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相棒
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時間はいつの間にか深夜の一時過ぎ。
「暗っ!」
「仕方ないわよ。外宮は左側通行よ」
「神社って場所によって違いますよね?」
「手水舎が左にあるから左側になったとも言われてるけど、内宮は右なの。ほら、行くわよ」
「泊まるのは俺たちだけ?」
「私と大宜都さん、闇さんと風太よ。泊まるのは外宮ではなく、あっち!」
外宮から反対方向を見ると、暗くて分からないといいながらついて行くと鳥居。
「外宮の別宮なんです。そんなに有名ではないので。こちらに回ってください」
ここから入ったらダメだろう?と思っていると、「拝殿の横よ」と言われて着いていくと、ヒヤリとした後に、懐かしい感じの家。
「おお、凄い!中は普通の家だ」
「先に丈史君、お風呂に入ってきてください」
「女性からで大丈夫ですけど」
「いいからいいから」
何故かお風呂は檜風呂で、のんびり浸からせてもらうと、ガラッと扉が開いて入ってきたのは腰にタオルを巻いた闇龗さんと風太。
「ちょっと!風太は無理!」
「手にビニール巻いてもらった。広いからいいだろう」
「でも……」
「風太も流されたんだ。体を温めないと」としっかりゴシゴシされた後に、小さな桶に前足を出して使っている風太は満更でもなさそう。
「浸かってろよ」とドボンと入ってきたが、広さ的には大人二人入っても余裕の大きさ。
「神様も風呂に入るんだ……」
「お前は、神様ってなんだと思ってたんだ?」
「えーと、本に書いてあるひとで、いるかどうか分からない存在?」
「もう見ただろ?志那まで来やがって」
「神様……が、居るってのは見たから理解はできたけど……」
「なんだ?」
「背が高くてイケメンばっかなのがムカつく」
「そんなのは知らん!だが、八上は丈史は見ないと信じないだろうし、神だの妖怪だの色んなものに好かれると言っていた。俺もそう思う」
「妖怪って、河童とか?」
「あれらも妖怪と言われもするが、水神とも言われている。我らは全てを悪としないし、あの黄泉津役所があるからみんなが纏まっているとも言える」
まだどんな役割があるのか全部は分からないが、俺は給料貰って案内だけのバイトで十分だ!
「暗っ!」
「仕方ないわよ。外宮は左側通行よ」
「神社って場所によって違いますよね?」
「手水舎が左にあるから左側になったとも言われてるけど、内宮は右なの。ほら、行くわよ」
「泊まるのは俺たちだけ?」
「私と大宜都さん、闇さんと風太よ。泊まるのは外宮ではなく、あっち!」
外宮から反対方向を見ると、暗くて分からないといいながらついて行くと鳥居。
「外宮の別宮なんです。そんなに有名ではないので。こちらに回ってください」
ここから入ったらダメだろう?と思っていると、「拝殿の横よ」と言われて着いていくと、ヒヤリとした後に、懐かしい感じの家。
「おお、凄い!中は普通の家だ」
「先に丈史君、お風呂に入ってきてください」
「女性からで大丈夫ですけど」
「いいからいいから」
何故かお風呂は檜風呂で、のんびり浸からせてもらうと、ガラッと扉が開いて入ってきたのは腰にタオルを巻いた闇龗さんと風太。
「ちょっと!風太は無理!」
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「でも……」
「風太も流されたんだ。体を温めないと」としっかりゴシゴシされた後に、小さな桶に前足を出して使っている風太は満更でもなさそう。
「浸かってろよ」とドボンと入ってきたが、広さ的には大人二人入っても余裕の大きさ。
「神様も風呂に入るんだ……」
「お前は、神様ってなんだと思ってたんだ?」
「えーと、本に書いてあるひとで、いるかどうか分からない存在?」
「もう見ただろ?志那まで来やがって」
「神様……が、居るってのは見たから理解はできたけど……」
「なんだ?」
「背が高くてイケメンばっかなのがムカつく」
「そんなのは知らん!だが、八上は丈史は見ないと信じないだろうし、神だの妖怪だの色んなものに好かれると言っていた。俺もそう思う」
「妖怪って、河童とか?」
「あれらも妖怪と言われもするが、水神とも言われている。我らは全てを悪としないし、あの黄泉津役所があるからみんなが纏まっているとも言える」
まだどんな役割があるのか全部は分からないが、俺は給料貰って案内だけのバイトで十分だ!
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