様ありがと。俺の主治医みたいなもんだね」
俺としては精一杯持ち上げたつもりだった言葉に、神様は一瞬だけ痛そうに表情を歪めた。
えっ、と思ったときにはいつもの顔で、気のせいかと思うくらいの変化だったけど。
「医者など、つとまらん。神は、与えるだけではないからな」
「え……神様、」
「日が暮れる。疾く帰れ、少年。体に気をつけてな」
瞬きの合間に神様はかき消えて、後には静かな空き地と祠だけがあった。
なんだか様子が違ったけど、神様どうしたんだろう。俺なにか気にさわること言っちゃったかな。
モヤモヤとしたものを抱えつつ俺は帰路についた。
その後もときたま神様の元を訪れたけど、ふつうに会えたし、その後は変な表情や雰囲気になることはなかったから、このときの違和感はいつしか忘れてしまった。
出会いのきっかけ的には印象最悪だけど、これまでのいろいろを通して本物の神様だってことはわかってるし。
日頃お参りしておけば、いざというときご利益とかあるかもだし。
決して、打ち捨てられた祠でひとりの神様が寂しそうだからとか、そういう理由ではない。断じて。
そんなわけで俺は今日も気まぐれに、手土産を持ってあの空き地へ歩いていく。
母親から頼まれたお使いの牛乳と小松菜、めんつゆ。それから赤札つきの饅頭が2個。
俺は和菓子ってあんまり食べないけど、神様はこういうの好きかもなって。
「神様~?」
祠の前で神様を呼んで、出てくる確率は五分五分。
居留守なのかいないのかはわからないが、出てこない場合はお供えを置いて帰る。
その日も祠は静けさに包まれていた。
俺はお供え饅頭を祠の前に置いて、なんとなく横のコンクリートブロックに腰掛けて自分のぶんの饅頭を頬張った。
外で食べるとなんか妙においしいんだよな。なんでなんだろ。
ぼんやりと薄曇りの空を見上げながら、茶色い饅頭をもぐもぐしていたら、背後の雑草林ががさがさ鳴った。
ネコかな? と期待して振り向いた俺の目の前に飛び出したのは────ネコ。そして、枯れ草だらけの白い少年。
「そやつを捕まえろっ!」
吠えられて、とっさに動けたのは褒められていいと思う。
正面にいた俺に面食らいつつ、横をすり抜けようとしたネコを、俺は火事場の反射神経でしっかりと捕らえた。
うお、毛並みがツルサラですっぽ抜けそう。
だがネコは、太っていた。
まるまる太っていて、腹をがっちり捕らえたら動けなくなったらしい。
観念したようにだらんと脱力したネコを抱え、少年を見下ろす。
お決まりの白装束のところどころに泥汚れをつけつつ、髪や肩や腕を枯れ草とひっつきむしだらけにした、中学生くらいの細身の少年────にしか見えない、神様。
人智を超えた本物の神様だと知っている人はそう多くない。
「神様……なにやってんの?」
「なにって、猫探しじゃ! いやぁよくやった。よいところにおったな」
「はぁ。この子探してたの?」
「そうじゃ。ほれ、貸せ」
重そうにデブネコを抱えた神様は、ネコ相手に真剣な表情で「まっすぐ家に帰れ」「家族が心配してる」「寄り道するな、また見かけたらまた追いかけ回すぞ」と諭し、足元へ下ろした。
ネコは振り向かず、でかい腹と短いしっぽを揺らしながら去っていった。
「ほんとになにやってんの? 神様」
「だから、猫探しじゃ。あやつを探しておった。どうせそれほど離れておらんじゃろと目を光らせておったら、祠の裏手で見かけてな。追いかけたらこのざまじゃ」
「なるほどねぇ。あーあー、背中にまでひっつきむしが」
「うむ、我が装いを繕うことを許可する」
「偉そうだなぁ」
トゲや返しのついた無数の植物の種をちまちまと取り除き、枯れ草と土汚れを叩き落としてやると、やっと見慣れた神様になった。
ふと、さっきデブネコを捕まえるときに食べかけの饅頭を放り出していたことを思い出す。
雑草の合間を探すと、無惨にも土に落ちてしまっていた。
「あのネコ許すまじ……」
「これ、恨みつらみは体に毒じゃ。分けてやるから許してやれ」
「ありがと神様」
ビニールを剥いて、半分に分けられた饅頭を神様と並んで食べる。
神様はにっこにこで「仕事終わりの供物は絶品」とかいって喜んで食べている。
「仕事なの? 神様なのに」
