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新しい生活へ
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扉の先の一歩がものすごく怖くて、八上さんに早くと言われて中に入ると、医務室とはまた違った感じだが病室のようなところ。
しかも体を起こして居る人は、横に座っている闇之助にそっくり。
「ほら、行きなさい。帰りは闇之助が送ってくれるから私は戻るわね」
パタンと扉を閉められ、しばらく何から話せばいいのかと下を向いていると「丈史、連絡もしなくて悪かった」と闇之助。
「あ、あのさ、これ弁当。母さんがみんなで食べなさいって」
「おお!さすがにこいつに合わせた療養飯は飽きてたところなんだ。高、良かったな。こいつの母の飯はとても美味いんだぞ」
「闇之助、本当に高龗神さんなの?」
「ああ。後は神社に帰れる日までここで暇つぶししてるだけだったんだけど……どうした?」
「闇之助……帰っちゃうの?」
なんだこれは?
こんなことを言いに来たんじゃない。
まるで、高龗神が嫉妬してた時みたいじゃあないか!
「丈史?」
そもそも神様なんだから自分の神社に帰るのが普通なのに、なんで当たり前に自分のところに帰ってくると思ってたんだ俺は……
「丈史!」
「ひゃ、ひゃい?」
「大丈夫か?」
「う、うん」
ベッドに目をやるが、チラッと見はするものの、目が合わせられない。
「こっち座れ。カーテンの奥は普通にソファだから。ほら、高も来い」
「俺は……」
「ったくお前ら二人やっぱりそっくりだな!ウジウジしてなくていいから早く座れ!」
そう言われておずおずと座ると、高龗神もおずおずと目の前に。
俺はお見合いの最中か?と言うほど下を向いてしまい、闇之助に思いっきりため息をつかれる。
しかも体を起こして居る人は、横に座っている闇之助にそっくり。
「ほら、行きなさい。帰りは闇之助が送ってくれるから私は戻るわね」
パタンと扉を閉められ、しばらく何から話せばいいのかと下を向いていると「丈史、連絡もしなくて悪かった」と闇之助。
「あ、あのさ、これ弁当。母さんがみんなで食べなさいって」
「おお!さすがにこいつに合わせた療養飯は飽きてたところなんだ。高、良かったな。こいつの母の飯はとても美味いんだぞ」
「闇之助、本当に高龗神さんなの?」
「ああ。後は神社に帰れる日までここで暇つぶししてるだけだったんだけど……どうした?」
「闇之助……帰っちゃうの?」
なんだこれは?
こんなことを言いに来たんじゃない。
まるで、高龗神が嫉妬してた時みたいじゃあないか!
「丈史?」
そもそも神様なんだから自分の神社に帰るのが普通なのに、なんで当たり前に自分のところに帰ってくると思ってたんだ俺は……
「丈史!」
「ひゃ、ひゃい?」
「大丈夫か?」
「う、うん」
ベッドに目をやるが、チラッと見はするものの、目が合わせられない。
「こっち座れ。カーテンの奥は普通にソファだから。ほら、高も来い」
「俺は……」
「ったくお前ら二人やっぱりそっくりだな!ウジウジしてなくていいから早く座れ!」
そう言われておずおずと座ると、高龗神もおずおずと目の前に。
俺はお見合いの最中か?と言うほど下を向いてしまい、闇之助に思いっきりため息をつかれる。
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