「ん、まぁ仕事というのは違うな。頼まれたのじゃ。家のネコがもう何日も帰って来ない、探してほしいと」
「……あ。それ、なんか見たな」
それは数週間前、今日とは違って祠を訪れても神様が現れなかった日のこと。
理由はすぐにわかった。祠に先客がいたのだ。
熱心に祠へ手を合わせていたおばさんと思いっきり目が合ったため、俺は気まずく会釈した。
そうしたらおばさんが言ったのだ。「あなたも猫神様にお願いしにきたの?」と。
「この祠にお参りすると、ネコが帰ってくるから、猫神様。って言われてたけど、いつのまにネコを司る神に宗旨替えしたの?」
「しとらんわ。おまえの性を変えたのは我が神杖の力。猫を探して家に帰るよう促すのは、我が力じゃ。地道な捜索で見つけているのじゃ。まぁ、猫に言うことを聞かせる術は多少力を使っておるがな」
「つまり、神様本体は大した力がないってことね」
「ぬ、ぬぬぬ~っ! 言い返せん……」
神様はがっくりと肩を落として、細っこい棒切れにしか見えない神杖を撫でる。
俺は遠慮なく笑って、神様の背中をぱしぱし叩いた。まだ種ついてた。
饅頭を食べ終えた神様は、満足そうにビニールの包装を折りたたんで小さく結んだ。
この神様のこういうリアルなじじくささ、嫌いじゃない。
「今日も大義であったぞ、少年。して、オメガの体はどうじゃ」
「今のところ発情期来ないし、なんの問題もないよ。あ、そうだ神様。俺今年受験でさ、来年の春まで発情期来ないようにできない?」
神様はむむむと唸って腕を組んだ。
「できなくはないが、自然の摂理に逆らうこと。おまえの体に負担がかかる」
「あーそか。ならいいや」
「良いのか? ずいぶん簡単に諦めるのじゃな」
「まぁね。今の俺の体って俺一人のものじゃないからさ」
「言うのぉ……ちょっと前までアルファだったくせに、もう一丁前のオメガのような物言いをしよる」
「んへへ。いっしょにいる相手が良いからかな」
俺の体を思案げに眺めた神様は、ひとつ頷いて言った。
「ふむ。発情期の訪れを抑制することはせんが、子を孕むことはないようにしてやろう」
「え。それも体に負担ありそうだけど、だいじょぶなん?」
俺が慌てて問いかけると、神様は、とても遠くを見るような目で微かに笑った。
「負担にならんようにしてやる。この術はかつてオメガどもに何度も、何度も何度も求められておったからな……すっかり上手くなってしまった」
神様の神杖がふわ、と柔らかく光って、すぐ消えた。
これで妊娠のおそれがなくなったのだろうか。
オメガの発情期における妊娠率はかなり高く、最初の発情期で妊娠してしまうこともめずらしくないという。
それ以外の期間は、特に男オメガはほとんど孕まないというから、発情期を安心して過ごせるのならこれに勝る祝福はない。
「ありがと、神様。さすがに学生結婚したら子ども幸せにできないと思うからさ、助かるよ」
「なに、饅頭の礼じゃ。それにおまえの体はまだ全然出来あがっとらんから、しばらくは発情期自体も来ないであろうよ」
「え、そうなんだ」
薄い腹に手を当ててみるが、内臓がどうこうなんてわかるわけない。
それにしても、さっきはからかったけど、やっぱり神様なんだなぁ。杖だけじゃなくて、この神様がいてこそなんだと思う。
よく見ればどことなく神々しい……気が、しないでもない、し。
「あ、そうだ。子ども欲しくなったらどうすればいい? またここに来ればいいの?」
「そうじゃな、顔を出せば術を解いてやろう。体の中も見てやる」
「助かる~神様ありがと。俺の主治医みたいなもんだね」
俺としては精一杯持ち上げたつもりだった言葉に、神様は一瞬だけ痛そうに表情を歪めた。
えっ、と思ったときにはいつもの顔で、気のせいかと思うくらいの変化だったけど。
「医者など、つとまらん。神は、与えるだけではないからな」
「え……神様、」
「日が暮れる。疾く帰れ、少年。体に気をつけてな」
瞬きの合間に神様はかき消えて、後には静かな空き地と祠だけがあった。
なんだか様子が違ったけど、神様どうしたんだろう。俺なにか気にさわること言っちゃったかな。
モヤモヤとしたものを抱えつつ俺は帰路についた。
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